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ファイターズ、10年目の初勝利おめでとう!

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6月9日(札幌ドーム)56/143 ●F1-2G 負:高梨裕稔(2勝5敗) 勝:マイコラス

6月10日 57/143 ○F3-2G 勝:鍵谷陽平(2勝1敗) S:増井浩俊(3勝1敗2H11S) 負:田原 HR:大田泰士7号ソロ

6月11日 58/143 ○F5-1G 勝:村田透(1勝1敗) H:谷元圭介(2敗17H)、鍵谷陽平(2勝1敗5H) S:増井浩俊(3勝1敗2H12S) 負:宮國 HR:大田泰示8号ソロ

 対カープ3タテを受けての対G3連戦は2勝1敗でした。緒戦を落とした後の第2戦、中田翔を4番から外し3番に、大田泰示を1番に据えた打順がはまって大田が先頭打者ホームラン、中田が逆転タイムリー2塁打。栗山監督のこういう思い切った打線の組みかえって、昨季からずい分当たるんだよね。不思議なことに。第3戦は中田は音無しだったけど、大田を1番に入れたために2番に下がった西川遥輝が先制2ラン、大田が2試合連続本塁打。それぞれに意味があるバッティングだった。近藤健介を欠く打線はどうしても厚みがないし、犠打失敗やスクイズ失敗もあって、まだまだゲーム内容としては不満の残る部分もあるんだけど、Gに勝ち越せたことで、今はよしとしよう。



 第2戦、1-2で迎えた8回裏の逆転劇はなかなか興味深い内容だった。まず代打杉谷拳士が四球を選ぶ。ここまで好投してきたG先発田口が100球を超えてさすがに球威も制球も落ちてきていて、ブルペンがしっかりしたチームならこの回のアタマから代えていたかもしれない。田口は四球を出して降板し、田原にスウィッチ。その田原から大田がセンター前ヒットでつなぎ無死1・2塁。西川を迎えて投手が森福に交代。ファイターズベンチは犠打のサインを出すが西川が2度失敗し、結局一ゴロで1死1・3塁で中田翔。投手がマシソンに代わり、その初球に西川が盗塁を決める。この盗塁が中田のタイムリーにつながった。1死2・3塁で二走西川が逆転の走者だから、外野手は前進守備を余儀なくされる。中田の打球は左中間に高~く上がったフライで、フェンスには届いていなかった。走者が1・3塁のままで長打を警戒すべきシチュエーションだったら外野手は深く守っていたはずだから、犠牲フライの1点で終わっていただろう。  この打席での中田のバッティングは前日のマシソンとの対戦が伏線にある。緒戦1-2で迎えた9回裏2死無走者で中田の打席。初球スライダー見逃し、2球目ストレートをファウル、3球目スライダーにタイミングが合わず空振って三振という結果だった。結局最後まで中田の頭にはストレートがあったんだと思う。第2戦8回裏1死1・3塁は初球のスライダーがボール(西川盗塁)、2球目ストレートがボール、3球目スライダーを見逃してストライク、4球目もスライダーを見逃してカウント2-2となった。そして5球目、捕手の要求は高めのつり球だったが、それが外角高めのストレートとなって中田の打てる球になった。結局この打席でも中田は最後までストレートを待っていたんだろう。だから、捕手の要求どおり真ん中高めのつり球だったら、もしかしたら空振っていたかもしれないし、仮に見送ったりファウルだったりしても、その次のスライダーを空振っていた可能性が高い。でも、スラッガーはそういう待ち方でいいんだろうとも思う。  この試合、絶好調だった先発メンドーサを6回80球で無失点のまま降ろし、7回宮西尚生が登板するも先頭の阿部にヒットを打たれて降板。続く谷元も四球を出し、犠打で1死2・3塁とされて遊ゴロ野選で逆転されてしまう。結果的には継投失敗だ。そもそもメンドーサを80球で降板させる理由がよくわからないのだが、多分、勝ち星をつけさせたいということなのだろう、と善意に解釈したい。ところが栗山監督は「野球の神様が代えろというときがある」などというコメントをしていて、なんだかなぁ~と思った。“野球の神様”がホントにいるかどうかは知らないし、監督が本気で(冗談とかではなく)言ったのかどうかも知らないが、この言葉は偶然の差配のような出来事があったときに使うべき言葉だと思う。監督の采配を“野球の神様”のお告げみたいに言うのは、ちょっと違うんじゃないかな、と思った。  第3戦は西川の2ランが興味深かった。2塁打の大田を二塁においてカウント3-1からのスライダーを狙いすまして右中間スタンドに運んだ。西川は「カウントが良かったので強いスイングをしようと思っていた」と振り返っている。西川ってときどきこういうバッティングをするんだよね。去年の日本シリーズのサヨナラ満塁ホームランもそうだし、いつだったか満塁のカウント3-0からホームランを打ったこともある。解説の岩本さんは「ここは一つ待つべきですね」なんて言っていたんだけどね(笑)。こういう思い切りの良さが西川の魅力の一つだよね。  最後になって申し訳ないけど、村田がNPB初勝利、おめでとう。  というわけで、ファイターズは久しぶりにカード勝ち越しを決めたが、今週の○●は、 ●●●●○○ で、交流戦は5勝7敗で2つの負け越し。通算成績は24勝34敗で借金10。交流戦最終週はナゴヤ・神宮でビジター6連戦。「ここから20連勝くらいしてくれないかなぁ」などという無謀な夢を抱きつつ応援することにしよう(笑)。

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ファイターズ
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この記事へのコメントコメント一覧

ファイターズ、10年目の初勝利おめでとう!

gkrsnamaさん、コメントありがとうございます。

あたしゃ、先発も打線も心配で心配で(笑)。大谷だって近藤だっていつ帰ってくるかわからないし、またケガをしないとも限らいないし、心配の種は尽きません。
4番もなぁ、ずっとこのままってことはないとは思いますが、早く調子を取り戻してもらわないと、シーズン終わっちゃいますよ。「5位から4位に上がるのに貢献しました」っていうんじゃ困るわけで(笑)。ゲッツーが少ないのはポップフライばかりだから?

ファイターズ、10年目の初勝利おめでとう!

救援投手はそろってきたし心配していません。打線も心配していません。これからどんどん戻ってくるでしょう。(ど真ん中に自動アウトの投手みたいなのが一人いますけどね、まあパ球団に一つだけセ球団が混ざっているということで。去年みたいにげっつーばかりじゃないってことだけは救いですが。)

一番心配なのが先発で、有原どうしたんだ。

大田西川一人置いて大谷近藤レアードの打順ははまりでしょう。特に西川が生きると思います。西川が出塁すれば、次打者ででゲッツーを食う確率がかなり減るってのもありますよね。

ファイターズ、10年目の初勝利おめでとう!

kazuさん、毎度どうもです。

3連戦を通じて感じたのは、「どっちもどっち」というのが正直なところ。特に両チームの打線は他チーム(例えばイーグルス、カープ、ホークス等々)と比べるとどうにも貧弱で、薄っぺらい印象でした。ウチの中田もそうですが、Gの阿部や村田に往時ほどの怖さがない。沈んでいるチームの負のオーラ(笑)みたいなものをまとっている感じがしました。

その弱いチーム同士の対戦で、曲がりなりにも勝ち越せたのは、もしかしたら、大田泰示や村田透が背負ってきた(もしくは引きずってきた)ドラマみたいなものが、チームや本人を奮い立たせたおかげかな、などと思ったりしています。個人的にはそういうウエットな解釈はあまり好まないのですが(笑)、人間のやることですから感情を抜きにはできないのも確かな話で、お立ち台での村田の涙は「野球ができることの幸せ」みたいな形で選手たちに伝わっていればいいなと思います。

ただ、このカードを勝ち越したのはいいとしても、冷静に考えると、今後、大田を1番に置き続けるのか、第3戦4タコだった中田をいつ4番に戻すのか、当面、ビジター6連戦をどう戦うの? とか、鍵谷使いすぎじゃないか? とか、考えなきゃならないことがたくさんあるし、前途多難な状況は何も改善していないことに気づいてしまう今日此頃ではあります。

ファイターズ、10年目の初勝利おめでとう!

やばかった・・キツい三連戦でした。
初戦の大野と大田でのライナー併殺とスクイズ失敗での敗戦で正直詰んだ状態。
中田の逆転タイムリーというかマシソンの失投に救われました。

あの場面、調子のいい中田なら3球目の甘すぎるスライダーがスタンドに消えて終わりです。
これが振れないのが今の中田の状況。
そしてスライダーにバットが当たらないのも今の中田の状況。
高めストライクゾーンにストレートしか打てない状況でそれを投げてくれた。
これが今の巨人の状況なのかなと・・。

メンドーサを代えたのは突然コントロールが乱れに乱れ、あの回もう正直メチャクチャでした。
突然何があったんだっていうくらいバラッバラ。
「これじゃもう投げさせられない」ともメンディーに面と向かっても言えないし、とりあえず神様のせいにしちゃったんでしょうw

宮西の打たれたヒットもまあはっきり言ってセカンドゴロです。
谷元の四球も3球目完全にストライクです。完璧なコース。
中島のエラーもランナーに当たったものなのでまあちょっと運がなかったかな。タッチが間に合わなくなるベース左側にそらすわけにもいかないので。
これはもう初戦からの流れとしか言いようがない。
普通ならこれで負けで、だからこそ救われました。与えてくれた勝利。

西川の一発は前日中田に打たれていたのとスライダーの投げさせすぎですね。
スライダーがメチャクチャキレていたんですが、配球割合がストレートよりも多かったくらいですから。
2周目にどこかで一発あるかな?(心の声は中田とレアード頑張れ)と思っていたらまさかの西川でした(笑)

村田は勝利投手の権利がかかった5回。顔がノーアウト満塁で登板した投手のように真っ白でしたね。
当たり前です。
3年でクビになり、トライアウトも落ちて、それでも野球にしがみつこうとアメリカに渡って約6年。
約10年かかって辿り着いたところが、まさかの巨人相手でプロ初勝利の権利のかかった回。

緊張どころではない・・・中日大野もこの前ようやく一つ勝って号泣してたんです。
それの何倍、何十倍、何百倍・・・想像もできない10年目の初勝利という・・・そのプレッシャー。
もう想像ができないし、プロ野球では個人的に見たこともないし聞いたこともないです。
戦力外通告された日のこと、トライアウトで連絡がこなかった時のこと、マイナーで14時間バスで移動した日のこと。子供の頃から頑張ってきた耐えてきたその全て。

ようやくその肩の荷が下りました。
次からはもっと長い回も行けるでしょう。駄目な時は監督も気軽に野球の神様出せるでしょう(笑)
あの姿はファイターズの選手全員に何かを伝えたと思います。

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(10月15日現在)

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