2010年08月21日

「YAWARA!」の総合格闘技ヴァージョンの漫画はあるのか!?

先日は格闘スピンオフとして格闘映画について記載した。
本日もスピンオフ第二弾として格闘漫画について記載したい。

現代格闘技、テレビ放送を前提に作られた格闘技は浮遊層を取り込むため、
甘味な構成にしなくてはならない。
漫画はさらに甘味にしなくてはならない。
漫画はなんでも出来るのだ。空だって飛べるし、光線だって出せる。
現実離れしたことがある種の魅力であるのに、現実のまま進んだら漫画の
役割を持たない。

例えば、一コマ目で互いに向き合い、脚を鳴らして牽制するシーンを載せ、
スイングフックからタックルに行き、テイクダウンして、ポジションをキープし、
サイドを取り……
こんなシーンが延々続いていたら、確かにリアリティはあるだろう。
だが、だったら漫画を観なくてもよい、ということになってしまう。

超人的な必殺技を連発する格闘漫画は多い。
そしてその方が当然ながら人気漫画として君臨する。
だが、格闘技を愛している作者は苦悶する。
なんとか漫画としての魅力と格闘技が持つリアリティを追求出来ないだろうか……

ボクシング漫画はその分かり易さとメジャー感から、最も多くの作品を生み出した
格闘ジャンルだろう。
誰もが知っている題名からひっそりと消えていったものまで、振り幅は大きい。
その中で「満腹ボクサー徳川。」という漫画には注目していたものだ。
ウェルター級の日本人ホープが、増量してヘビー級で世界王者を目指す、という
設定。ホイホイ簡単に天下を取ったりしない。むしろボクシングヘビー級の凄さ、
ボクシングで日本人がヘビー級を取ることの困難さを嫌というほど感じさせてくれる
漫画だった。だがリアリティに傾倒し、「やはり」消えてしまった。

そして「漫画としての魅力」「格闘技が持つリアリティ」を両立させた漫画の
最高峰といえば「YAWARA!」に思う。
言わずと知れた柔道漫画。
豊富なキャラ、巧みな台詞、ポップな絵柄、流れるようなストーリー展開、
超人的にならない試合シーン……
すべてがパーフェクト。

「YAWARA!」の「打撃系格闘イベントヴァージョン」「総合格闘技ヴァージョン」の
漫画が生まれてくれれば……



posted by AlexGirl |06:24 | 格闘持論 | コメント(2) | トラックバック(0)
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通りすがりさん

コメント投稿者ID : NID00000615

通りすがりさん、こんばんは。
オールラウンダー廻、「総合格闘技」ではなく「修斗」を題材にする漫画、実にマニアックで驚きました!
良い情報ありがとうございました!

posted by AlexGirl | 2010-08-24 21:54

「YAWARA!」の総合格闘技ヴァージョンの漫画はあるのか!?

コメント投稿者ID : OOH00016101

今で言えば「オールラウンダー廻」と「鉄風」でしょうか。
どちらもリアリティはありますが、エンターテイメントとしてはちょっと厳しいかもしれませんが、それぞれの掲載誌の中ではいい立ち位置なので、打ち切りのリスクはほぼありません。

よろしければどうぞ。

posted by 通りすがり | 2010-08-22 19:17

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