2007年02月26日
イクストゥリーム・スポーツ 7選
オージーには、究極のスポーツを好む人が多い。 中には、危険を承知で、自虐的に笑顔を見せて楽しむ御仁も少なくない。 それがいいかどうかは、別の話だ。極限を楽しむオージーの気風は、開拓者時代からからあったのだろうか。 いや、それより以前からか。私などは人命尊重の立場から、これはどうかというのがかなりある。 そんな中から、7つを選んでみた。 私が経験していないスポーツ、今後ともやる気がおきないスポーツだ。 1)ウィング・ティップ・ホワーリング 究極の高度を感じたい、あるいは鉄棒のような神経で友人のハートを射止めたい・・・ 頭で高度を実感したい・・・などなどの夢をお持ちの方には、これがマッチするか。 昔ながらのアクロバット飛行を提供しているのは、シドニー北部のハンター・バリーの曲芸飛行センター。 利用するのは、ピッツ・スペシャルとよぶ第二次世界大戦の戦闘機。 コックピットは二人乗りで前後に別れて搭乗。 そうそう、言い忘れた。体重制限がある。150キロ以下に限る、と。 そういう不健康な人は、乗らない方がいい。 そして、いよいよ曲芸飛行。手で胃の中をかきまわされるような感じになるらしい。 やがて、もう1機との接近飛行も経験できる。まさに、究極の航空ショーを機内で実感できる。 名付けて、ダブル・マヌーバーズ。 はっきり言えば、意図したニアミス飛行だ。 回転飛行。 宙返り飛行。 空中での失速飛行。 急降下。 2機編隊で、下の飛行機は正常に水平飛行、直ぐ上の飛行機が背面飛行。 相手機のコックピットに座った友の顔が逆さまに見えるかもしれない。 飛行機は1425馬力。時速400キロを出す。 私は若い時に操縦資格を取ろうと思って、空中での失速飛行の訓練を受けたが、 上空での初めての失速訓練の時、これはひとえに飛行教官への信頼の厚さに頼るしかないと思った。 高度二千フィートくらいのところでの訓練だったが、あわてず、騒がず、冷静に・・・ なのである。 恐怖度:5点満点中5点。 費用:二人で775豪ドル。(費用は随時変わることがある) ウェブサイト:www.adrenalin.com.au/default.aspx 2)ホワイトと共にダイビング あなたは、大海原に出たことがあるか? そこで鮫の音楽を聞いたことがあるだろうか? ここで私が言う“ホワイト”は、白人でもなんでもない。グレート・ホワイト・シャークなのだ。 体調5~6メートルのグレート・ホワイト・シャークと対峙した時に、 例の映画「ジョーズ」のサウンドトラックの音楽が頭の中に流れてくるはずだ。 この時に、真の恐怖とは何かが実感できるという。 それは、青ザメるなんて悠長なことを言っている場合ではないらしい。 鮫のエキスパート、ロドニー・フォックスさんが南オーストラリア州で3泊3日のツアーを企画している。 アデレードの西にあるポート・リンカーン港から世界最大のあざらしの居住地と言われるネプチューン島に渡る。 潜水できる鳥かごのような頑丈な籠に飛び乗って水深18メートルまでもぐると、いよいよそこで、 アザラシを喰いに来るシャークとのご対面が待つ。ひとたび恐怖の心臓の鼓動を克服した後は、 本当の恐怖感が体を包み、そして・・・、このような驚くべき生き物が水中にいることの不思議さを実感するという。 因みに、グレート・ホワイト・シャークは、日本語でホオジロザメとも呼ばれる。 体重2トン程度に達し、肉食の魚類としては最大種である。世界中の海の沿岸域に生息しており、 全てのサメの中で人や船を襲った記録が一番多いのだそうだ。 さらに映画『ジョーズ』のモデルとなって以来、 悪名高き人喰いザメというイメージが多くの人に定着してしまった。 非常に鋭利な歯は正三角形で、長さは7.5 cm ある。 さあ、ケージで潜ってみるかぁ。一応、ケージをかたち作る鉄の棒をかみ切ったジョーズはいない。 恐怖度:5点満点中5点。 費用:3泊3日で1995豪ドル。 ウェブサイト:www.rodneyfox.com.au/ (3)ダウンヒル・レーサー なぜ、スキーヤーは、あれだけ雪原のダウンヒルに魅了されるのか? スキーヤーだけにあのダウンヒルの快感を味わわせておいていいものか、 と日頃思っている方への朗報。 毎年11月から翌年5月まで、スピード・マニアが楽しめるところがある。 このスポーツを名付けて、キャノンボール・ラン。日本語になおして、弾丸の走り。 場所は、首都キャンベラからまだ少し南に下ったスノーウィー・マウンテンの懐に囲まれたスレドボ。 言わずと知れたスキーのメッカである。良質の雪に恵まれたところだ。 平坦なオーストラリア大陸の屋根とも言われるところに、マウンテン・バイクのトラックが出来た。 自分の乗るハイテク・バイクが決まると、フルフェイスのヘルメットを含めて自らの体に重装備を施す。 まずは、自分のバイク・テクニックを計りながら、障害物コースをこなしていく。 そして、4人乗りの高速リフトでスレドボの頂上のイーグルズ・ネストにあがる。 そこで、3時間、インストラクターがみっちりと、マウンテンバイクの乗り方の基本を教授する。 ボディ・ポジション、ブレーキ・テクニック、コーナリングなどなどだ。 そして、ダウンヒルの実技の時間がくる。 いよいよ4.2キロのダウンヒルの始まりだ。木々の間を縫って標高差600メートルを一気に駆け下りる。 立体交差の傾斜路あり、小規模の崖あり・・・スリル満点だ。 これほどまでのイクストゥリームはどうもと腰の引ける方には、グレードに応じたコースがある。 恐怖度:5点満点中4点。 費用:265豪ドル。 ウェブサイト:www.rawnrg.com.au/rawnrg.net/default.aspx (4)暴走ラフティング ニューサウス・ウェールズ州北部のグラフトンは、南洋桜で有名なジャカランダの町。 そこに近いニムボイダ川で行う定番・暴走ラフティングはどうあろうか。 まずは、川縁での説明会からその日は始まる。どうしたら安全か、オールの使い方、 万が一ラフトから落ちた場合にどうするか(実はこれが一番大事なのだが)などの説明が行われる。 そして、それが済むと、いよいよ実践だ。急流の泡で白濁した荒々しい川に出て、 ニンボイ・ビンデレイ国立公園の9キロの川下りに入る。 コースは、グレード別にグレード1から6まであり、1はほとんど平坦なコース、6は恐ろしくばかげた怖さだという。 その時の水量にもよるが、ガイドの監督下でグレード4か5で挑戦してみたらどうだろう。 ガイドは、皆さんが必至になって(あるいはやけになって)オールさばきをしている間 ラフトの最後尾に座って睨みをきかせている。 いや、それでも、守ってくれていると言わなくては失礼だ。 年齢制限がある。14歳以下はだめ、体重40キロ以下もだめ。 なんだ、軽いのはだめなのか? 重しの役がひつようなのかい。 また、予約時に体調を質問される。 当然のことだが、全員が、川にいる間はヘルメットとフローテーション用のジャケットを着用する。 恐怖度:5点満点中4点。 費用:食事と最寄りのコフスハーバーからの送迎を含めて1日間150ドル。 ウェブサイト:www.surfrafting.com (5)勇気を出して握力をゆるめる 或いはちょっと手の力を抜く タスマニアにゴードン川という川がある。タスマニア島の山々に端を発し、 西部海岸へ流れる全長200キロの川だ。 1980年代にダム建設の話が持ち上がり、賛否両論で大いにもめた末に出来たダムだ。 ダムはムダという話もあるが、その話しはここではさておき、このダムで、命をスリルにさらしてみる。 それも、普通に下を覗くのではないのだ。ハンドレールを握って、後ろ向きに寄りかかり、 140メートル下の壮大な景色を逆さになって覗くのだ。 因みに、140メートルの高さというのは、シドニー・ハーバー・ブリッジの上から下の水面までよりあるのだ。 アドレナリンは、ダムの外側の登り始める時から全開する。 懸垂降下には3段階ある。まずは30メートル。次が50メートル。 次が、ジェームズ・ボンド・スタイルの最大級の物だ。ダムの側壁がくぼんでいるので、 ひとたびワンタッチの握りをゆるめると、ゴードン川渓谷に、するすると近づいていく。 恐怖度:5点満点中3点 費用:165豪ドル(一日) ウェブサイト:www.aardvarkadventures.com/ (6)風に乗る そして祈る さて、こちらはどうだ。アエロシューティングは、空飛ぶゴーカート言われる。 シドニーからほど近いホークスベリー・エリアにある新しいアドベンチャー。50馬力のエンジンを供えた一種の飛行機がそれだ。 12メートルのパラシュートを使って浮上する。翼のような役目を果たし開くと、 地上から空へとあなたを引き上げる。 言うまでもなく、経験豊富なパイロットが皆様にご同行だ。 しかし、あなたが操縦してもよい。時速75キロで空を飛べば、 今までいた下界が眼下に展開するはず。 恐怖度:5点満点中3点 費用:105ドル ウェブサイト:www.poweredparachutecentre (7)すばらしき探検 洞窟探検は、閉所恐怖症の人や臆病者のためのものではない。 その名もマンモス・ケーブと呼ばれている洞窟への旅は、普通のものではない。 地下への旅は、登坂あり、這っての移動ありで、あなたの体のエネルギーを絞り出す。 場所は、シドニーから1時間ちょっと行ったジェノラン・ケーブだ。 ここは、1800年代の半ば頃から、観光スポットになっていたと聞く。 いままで観光用に開放していたのは、リボンケーブという洞窟だが、 新しくオープンしたのはネットル・ケーブというところ。実はこの70年間閉鎖していたもので、 正確にいうと1億円を投資して内部を整備して再開したのだ。 観光用の洞内を過ぎて、カンテラを装着して、経験のあるガイドについて地球の奥底を探索する。 すべての行程がきついわけではないが、上からは鍾乳石が無数にぶらさり、 下からは石筍が伸びる大きな空間や地下の川の様子を楽しむことができる。 恐怖度:5点満点中3点。 費用:一人155豪ドル ウェブサイト:www.adrenalin.com.au 今年の日本の夏休みのご計画は?
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posted by keni |22:15 |
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イラク戦争中に捕虜となり、劇的な救出劇で有名になった元アメリカ兵、ジェシカ・リンチさん(23)が、
1月19日、女児を出産、イラク戦争で最初に死亡した女性兵士のミドル・ネームをとって
ダコタ・アン・ロビンソンとした、と彼女の広報担当が発表した。
ボーイフレンドも了承したというニュースがCNNで出ていた。
リンチさんとこの女性兵士は共に第507補修中隊に属してイラクに従軍。
兵舎でも同室だったという。リンチさんの部隊は2003年3月下旬、
イラク南部ナシリヤ近くで襲われ、リンチさんは捕虜になっている。
名前をもらった女性兵士はこの際に死亡していた。
リンチさんは腕、足骨折などを負傷したが、米軍の救出で解放されていた。
現在は、ウェストバージニア州の大学生。
育児もあり、当面は通学せず、インターネットで授業を受けるという。
イラク戦争が始まってすでに3000人以上のアメリカ兵が命を落とした。
すでに、イラク戦争開始の元となった9・11テロで亡くなった人の数を上回った。
それにもまして、イラク国内で命を落としたイラク人は、遙かに多い数を記録している。
アメリカ陸軍士官学校ウェスト・ポイントでバスケットの選手をしていたD・ハーフフェイカー中尉は、
イラク南部の北部バクオバで、武装した戦術軍用車に乗っている時に、
ロケット推力の手りゅう弾が命中し、車は四分五裂に。
手りゅう弾は、ハーフフェイカーの右の二の腕を直撃した。
彼女の肩胛骨がやられ、折れた肋骨が彼女の肺を傷つけた。
医者は、彼女の右腕を切断手術し、腕を失った。彼女は退役陸軍大尉となり、国防省コンサルタントして、今働いている。まだ26歳の若さだ。
彼女の仕事は、彼女のような境涯にある女性が、
自分の髪の毛をポニーテールにできるような義肢の調査・研究が含まれる。
しかし、仮にそのような技術が具体化しなくても、
彼女は
フィル・ソレンソンと無二の親友コウディ・ウェンツは、
大学へ行くための学費を捻出するために一緒にノース・ダコタ・陸軍州兵に入隊した。
2004年2月、二人を乗せた船はイラクに向けて出港した。
同じ年の11月4日、例のハムヴィーという武装した戦術軍用車の中で、
ひいきのフットボール・チームのことで口角泡を飛ばしていた。
その時、道路脇に仕掛けられた爆弾が爆発した。
ウェンツは死亡し、ソレンソンの左膝下がやられた。
ソレンソンは、今23歳。ノース・ダコタのウィルストンの自宅に戻っている。
彼は左の義足を使って歩く。
そして、亡くなった親友のウェンツの両親、ジョイスとケニーとも連絡を絶やさない。
しかし、彼の人生が普通に戻ればもどるほど、
ダニール・グリーン
ダニール・グリーンは、陸軍スペシャリストだった。ノートル・ダムでは、
元バスケットボールの選手として活躍した。
2004年5月、バクダッド警察の建物の屋上に腰を下ろしていると、
ロケット型の手りゅう弾が飛んできて、肘から下の左腕を飛ばされた。
その後数ヶ月、彼女の怒りは鎮まらなかった。利き腕を失っただけに、
人前も気になった。しかし、今は、負傷したという意識まで落ち着いてきた。
この人たちの背後に多くの戦死者がいる。
その中にも、多くのスポーツ愛好家がいたに違いないのだ。
戦争一つで、多くの優秀な人を失っていく。それも、多くの若い人たちが。
残念で仕方がない。それは、当然、アメリカだけの話ではない。
スポーツ好きなイラク人にも言えることである。


