2009年11月06日
以前にも、このサイトで書いたことがありますが、シドニー~ゴン・ライドという自転車レースは、速さを競う競技ではないユニークな存在の募金調達のための自転車チャリティ・ランです。シドニーから南部ウーロンゴンまでの90キロなら、自転車があり、体力があり、走る意思さえあれば、いつでも誰でも走れます。
まだ会ったことのない患者さんのために走って、友情、親睦、統一、安全性、風景と達成感を経験できるのが、オーストラリアの11月最初の日曜日だけです。
しかし、多発性硬化症(MSという略称で呼ばれている)という難病と闘っている人のために走る人がこれほど多いのかと、改めて人の心の大きな可能性を感じました。
このライドに初参加したシドニー在住の奥井悟さんの話を載せますが、今年のイベントは、あっという間の1万人の参加者で埋まりました。
ところで、多発性硬化症(たはつせいこうかしょうMS)について少々書いておきましょう。
多発性硬化症 とは中枢性脱髄疾患の一つで、脳、脊髄、視神経などに病変が起こり、多彩な神経症状が再発と寛解を繰り返す疾患である。日本では特定疾患に認定されている指定難病です。
私達の神経活動は神経細胞から出る細い電線のような神経の線を伝わる電気活動によってすべて行われています。家庭の電線がショートしないようにビニールのカバーからなる絶縁体によって被われているように、神経の線も髄鞘というもので被われています。この髄鞘が壊れて中の電線がむき出しになる病気が脱髄疾患です。この脱髄が斑状にあちこちにでき(これを脱髄斑といいます)、病気が再発を繰り返すのが多発性硬化症(MS)です。MSというのは英語のmultiple
sclerosisの頭文字をとったものです。
オーストラリア南部では人口10万人当たり30~80人ほど罹患していますが、南欧、オーストラリア北部はそれほどおおくありません。全体としては高緯度の所が罹患率が高く、日本国内でも北海道と九州では北海道のほうが高いのです。日本での有病率は増えてきており、10万人あたり8 - 9人、人口辺り約12,000人程度であることが2006年神経免疫班会議で報告されています。
実は、今年、大親友の方の奥様が、この病で亡くなりました。この機会に、私もささやかなドネーションをさせていただきました。
ゴン・バイク・ライドの参加者には、最低200ドルの募金調達の義務があります。10人の友人から20ドルづつ寄付してもらってください・・という精神です。そうすれば、あなたはMSに耐えているひとのために200ドルにすでに達成できたのです・・・というのりで呼びかけているものです。
写真:シドニーに電車で戻る人たち
去年2008年の募金調達額は210万ドル。約1億7000万円です。
今年は、どのくらい集まったかといいますと、11月5日現在で下記の如くです。
総額は274万ドル、日本円で2億3300万円です。
凄いですね。
個人のトップが4万3600ドル。2位が2万3000ドルです。
また、チームで集めたトップが14万1800ドルで、これは日本円で1200万円に相当します。(つづく)
posted by buruta |10:21 |
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2009年10月07日
オーストラリアでは激突型のスポーツで、毎週何百という脳震盪が診断未確定のままにされたり、処置もされないままの中程度の外傷性脳損傷事故が、健康問題として急浮上してきました。
つまり、頭に強い衝撃が加わると、脳が傷ついたり、出血などを起こします。これを外傷性脳損傷といいます。脳が損傷することによって、脳の働きに障害が出て、感覚障害などの症状のほかに、記憶障害、失語症、半側空間無視などのいわゆる「高次脳機能障害」がでてきます。
フットボール選手のほぼ10パーセントは、おそらくより専門的に分類するならもっと多くの選手が、少なくとも1スーズンに1回は、ノックアウトされたり、ぼうっとしていて混乱したままで、精密検査されていないことが、オーストラリアの調査で明らかになりました。
すでに前のシーズンに脳震盪を起こしたことのある選手は、翌シーズンは、ぶつかり合いで脳震盪を経験するのは、ほぼ2倍になるといいます。調査でヘッドギアをかぶっているフットボール選手がこの怪我が少なくなることが明らかになりました、しかし、研究者はその理由は分かっていません。
世界の研究者は、現在、現役の間のに起きる激突型のスポーツにおける選手がかかる複数の震盪とその後の人生における認知証との関連を見つけようとしています。
ジョージ研究所(シドニー大学に属する)からの研究者は、3年にわたって3207人のアマチュアラグビー協会プレーヤーの後を追った後に、フットボール選手の間で繰り返された震盪の大きな危険性を確認しました。
米国では、ナショナルフットボール連盟に委託された報告書が、つい先日発表されましたが、それによりますと、元フットボール選手が通常の30~49歳の男性がかかる率の19倍もアルツハイマーまたは類似した記憶関連の障害にかかっていることがわかりました。
先々週でしたが、当地オーストラリアのNRL、ナショナルラグビー連盟準決勝で、ウェスタン・ブルドッグスのフルバック、ルーク・パッテン選手は、パラマタ・イールズ戦で、最初のタックルでノックアウトされた後に、その後の前半全部と後半の最初まで出場出来ませんでした。
ジョージ研究所のマーク・スティーヴンソン上級部長は、若い選手を襲う危険性について、もっと研究する必要があると指摘しています。
アメリカ・スポーツ医学ジャーナル誌で研究発表をしたスティーヴンソン教授は、こう話しています。
「我々がこの分野の研究を行うことが不可欠です、そのため、我々は証拠を集め、より効果的にこの問題を理解できるようになると思います。
選手が脳震盪を継続して経験した場合には、特段の注意が必要であると、研究結果から、両親、学校と選手を管理するラグビーチームに話しています」
英国皇太子医学研究所のブロー教授は、外傷性脳損傷とアルツハイマー病の専門家であり、外傷性脳損傷については、25年の研究暦があります。トニー・ブロー教授の主張はこうです。
「頭部への衝撃は、どんなものでも危険です。
どんな脳震盪でも、それは脳の損傷です。そして、脳震盪が累積すると、有害です。
それらは、抑制、行動、思考力、反応に関して言えば、生涯の欠陥になり得ます。そして、もしかすると早期認知症につながるかもしれません」
これまでの研究結果で出ているフットボール選手の問題としては、次の重要な点があります。
1.選手のほぼ10パーセントは、毎シーズン、少なくとも1つ以上の中規模の外傷性脳損傷を受けている。
2.脳損傷は最高30分の間の失神、事故前後の記憶喪失、意識の混濁の間で変動する。
3.シーズン前に一度脳震盪を起こすことは、次の12ヵ月間にさらに2回脳損傷を経験することになる。1人のフットボール選手は、6回脳震盪を生じることになる。
4.ヘッドギア着用のフットボール選手はこの脳損傷の危険が少ないように見せる。しかし、研究者は脳の保護具などの着用が脳への危険を減らしているかどうかの確信はない。
5.3年未満のプレー経験、または8年以上のプレー経験をもつ選手は、脳損傷の発生がより高い。
なお、日本では、通常、言語聴覚士、作業療法士、臨床心理士などが訓練しますが、認知リハビリテーションの歴史は浅く、効果的な治療法の開発はこれからです。
最終的にどの程度まで回復するかは、脳損傷の程度、年齢、意識障害の長さ、記憶障害の長さなどによって変わります。復帰できるまで回復する場合もあります
が、残念ながら重い後遺症が残る場合もあるようです。いずれにしても、管理者にも専門医の判断を仰ぐという意識が必要で、なんともなさそうだからと安易に判断して放っておくことは危険です。
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2009年09月14日
オーストラリアで、競馬会と騎手の対立が深まり、春先のレースの開催が危ぶまれている。
オーストラリア競馬会が8月に導入した新しい鞭規則で大論争が起きているが、競馬会は元に戻すことはないとして、騎手と競馬会は、真っ向から対立している。
騎手はレースの最後の200mで5回以上の鞭を使用してはならないという新ルールに、騎手のみならず、競馬界からも抗議の声があがっている。
この新しいルールは、全く実行不可能であり、再考の余地ありと、私は思う。このルールが機能すると思う人がいれば、これは最大のミステリーだ。
オーストラリアは、賭け事の盛んな国だ。騎手は、チャンスさえあれば、レースの最終200mで5回以上鞭を使う。特に多額のカネを賭ける価値のあるレースなら、一層力が入るのが当然である。
レースに勝利と敗北に差がなければ、ミステリーは存在しない。
シドニーでは、有力騎手であるコーリー・ブラウン騎手が、新しい5回の鞭使用規則違反で13レースの出場停止処分を受けた。
先々週の土曜日には、ダミアン・オリバー騎手が、メルボルンのフレミントンで、40万ドルがかかったレースに勝利したが、このルールを破って、非難を受けた。
片やルールを破っても大金をつかめ、片や13レースの出場停止では、差がありすぎはしまいか。
ダミアン・オリバー騎手は規則を破ってでも勝とうとしたのではないか。それはあまりにも明らかにみえた。
若干のケースだけに、ルール違反が非難だけですまされるのが適切であるとするなら、そのルールが正しく機能していないことを受け入れなくてならない。
ルールを元に戻すことはしないという競馬会の内部の雰囲気は、わずか30日後に朝令暮改するのは管理としてはだらしないと思っている言葉から伝わってくる。
いや、間違った管理は、悪い管理法から生じてくるものではないのか。実行不可能な鞭のルールは、間違った管理法である。
ニュージーランドでは、オーストラリアのレースが世界のトップレベルの経営の産業である思われてきた。現在、彼らはオーストラリアに追いつこうとしている。
ここの多くの人々は、これがオーストラリア人のみの問題であると思うかもしれません。オーストラリアで運動している我々の馬が同じ規則の下で実行していることを忘れないでください。それは、我々の馬または我々のジョッキーにとって必ずしも好都合でないかもしれません。
前出のチャンピオン・ジョッキー、コーリー・ブラウン騎手は、「ローズヒル・ガーデンで100万ドルがかかったゴールデン・ローズ賞で、ゴール前できわどくなれば、どの騎手だって新たな鞭規則を意識するだろうか。競馬会が、シーズン冒頭にこの問題のルールを再改定する方向で考えるべきだ。ゴール直前の最後の50mでは、もっと言えば、最後の100mでさえ、争っているジョッキーは、限度無しに鞭を使えるようにすべきだ」と言う。
シルバー・シャドー・ステークスで、ブラウンの騎乗する馬メリトが、ディア・バリーにわずかの差で破れたこともあって、ブラウン騎手の鞭論議はますます過熱気味になった。ダニエル・ガンダートン騎手はディア・バリーに乗って勝った。しかし、その後、ガンダートン騎手が新しい鞭規則に違反したとして、4000ドル近い罰金を科されて、6レース騎乗停止処分を受けた。しかし、ディア・バリーは、その後も勝ち続けた。
新規則の下では、騎手は、最終の200mで3連続のストライドで鞭を当てることは許されないし、肩の高さより上に鞭を上げることも許されない。新鞭規則は「ばかばかしくて」、「無意味で」「実行不可能である」などとさまざまに言われ、グレッグ・ラドリーがパーソナリティを務めるスカイ・スポーツラジオの競馬番組ではホットな話題になった。
今後とも、ゴールデン・ローズ賞のような主要レースでは危険が一杯で、新規則を忘れたり、無視し、もし騎手が勝つために必要と思うなら、違法に鞭を使う騎手が現れると予想される。
「私は、ゴールデン・ローズ賞で、故意に大胆な行動をとる騎手がいるとは思わない。すべてのジョッキーは規則を遵守しようとしている。しかし、ルールの変更には厳しいものがある。おそらく、まずパッドを入れた新しい鞭だけを採用すべきだった」と、ブラウン騎手は言う。
NSW州競馬会のレイ・マリヒー会長は、規則の範囲内で乗るか、グループ1のステータスと多額の賞金が与えられているゴールデン・ローズで、重い騎乗罰則を伴う結果を承知で受けるかだと指摘した。
もし騎手がゴールデン・ローズ賞に優勝しても、過度に鞭を使用したと競馬会が判定するなら、最高35,000ドルの騎乗料は失うことになり、長期の騎乗停止処分が待っている。
マリヒー会長は、新鞭規則の導入は必要であると主張する。
「競馬会が新規則を導入しなくても、これは必然的にやらざるを得なかったことだ。実際には、騎手がバックハンドで鞭を使う分には、使用回数は無制限だ。そして、直線区間で、騎手は20回叩くことができる。こういった騎乗規則は当り前で、海外のレースでも受け入れられているものだ。オーストラリアの競馬もそれに追いつかなければならないことだった」と、彼が説明する。
オーストラリアの騎手協会は、来月オーストラリアの競馬評議会への出席を前に、新しい鞭規則に対するメンバーの声を集めて調査している。新しい鞭規則に関するオーストラリア競馬評議会の正式な見直し評価は、来年2月予定されているのだが・・・。
レースは当面予定通りに週末に全国で行われる。しかし、騎手組合は論争の的となっている鞭規則をめぐって今後もストを行うことを否定していない。
新規則の遵守に対する聴聞会がオーストラリア競馬会から拒否されたため、騎手組合は、9月10日に、NSW州、ヴィクトリア州、クイーンズランド州とウェスタンオーストラリア州で開催された競馬での騎乗を拒否した。土曜日のローズヒル競馬場とムーニーバリー競馬場でのメインレースが、騎乗拒否になるのではともみられていた。
「オーストラリア競馬会の聴聞会拒否の決定には大きな失望を感じているが、われわれの支持者に対して善意を示すためにも、騎手協会はレースを月曜日まで続けることにした。この問題が月曜日までに解決されない限り、騎手は以後のレースに参加しないという勧告案を各州の協会に持ち帰ることになる」と、オーストラリア騎手協会は表明した。
業界の各部門の代表が、騎手が、レースの最後の100メートルで何回鞭を叩くかを巡っての判断を騎手に一任させる規則改定案を提案した。
8月1日に導入された規則改正では、騎手は最後の200メートル以降では、鞭の使用回数が制限されている。
新規則とともに、オーストラリア競馬会は、馬に対する衝撃を緩和するために、パッド付きの鞭を導入した。
ARBは、当初の予定通り、来年の2月までは規則の見直しはしないと公言している。
ヴィクトリア州のバララット競馬場で、騎手協会に代わって、メルボルン・カップ3回優勝のグレン・ボス騎手が、こう話した。
「騎手側には選択肢はない。馬主協会、調教師協会、厩舎協会と、業界の誰もが騎手を支援している。残念なことに、われわれは窮地に追い込まれた。そして、われわれは窮地に対して反応しなければならない。
われわれは確かにここまでしたくなかった。しかし、騎手協会としての強さを示さなければならない。われわれが最初から拒否した規則が課せられたからだ。
われわれは、ねじれ現象を説明するために競馬会に出向こうとした。われわれは、たくさんのことを求めているわけではない。われわれが最善を尽くす最後の100メートルのためにお願いしているのだ。そして、われわれは競馬業界の全ての人から支持を得ている」
誰もが、騎乗スト決定に賛成しているわけではない。馬主のロイド・ウィリアムズさんは、騎手の主張は支持しているが、ストには批判的だ。
「彼らは民間企業のいる人たちだ。そして、彼らがサービスを提供しないということには同意できない。私は、規則を再改訂するという点では、彼らに賛成だよ。評議会は、2月に再交渉して、見直そうといっている。そうなるに違いない」と、ウィリアムズ氏は言った。
豪競馬会のポール・インネス理事長は、「騎手はレースに勝利するより、むしろ競り合っているゴール付近で馬に鞭を当てる回数にこだわって危険を冒していたのだ。問題を認識することが評議会に義務としてかかってくる。評議会の州支部が、全国各州の騎手協会代表と話し合うことになる。そして、評議会は、月曜日までにARBに対する総合的な反応を探る目的で、調教師協会、馬主協会、畜産協会、馬券業界と話し合いをする。危険な状態が解決できるように、緊急課題として、競馬産業にかかわる全ての関係者から話しを聞くことが、評議会の義務である」と主張している。
シドニーの著名なコーリー・ブラウン騎手は、先週第2節を終えたワイオン競馬場の2レースでの違反で15レースの出場停止処分を受けて、ここまで最大の痛手を被った。ブラウン騎手は、彼の騎乗料と賞金も没収されている。
動物愛護で導入した新鞭規則はどうなるのか?
騎手のストという珍しい行動の行方はどうなるのか?
かつて、エビの躍り食いが禁止になり、エビの刺身を作るとき、何秒以内で殺さなくてはならないというルールを作ったオーストラリア。エビは痛みを感じているという論法と同じなのだろうか?
動物愛護なら、いっそ最後の200メートルの鞭を全面禁止にしたらどうか?最後の一直線の200メートルを、鞭無しで勝負するのである。それが愛護である。いちいち馬上で鞭の回数を数えていられるだろうか? そのうえ、5回が適当かどうかなど、馬に聞かなくてはわからない話しだ。
果たして、11月のメルボルン・カップは開催されるのか?
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2009年09月04日
国際サッカー連盟(FIFA)が9月2日に発表した最新の世界ランキングでは、日本は一つ下げて40位に。アジアのトップはオーストラリア。先月より2位あがって14位。明5日オーストラリアと対戦する韓国は49位。
1位はブラジル、2位はスペインで、3位はオランダで、上位3カ国に変動はなかった。オランダは、明5日に日本と国際親善試合で対戦する。4位はイタリアとドイツが並んだ。
さて、5日の豪韓親善試合は、14位対49位の対戦だが、豪州の楽勝というわけにはいくまい。
オーストラリアは、明5日、韓国と国際親善試合を行う。オーストラリアのフェルベーク監督の作戦はいかに。
オーストラリア代表チームに6つの変化があった。
ハリー・キューウェル、デイビッド・カーニー、ルーク・ウィルクシャーとダニー・インヴィンシビルが、対韓国戦不参加となった。それに加えて、ティム・ケイヒルは足の故障。「ティミーは、足と戦っている。プレミアシップと欧州リーグで多くの試合をしているからだ。それは、彼が今までに持っていたものとは全く異なる障害だ。彼は問題はない。しかし、今は長いシーズンの初めなので、彼をイングランドに残しておいたほうがよい」と、監督は言う。
「私は、トルコでの試合をみていた。ハリーは8月24日、途中出場して、30分プレーして得点した。ハリーは偉大なゴールをあげたが、膝に嫌なキックを受けた。検診に一緒に行った。しかし、彼の足首は100%でない。韓国戦に危険を冒してハリーを連れてくる価値がない。彼が治療に専念することのほうが大事だ。状態はよくなかったが、彼は元に戻ると自信をもっていた」と、フェルベーク監督は言う。
キャプテン・ルーカスニールも不参加となる。
フェルベーク監督は、ニールについて次のように話す。
「『ニールを取り巻く状況』にはあまり心配していない。彼が4月または5月に所属チームが決まらなかったなら、彼がキャプテンについて心配し始めるだけだ。ルーカスの状況は、少し特殊だ。私は他の皆と同じくらいしか心配していないし、彼の決定(彼が行きたい所で)を待っているのだ」と、話した。
「また、彼が現在いるところに留まるならば、それはよりよいこと。私は彼との定期的に連絡をとりあっている、しかし、私ができることは何もない。
それは全く彼次第だ、そして、彼は自分の将来に集中する必要がある。彼は今31で、適切なクラブと契約するために、適切な機会を待っている。その点について、なにも間違った事はないと思う。そういうわけで、彼は今回代表チームに入っていない」
「デイビッド・カーニーはオランダでFCトゥヴェンテと新たに契約したので、拠点となるオランダの新しい環境と出発点に定着することが重要だ。ルーク・ウィルクシャーは、この2ヵ月で出場過多となっている。ダニー・インヴィンシビルは、残念なことに、先週背中の怪我に気付いた。回復の途上で時間の飛行機旅行は望ましくないと判断した」と語った。
フェルべーク監督は、現段階での補充はしないという。
5日のオーストラリア対韓国の一戦は、双方23回目の対戦となる。過去の対戦成績は、オーストラリアの9勝5敗8分けで、オーストラリアがリードしている。
マイケル・ビーチャンプ、ジェイソン・カリーナ、ビンチェント・グレラ、ジョシュ・ケネディ、マーク・ミリガン、マイケル・ペトコビッチとシェーン・ステファヌットは、8月12日リメリックで行われたアイルランド共和国戦(日本キラーのケイヒルの2ゴールの活躍でオーストラリアが2-1で勝利)からははずれたが、韓国戦で代表チームに合流。
ニキータ・ルカヴィツヤは、アイルランド戦で国際試合にデビューを飾り、韓国戦でも再び代表チームに選ばれた。因みに、ニキータ・ルカヴィツヤ(1987年6月22日生まれ)はウクライナ(当時はソビエト連邦)・ムィコラーイウ出身。現在はエールディビジのFCトゥヴェンテでプレーしている。ダニー・インヴィンシビルは前代表チームになを連ねてデビューのチャンスがあったが、背中の軽い故障でアイルランド戦に参加できなかった。
サッカー豪代表チーム:マイケル・ビーチャンプ(オールボー)、マーク・ブレッシアーノ(パレルモ)、ニック・カール(クリスタル・パレス)、アンテ・コヴィッチ(エルフスボリ)、ジェイソン・カリーナ(ゴールドコースト)、ビンセント・グレラ(ブラックバーン)、ブレット・ホールマン(AZアルクマール)、マイル・ジェディナック(アンタルヤスポル)、ジョシュ・ケネディ(名古屋グランパス)、パトリック・キスノルボ(リーズ・ユナイテッド)、スコット・マクドナルド(セルティック)、マーク・ミリガン(上海)、ジェイド・ノース(仁川)、マイケル・ペトコビッチ(シヴァスポル)、ニキータ・ルカヴィウツヤ(FCトゥヴェンテ)、マーク・シュウォーツァー(フラム)、マシュー・スピラノヴィッチ(ニュルンベルク)、シェーン・ステファヌット(ノース・クイーンズランド)、ダリオ・ヴィドシッチ(ニュルンベルク)、ライス・ウィリアムズ(ミドルスブラ)。
大韓民国のホ・ジョンム(許丁茂)監督は、オーストラリアにぶつける韓国代表チームを、海外で活躍する選手を中心に構成した。
ホ監督は、2002のワールドカップ当時のベテラン選手、FW安貞桓(アン・ジュンホアン)、薛琦鉉(ソル・キヒョン)、金南一(キム・ナミル)とDFの車ドゥリを招集した。車は、現在ドイツのフライブルクでプレー。代表チーム入りは2006年以来。一方、フラムのストライカー薛琦鉉(ソル・キヒョン)と中国の大連実徳所属の安貞桓(アン・ジュンホアン)は、2008年以来の代表チーム入りだ。
この他、マンチェスターユナイテッドMF、朴智星(パク・チソン)、ウィガンの趙 源熙(チョ・ウォニ)、ボルトンと契約した李青龍(イ・チョンヨン)も代表入りした。このほか、もちろんKリーグ、Jリーグ所属の選手も入っている。
韓国代表選手:車ドゥリ(フレイブルク)、李栄杓(イ・ヨンピョ=アル・ヒラル、サウジアラビア), 李正秀(イ・ジョンスー京都サンガFC) 金東進(キム・ドンジン=Zenit St Petersburg), 金根煥(キム・クンファン=横浜Fマリノス)朴智星(パク・チソン=マンチェスター・ユナイテッド)、李青龍(イ・チョンヨン=ボルトン), 趙 源熙(チョ・ウォニ=ウィガン),金南一(キム・ナミル=ヴィッセル神戸); 薛琦鉉(ソル・キヒョン=フラム), 朴主永(パク・チュヨン=モナコ)、李根鎬(イ・グノ=ジュビロ磐田)、辛泳録(シン・ヨンロク=ブルサスポル)、曺 宰溱(チョ・ジェジン=ガンバ大阪)、安貞桓(アン・ジュンホアン=大連実徳)
フェルベーク監督は、2001年のコンフェデレーションズ杯で、豪韓2チームが水原(韓国が1-0で勝った)で対戦した時、韓国監督であったフース・ヒディンク監督の補佐だった。今回は、そのフェルベーク監督が、オーストラリアの監督として指揮を執る。
フェルベーク監督は、海外で活躍する選手を主体にした韓国チームは手強いと予想する。マンチェスター・ユナイテッドのMF朴智星(パク・チソン)と2002年のワールドカップの時のストライカーで大連の代表選手になっている安貞桓(アン・ジュンホアン)は要注意とみる。
「我々はゲームに勝つために韓国にきた。しかし、どういうプレーをするかは、結果より重要だ」と、同監督は強調した。
「良きパフォーマンスは人生をより安楽にする。そのうえ、我々がアイルランドでいい結果をのこしたので、プレー次第ではより勝利の可能性がある。
私は全くよく韓国選手の心理を知っている。そして、韓国の名声が危機に瀕しているので、敵は我々を叩こうとしている」
オーストラリアは、アイルランドに対する目覚しい勝利で精神的には楽だ。アイルランド戦には参加しなかったMFのビンス・グレラ(ブラックバーン)は負傷しているが期待出来る。またAリーグの開幕に集中できるように一日休日をもらったジェイソン・カリーナにも期待したい。
2-1でオーストラリアとみるが・・・
日本対オランダ戦も見逃せない・・・
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2009年07月27日
場外の暴力事件を根絶するために、出場する少年選手の親がジュニア・ラグビー・リーグゲームから閉め出される可能性ができた。
発端は、実にくだらないことから起こった。
暴行事件が起きたのは7月18日土曜日。9ヵ月の女の子を抱いていた母親と相手チームの父親との間で起きていた口げんかを収めるために、一人の親が中に割って入った。試合は、グレンウッドのミューランツ・オーヴァルで行われた12歳以下のラグビー・リーグ。セント・パトリック市対ブラックタウン市の対戦を、親たちは観戦していた。
試合後、場外で暴行事件が起きた。最高10人の子どもたちがこの暴行をみて、30人もの親が衝突に加わっていたという。
暴行を一身にうけたのは、ジュニア・ラグビーの選手の父親の一人、ガリー・ハーリングさん(42)。意識を失って地面に横たわる間も、暴行を受け続けた。少なくとも2人の女性がこの肉体的な暴行に関与していたという。
マンディー・ハーリング夫人は、と言った。
「ジェームズが父を叩いている男性の背中に飛び乗った『ぼくのお父さんから離れて!』と、彼は飛び上がって、その男性をつかんだけど、息子は押し戻され、あごにパンチを浴びたそうです。
それから私はその男を蹴って、言ったんです。『私の息子に手を出さないで』と。そして、もう一人の女性が私に向かって来ました。彼女が私を殺すかも知れないと思ったので、私は後ずさりしました」
下の息子のオリバー(12)君も、この暴力を目撃した。上の息子ジェームズ(16)君も、暴行を受けて負傷した。
ジュニア・ラグビーの選手の父親ガリー・ハーリングさんの妻が、夫への襲撃が家族に計り知れない影響を与えていると、明らかにした。
伝えられるところでは、対戦チームの3人の父親が、ガリー・ハーリングさんによってたかってひっぱたいて重症を負わせた。
ハーリングさんは、耳と目から脳髄液が漏れ、手の骨折、頭部が腫れ、眼窩の骨折などの重傷を負っている。
奥さんのマンディー・ハーリングさんは、言った。
「下の息子のオリバー(12)君が、父親を病院に訪ねて行った時に、気絶しそうになった。息子は、まだショックから抜けていません。初めて父親に会って、顔が真っ青になりました。そして、息子がかなり震えていたので、看護婦が彼を座らせて、両足の間に頭を突っ込ませました。夫が病院へ行く途中で3回も発作を起こし、日曜日にまた発作に襲われて、更に検査を受けました」
ハーリングさんは、他チームのジュニアチームの選手の父親3人から暴行を受け、顔面に入ったひびで顔面の整形手術を待っている。
セントラル・コースト・ジュニアラグビー連盟は、彼らが厄介な見物人の問題でうんざりしているというメッセージを送るために、2010年の第1節からすべての父兄を締め出すことを検討している。
ニューサウスウェールズ・ラグビーリーグのジェフ・カー専務理事は、クラブの根本的な対策を検討したいと、次のように話した。
「彼らには両親が観戦させないように来年の最初のゲームから導入しようと、クラブメンバーに話をしようと思っている。
ジュニアフットボールを破壊する手に負えない親を規制するために、各クラブが最大限出来ることをしなくてはならない。メッセージが完全に伝わるように、いかなる対策もとっていきたい。われわれのメッセージは伝わると確信する。それがわれわれの次のステップであるならば、彼らはそれを判断してくれる最高の人々だと思っている。彼らが模範を示さなければならないし、彼らは示せるはずだ」
ハーリングさんの2人の息子は、なぜこんなことになったのか、理解に苦しんだまま苦悶している。
ようやく警察も動き始めた。目撃証言が食い違って苦労しているようだ。携帯電話の写真が事件の解明に役立つかもしれず、事件を携帯電話で写真を撮っている人がいたら協力するよう呼び掛けている。また、警察は、ハーリングさんが病院から退院するのを待って正式に事情を聞きたいとしている。
暴行を許してはならないから、厳しい捜査と法の厳格な執行が必要だ。そもそもこれは民事事件ではない。刑事事件だ。
それにしても、たかが子どもの試合ではないか。仮に大人の試合であっても、喧嘩は禁物だ。この国がフェア精神を自慢するなら、親や指導者がGo-Fareを教えなくてはならない。場外乱闘などもってのほかである。選手と同じように、観客にも整然としたマナーが求められる。
ケースは違うが、今年の1月に、新潟県の中学生のフットサル大会で、コーチを務める教頭が、苦手チームとの対戦を避けるために、選手にわざと負けるように指示し、実際に大敗していた事件があった。教育の現場で、どうやって「子どもたちを触発し、挫けない挑戦の心をうえつけるのか」を苦労しているのに、敵前逃亡を教える教職員がいたのだ。
大人は、子どもに模範を示せない時代になってしまったのか?
ギャラクシー所属ベッカムが、イタリア1部リーグのACミランとの親善試合で観客を挑発したとかで、アメリカ・プロリーグMLSから罰金千ドルが科せられたが、観戦の親も、教職員も、プロ選手もっとしっかりしろよ・・といいたい。
フランス憲法2条で国歌として定められている「ラ・マルセイエーズ」。この革命歌は「敵軍からわずか二歩」の場所で作られたと言う。せめて、あの7月18日に、現場で「ウォルシングマチルダ」でも歌う者はいなかったのか? 緊張を中和するに、歌は最高だ。観戦のルールの中に、歌唱力というのを入れてもらいたい。大人が、もっとしっかりしてもらいたいよ。
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2009年07月21日
メリッサ・イェーツとダニエルベリーは、ナショナル・ラグビー・リーグで新しい歴史を作りつつある女性レフリーだ。
メリッサ・イェーツさん
イェーツはプレミアリーグレベルですでに審判員をしており、早く1線級になれるようにとの目標を持っている。一方線審のベリーは、リーグ審判員の6つのポジションのうちの1つを得て、同様に上を狙っている。
ナショナル・ラグビー・リーグ(NRKL)の99年の歴史で、一流のラグビーリーグ試合の審判をした女性はいない。しかし、NRLのロバート・フィンチ審判部長は、この流れはまもなく変わるだろうとみている。
「彼女らが十分にこなせれば、変わらないわけがないだろう」と、フィンチ部長は、主張する。
一流の試合の審判をする最初の女性レフリーを目指しているベリーにとって、この一言は吉報だ。
「そうなれば、それは大変なことだ。『あなたは、最初の女性主審になれる』と、協会の多くの人が言ってくれた。私はできるだけ早く実現させてみたい。そのためにできるだけ厳しい訓練を受るつもり」と、ベリーは話す。
イェーツもNRLに照準を当てている。が、一級の審判になる最大のチャンスは、線審として働けるようになることだとみている。
疑問の目で見られている27才の彼女らは、最高の試合に女性が主審を務める心構えは出来ている。
「私には、なんとしても主審を務めてみたい。しかし、現実的には、女性にそういう場面がえ与えられそうにはない。今年は、プレミアリーグで審判をすることに集中しており、2、3のゲームで主審をしたが、うまくいけば、NRLの線審ができるかどうかだ」、と、イェーツが言った。
「プレミアリーグでは、明らかに、私たちに言い返してくるNRLの選手もいる、でも、概して彼らは線審である私には全く満足しているようだ。それは;私が女性なので、劇的なドラマもないし。メディアに問題があるとも思わない。彼らは多分われわれの味方でしょう。しかし、われわれには常に批判者がいるようだ」
時折「とんま」がいてベリーに難癖をつけたりするが、ベリーは、「選手達は、男性の線審によりも、女性の線審に対して一般的に当たりが柔らかい」と、言う。
「私の地元では、『今日は女性の審判がいる。言葉には気を付けろ。口答えはするな』と、キャプテンがゲームの前に言い渡していると、耳にしたことがある。
明らかに、男性であることを武器として使って、私たちをこてんぱんにやっつけにくるとんまもいないわけではありません。でもそんなのかまわないです」と、彼女が言った。
ベリーとイェーツの登用はNRLにとって時宜を得た勢いだ。そして、それは新人を審判に惹きつける大いなる要素になっている。
著名レフリーはフルタイムで雇用され、年間収入100,000ドル以上を稼ぐ。彼女らもその後に続く時代が来るのか。
日本では、『源氏物語』が最近、読み直されている。千年の時を経て、なぜまた広く読まれているのか。『源氏物語』を読むことによって、表舞台での女性の活躍をたくしているのではないか。
母親が家族の長であり、社会の指導者であった時代が再び訪れる、一つの大きな兆候ではないか(作家・丸谷才一氏さん。「文学界」1月号)。
「国文学者を除けば源氏は昭和に至るまで蔑視され無視されてきた。皇子(みこ)が天子の后と恋仲になって子をなし、その子が帝(みかど)になる筋がけしからん、という非文学的な理由によって。明治最高の目利きである鴎外と漱石も源氏に冷淡だった」と、丸谷さんは痛烈だ。
力があっても主審を任せられないのは、彼女らの問題ではなく、男性社会の問題だろう。
posted by buruta |09:51 |
gensan |
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