2007年06月26日

サッカールーズ(2)アジアデビュー 目前

サッカールーズが、アジア杯に向けて、湿度の高いシンガポールで合宿に入っている。


オーストラリアでのフットボール

ブームは本格的になってきた。
前々回も書いたが、オーストラリアのフットボールがかつての遊びから、産業へと変身している。何はともあれ、火を付けたのは、昨年ドイツで開かれたワールド・カップ出場である。日本のJリーグに相当するAリーグも2年目を終了した。観客動員、スポンサーの関心度も上昇基調だ。Aリーグの試合も整って、万全なる足場を築いている。

フットボールは、オーストラリアでは、眠れる巨人と評されてきた。いま、この眠れる巨人は目を覚ましたようだ。フランク・ローウィーやジョン・オニールら元幹部の強力な指導と新しい血の導入で、俄然スポーツ好きの国民の心を捉えた。

丁度1年前、グループ・ステージを勝ち抜いて、サッカールーズが16チームの中に入ったワールド・カップ闘魂のドラマは、国民の血を沸かさずにはいなかった。完全に国民を納得させられた出来事だったと私はみる。日本には当然勝てると、皆が思っていた。クロアチアと2-2で引き分けた時も、勝利にも似た酔い方だった。そして、1-0で負けたいわく付きの対イタリア戦も、サッカー情熱に火を注いだ。「いけるじゃないか」と。


そして、更に大きかったのは、フットボールを、クリケットやラグビー・ユニオンや、ラグビー・リーグの他の国内スポーツと肩を並べるところに引き上げたことである。

オーストラリア・フットボール連盟のベン・バックリー理事長が言ったことだが、「いろいろな点で、ワールド・カップの試合は、オーストラリアの多文化の伝統と、多文化主義を色濃く映しだしたものだった。選手は、異国の文化を先祖にもった人たちであった。そのことは、オーストラリア・ナショナルチームにとって大事なことである。なぜなら、フットボールは、オーストラリアのすべての州、地域でプレーされるからだ。そういう点では、最も全国的なスポーツであり、国際的なスポーツになっている」と。

そのような要素が、このフットボールを本流の動きにさせている。そもそも、オーストリア国内で実力をつけても、これまではそれ以上の活躍の場がここにはなかった。オーストラリア国内で、スター選手をみる機会は滅多になかった。だが、この本流の動きがでてきたからこそ、オーストラリア国内の市場も変わってきた。ヨーロッパで活躍している選手も、いずれはオーストラリアに戻ろうという気運が出始めた。


そういう点を考えても、7月7日から29日まで行われる今回のアジア杯は、サッカールーズにとって、“ゴールドと緑”の波を起こす大事な機会だ。今回は、タイ、ベトナム、マレーシア、インドネシアの4カ国が共催する初めてのケースだ。

遠いヨーロッパでしか活躍の足音が聞こえなかっただけに、域内で行われるサッカールーズの試合は、体制の発展に無くてはならなくなる。ファンにとっても、定期的に大試合を見られることが大事なのである。なぜなら、ラグビーにしてもクリケットにしても、トップクラスの選手が、オーストラリア国内で恒常的に見られるからだ。


オーストラリアのフットボールの急速な発展は、他のスポーツの体制にも少なからぬ影響を与えている。もしフットボール(サッカー)がうまくいくなら、スポーツ界全体に大きな潜在的な力となるとみているスポーツ団体もある。オーストラリア・フットボール連盟のベン・バックリー理事長は、「短時間で長足の進歩を遂げたのは不思議でもない」と語る。


Aリーグが始まって2年。

国内最大市場のシドニーとメルボルンが優勝を遂げた。オーストラリア人は、AFLであれ、NRLであれ、あるいはラグビーのスーパー14であれ、プレミア・リーグを楽しんでいる。サッカーのAリーグが、将来世界のトップ・リーグの一つになることはない。だが、Aリーグは質を高めつつ、アジア・チャンピオン・リーグの仲間入りを果たしたことにより、財政的な基盤を広げる土台となりうる。


財政的基盤の弱いパース・グローリーやニュージーランド・ナイツを抱えて、Aリーグはまだ脆弱である。おまけに、昨年のワールド・カップの2ヶ月後に、Aリーグ切っての大スター、ドゥワイト・ヨークがイングランドに戻ってしまった。オーストラリア監督だったフース・ヒディンクがロシア・チームの監督に就任してしまった。サッカールーズを国際レベルに引き上げた監督がいなくなってしまったのだ。再び、フットボールを取り巻く環境は揺さぶられた。


それでも、サッカーファンは会場に出かけた。バックリー氏はCEOに就任した。Aリーグにおける観客動員は、20%増えた。一試合1万4000人を超すまでになった。男子の登録選手の数は、2006年には、5.5%増えて、42万6000人。女子は17%増えて、8万3834人になった。
このへんに、今回のアジア杯でのサッカールーズの活躍に期待する背景が隠されている。勝つことはもちろん、国内の財政基盤、ファンの裾野を広げる役目が期待されているのだ。


少々長くなった。本論に入ろう。


サッカールーズのアーノルド監督は・・・・
シンガポール出発前に、「決勝に残れなければ、サッカールーズは失敗だ」と強気の発言をした。アジアデビューでも、決勝進出は絶対だという条件をつけた。

アーノルド監督は、賭屋がサッカールーズを優勝候補に上げているのを歓迎した。もちろん、ワールド・ランクは、日本やイランより低い。
「優勝候補に上げられていることを前向きに取りたい。人々がその価値ありとみているからだ。準々決勝にはいくだろう。しかし、決勝進出をしないと失敗だと公言することにより自分にプレシャーをかけたい。私は、フットボール・オーストラリアのトロフィーの棚の前を毎日歩いて通り過ぎている。そこは空になっている。だから、その中に何かを起きたいのだ」


ゴール・キーパーのマーク・シュワルツァーもそれに呼応する。
「関係者の高い期待がある。われわれもそういう高い期待に応えたい。ワールド・カップをみても、われわれはアジアでナンバーワンだ。しかし、それは12ヶ月前の話。今度の競争に勝たなくてはならない。厳しいせめぎ合いになるだろうし、条件も過酷だ。だが、われわれは、このトーナメントに勝つための十分な実力は持っている」と。


ヴィンス・グレラが、パルマからトリノに移籍した。アーノルド監督は、これを喜んだ。「アジア杯では、すっきりした気持ちでプレー出来るだろう。ヴィニー(ヴィンスのこと)にとって、これは大きな動きだ。彼はイタリアでプレーしたがっていたから。イタリアのゲームは彼に向いているよ。少なくとも、彼は心身充実してアジア杯に来られると思う」と。


カムバックしたばかりの期待のハリー・キューウェルは、シンガポールとの親善試合に出場する予定だ。


足の骨折をしたエヴァートンMFのティム・ケーヒルは、アジア杯まで調整を続ける。エヴァートンの主任フィジオのニック・ラスボーン氏がシンガポールでつきっきりだ。足の集中療法をうけている。

「自分では非常に楽観的だし、復帰の自信は十分だ。点も稼げると思う」と、本人は言っている。


アーノルド監督は、「選手達は4~5週間の休暇中だったので、高温多湿の気候になれるには少々時間が必要だ。シンガポールとの試合は、コンディションの調整になる。あざやかなプレーは期待できないが、プロのプレーは出来ると思う。アジア杯での最初の3ゲームは最高潮というわけにはいかない。だが、トーナメントに向けて仕上がっていくよ。準々決勝、準決勝、決勝と尻上がりにできあがっていけばいいと思う。だから、最初の数ゲームは厳しい試合になるね」と言う。


オシム監督は・・・・
「アジアは、オーストラリアの参入で恩恵をうけるが、アジア杯では万難を排して3連勝を狙う」と述べた。

「一般的にはオーストラリアの参入はいいことだ。オーストラリアにとってもいいことだ。アジアにとっても、違ったスタイルのチームが参加する、しかもフットボールの一流国イングランドなどで活躍している選手のいるチームがくることはいいことだ」と言って、エヴァートンのティム・ケーヒル、リバプールのスター選手ハリー・キュウェル、ニューカースル・ユナイテッドのマーク・ヴィドゥカを指した。

「新しいことを発見出来る機会だし、新しいことを学ぶ機会だ。しかし、当然、オーストラリアの参加は、トップになるためにはより一層競争がはげしくなったということだ。オーストラリアもグループ・ステージを抜けて、優勝をねらってくるだろう」とオシム監督は話す。


川口も、「復讐に燃えている。アジア杯だけど、オーストラリアとの一戦は特別な物になる」と言っている。

日本がBグループでトップになり、オーストラリアがAグループで2位になるか、或いはその反対でも、日豪対戦は実現する。

ドイツの3-1での遺恨試合は、このアジア杯でどう変化するか。
日本は、Bグループで、ベトナム、カタール、アラブ首長国連邦と、オーストラリアは、Aグループで、タイ、オマーン、イラクとの対戦が待っている。


リバプールのスタープレーヤー ハリー・キュウェルは

「アジア杯では、優勝以外はすべて敗北である」と、アーノルド監督と同じ事を公言する。

「優勝以外に満足するものはないよ。他に何があって、われわれはそこにいくのか。2位なんて受け入れられるかね。もしそんなことを考えているなら、そこに行く価値はないね。試合に突入したらまず勝つことだ。ワールド・カップの時と同じだよ。」


「チームの集中力はすごい。それは、ワールド・カップ以来一層の期待がわれわれにかかっているからだ。しかし、勝つと言うことは言葉じゃない。確かにわれわれはイタリアに負けてがっかりした。われわれにとって“やった“と言えることは、アジア杯に勝つかどうかである。勝つためにいくのだ。この方針でいきたい。これが私たちの態度だ。多くの仲間がワールド・カップを背中に背負って、アジア杯に集中しようとしている。もしわれわれが、過去にこだわり、ワールド・カップでの善戦にこだわるなら、アジア杯戦ではつまずく。われわれは、ドイツを忘れてこのトーナメントに集中する必要がある。オーストラリアが一歩を進めて、フットボール界で認知される大きなチャンスだ。」


「間違いなく、高温はわれわれを疲労させる。優勝候補であることは、さらにスポットライトを照らされることだ。だが、われわれの足で勝利を取りに行かなくてはならない。それは楽なものじゃない。新聞によれば、相手を倒せるチームだと。われわれが狙っている物を実現するスコードとして、一丸とならなくてはならない」


28歳。まだまだいける。傷もなおって、正式に復帰を果たした。屈辱の11ヶ月のサイドライン。

「リバプールの監督が就任して以来私は怪我続きで、今は、自分にとっても非常に難しい時期だ。ファンは私の怪我にいらいらし、私も自分にいらいらしている。でも、今はよくなった。自分のフットボールを楽しみたい。自分にはプレッシャーを余りかけないようにしている」


サッカールーズでの新しい役目は、ヴィドゥカの後ろで、セントラル・ストライカーとして活躍を期待されている。


24日の日曜日、残りの半分の選手がシンガポールに出かけた。

30日には、シンガポールとの親善試合がある。(了)

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2007年06月17日

オーストラリアと野球(1)

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アメリカ大リーグのオールスター戦は、ファン投票選出が始まっていて、発表は7月1日に行われる。野手8人が先発出場で、投手は監督推薦。まあ、最終の発表は、7月5日である。


オーストラリアというと、やはり、ラグビー、水泳、クリケット、トライアスロンなどのスポーツが浮かんでくるが、サッカーでもスポット・ライトが当たってきたのはごく最近である。


野球となると、通とかオタク以外は、もうオーストラリアと結びつける人はほとんどいない。やや、蚊帳の外である。


私の住むすぐ近くに、野球場が一つある。といっても、公園と共有しあっているのだが、そこでは、1塁線と3塁線が常に白で敷かれ、ピッチャース・マウンドも整備され、ダッグアウトもあり、金網のフェンスも完備しているのだが、練習しているのも試合をしているのも見たことがない。


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だが、そこと隣り合わせのラグビー・グランドでは、夕方になるとコーチが来て、多くの子ども達を教え、それを見るために親が車できているのである。車で5分のセント・アイヴス・ヴィレッジ・グリーンでは、野球専用のグランドではないが、土日、よく野球に試合をしている。日本人も参加している。決して土台が無いわけではないようだ。



オーストラリアで野球が行われたのは100年以上前と言われており、アメリカの鉱夫によって紹介されたという。1897年にはオーストラリア人だけで組織されたナショナルチームがアメリカ遠征を行い、14試合で10勝を挙げたという記録が残っている。


国内のアマチュアリーグ自体は1930年代から存在していたが、南半球にあるため野球が盛んな国のメインシーズンと合致せず、国際試合に再び顔を出したのは1971年の韓国で開かれたアジア野球選手権大会からであった。


オーストラリアで野球というスポーツが一般に認知されはじめたのは、1987年のデービッド・ニルソンのミルウォーキー・ブリュワーズ入団までは、あまり国内的に日の当たるスポーツではなかった。


オリンピックや国際試合の代表メンバーはその殆んどが、国外のプロリーグで活躍する選手から選ばれている。


メジャーリーグやマイナーリーグ(AAAリーグ)の主力選手のほかに、日本では元中日ドラゴンズのディンゴ、アテネ五輪では日本代表を完璧に封じ込めた阪神タイガースのウィリアムスなどが有名だろう。


これらは「将来有望な選手は積極的に国外プロリーグへ送り出す」という海外戦略の結果であり、トップの実力はもはや日本やキューバ、アメリカなどの強豪国と大差がないまでに成長している。(概要:ウィキペディア日本語サイトから)


2003年では、オーストラリア国内では、おおざっぱなところ、5万7000人が野球をプレーし、5000ほどのチームがあるというのだ。有名な選手が、上にあげたデイビッド・ニルソンともう一人グレーム・ロイドである。かつて、この二人の選手のポスターが発行されたことがあったが、『オーストラリア 野球を制す』などと謳い文句が書かれてあった。


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アメリカ・メジャー・リーグで戦ったオーストラリア選手をあげてみた。名前、生誕地、デビューの年 現役最後の年・・の順で書いてみた。
(1)ジョー・クイン シドニー生まれ 1884-1901
(2)クレイグ・シプリー パラマッタ生まれ 1986-1988
(3)グレーム・ロイド ヴィクトリア州生まれ 1993―2003
(4)デイビッド・ニルソン ブリスベーン生まれ 1992-1999
(5)マーク・ハットン 南アデレード生まれ 1993―1998
(6)マーク・エトルズ パース生まれ 1993―1993
(7)シェイン・ベネット アデレード生まれ 1997―1999
(8)トレント・ダーリングトン シドニー生まれ 1999―2005
(9)ジェフ・ウィリアムズ キャンベラ生まれ 1999―2002
(10)キャメロン・ケアンクロス クインズランド州生まれ 2000―2000
(11)ルーク・プロコペック ブラックウッド生まれ 2000―2002
(12)ダミアン・モス ダーリングハースト生まれ 2001―現役
(13)ブラッド・トーマス シドニー生まれ 2001―2004
(14)グラント・バルフォー シドニー生まれ 2001―2004
(15)ジョン・スティーブンス シドニー生まれ 2002―2002
(16)マイク・中村 2003―2004
(17)トラヴィス・ブラックリー メルボルン生まれ 2004―現役
(18)グレン・ウィリアムズ ゴスフォード生まれ 2005―現役
(19)ジャスティン・フーバー メルボルン生まれ 2005―現役
(20)クリス・オクススプリング イプスウィッチ生まれ 2005―現役
(21)ピーター・モイラン 西オーストラリア州生まれ 2006―現役
まだ他に1~2名落ちているかもしれないが、大リーグで活躍した選手をあげてみた。



上にあげたジョセフ・クイン選手は、1864年12月25日というクリスマスの日の誕生である。太平洋戦争が激しくなる前の1940年11月12日にミズーリ州のセント・ルイスで75歳で亡くなった。彼は、アメリカ大リーグで2塁手だった。1986年までは、アメリカ大リーグで活躍した唯一のオーストラリア生まれの野球選手だった。彼は、1895年にセント・ルイス・ブラウンズの選手兼監督になり、1899年には、アメリカ大リーグ史上最悪の記録を持っていたクリーブランド・スパイダースの選手兼監督になった。 


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2007年06月12日

サッカールーズ いざアジア杯(1)

サッカー・アジア杯出場のオーストラリアの代表メンバーが発表になった。

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ゴール・キーパー:
マーク・シュワルツァー(ミドルスブラ、イングランド)、ブラッド・ジョーンズ(ミドルスブラ、イングランド)、マイケル・ペトコビッチ(シヴァスポール、トルコ)

ディフェンダー:
ルーカス・ニール(ウェストハム、イングランド)、ブレット・エマートン(ブラックバーン・ローヴァーズ、イングランド)、マイケル・ビューチャンプ(FCニュルンベルグ、ドイツ)、マイケル・スワイト(ウィスラ・クラコフ、ポーランド)、マーク・ミリガン(シドニーFC)、パトリック・キスノルボ(レスター・シティ、イングランド)

ミッドフィルダー:
マーク・ブレッシアーノ(パレルモ、イタリア)、ハリー・キューウェル(リバプール、イングランド)、ティム・ケーヒル(エバートン、イングランド)、ヴィンス・グレラ(パレルモ、イタリア)、マイル・ステリョフスキ(バーゼル、スイス)、ルーク・ウィルクシャー(トゥウェンテ、オランダ)、ジェイソン・カリーナ(PSVアイントホーフェン、オランダ)、カール・ヴァレリー(グロッセート、イタリア)、ニック・カール(ニューカッスルジェッツ)、デイビッド・カーニー(シドニーFC)

フォワード:
マーク・ヴィドゥカ(ニューカースル・ユナイテッド、イングランド)、ジョン・アロイシ(アラヴェス、スペイン)、アーチー・トムプソン(メルボルンヴィクトリー)、ブレット・ホルマン(NECニジメガン、オランダ)

 

以上23名の布陣だ。

 

日本の高原直泰が、オーストラリアの登場によってAFCアジアカップの3連覇への道のりはより厳しい戦いになるであろうと語ったが、それは正しい判断と言える。今大会で、日本の4連覇を阻止するとしたら、それはオーストラリアなのか、それとも日本が4連覇するのか、興味あるところだ。 

 
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グラハム・アーノルド監督は、昨年のワールドカップで積み上げた財産の上にさらに実績を構築していくことを誓った。「本命として入っていく。日本、韓国、イラン、サウジらのアジア強豪との初めてのトーナメント。勝つために行く」と、自信を示した。

 

過渡期にあるサッカールーズを率いるアーノルド監督は、この10ヶ月で、50人の選手を使った。「開発の時期は終わった」という。23名の代表メンバーのうち、15名はワールドカップ出場経験者である。そういう意味では、まだ過渡期を抜けきっていないと言える。イングリッシュ・プレミア・リーグに移籍したばかりの、ワールドカップ出場でスキッパーを務めたマーク・ヴィドゥカも入っている。

 

ハリー・キューウェル、ヴィドゥカを補佐するルーカス・ニール、復調なったティム・ケーヒル、イタリアで活躍するマーク・ブレッシアーノやヴィンス・グレラが主力で、いずれも、イングランドやヨーロッパの主要リーグで活躍する選手で構成されている。

 

オーストラリアのAリーグからは4選手が入った。Aリーグ、メルボルンの優勝に大きく貢献したアーチー・トンプソン。5連続ゴールは、未だに私の瞼に焼き付いている。ゴール前に、ボールが来る。そこにトムプソンがいた。シドニーFCのデイヴィッド・カーニーは、驚きの二つのうちの一つ。

 

もう一つの驚きは、トルコでプレーしているマイケル・ペトコヴィッチ。Aリーグ今年の最優秀選手に輝いたニュー・カースルのニック・カール。シドニー・オリルーズのスキッパー、マーク・ミリガンだ。

 

注目すべきは、ディフェンダーを6人にして、通常の大きな国際試合よりも減らした。それは、アーノルド監督のボール占有率でリードできるという自信の裏付けでもある。チームの弾力性、機動性を考えて、特に心配はないという。「選んだ選手は、数ポジションをこなせるからだ。必要とあらば、フルバックで戦えるミッドフィルダーもいる」と言っている。

 

レフト・バックの力不足がいなめない。レフト・バックの経験豊富なスコット・チッパーフィールドは十分に選手選考をクリアしていたが、奥さんの出産に備えて自宅に残るとして辞退した。アジア杯の時期が丁度出産にあたるのだという。残念だが、家庭の事情ではどうしようもない。

 

これについて、アーノルド監督は、マイケル・スウェイト、オランダのフィエノールトでプレーしたブレット・エマートン、ルーカス・ニールもブラック・バーンではレフトバックを務めたことがあり、もしバックに4人が必要というのであれば、穴を埋める選手はいると、アーノルド監督は言う。

 

アーノルド監督は、ビッグ・サプライズの一人、Aリーグのカーニーに、自ら辞退したスコット・チッパーフィールドの変わりとして、新たにディフェンスの役目を期待する。

 

キューウェルは、必ずやってくる。彼は復調した。彼は大きなインパクトを持っている。

 

「この代表メンバーには、相手が恐れるものであれ、また優勝の本命として強さであれ、十分な財産を残してもらいたい。それが我々の強さとなるなら、いかなる方法にでも使っていきたい。名声あるトーナメントの中で極限の中を突き進んでいく。勝つためにそこにいく。我々が、アジアでナンバーワンにランクされているということを否定できない。数字は嘘をつかない」と語った。

 

過渡期のサッカールーズを次世代のジェネレーションXに引き渡す土台を作るチャンスでもある。MFティム・ケーヒルは、アーノルド監督に、Aリーグ選手と国際主力選手のバランスのとれた登用を強く進言した。ダニー・アールソップ、ニック・カール、ライアン・グリフィス、マイケル・ボーチャムプ、マシュー・スピラノヴィッチ、ブレット・エマートン、スコット・マクドナルドなどの名前をあげた。「これらの若手は、恐ろしい実力をもっている。これこそ我々がほしいものだ。ウルグアイ戦をみて、サッカールーズは若手で苦労していると言った。私が見る限り、そうは思わない。だが、アジア杯で若手に新しい経験をさせることはとっても大事だ。彼らはこの経験をほしがっている」と彼は語った。

 

アーノルド監督は、発表した選手の今後の怪我に備えて、7名の若手をスタンバイさせている。

 

「キャプテンを誰にするかは、シンガポールで選手全員がそろったところで発表するつもりだ。」とアーノルド監督は語っている。ファンの見方は、ウェストハム所属のニールになるのか、ヴィドゥカがなるのか? キャプテンシーも、変わる可能性がある。

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オーストラリアは、2018年のワールドカップをオーストラリアで開催したいという強い願望がある。その実現までにはかなりの紆余曲折がありそうだが、オーストラリアに中に、サッカーの大きなうねりが出てきたことは否めない。FIFAのローテーションでは、2018年がオセアニアにまわってくるのだが、中国も虎視眈々とその機会を狙っている。

 

サッカールーズは、6月30日にシンガポールで、同国代表と最後の国際試合をして、7月8日、バンコクでのオマーン戦に臨む。これが、アジア杯におけるオーストラリアの初戦となる。

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*画像はすべて「スカイ・テレビ」より


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2007年06月02日

gensan速報 オーストラリア VS ウルグアイ

テルストラ・スタジアムに61,800人を集めて行われたオーストラリア 対 ウルグアイの因縁の一戦は、ウルグアイが自力を発揮して、後半32分、ゴールキーパーがボールをはじいたところを、ウルグアイ・レコバが冷静な判断からゴールに蹴りこみ2点目をあげて、そのまま、押し切った。


オーストラリアは、前半ポジティブな展開をみせて開始7分にステリョフスキーがゴール。調子を上げてきたウルグアイがが40分にフォーランがゴールをきめて、イーブンにした。

2005年のウルグアイ戦で、オーストラリアが勝って、ワールドカップへの道を開いたが、過渡期にサッカルーズは、ボールをつなぐことができず、1-2で惜敗した。

それにしても、スターを欠いたサッカルーズの試合に、これだけの大観衆が入ったことは、オーストラリアのさっがーがかつての遊びから、産業へと変身したことを証明した。

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2007年06月02日

料理アジア・カップ 予選結果と決勝ラウンド

【Aグループ予選】

グループ・ステージでは、タイのレッドカレーが物をいって、トップにたった。レッドカレーには、各国とも手が出ず、全勝である。イラクのクジーはあまりにもこってりしすぎた。オージーパイは、出遅れがひびき、トップを奪うことはできなかったが、予選通過はできた。ノックアウト・ラウンドで巻き返しがきたいされる。オーマン・サンドは、本領発揮できず失望。

 

【Bグループ予選】

ここは決死隊のグループだ。

激しい死闘が繰り広げられた。カタールの肉のすばらしさとアラブ首長国連邦のチキン・シチュウとダンプリングは甲乙つけがたかった。そして、健康的な日本の鮨、ベトナムの奇妙な酒も実力を発揮した。結局、予選を抜けたのは、日本とベトナムだった。



【Cグループ予選】

ココナッツミルクのラクサがダントツで予選を抜け、四季を通じて楽しめる中国の酢豚が2位につけた。イランのライスがかなり健闘したが、肉が欠けていて予選落ちした。ウズベキスタンのプロフは肉、ご飯、果物はそれぞれに惜しかったが、あまりにもなじめず予選落ちした。



【Dグループ予選】

インドネシアの濃厚な味が勝利に結びつきトップで予選通過。ついで、韓国の涙の出る白菜の漬け物が意外と奮闘して、2位。バーレーンのライスボールは甘すぎて脱落。しかしその携行性のよさから、サウジのバーベキュー肉をぬいて3位にはなった。サウジの敗北は、もっと大きな穴を掘るべきだったと言う点で作戦ミス。



【ノックアウト・ステージ】

タイのレッドカレーが依然強く、中国の酢豚を一蹴。オージーパイはマレーシアのラクサを破って準決勝進出。インドネシアのビーフレンダンも快調にベトナム・ヘビ酒に競り勝った。韓国キムチは、日本の鮨の種類の豊富さにもてあそばれた。

 

【準決勝】

準決勝では、日本の鮨とタイ・レッドカレーが敗北し決勝進出ならず。決勝戦は、意外にもインドネシアのビーフ・レンダンとオージー・パイとの一騎打ちになった。



【決勝戦】

スポーツ食品の融合性という最後のテストで、両方の料理とも、一旦満員のスタジアムの自分の席に持ち帰ることが求められた。つまり、休憩の時点では同点になった。しかし、セカンド・ハーフで、オーストラリアは、ソースをたっぷりつけたために、そこで勝利がきまった。スポーツ食品・アジアカップで優勝した。さて、本番でサッカールーズは、これに見習って勝てるかどうか? オーストラリアのできレースの話でした。お粗末の一席。



予選リーグはこちらから

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