2009年05月31日
オーストラリアは、6月7日のドーハでのカタール(96位)戦に最低ドローで、2大会連続で出場権を得る。FIFAの世界ランキングは6月3日に発表になるので、5月発表のランクで表示した。
ここで、負ければ、次のチャンスは、6月10日の対バーレーン(71位)戦(シドニー)と17日対日本(35位)戦(メルボルン)に持ち越される。
この3戦に、30名の選手が発表された。
書いておこう。
マーク・ブレッシアーノ(パレルモ)、ジェイコブ・バーンズ(ウニレア=ルーマニア)、ティム・ケイヒル(エヴァートン)、ニック・カール(クリスタル・パレス)、デイヴィッド・カーニー(シェフィールド・ユナイテッド)、スコット・チッパーフィールド(バーゼル)、クリス・コイン(コルチェスター)、ジェイソン・カリーナ(ゴールド・コースト・ユナイテッド)、ブルース・ジテ(ゲンチレルビリィ=トルコ)、リチャード・ガルシア(ハル)、ヴィンス・グレラ(ブラックバーン)、ブレット・ホルマン(AZアルクマール=オランダ)、マイル・ジェディナック(ゲンチレルビリィ=トルコ)、ブラッド・ジョーンズ(ミドゥルスブラ)、ジョシュ・ケネディ(カールスルーエ)、ハリー・キューウェル(ガラタサライ=トルコ)、エイドリアン・マダスチ(ポルトグルアロ=イタリア)、スコット・マクドナルド(セルティック)、マーク・、ミリガン(上海申花)、ルーカス・ニール(ウェスト・ハム)、ジェード・ノース(仁川=韓国)、マイケル・ペトコヴィッチ(シバスポル=トルコ)、マーク・シュウォルツァー(フラム)、マシュー・スピラノヴィッチ(ニュルンベルク)、シェーン・ステファヌット(リン・オスロ)、マイル・ステリョフスキ(ダービー)、カール・ヴァレリ(グロセト=イタリア)、ダリオ・ヴィドシッチ(ニュルンベルク)、ルーク・ウィルクシャー(ダイナモ・モスコー)、リース・ウィリアムズ(ミドゥルスブラ)
世界で活躍するオーストラリアの有名選手がほとんどすべて入った選手団だ。
「今回は、いつもより大人数の選手を選んだが、自分にとっても、(試合前に)選手の選択が容易になり、選手にイエス・ノーをはっきり言えるようになった」と、フェルベーク監督は言う。
ティム・ケーヒルは、FAカップ出場(5月30日)のため、カタール戦は出場しないだろう。エヴァートンは、フース・ヒディンク監督率いるチェルシーに1-2と逆転負けを喫している。
第128回FAカップ決勝は5月30日、ウェンブリー競技場で行われた。良い試合だった。
試合開始早々に先制されたチェルシーだが、前半21分で同点に追いつき、後半27分だった。ランパードの度肝を抜く左足の蹴りで逆転。チェルシーがエバートンに2-1で逆転勝ち。2季ぶり5度目の優勝を飾った。ヒディンク監督が、葉巻をくわえながら選手とダンスをする姿にひかれた。
ま、これは余談で、次へ進もう。
初のサッカールーズ入りは、リーズ・ウィリアムズとダリオ・ヴィドシッチの2人だ。それぞれの所属クラブでのめざましい活躍が選抜の決め手になった。
ウェールズ・ユース・ナショナル・チームに10回選抜されて自信を深めたか、サッカールーズへの選抜に手を挙げた手、その希望が叶えられたのだ。
ウィリアムズは、昨シーズンは、ミドゥルスブラからバーンリーにローン移籍し、バーンリーがプレーオフまで持ち込める一助となり、結果としてプレミアー・リーグ昇格を果たした。
クインズランド・ロアから2007年にFCニュルンベルクに移籍したMFダリオ・ヴィドシッチは、今シーズンの始めてレギュラーメンバーになった。
サブスティチュートとして活躍していたが、攻撃力を発揮して、11回出場で、3ゴールをあげ、ブンデスリーガ昇格をかけてエネルギー・コットブス戦にも出場した。
ニック・カール、ブラッド・ジョーンズ、エイドリアン・マダシッチ、マーク・ミリガン、マシュー・スピラノヴィッチ、シェーン・ステファヌットは、久し
ぶりの返り咲きだ。
ニック・カール(元ニューカッスル・ジェッツ所属)が入った。このところ、彼は選手団から外されていて、サッカーファンや評論家の間で、なぜだ、どうしたんだ、何かあったのか、と話題になっていたが、今回は、しっかりと選手団の一角に入った。
クリスタル・パレスと契約も終わり、現在までシドニーFCの中に入ってトレーニングを積んできた。
「ニック・カールは大人数の中にいれた。最後の18人の中に入れるかどうか、見てみたい。これだという物を見せて貰いたい。彼はその中に入れる力は持っている。最初にあった時から、サッカールーズ入りを希望していた。選にもれても決して不満をいわなかった。“いつか自分の時がくる”と言っていた」とは、フェルベーク監督の言だ。
サプライズは、マダシッチだった。マダシッチは、2004年の対ニュージーランド戦以来の国際試合のデビューとなる。一番最近のサッカールーズ入りは、やはり2004年の対フィジー戦であった。パース生まれだ。
現在、マダシッチは、イタリアのレガ・プロ・プリマ・ディヴィジオーネ(イタリア・サッカーリーグでは3部リーグ)のポルトグルアロに所属している。2005年にスコットランドのクラブ、パーティック・シスル&ダンディ・ユナイテッドからグロセトに移籍したが、移籍先のポルトグルアロでは、カール・ヴァレリーとチームメートだった。2004年のアテネ五輪のオーストアリア代表チームオリルーにも選抜されている。
「彼の左足には良い印象をもっているよ。長身だし、タフだし・・」とフェルベーク監督は期待を寄せる。
ジェイソン・カリーナは、ただ一人Aリーグ加盟選手だ。ごく最近ゴールド・コーストに入団したばかりだ。
GKのアダム・フェデリッチがはずれた。所属のレディングで1ヶ月出場していないからだ。マイケル・ビーチャンプも外れた。所属はオールボー(デンマーク)だが、故障者になっている。DFのクレイグ・ムーアも故障で欠場だ。
さて、かつてのサッカールーズ・キャプテンを務めたニューカッスル・ユナイテッドのストライカーのマーク・ヴィドゥカは、ワールドカップ出場目前の残り3試合にも出場しないことになった。
彼のサッカールーズ選手としての最後の出場は、2007年7月のアジア・カップ準々決勝、日本戦(ハノイ)であった。
ニューカッスル・ユナイテッドは、降格が決まった。ヴィドゥカのワールドカップ戦からの引退説も出ている。しかし、何と言っても、フェルベーク監督は、以前から、彼のプレーの質と経験を買っていて、機会あるたびにサッカールーズ入りを勧めてきた、いやむしろ、お願いしてきた感じもする。
寂しいのは、この欠場で、ヴィドゥカのサッカールーズ入りは、永久になくなりそうだ。
「自分としては、もう一つ彼のためにスペースを残してある。それは、彼の決断次第だ。ボールは完全に彼のコートに投げてある。ニューカッスルにおける彼の苦悩を皆分かっている。厳しい年であったことは間違いない。長い負傷。多くの試合に出場できなかった。戻ってから連続5~6試合の出場。降格。契約切れ。そして年齢だ。もう若くない。色々なことが心の中に去来していると思う。だから彼に時間をあげたい。彼がサッカールーズに参加してくれれば、われわれにとっては歓迎以上の思いだ。しかし、もうこれ以上プレーしないと言うなら、その決断を尊重したい。
彼が43回の国際試合出場を塗り替える希望はもっている。彼がイエスと言えば、いつでも選択する」と、監督は言う。
だが、結局今回の彼の出場はなくなった。寂しい。ニューカッスルのごたごたをこのワールドカップアジア最終予選で吹き飛ばして欲しかった。
選手は、ドバイに集合しており、ドーハ戦は6日に行われる(オーストラリアでは、日が変わって7日になる)が、試合前日まで訓練を続ける。
6日に決めよう、6日に出場権を取ろう。
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2009年05月25日
ラグビー選手と酒、ラグビー選手と酒と女性・・という問題に揺れているオーストラリアだが、このことは5月19日のコラムで書いた通りである。
ここにきて、少し動きが出てきた。シドニーの行政地区としては初めてのことだが、サザーランドという地区が、スポーツチームが飲酒に関して責任ある行動をとるよう、全国規模で展開中の指導プログラムを導入することになった。
サザーランドは、飲酒のうえでの7年前の集団性行為が明らかになったNRL(ナショナル・ラグビー・リーグ)のクロヌラ・シャークスの地元だが、ケリー・サザーランド市長は、今回の指導プログラム導入と事件との直接の関係はないと言うのだが。次のように話している。
「このプログラム導入と、シャークスとは関係ない。全てのスポーツチームがプログラムの対象だ。オーストラリアに優れたスポーツ選手がたくさんいる。だから、アルコール摂取のマナーと責任アルコールの摂取量を勧めるプログラムは、間違いなく役立つと思う。誰もがみな、スポーツと飲酒、飲酒によってひきおこされる事件に、うんざりしている。地域全体がなんとかしなければならない、と悲鳴をあげている」
しかし同市長は、シャークスは飲酒に関する取り組みには常に参加しており、このプログラム導入発表にも同チームの代表が参加したことを明らかにし、チームの姿勢を評価した。
このプログラムは“Good Sports”と呼ばれ、オーストラリアン・ドラッグ・ファウンデーションにより昨年始められたものだ。スポーツチームの飲酒への依存度を減らし、健康で、明るく、家族連れが楽しめる、地域に根ざしたスポーツチームの育成を目的としている。
女性市長さんは、またこう言った。
「地元警察は、若いスポーツ愛好家と、そして、アルコールを勧めたり、広告収益にさほど依存しないようにとクラブに目を光らせる。
スポーツと飲酒を切り離すことができるかどうかは分からないが、酒は責任をもって売られなければならないし、飲酒量も適量でなければならない。また、チームを運営する人の責任監督の下で行われなければならない」
このプログラムをすでに導入しているヴィクトリア州 では、多くの家族連れが、以前のようにスポーツ観戦をするようになった、とケリー市長は言うが、それはまさにそうならなくてはいけないのだ。
豪州全体では、2,300以上のチームがこのプログラムに参加している。
海に面するシドニーの6行政区の市長は、近く反社会的行動を抑制する計画書を、州政府に提出することにしている。
行政がここまでタッチしないと、飲酒に絡む問題はおさまらないのか。
もう少しスポーツチームに自浄作用があっても良いのではないかと思うのだが。がっかりした。
posted by buruta |23:28 |
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2009年05月22日
勝負は36分、元ローマ、ラツィオのMFファビオ・ビニャローリが、物の見事なクロスをゴール前に。ゴール前で待っていたジェイソン・ホフマンがヘディングして鋭角的にボールをネットに。ビニャローリは、クロスする前に、1度、味方選手の位置を再確認する余裕をみせ、正確無比なクロスを送った。
なかなかこういうクロスは出来るものではないし、見られるものではない。
エグモント監督は、「ベストの試合ではなかった」と語ったようだが、戦術的にも引き締まったゲームだったように思う。
ビニャローリは1976年7月6日生まれ。まもなく33歳だ。セリエAのデビューが、2003年の1月。ラツィオでのデビューは、2年前の10月だ。
彼は175センチ、68キロだから、大型の選手ではない。しかし、非常に我慢強く、又きちんとした仕事をし、利発な選手でもある。そして、正確無視のパスは、チームメートをもり立てる。
ジェッツはドローでも16強入りが確定だったが、この1-0で、ニューカッスル・ジェッツは堂々と決勝トーナメントに駒を進めた。オーストラリアではその前日、セントラルコースト・マリナーズが天津泰達に0-1で敗北を喫していたので、この決勝トーナメント進出は、オーストラリアにとって明るい話題となった。
見事な見せ場を作った2人に拍手を贈りたい。
進行中の世界不況を抱えて、地元ニューカッスルやワインの有名な生産地ハンターバリーも相当の影響を受けている。そういう時での1勝なので、6月24日は、結構盛り上がりそうだ。
2008年のAリーグ・ファイナルで、ジェッツはマーク・ブリッジのゴールでセントラルコースト・マリナーズを1-0で破った。この1勝は、それ以来の感動をチームに与えたかもしれない。全ては、起死回生のための1勝であってほしい。
H組からは、名古屋グランパスとジェッツが、決勝トーナメントに進出だ。
ここから、ノックアウト・ステージに入るので、ビニャローリは、ニューカッスル・ジェッツ再生のキー・マンの一人になろう。特に6月24日の対浦項スティーラーズ戦での勝敗は、ジェッツがビニャローリにうまくボールを回せるかにかかってくる。そして、浦項スティーラーズのブラジル人のセルジオ・ファリアス監督の采配も見物だ。
決勝トーナメント1回戦は各組1位チームのホームで一発勝負を行い、勝者が準々決勝へ進む。
東アジア・グループの決勝トーナメント1回戦の組み合わせは、以下の通りだ。
いずれも6月24日に行われる。
- 名古屋グランパス 対 水原三星
- ガンバ大阪 対 川崎フロンターレ
- 鹿島アントラーズ 対 FCソウル
- 浦項スティーラーズ 対 ニューカッスル・ジェッツ
因みに西アジアグループが27日に行われるが、これも書いておこう。
- アル・ヒラル(サウジアラビア) 対 ウム・サラル(カタール)
- ビルーズィ・アスレチック(イラン) 対 ブニョドコル(ウズベキスタン)
- アル・イテハド(サウジアラビア) 対 アル・シャバブ(サウジアラビア)
- アル・イテファク(サウジアラビア) 対 バフタコール(ウズベキスタン)
まずは、6月17日のワールドカップ最終予選の豪日戦を見てから、ACLを楽しもう。
その先の話しになるが、準々決勝、準決勝はホーム&アウエー方式をとって2試合ずつおこない、東京での決勝戦(1試合)になる。
posted by buruta |07:20 |
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2009年05月21日
H組のセントラル・コースト・マリナーズの負け癖はついになおらず、19日、ホームのゴスフォード(シドニーの北)で、低気圧通過中の大雨の中を中国、天津泰達を迎えた最終戦をおこなったが、0-1で負けて、アジア・チャンピオンズ・リーグで1勝もできないままふがいないシリーズを終えた。マリナーズは6試合のうち、2分4敗で、わずかに2ポイントをとっただけだった。
中国は65分に、ストライカー、マオ・ビアオが左からゴールに蹴りこんで先制のゴール。これが、決勝点となった。
試合終了時点のデータは次の通りだ。
ボール占有率 マリナーズ69% 31%天津
ゴールショット 18 4
コーナーキック 14 2
イエローカード 1 4
如何に、天津が一発で勝ったかがわかるが、逆をいうと、ここまで攻めても点に結びつかないのは、やはり欠場選手の影響がでていたということなのか。
セントラル・コーストは、マット・サイモン、ディラン・マカリスター、ニック・ムルジャを負傷で欠いていたが、それでも65分に、ビアオが先制ゴールを上げるまでは結構な優勢だった。
中国は、前半10分でマオ・ビアオに最初のチャンスがきたが、マリナーズ・キャプテン、アレックス・ウィルキンソンがうまくブロックした。
ストライカー、マオ・ビアオは、マ・ライライのボールを受けて、マリナーズのナイジェル・ボーガードをうまくかわしながらドリブルで左コーナーに進み、左足で蹴ったボールは、ボックス前に進み出たGKダニー・ヴコヴィッチも防ぐことができず、勢いよくネットに。
大雨の中をブルータング・スタジアムに詰めかけた5800人の観衆の前で、気を吐くマリナーズだったが、ジョン・ハッチンソン、ディーン・ヘファーナン、アダム・クワスニクのヘディングはいずれも失敗に帰し、フラストレーションを溜めたゲームだった。
天津泰達は、中国スーパーリーグでは、現在3位。5月15日の土曜日に上海申花と1-1の引き分けをして、豪州へ。その土曜日に出場した選手は、3人しか来ていない。主力を落としたゲームで勝ったのだから、儲けものだった。アジア・チャンピオンズ・リーグの最終戦に勧めない天津は、中国スーパーリーグのために主力を温存したのか。
クワスニクとフロントを組んでいたエイドリアン・カセレスにはツキが足りなかった。前半2回、彼にチャンスがあった。27分のヘディング、37分のフリーキック。ヘディングはちょっと外れた。フリー・キックは、天津GKにセーブされた。
33分、マリナーズはクワスニクが、ハッチンソンからのヘディングを受けてボールをネットに蹴ったが、その前にオフサイドを取られてしまった。
それらが決まっていれば、試合の流れは大いに変わっていただろうが、「・・・れば」「・・・たら」は、やはり負けた時に出てくるものだ。
天津唯一の外国人は、シドニーFCのストライカー、マーク・ブリッジ。64分に交替したが、腰を痛めたか、腰に怪我をしたか。
終了前7分は、両チーム感情がむきだしになり、フィジカル・コンタクトで倒れる者が続出。いきなり天津のトレーナーがピッチに治療を理由に侵入してきて、バスマ主審がピッチ外へ出ろと押し戻す場面もみられた。
中には、コンタクトもないのに倒れる天津選手もいて、「お前、何で倒れてるんや」と、マリナーズ選手から笑われており、実にへたな京劇をみているようで、後味の悪い試合だった。ピッチの上で、お粗末な芝居をみせないでほしい。
中国には、太古の時代から、現在の中華人民共和国までを舞台にした芝居に加えて、時代背景が明確でないものまで、700本近い演目の粗筋が記されている本があるというが、このへたな演目には、なんというタイトルをつけるか。
マリナーズにとって光明は、元サッカールーズのウイング、アーマド・エルリッチが、膝の故障が癒えて9ヶ月ぶりに先発したが、なかなかシャープだった。
マリナーズは、昨年の大晦日から11試合連続の負け戦さが続いている。“勝ち知らず”は、チームに与える厳しいものがある。相撲なら、平幕から、十両落ちだ。Aリーグが1リーグ制だからいいが、A2があれば、そういうゲーム運びだと格下げになりそうな気もする。やはり、負傷選手を欠いているとはいえ、マリナーズのレベルは高くないと思った。この日も、結構な数のフロッピーなプレーが見られた。
H組の最終成績は下記の通り。
浦項と川崎が決勝トーナメント出場となっている。
1位 浦項スティーラース(KOR) 3勝3分 12ポイント
2位 川崎フロンターレ(JPN) 3勝1分2敗 10ポイント
3位 天津泰達(CHN) 2勝2分2敗 8ポイント
4位 セントラルコースト・マリナーズ(AUS)0勝2分2 2ポイント
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2009年05月19日
オーストラリアのラグビー界が揺れている。 大揺れである。
サッカーAリーグの19歳の若手が13歳の少女に性的関係を持った。すぐさま、オーストラリア・フットボール協会は、その選手を電光石火に出場停止処分にした最中、笑顔が素敵で、才能にあふれ、また清潔なイメージのあったラグビーリーグの花形スター、ブレット・スチュアートとマシュー・ジョンズという、ファンを数多く獲得してきた2大スターが、酒と女性絡みの不祥事により、その名声を地に落とした。
2人は、ポスター・ボーイといわれて、ラグビー・リーグを代表する現・元の選手だった。
この事件は、シーズン開幕の数日前に発覚した。
スチュアートは前シーズンのチャンピオン、マンリー・シー・イーグルズのフルバックを務め、才能豊かで、ファンを魅了してきたが、2009年シーズン開幕直前のパーティーで酩酊したとして、クラブではなくて、NRLが一ヶ月間の出場停止を言い渡した。この辺にも、クラブの危機管理の鈍感さ伺える。
また、スチュアートは、開幕直前パーティーと同じ日に17歳の少女に性的暴行を加えたとして、告訴されている。彼は否定しているのだが、どうも分がなさそうだ。
一方、かつてのNRL選手で、テレビのコメンテーターとして人気絶大のジョンは、ABCテレビが7年前ニュージーランドで起きた、クロナラ・シャークスの選手とのグループ・セックス事件について報道した後に、チャンネル・ナインのコメンテーターを降ろされ、所属するメルボルン・ストームズの助監督の座も失った。
ジョンズは、19歳女性がグループ・セックス事件に加わっていたことは認めたものの、すべて合意の上だと主張している。が、そんな理由が通じると思っていること自体が、人間としての感覚が狂っている証拠である。
NZ警察は当時、綿密に事件を捜査し、違法行為はなかったとして、全選手を放免した。今後も再捜査の意志はないようだ。
ラグビーリーグが狭い市場で、しかも競争の激しいスポーツ業界で生き残りを賭け争っている時期に、2大スターが何ヶ月もみっともない不祥事でごたごたすることは、ラグビー運営当局にとって最大の痛手である。
AFL(オーストラリアン・フットボール・リーグ)のある選手が、スチュアート事件の後に言ったことだが、「選手は、先ず自身の行いを正し始めていることは間違いないことだ」と。そうでなければならない。
サウス・シドニーのマイケル・クロッカー選手は、今年イングランドでのプレーを諦めた。それは、2006年の乱闘で有罪を言い渡されたために、イングランドのビザが拒否されたことによる。イギリス側の審査は厳しかったのだ。
しかし、ラグビーリーグにとって、もっと大きい心配がある。プレーでもきちんとした礼儀を求められ、一方で、ビジネスでも清潔にしなくてはならないからだ。
ラグビーリーグは西シドニー地区でAFLを相手に市場獲得をめぐり、正面切って大激戦を繰り広げている。
一方、NSW州小学校校長会がラグビーリーグの選手による学校訪問はもはや歓迎しないと通告、ラグビー・リーグにとって大きな頭痛の種となっている。
ブレット・スチュワートとマシュー・ジョーンズのようなスター選手に安全性を感じないなら、ラグビーリーグは一体どこに向かえばよいのか?
ジョーンズは先週、彼がニュージーランドの女性にもたらした「痛みと当惑」について謝罪した。被害者の彼女は、あの事件は自分に精神的な苦痛を与え、生きてはいられない気分にさせたと話している。
この事件は、2002年にニュージーランドのクライストチャーチで、当時ジョンズ氏が選手として所属していたクロヌラ・シャークスの複数の選手が、19歳の女性を相手に集団で性行為に及んだというもの。
しかし、ジョーンズは「この女性は、ホテルの部屋に進んで参加した。彼女がこの事件の結果、精神的苦痛と迷惑を受けたなら、残念だ。如何なる点でも、彼女は反対しなかったし、どの段階でも、苦しんでいることはなかった」と主張した。ジョーンズに罪に対する意識はなく、不貞を働いたことと自身の愚行に対し罪を感じているという。
「夫からうち明けられた時に、驚き、うんざりした。2人の立ち直りに7年かけた。もし何かあるとすれば、この最近のABCの番組放送が、実はわたしたちをより接近させたことだ。彼の最大の罪は、妻としての私への裏切り行為であったことだ。その上で、私だけが彼を裁くことができると感じる」彼の妻はこう言った。
この事件は国政レベルにも及び、ラッド首相も議論に加わり、ジョンの解雇に賛同、「女性に対して適切な配慮」を示すよう呼びかけ、上院ではそのようなスポーツ界の風習を改善するよう要望した。
もし、この事件が公にされていなければ、ジョーンズはテレビの仕事を続けていたかも知れない。2004年にもコフス・ハーバーでブルドッグ選手が関わる同様の事件があったから。
しかし、チャンネル・ナインのデイヴィッド・ジンゲル社長は、そのような考えはもっていないと言った。「事件の詳細についての議論がどうあれ、その行為、その結果は、受け入れられるものではない」と、きっぱりと語った。それが、テレビ局の当然の発言であるし、ナショナル・ラグビー・リーグの当事者の話でなくてはならない。
NSW州野党スポークスマンのプル・ゴワード氏はラグビーリーグの選手を熱狂的に支援するファンがおり、被害者が告訴できない状況があると述べた。
NSW野党スポークスマン、プル・ゴワード氏は、問題を法廷に訴えずに、そのような事件に関与する女性に「気分が悪いほどうんざりする。ファンのラグビーリーグプレーヤーを追いかけることで、被害者が罪の告発を妨げている」と言った。
シドニー西部のバサーストで別のラグビーリーグ選手によって性的に襲われたと言う女性は、「告発するのが怖い。やりようがない。全く知らない人ならいい。知らない人なら立ち上がる。フットボールチームであれ、NRLであれ、またそのファンであれ。私はそれに泣き寝入りするつもりはないのだが」と、ラジオ局に話した。
ジョーンズを含めてNRLの選手との集団セックス事件に巻き込まれたある若い女性は、「非常に腹立たしかった。私のように、彼らの人生を壊してやりたかった。私に銃があれば、彼らをすぐ撃っていた。彼らは大嫌いだ」という。
先週、ルースターズのアンソニー・チェリントンに家庭内暴力の罪で有罪判決を下した判事は、NRL選手は法の上に立ち、女性を軽視しても構わないと思い込んでいると強く非難した。
「あなたの心の中に、自分は特別であるという信念が生まれてしまっている。あなたは、自分がラグビーリーグのプロ選手であり、オリンパス山の坂道にいる一種の巨人であると思うだろう。その法律はあなたには適用されない」と言って、NSW州グレイム・ヘンソン裁判長はチェリントンに諭した。
ジョーンズ問題は、スポーツ監督者にはプレーヤーの私生活にどんな役割を果たすべきかという更なる問題を提起した。
NRLは、集団セックスは女性の地位を下げていると選手に忠告している。
しかし、中には合意の上であれば違法性はなく、所属クラブが関与すべき問題ではないと主張する選手もいるが、残念ながら、教育してゆかなくてはならないだろう。
「我々の私生活で何をすることができるかについて、一体、NRL最高責任者デイビッド・ギャロップが我々に話すことができると思うか」と、匿名の選手は言う。
合意か強要かの境界は、飲酒していれば明瞭に見極めることはできないなど、NRLの抱える問題の大きさが伺える。
エリス連邦スポーツ相は、先日、ラグビー・リーグのマシュー・ジョンズ氏が関係した性的スキャンダルは、女性に対する略奪的、屈辱的、攻撃的なものと断じ、今後、女性尊重を啓蒙するためには、スポーツ界が、より多くの女性を幹部として登用しその役割を果たすことが望ましい、と提案した。
エリス・スポーツ相は、ラジオ番組の中で、ジョンズ氏が関わった7年前の事件の法的判断や、女性との合意の上の行為だったかについては議論の余地があるが、「(女性を)おとしめる行為だったことははっきりしている。19歳の女性とラグビーチームの半数の選手の間で起こったことだということを考えれば、これは、攻撃的で、スポーツ界のお手本となるべき者の行動としては、極めて不適切だと思う」と述べた。
エリス・スポーツ相は、さらに、
「女性に対する見方を変えるためには、もっと多くの女性がスポーツ界に参加する必要がある。より多くの女性がスポーツ界で、特にチームにおいて幹部職につき、リーダーシップを発揮することが必要だ。また、チームや選手がこうしたことを許さない、と声をあげることが必要だ」、と述べた。
スポーツ選手自身が、自分は超法規的で、何でもできると勘違いしているなら、これは残念ながら、教育と処分で教えていくしかない。スポーツ選手に暴力が蔓延しているなら、一層危機管理を強めていくしかない。
子ども達の憧れの的であれば、なおのこと自ら衿を正していくしかないのである。
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2009年05月11日
米紙サンタ・クルーズ・センティネル紙の電子版は8日、世界的に有名なヨットマン、米子昭男さん(61)が、インド洋のセーシェル島付近を航行中、海賊に捕らわれた可能性があると報じました。心配です。
そのサンタ・クルーズ・センティネル紙の電子版の情報を書き抜いておきましょう。
日本の隻腕の船乗り 海賊に遭遇か(発信:5月8日午前1時30分=太平洋夏時間)
2006年に世界1週単独航海の途上でサンタ・クルス・スモール・クラフト・ハーバーに停泊したことのある日本の隻腕の船乗りが、海賊に遭遇し、捕らわれた可能性がある。
米子昭男さんの「イーミューⅡ号」艇は、インド洋セイシェル島沖で、最近捕捉された2隻のうちの1隻の可能性がある。米子さんの知り合いであるセイシェル島サーフ・アイランドのジャッキー・フェルトンさんからのEメールによると、セイシェル島から船団を組んで出港予定だった4隻のボートのうち1隻を案内していた。その船団が海賊に遭遇した。3隻は出港したが、3隻目のボートがいくらか遅れた。フェルトンのメールによると、3隻目はフランス海軍に停戦を命じられ、マヘ島へ戻るよう命令を受けた。3隻目の前を航行していた2隻が海賊に遭遇した。
フェルトンさんは、そのうちの1隻が米子さんのものか分からないと言っている。米子さんと連絡を取ったが、不成功に終わっている。
というものだ。
外務省によれば、邦人男性1人が乗ったヨットが4月27日にセーシェルを出発した後、連絡が取れなくなっているということです。
私も昨年11月ソマリア沖を航行しました。かなり緊張したものです。私
たちの船は、紅海を出た後は、出来るだけイエメン側を航行していたようにみえます。その11月の後は、急にソマリア周辺海域では海賊被害が頻発しています。今回連絡が取れなくなった海域は、それより南部です。
かし、今のところ海賊側からの犯行声明もなく、また身代金などの要求もないため、事件そのもののくわしいことは何も分かっていません。Eメールの発信人も正確に情報をつかんでいるとも思えず、情報は、かなり錯綜しているのではないでしょうか。
米子さんは愛媛県出身。有名な愛媛県立宇和島水産高校の出身です。卒業後、北洋トロール漁船に。
23歳の時、漁船のウィンチに巻き込まれ、左腕を切断する大けがをしました。
一時は乗船をあきらめた米子さんですが、海への思い絶ちがたく、ヨットへの挑戦を思いたちました。日本では免許取得の資格のない米子さんは、フランスで操船を学びました。1995年6月小型ヨットの愛船「エミュー」号でフランスを出港した米子さんは、1997年まで約2年かけて、大阪府堺市まで、3万キロを渡り、大西洋・太平洋横断という偉業
を成し遂げました。
この航海の大成功は、ハンディキャップを持つ人にはもちろん、一般に人にも、大きな勇気をあたえました。その功績で、植村直己冒険賞を受賞しました。
愛船の「イーミュー」という鳥は、オーストラリアに分布する鳥です。体高は約1.6m~2.0m程度、体重は40kg~60kg程度。鳥類の中ではダチョウに次いで高いですが、体重はヒクイドリに及びません。イーミューはダチョウ、ヒクイドリに続いて三番目に大きな鳥です。飛ぶことは出来ませんが、時速50キロほどで走れます。
飛ぶことができないという点を、米子さんは自身と重ね合わせたようです。
今度の事件が人違いであってほしいです。
また、もし、ほんとうに海賊に遭遇していたなら、命を奪うことは絶対にやめてもらいたいです。先日、アメリカ軍のシールズ部隊が、海賊3人の同時射殺に成功しており、非常に心配です。ああいう成功は、あとあとたたります。
世界的にも有名なヨットマン、米子さんの無事の発見を強く祈っていこうではありませんか。
米子さん! ご無事の航海を祈っていますよ!
posted by buruta |10:42 |
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2009年05月09日
オーストラリアのテニス・スター選手エレナ・ドキッチ選手の父親ダミル・ドキッチ容疑者が、セルビア駐在のオーストラリア大使を脅迫したかどで逮捕され、娘のエレナが落ち込んでいるという。
こちらのテレビでも、父親が手錠をかけられて自宅から連行されるところが映っている。
ダミル容疑者が註セルビアの豪州大使クレア・バージン大使(美人の女性大使だ)を脅迫したかどうかで、警察は家宅捜索したところ、自家製の爆弾2個を含む武器の隠し場所を発見したため、セルビアの拘置所、拘留されているという。
メディアの情報を総合すると、次のようになる。
今回のそもそもの発端は、オーストラリアの雑誌「スポーツ&スタイル」が、父親が肉体的に娘のエレナに暴力を振るったと書いた記事に対して、ダミル容疑者(50歳)は、バーギン大使の車にロケット弾を発射すると脅迫したと言われることから始まった。
父親逮捕の知らせで、ドキッチ選手(26歳)は苦しんでいると言われるが、この7年間、父親とは断絶している。
ドキッチ選手のエージェントであるロンドンのIMGは次のような声明を出した。
「エレナは父親の逮捕に非常に狼狽し、悲しんでいる。彼女は、この厳粛な事態をよく理解している。明らかに、父親の行為に対しては、彼女には責任はない。彼女は、来るべき全仏オープンの準備に100%集中している。この悲しい事態に、これ以上コメントすることはない」
ダミル・ドキッチ容疑者は、現在大使の身の安全を脅かした容疑でセルビアのスレムカ・ミトリヴィチャ刑務所に拘留されているが、もし裁判で有罪となれば最高3年の刑が予想される。
もう一つの容疑は、家宅捜索でみつかった違法武器の所持だ。
父親は元テニスコーチで、今週の5日に、ベオグラードの北60キロのヴルドニクの自宅で逮捕された。
自分の娘について書かれた記事に怒り、オーストラリア大使の殺害を狙う発言をしたと言われ、警察が家宅捜索をしたところ、武器庫と狩猟用ライフル銃、ベレッタ散弾銃、爆弾2発、銃弾20発を発見した。
逮捕のきっかけになったのは、ダミル容疑者が、セルビアの新聞、グラス・ヤヴノスチ紙に語ったことだ。
「あのインタビューは作られた物だ。エレナは、自分にそう言った。エレナと自分についての嘘を広めた人物を見つけて処罰しなければ、セルビアのオーストラリア大使を殺す、とオーストラリア人にいってある。
自分は、元兵士だ。ベオグラードの中心部で、手りゅう弾の発射機で彼女を殺す。
こんなことを言えば、セルビア警察は私を逮捕するのはわかっている。しかし、オーストラリアの報道の謀略を阻止するのはこれしかないので、私は恐れない。
息子のサヴォがエレナに話して確認した。娘はそんなことは言っていないと。」
ダミル・ドキッチ容疑者は、セルビア日刊紙ブリッチ紙にこうも語ったらしい。
「俺は怒ってオーストラリア大使館に電話した。スポーツ&スタイルの中での娘の証言は、私に対する攻撃が継続しているということだ、明らかに私を殺す意図をもって。大体親から暴力を振るわれなかった子どもはいないだろう。エレナだって同じだ。
俺は脅迫する手段を持っている。自宅には、武器庫もある。自分がもっている武器のすべてに許可証を持っている。バズーカ砲はもっていないが、手に入れるのは問題ではない。」
「ドキッチ容疑は、治安を乱す容疑がもたれている。もし有罪になれば、最高3年の服役の可能性がある。ドキッチの裁判を出来るだけ早く行いたい」とは、セルビア警察の話し。
これまでで一番印象に残るのは、「ドキッチはボーイフレンドのティン・ビキッチに誘拐されたのだ」と父親が騒いだ「誘拐事件」である。しかし、これは、直ぐに娘のエレナが言下に否定した。
オーストラリア・オープンでは、何年か前に、会場で、父親が、大会役員とだったか、ひと悶着起こしている。父親が、コート入りを断られたこともある。
子離れが出来ていない単純なスポーツ・パパとも思えず、娘にそでにされ、父親から離れていく愛娘を憎々しく思っている・・・こちらの方が可能性としてはあるような気がするが、ほんとうにこの父親の気持ちはよくわからない。父親と娘の確執は間違いなくある。しかし、娘にとっても、父親がもっと成長しないと、肉親のはた迷惑は続きそうな気がする。
ドキッチ一家は、1991年に内戦でセルビアに亡命した。1994年にはオーストラリアに移住し、なぜか2001年に再びセルビアに戻った。父親との仲はそこで悪くなり、ドキッチはザグレブに移った。
クロアチア生まれのエレナは、女子テニス協会のツアーに5回優勝しており、2002年には世界ランク4位まで上がった。オーストラリア・オープンで準々決勝まで勝ち上がり、現在は世界ランク74位である。再浮上を目指すドキッチには、迷惑な事件である。娘は、悲しい気持ちになっているはずだ。
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2009年05月08日
5月5日 H組
浦項製鉄 対 セントラルコースト・マリナーズは、3-2でマリナーズが負けた。
ブラジル選手デニルソンのハットトリック(7分、71分、88分)で、デニルソン・ショーを披露。前半0-1でリードされたマリナーズもクワスニクが2ゴール(53分、57分)で追いついて逆転に成功したが、最後はデニルソンに再逆転され、力尽きた。この試合2選手で5得点だった。これで、マリナーズの決勝トーナメントへ進めるかすかな望みは完璧にぷっつりと絶たれた。
H組は、トップの川崎フロンターレは、ポイント10で、2位の浦項スティーラースはポイント9で、決勝トーナメント進出が確定した。
セントラルコースト・マリナーズは、新シーズンに向けて、チームの改造を迫られそうだ。
5月6日E組
名古屋グランパス(JPN) 3勝 2分 11P
ニューカッスル・ジェッツ(AUS) 2勝 1分 2敗 7P
蔚山現代(KOR) 2勝 3敗 6p
北京国安(CHN) 1勝 1分 3敗 4P
名古屋グランパスが決勝トーナメント進出を決めている。
がらがらのエナージー・オーストラリア・スタジアムで繰り広げられたこの試合。
ジェッツは、優勢に試合を進めながら、だらしない詰めで得点が出来ないパターンを見ているうちに、ほぼ勝ち目はないと踏んだ時から、同点、逆転の勝利だった。
ボール占有率 ジェッツ 65% 35% 北京
ゴール・ショット 12 9
コーナー・キック 11 3
イエロー・カード 1 3
上記のボール占有率からみれば、得点と符合し、順当な勝利にみえるが、実は、ジェッツのお粗末な試合だった。ミスは出るは、相手に封じられて、又ミスは出すは・・で。
ジェッツの選手のプレーにも、後半30分くらいまで苛立ちが目だった。
後半、動きが少し速くなったジェッツだが、69分、北京国安のライアン・グリフィス(ジョエル・グリフィスの弟)がゴール。その後の流れも、ジェッツには光明は見えず、0-1で敗退の線かと思えたが、残り2分のところで、やって芽が出た。タレク・エルリッチが絶妙なクロスをサーショ・ペトロフスキに送り、たまたまノーマークのペトロフスキが、ボックス左から右ゴールギリギリに蹴って同点ゴール。前試合のミスを帳消しにした。
でも、やはりここで、1-1のドローかと思った。覆す元気はなさそうにみえた。
だが、ドラマは、90分後のプラス4分のインジャリー・タイム(ロス・タイム)に生まれた。残り30秒という終了直前だった。長島流にいえば、メイク・ドラマだ。ジェッツのファン・エグモンド監督の指示は、混戦から抜け出すために、「ぶち当たれ、決して諦めるな」だったという。
決めたのは、弱冠20歳のショーン・ルーニーだった。2008年のオーストラリア・ユースリーグの得点王だった。ジェッツに入ったのは昨年の12月。ジェッツでフル出場したのは、たったの1ゲームだけという新人だ。
「リュボ(ミリチェヴィッチ)から良いボールをもらった。シュートするか、回すか一瞬考えたが、思い切って蹴った。」
左足で蹴ったボールは、ゴールのバーの下をくぐり左側のネットへ飛び込んだ。
「ボールがネットに刺さったとき、自分はどうすればいいのかわからなかった」
後はもう大変だった。ゴールデン・ボーイに仲間選手の手荒い祝福が待ち受けていた。
「得点を入れたかった。家族にも言ってあった。ボクが出たら得点をいれるって。そうなった。最高にうれしい。できれば、得点を上げ続けたい。ゴールを狙うことが、自分の仕事だから」
反撃のチャンスすらなく、呆然とする北京国安はそのままさよなら負け。
監督は、ルーニーをほめあげた。来―シーズンのAリーグの契約は固くなったかもしれない。
「大変嬉しい。彼はなかなか気持ちのいい選手だ。ほんとうによく働いてくれた。ちゃきちゃきのゴール得点選手だ。彼の才能を伸ばして、フロントでの柔軟性を与えるために色々なポジションをこなせるように与えてきた。しかし、若い時から得点を上げるコツを心得ている。私は、彼に狂喜することが多い」
ルーニーに格好のボールを送ったミリチェヴィッチは、バックの重鎮だ。サスペンションが解けたミリチェヴィッチの復帰は、結果からすれば大きかった。
ミリチェヴィッチはヤング・サッカールーズとオリルー(オリンピック出場チーム)ともに、キャプテンを務めた。怪我と鬱で試合を遠ざかったこともあるが、2005年と2006年にはシニアー・チームに6回出場している。
また、過去に、スイス・チームにも在籍していたことがある。しかし、2006年当時のヒディンク監督からはワールド・カップ代表チームに選抜されなかった。
ファン・エグモンド監督が、サッカールーズのフェルベーク監督に、ワールドカップとアジアカップのために、スコード入り(代表入り)を勧めている選手でもある。
まだ28歳働き盛りだ。6フィート4インチ、よく動く。ゲームの流れを良く読んでいる・・ともっぱらの評判だ。
「ルーカスニールがセンターバックだ。クレイグ・ムーアもそれほど若くない。ミリチェヴィッチは、まだまだ十分に働ける。オーストラリア代表チームに選抜されてもおかしくない選手だ」と、ファン・エグモンド監督は高く買う。
これで、ジェッツは2位に浮上し、16チームが出場する決勝トーナメントへ進出への希望をつないだ。つまり、この勝利は、5月20日に蔚山で行われる対蔚山現代戦でポイントを取れば、プレー・オフに持ち込むことが出来る。
次の決勝トーナメントでは、各組のトップ・チームがある組の2位のチームとホームで初戦を行うことになり、ウェスト・ゾーンは5月27日から、イースト・ゾーンは6月24日から始まる。
posted by buruta |07:47 |
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2009年05月05日
さて、この水曜日は、アジア・チャンピオンズ・リーグのニュー・カッスル・ジェッツ対中国の北京国安との1戦がある。
前回、ニュー・カッスル・ジェッツは、ホームで、名古屋グランパスに負けている。
現在までのところ、E組は、トップが名古屋グランパス。
ニューカッスル・ジェッツがE組最下位で、ポイント4で、北京国安と最下位争い。得失点差で、後塵を拝している。
だが、2位の韓国、蔚山現代とのポイント差は、わずか2だ。
E組
名古屋グランパス(JPN) 2勝2分 8p
蔚山現代(KOR) 2勝2敗 6p
北京国安(CHN) 1勝1分2敗 4p
ニューカッスル・ジェッツ(AUS) 1勝1分1敗 4p
2ポイント差だが、韓国蔚山現代とのアウェーの1戦が残されているだけに、水曜日のホームでのゲームは何が何でも勝たないと、もう後がない。同じ日、名古屋グランパスと韓国、蔚山現代との試合が行われる。他チームの情勢をみながら、そろばんをはじいている場合じゃない。
ジェッツのカリーナ技術部長にも、愚痴がでる。
「2週間前に、名古屋を破っておきたかったことは間違いない。この手のリーグ戦は、ホームで勝っておくことが、グループ戦を抜け出すためには絶対有利だ。だから、何と言っても、この試合は、超重要だ。金曜日の練習では、選手たちは、やる気満々で、如何に勝利に集中しているかをみせていた。これまでで全チームと当たったわけだが、もう驚きはない。後半戦で、もう一つ上にいくなら、ここで勝つことが必要だ。その次の週も勝たなくてはならない。」
初戦で、中国、北京国安は、2-0でニュー・カッスルに勝っている。この劣勢を跳ね返す力は揃っていると、同技術部長はいうのだが、果たして・・・。
「最初の対北京国安戦以来、綿密に作戦を練ってきた。第1戦以来、北京チームに付いて、じっくりと勉強してきた。他のチャンピオンズ・リーグの映像も見てきた。中国スーパーリーグの試合も見た。そして、北京国安の能力も把握している。」
今回は、北京国安に“出向”中のジョエル・グリフィス(レンタル移籍)が出場停止で、出られない。前回、北京国安対蔚山現代との試合で、78分に、ジョエルにイエロー・カードが出された。これで、古巣との対戦にでられなくなったというわけだ。
技術部長は、わがチームのDFがジョエルを封じて見せたいところだといっているのだが、ジェッツの本音は、ジョエルが出場できないで“安堵”というところか。スポーツの世界では仕方がないことだが、彼に活躍されて、ジェッツが負けでもしたら、目も当てられない。完全に息の根を止められることになるからだ。
彼の契約は今年の暮れで切れる。
ジェッツの1勝は、実は蔚山現代からのものだ。アジア・チャンピオンズ・リーグに関してだけでも、ジェッツはファンの期待には応えていない。
ジェッツの観客動員力がそれを物語る。ホームでの動員力が低い。Aリーグでジェッツがホームの試合で観客を動員できる数が、一試合平均1万を割るのである。9729という観客数である。名古屋グランパスとの一戦(1-0で負けた)も8429と、Aリーグでの一試合平均を下回る8429。蔚山現代には勝ったが、観客数は7314人だった。
週末でなかったということも原因としてはあるし、試合開始が夜の8時という遅さもある。試合終了時間を考えても、家族で見に来られる時間ではない。
「若い子どもたちに来てもらいたいが、8時開始では親がOKといわない。だから、7時開始を主張しているんだが・・・ことはそれほど単純ではなく、しばらくはこれでいくしかない」というのは、クラブ幹部。
明日(水曜日)午後8時。会場はホームのエナージー・オーストラリア・スタジアム。収容人員は2万5000。せめて、半分でも入ったところで、勝ってもらいたいのだが・・・・
posted by buruta |09:20 |
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2009年05月02日
世界不況が、スポーツの世界に押し寄せても不思議ではない。
ここオーストラリアも、各種スポーツチームは大変だろうと思う。
わが地元であるサッカークラブ、シドニーFCも台所の銭勘定が気が気でないようだ。
4年の歴史の中で初めて、決勝に残れなかった。だから、スポンサーも一層厳しい目で見るようになっている。
メルボルン・ヴィクトリーの大手スポンサーだった韓国著名企業も、メルボルンが過去3シーズンで2回も決勝に残りつつも、スポンサーから降りることにしたらしい。
スポンサーしていたチームの成績が悪くなくても、スポンサー会社自体のお家の事情もある。
シドニーFCの大手スポンサーといえば、ビング・リーとJVCだ。共に6月で、契約が切れる。切れたらどうするのか・・・時期が時期だけにシドニーFCとしては最悪を考えねばならない。
Aリーグ加盟のクラブが財政的困難に喘いでいる中でも、オーストラリア・フットボール協会は、Aリーグ拡大を保留にするどころか、今を発展のチャンスを捉えておきたいというのだ。確かに逆境をバネにするという考えもある。
悪化する経済環境の中でも、リーグ内の競争原理は確保しておきたいことのようだ。
財政問題に揺れているのはクイズランド・ロアー(ブリスベン・ロアーに名義変更する可能性大)である。まだ、来シーズンも始まっていないから試合ももちろん行われていないのだが、協会としてクラブの経費の財政支援に乗り出すようだ。
もう一チームは、アデレード・ユナイテッドの財政基盤だ。財政基盤が軟弱なのだ。数週間のうちに新規スポンサーが見つかれなければ、協会としてはアデレード・ユナイテッドのライセンスを戻させる措置に出るかも知れないといわれている。
そういう台所事情にもかかわらず、同協会は、来年さらに2チームを増やして12クラブ・チーム体制を進める。
前回のコラムでも来シーズンから2つのクラブが新発足すると書いたが、8月からのシーズンでは、ノース・クインズランド・フューリーと、ゴールド・コースト・ユナイテッドが新規加盟をすることになっている。2シーズン連続の拡大となる。
「世界中どこのスポーツ界も世界不況を抱えている。Aリーグも、全く例外ではない。しかし、ゲーム全体をみれば、観客は増えている。できれば、次の段階に駒を進め、ワールド・カップの出場資格を得たい。だから、ここで、弾みをつけておきたい。来シーズンは2チームが新に誕生し、ジェーソン・かリーナヤロビー・ファウラーも参加する。期待の高まるシーズンだ」
「われわれは、長期的には心配していない。試合は、一般的に言ってまともになっている。問題の2チームに関しては、財政基盤の拡大のために協働作業が出来ると思う。われわれのサッカーチームには、長期のスポンサーを望んでいるわけではない。協会が短期的に支えるために介入することが必要なら、その時はそうする」
「この問題は突然きたわけではない。われわれは常時この問題については、クラブに話をしている。全クラブの財政事情については熟知している。われわれも監視しているし・・・だから、解決法を見つけられると思う。」
「両チームのファンに言いたいことは、われわれは永久にあるということだ。絶対保証する。なぜなら、われわれはブリスベンにチームを持つことを約束しているし、アデレードにクラブを持つことも約束している。そうなるように、われわれはする。」
「われわれは、拡大することを約束する。われわれの事業計画には、チームの拡大が入っている。それなりの資金量をもった然るべきパートナーを選択しなくてはならない。それが18ヵ月前であったので、そのプロセスは今日と同じことではない。われわれはもっと慎重にならなくてはならないし、一層努力しなくてはならない。メルボルンのコンソーシアムとは調印間近だし、12番目のチームのライセンスについてもかなりの提案をもらっている。現段階では、リーグの拡大を先延ばしにした方がいいという理由は何もない。」
と、バックリー会長は、説明する。
協会が12チームのリーグ制を来年までに達成できるかどうかは、ウーロンゴン、キャンベラ、西シドニーの入札力にかかっている。同協会のバックリー会長は、協会が希望の発起人を強制的にまとめてしまうのではないかという憶測を言下に否定した。
来年加盟予定のウーロンゴン(シドニー南部)をベースとするサウスコースト・FCが、西シドニーまで手を広げては・・という提案があった。しかし、協会は、それには反対の意向だ。
「チームは2次的なフランチャイズを持ってもいいが、先ず出身地にこだわることだ。主要なことは、そのチームがある所だ。フランチャイズを半々にわることはできない。」
「いくつかの試合を2次的なフランチャイズに持っていってもいいが、出身の地元地域にこわだわることを約束しなくてはならない。」
既に、Aリーグの来シーズンの日程が発表されたが、シーズンは8月6日からの8ヶ月間となった。前回も書いたように、週日の試合も導入された。
優勝決定戦は、上位4位までから上位6位までが参加することになった。また試合場として、新に、シドニー・クリケット・グランド,スビアコ・オーヴァル(パース)、パラマタ・スタジアム(シドニー西部)など5会場が追加された。これら会場は、オーストラリアが2018年のワールドカップの開催権を得たと想定して、会場としての交通の利便性もテストしながらの使用となる。
豚インフルが、世界不景気にまた拍車をかけねばいいが。
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