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ファイターズ、捕手・大野奨太の安定感

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6月26日(西武プリンスドーム) ●F4-12L 負:有原航平(3勝3敗) 勝:岸 HR:石川慎吾1号ソロ 6月27日 ●F3-9L 負:吉川光夫(6勝4敗) 勝:十亀 6月28日 ○F2-0L 勝:メンドーサ(4勝4敗) 負:菊池 S:増井浩俊(19S) HR:石川慎吾2号ソロ

 先週末の対ホークス戦3タテに続いて今週末もまたか・・・と半ば覚悟していた。何しろ、緒戦、第2戦と先発投手が早々に失点し、野手エラーがその足を引っ張り、中盤までに大量失点してゲームが決まってしまう、という夢も希望もないゲーム内容だったからね。打線は2ケタ安打を打ってはいるものの、得点差が大きいと得意の小技が使えず、打っていくしかない。頼みの中軸がさっぱり・・・という状況では、なかなか勝機を見出せない。勝てるとしたら先発投手がきっちりとライオンズ打線を抑えて僅差のゲームに持ち込み、終盤、小技をかませてせこく得点していくしかない、と思っていた。第3戦、「先発投手がきっちりとライオンズ打線を抑える」役割をメンドーサが果たしてくれた。ただ、打線が菊池雄星の前に6回まで2安打に抑えられ、なかなか得点機を作れない。ところが、7回2死、前の打席でライトオーバーの2塁打を打っていた石川慎吾が甘く入ったカーブを捕らえて右中間スタンドに運び、これが決勝点となった。小技ではなかったけど、投手が踏ん張って相手打線を抑え、少ない得点で勝つという野球がやっとできたね。



 ファイターズ先発メンドーサは、初回秋山ヒット、4回浅村ヒット、6回炭谷2塁打、7回中村ヒットと4度先頭打者を出しながら、そこから粘り強く投げていた。事前に捕手・大野奨太と綿密にミーティングを行い、対ライオンズ打線の攻め方を組み立てていたという。この日の球審は高めを広く取ってくれたことも幸いした。軸となるツーシームは広い高めに、スライダー、チェンジアップを低めに集め、時折タイミングを外すカーブを挟んだ。特にスライダーがキレていたと思う。この日は野手もしっかり守っていた。4回ヒットで出た浅村の盗塁を大野が刺す。6回1死2塁でのサードライナーをレアードがダイビングキャッチ。7回無死1塁ではメヒアをきっちり併殺。初回のメヒアの三ゴロをレアードがファンブルしたときは、「またかよ!」と心の中で叫んだが(笑)、打者走者がメヒアで助かったね。  慎吾ちゃんは緒戦に今季1号ホームランを打っていて、バッティング好調な様子。5回の2塁打は菊池の150キロのストレートをライトオーバー。7回の打席でもストレートを狙っていたと思うんだけど、打ったのは真ん中やや内角寄りのカーブ。よくボールを見てインサイドアウトのスイングで右におっつけるように打っている。ナイバッチ!  9回の追加点は2死から。菊池のストレートにも、バスケスのストレートにも合っていなかった中田翔が、打てる球と言ったら真ん中付近か高めのスライダーしかないような状態で、旭川で打ったホームランも真ん中やや外角寄りのスライダーだったんだけど、そのスライダーが真ん中に来た。それをレフト線2塁打とし、続く矢野謙次の代打近藤健介が代わった武隈からセンター前にタイムリーヒット。この追加点は相手に与えるダメージが大きな1点だったね。  8回宮西尚生、9回増井浩俊のリリーフはともに三凡。宮西はようやく本来の調子が出てきたかな。メンドーサと合わせて見事な完封リレーだった。  この試合を見ていて再確認したのは、大野奨太の役割だ。打つ方は三振3つとさっぱりだったけど、先発メンドーサとの意思疎通やリード、捕球・送球の安定感など、やはり一日の長があると感じた。内野手のエラーが近藤のせいとは言わないが、大野がマスクを被ることで、野手全体の安定感が増すように思える。単なる印象だけどね。この安定感は経験の浅い若い捕手では醸し出せないと思う。  というわけで、ファイターズはなんとか2週連続の3タテを免れたものの、ライオンズには抜かれるし、ホークスには差を広げられるし、調子はあまり良くない。折り返し点の72試合を消化して40勝31敗1分、貯金9の成績は悪くはないが、交流戦でパ・リーグが大幅に勝ち越しているので、5割+2~3勝がボーダーラインと考えると、実質貯金6くらいと考えなきゃならない。首位ホークスとのゲーム差は4.5で、まだ追い着ける範囲ではあるが、これ以上離されると独走を許してしまいかねない。8月末くらいまで何とか2~3ゲーム差で食らい付いて行けばチャンスはある。  今週は火曜日が函館でのバファローズ戦、1日移動日があって木曜日に札幌でバファローズ戦、金曜日は東京ドーム(ビジター)でイーグルス戦、移動日なしで土曜日曜は仙台でのイーグルス戦。函館-札幌-東京-仙台と移動の激しい日程だね。

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この記事へのコメントコメント一覧

ファイターズ、捕手・大野奨太の安定感

th0114さん、コメントありがとうございます。返信が遅くなり、すみません。

捕手は大事ですよね。バント処理や盗塁阻止の場面で毎度ヒヤヒヤしてしまうのでは、野手だって疲れてしまいます。失敗を繰り返してしまうと近藤本人のダメージも大きいでしょう。
当面、近藤はDHでいいと思います。
サードへのコンバートもあり得るとは思います。ただ、先日のバント処理で一塁に悪送球したときの送球が横手投げになっていたのが気になりました。以前、二塁への送球も横手になっていたことがありました。内野手ならいいんですけど、捕手の横手投げはあまり見たことがありません。昨季、サードを経験したことで、無意識のうちに横手になってしまい、それが悪送球の原因になっているのではないかと懸念しています。

「ファイターズ、捕手・大野奨太の安定感」へのコメント

しばらくはピッチャーに踏ん張ってもらいながら少ない点数で勝っていくしかないですかね
陽岱鋼がいい状態で帰ってきてくれると打線にかなり厚みが出るのですが

近藤は当分キャッチャーとしては使うべきではない(というか、使えない)と思います
ちょっと配球にしても打球の処理にしても弱点が浮き彫りになってると思います
キャッチャーが穴では試合になりませんからね
当分は大野と市川の併用で、近藤を使うならサードかDHで使ってほしいと思います

ここ最近近藤が出た試合では大量失点(全部近藤が悪いと言いたいわけではありませんが)してますし、普通の監督なら大野と市川の併用を決断すると思うのですが、栗山監督は「取り返せ」という意味でまた近藤をキャッチャー起用してきそうで怖いです
ましてやさほどチームに余裕がない時ですから、尚更だと思います

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