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ファイターズ、大谷1人で貯金8つ

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6月24日(旭川スタルヒン球場) ○F7-0M 勝:大谷翔平(9勝1敗) 負:阿部 HR:中田翔21号3ラン、レアード12号2ラン

 「背負っているものを感じた。あの一球がすべてを物語っていた」(厚澤コーチ)。  チームは連敗中。本人は打者として前カードでまったく打てなかった。前回登板は足をひねって途中降板。負ければ3位転落の可能性もある試合。そういういろんなものを背負ってマウンドに上ったはずだ。1番清田への初球、キレイなフォーシームが捕手大野奨太のミットを「パシッ!」と鳴らすと、スタンドから「おおっ!」という声が上がる。球速表示は155キロ。ボールにはなったが、厚澤コーチ同様、この一球に多くの「背負っているものを感じた」人も多かっただろう。



 清田はストレート3球で仕留めたが、この日の大谷はスライダーが素晴らしかった。タテ・ヨコ2種類のスライダーを投げ分け、凡打の山を築いていった。2番岡田には真ん中に入ってしまったスライダーを一二塁間に運ばれたが、被安打3のうちスライダーを打たれたのはこの1本だけ(クルーズには外角ストレート、鈴木には外角フォークをヒットにされた)。三振11個のうち決め球はスライダー5、フォーク4、カーブ1、ストレート1だった。前回登板はスライダーが「全然ダメ」でフォークを決め球に使っていたが、この日のようにスライダーが使えると、投球の幅が一気に広がる。伊東監督が「印象と違う。変化球が多かった」というのもわかるね。150キロ台後半のストレートを持っていることがどれほど大きなアドバンテージになっているか、ってことでもある。

 大谷は9回127球投げて被安打3、奪三振11、与四球2の完封で9勝目。1人で8つの貯金を作ってくれている。チームの勝ち越しが10だから、8割を大谷の投げる試合で稼いでいることになる。次点は吉川光夫の貯金3だから、キャプテン宮西尚生が「大谷と吉川の投げる試合で負けるわけには行かない」というのもうなずけるというものだ。

 打線は3回1死までどうにもチグハグで、これが連敗中のチームのドロ沼感というものか、なんて思った。初回先頭の西川遥輝がヒットで出塁するも盗塁死。直後に2番中島卓也がセーフティで出塁したが3番4番が凡退。2回は1死から岡大海はヒットで出塁し、盗塁で二進したが、次打者杉谷拳士のショートフライに二走岡が飛び出してしまって結果併殺。打球判断悪すぎでしょ(笑)。3回には先頭レアードが珍しく(笑)内野安打で出塁したが、次打者大野奨太の犠打で二塁封殺。大野のバントはそれほど悪いとは思わなかったんだけど、二塁は余裕でアウトだった。レアード、内野安打のときは「ナイスラン!」だったんだけど、それで疲れてしまったのか、大野の犠打が初球だったので息を整えるヒマがなかったのか、捕手が捕球したときには、まだ一二塁間の真ん中くらいを走っていた(笑)。  このどんよりとした空気を吹き払ってくれたのはハルタクの2人。西川は第1打席にヒットを打つと大抵固め打ちしてくれる。その期待に応えてフルカウントからライト前。1・3塁とし、中島のショートゴロがイレギュラーヒットとなって1点先制。3番田中賢介のライトフライで二走西川がタッチアップして1・3塁、中田翔への4球目に一走中島が盗塁を決めて2・3塁とすると、直後の5球目のスライダーがレフトスタンド中断に放り込む21号3ランとなった。中田は前日までまったく打てそうな匂いがしなかった。この日も第1打席は平凡なセンターフライ。相変わらずストレートには差し込まれ、変化球には泳がされ、みたいな感じだった。3回のこの打席でも高めのボールになるストレートを空振ったりしていて、あまり期待はできないかな、と思っていたんだけど、マリーンズバッテリーが何を思ったか、3球目からスライダーを2球続けていずれもボールになり、カウント3-1からさらにスライダーを選択し、それがこの打席で一番甘い球になった。中田のアタマにはストレートがあるだろうというバッテリーの読み、中島の盗塁で一塁が空いているという状況等々を勘案してスライダーをボール気味に、という計算だったのだろうが、マリーンズ阿部がそこに投げきれなかったということだろう。

 中田は7試合ぶりのホームラン。前日までしばらく打点も上げていなかったが、これで吹っ切れてくれるかな。

 4回の2点は杉谷の3塁打から。あれを3塁打と呼んでいいのであれば(笑)。薄暮に消えた打球がライトの後ろに落下。この打席の2球目のスライダーが「右足に当たった」と必死に死球アピールするも球審に認められず。味方ベンチから「長い長い!」と野次られ、栗山監督も抗議に出てくる騒ぎとなったが、判定が覆るはずもない。球審笑ってるし、なんとなく“達川風味”になってしまった(笑)。リプレイで何回か見たが、ワンバウンドの球がスパイクのつま先に当たってコースが変わっているようにも見えるし、バッターボックス内の凹凸のせいにも見える。杉谷が小芝居したとは思えないが。結果的には、死球じゃなくて良かったね。 http://m.g-moment.jp/lrViioNGaKs

 続くレアードが真ん中のスライダーを詰まりながらライトスタンドへ2ラン。札幌ドームなら平凡なライトフライだが。この試合に限って言えば、地方屋外球場で土のグラウンドがファイターズに味方してくれたね。前日はマリーンズの味方だったから、オアイコだけど。

 というわけで、ファイターズはようやく連敗を脱し、2位を確保。通算成績は39勝29敗1分で貯金10。金曜日からは埼玉で眼下の敵ライオンズとの3連戦が待っている。ファイターズ戦終了後、チャンネルを変えてライオンズ対ホークスのゲームを見ていたのだが、3-2と勝ち越された8回裏グランドスラムを含む一挙5点で逆転するところなんか、ライオンズ強いなぁと思わせるに十分な場面だった。心してかからないと、食われてしまいそうだね。先発は有原航平、上沢直之、メンドーサかな。順番はわからないけど。今のライオンズ打線をどこまで抑えられるか。恐ろしくもあり、楽しみでもある。

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