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ファイターズ、ひろみの涙。

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7月13日(京セラドーム) ○F3-2B 勝:加藤貴之(2勝1敗) S:マーティン(1勝10S) 負:吉田

 15連勝中に打てなかった4番が、いいところで仕事をしてチームを救ったね。前日のホームランと同じように右中間方向の打球。ホームランが欲しくて左上を向いてスウィングしている間は、とらえたと思ってもこすったり芯を外したりしていたんだけど、引っ張るのを止めるといい打球が飛ぶ。中田翔の場合、左方向にこだわらなくても十分飛距離が出るんだから、無理に引っ張ったりすくい上げたりしなくてもホームランになるし、打率も上がってくるはず。無理に右狙いする必要もないんだけどね。



 先発の斎藤佑樹がスキャンダル報道にもめげず思いのほか(笑)好投して5回無失点。相変わらず四球が多くて2回3回5回と得点圏に走者を置くピッチング。だけどヒットは3本しか打たれていないし、ピンチでも落ち着いて打ち取っていた。さすがに1死満塁で糸井、T-岡田というところはハラハラしたけどね(笑)。四球は多いんだけど、際どいところを狙った結果。ストレートはコース、変化球は低めを丁寧に投げていた。ただ、どうしても球数が嵩んでしまうから、今の状況だと5回、頑張って6回が精一杯だろう。それでも、走者を出しながら点を取られないという斎藤の特徴は十分出せていた(笑)。後半戦に向けて先発が一枚加わるのはチームにとってもプラスになるね。  6回は谷元圭介。先頭にいきなり四球を出し、大城のライトライナーを岡大海が撮り損なって後逸し3塁打、さらに中継の中島卓也が三塁に悪送球して、打者走者まで還してしまった。ホームをカバーしていた谷元が、一走ホームインにガックリして、サードカバーに行かなかったことも含めて、二重三重にミスを重ねての2失点。バファローズ先発の東明の前に6回まで2安打に抑えられていたこともあって、重いミス、重い失点だった。ヒットを連ねられたり、走者を置いて一発ドカンとやられるより、自分たちのミスで与えた点は、打線への影響が大きいもので、チーム全体がしゅんとなってしまうところだ。ゲームの流れも完全に相手に行ってしまうから、これを跳ね返すには、何か特別なイベントが必要だ。  それがこの日は中田翔だった。8回バファローズは前日好投していた吉田一将。市川友也、中島卓也があっさり打ち取られた後、2死から1番西川遥輝が四球を選ぶ。小さな綻びに見えたが、これが突破口となった。続く田中賢介の打席で暴投により二進。賢介がレフト前ヒットでつなぐ。陽岱鋼も四球で満塁とし、中田翔の4打席目。3球目のストレートを右中間に弾き返して走者一掃の逆転2塁打。みんなが打っているときは打てなくても、みんなが打てないときに打つ。それが4番の仕事だね。  ベンチで岡大海が泣いていた。自分のミスが失点につながり、7回のチャンスでは代打を送られ、バットで挽回する機会もない。悔しかったろうし、自分自身が情けなかっただろうし、責任も感じていただろう。“敗戦”の責任を一人背負っていたに違いない。つないだ3人と中田の逆転打がそれを救った。それが“チーム”ってもんだ。後半戦、チームが苦しむ時がきっとある。岡が恩返しをするのはその時だね。ハイタッチのとき、中田が泣き顔の岡の頭を“ポン”と叩いた。今年の春、中田翔が岡につきっきりでバッティングを指導していた。オープン戦でもバックネット越しに岡の打席を見守る中田の姿があった。だから、“頭ポン”はとってもいいシーンだった。  というわけで、ファイターズは連勝ストップ後の試合を取ってこのカード2勝1敗で勝ち越し。通算成績は50勝32敗1分、貯金18でオールスター前の日程を終えた。残り60試合。首位ホークスとのゲーム差は6。ホークスがなかなか負けないから、6ゲーム差を追いつき、追い越すのは容易ではないが、可能性がないわけじゃない。ホークス戦はまだ11試合も残っているし、ホークスだって7割近い勝率をこの先ずっと維持できるとは限らない。後半戦、もう一度大型連勝できると面白くなるね。その態勢は整ってきたと思う。

おまけ  右手中指のマメをつぶした大谷翔平がオールスターは野手として出場することで折り合いがついたらしいね。リーグ戦再開後10試合の出場停止処分は免れたわけで、とりあえずひと安心。あとは指を早く治すことだ。24日の登板に間に合うといいんだけど。あと、オールスターではホームラン競争に両日ともエントリーされているとか。大谷は試合前のバッティング練習でとんでもない飛距離をたたき出すと評判で、一度見てみたいと常々おもっているんだけど、ホームゲームの場合、バッティング練習の時間が入場時間前なので実際に目撃することはできない。練習とは違うけど、ホームラン競争でその一端を見せてくれるかも。楽しみだね。

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記事カテゴリ:
ファイターズ
タグ:
斎藤佑樹
中田翔
岡大海

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ファイターズ、ひろみの涙。

kazuさん、毎度どうもです。

あの2失点はひどい失点の仕方でしたが、さすがにあれで「野球が雑になっている」と気づいたのかもしれませんね。「できることをしっかりやる」ことが勝つために最低限必要なこと。15連勝しているうちに、それを忘れてしまっていたのかも。監督が「連勝なんて関係ない」と再三言っていたのも、要は「浮かれてる場合じゃないぞ」ってことでしょう。

この日の斎藤の四球は、吉川やメンディーと違って、「ストライクが入らない」って感じじゃなく、際どいところを攻めた結果という風に見えました。kazuさんが「安心」できるのはそのせいでしょうか。私はハラハラしてしまいますが(笑)。

ファイターズ、ひろみの涙。

雑な野球を危惧していましたがやはりこの2試合はそれが出てついには連勝ストップ。
そしてこの試合も大ピンチに。

それがあの回から一発でリセットされました。ちょっと驚き。

大振りをやめ四球と単打で繋いで4番が右打ち。
市川が気合のファールフライキャッチすれば、ボール先行気味だった宮西も気合を入れなおし身長かつ大胆な攻め。
マーティン登板時も中島の素早いフィールディングにショートバウンド送球になるも中田が完璧なキャッチング。
逆転してからは完璧な内容でした。

岡は悔しいのと嬉しいのと安堵で感情がグチャグチャになっちゃったんじゃないですかね?
失敗は忘れちゃいけないけど引きずる必要はありません。
それはきっと中田にも言えることだと中田自身も岡を見て気がついたんじゃないでしょうか?

斎藤の投球は個人的には今回は良かったんじゃないかなと思ってます。
低めをなかなか取ってもらえずちょっと苦労しましたがフォークとスライダーと恐らくツーシームですかね??(糸井を一球で打ち取った沈んだ球)
三振も取れていましたし控えめですが抑えて吠えていましたしw
もう少し上手く立ち回ればもう少し長く投げられるでしょう。
同じ四球でも吉川とメンディーよりは正直安心できます(笑)

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