2008年05月04日

ランパード 亡き母に捧げる決勝進出

チャンピオンズリーグ決勝トーナメント準決勝2ndレグ。
チェルシー×リバプール、スタンフォード・ブリッジ。

1stレグのアン・フィールドでは1-1のドロー、これによりチェルシーがやや有利な状況。週末の試合では本気度120%でユナイテッドに勝ちきったチェルシー、一方でターンオーバーで主力を休ませきったリバプール。チェルシーはユナイテッド戦を欠場していたランパードが復帰、母親を病気で亡くして初めて臨む試合に、チームメイトは皆喪章をつけての戦い。一方のリバプールは、ベナユン、リーセといったあたりがスタメン。ファビオ・アウレリオが怪我で離脱だそうでリーセにとっては借りを返す絶好の機会。すでにファイナルを決めたファーガソン監督もスタジアムで観戦。

試合は序盤から、プレミアリーグっぽい攻守切り替えが早くスピード感のある試合展開、なかなか面白い試合でした。雨を含んだピッチでフィールドプレイヤーはパスにステップになかなかいつものようにはいかないところがありましたが、さすがにこのクラスなので、それも踏まえたプレーをしています。また、それぞれのGKも調子がよさそうで、ジェラードからのキラーパスにトーレスが抜けた場面はツェフが体でセーブ、ランパードからキラーパスにドログバが抜けた場面はレイナがポジショニングでコースをふさぐなど、そう簡単に得点は入らないけれども白熱した展開。エッシェン、バラックなどの強力なミドルもレイナは落ち着いてセーブ。

試合が動いたのは前半33分、左寄りでカルーがオフサイドぎりぎりで抜けるとシュートを放つもこれはレイナが好セーブ。が、その弾いたボールに対し、レイナは体制を戻しリーセがカバーリングに入っていたので、決して決定的にコースが空いていたわけではない場面でしたが、ドログバが走り込むとそのままニアに強烈なシュート。これにはリーセもレイナも触ることができずネットに。先制したのはホームのチェルシー。

その後チェルシーは42分に惜しいFKの場面。ユナイテッド戦でどっちが蹴るとか真剣にやり合った2人ですが、ドログバがセットしてバラックがキック。前半は結局シュートの少ないリバプール。後半はさらに雨量が増してきて、重く滑りやすく難しい試合に。

リバプールはジェラードがヘッドで折り返してカイトが右足アウトで流すもツェフのツェフに阻まれる場面が惜しかったですが、後半もほとんどシュートシーンはチェルシー、・・がミドルが正面に飛ぶケースが多く追加点は奪えず。後半の得点シーンは64分。ベナユンがドリブルで右から中央に寄ると右アウトでトーレスへ。これを右足でタッチ、シュート。決してディフェンスが遅かったわけでもなく、この一連のモーションのスピードが絶妙。倒れながらゴールを決めて1-1。アグリゲート2-2でまったくのイーブンに。この後、試合はペースダウン。ピッチ状況も相当なので疲れも出たか。そして試合は延長へ・・。

延長に入ると試合は再びヒートアップ。チェルシーが一気に試合を決めに。ドログバとキャラガーとのマッチアップ、ここはドログバを制して防ぐもそのCK。アネルカのシュートの跳ね返りをエッシェンがエリアに入った辺りから叩き込み勝ち越し。・・かと思いきや前線の選手が関与したとしてオフサイドでノーゴール。GKの邪魔はしていないし、ボールに触ろうともしていないし・・。これが勝負に影響あるとちょっと酷だなと思いましたが、そのすぐ後。ヒーピアがバラックを倒してしまいPKに。プレッシャーの強くのしかかる場面にランパードがこれを決めてついに勝ち越し。喪章を手に伏して喜び、そして母のいる天に手をかざすランパード。

その後、リバプールは点を獲らなければいけないわけで、バベルを投入。がしかし、トーレスを下げての交代、これ如何に。アクシデントがあったようでもないし。。そして試合は延長前半終了間際に巧みなパスワークから、最後はアネルカが中央に返して、走り込んだドログバがニアサイドに流し込み追加点をゲット、3-1。延長後半12分にバベルが1点決めるもここまで。3-2、アグリゲート4-3でチェルシーがリバプールとの準決勝対決を3度目にして勝ち抜き。

ランパードが戻ってきたことも大きいですが、エッシェン、バラック、そしてドログバといったあたりの調子がよく、ディフェンスはテリーとカルバーリョという鉄壁の2人が揃っていてとにかく中央の背骨がしっかりしているので、なかなか終盤にかけて手強いチームになってしまったチェルシー。直近のリーグ戦でユナイテッドは負けてますが、そのときとはメンバーもかなり違った面子で臨むことになるでしょうから、まったく違う試合展開になるはず。

ユナイテッド、チェルシー、ともに2冠の可能性のある両チーム。5月21日の決勝ではどちらかのリーグ優勝が決まっていることになるから、逆にリーグ優勝を落としたチームのモチベーション、ビッグイヤーに懸ける想いは高いかもしれませんね。もちろん一方のチームの2冠に対するモチベーションも相当ですけれども。

posted by calcio001 |06:31 | サッカー(CL) | コメント(0) | トラックバック(1)
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