2010年03月16日

ロニーのアンダーシャツにはマデイラと書かれていた

ロニーとは、言わずと知れた クリスティアーノ・ロナウド・ドス・サントス・アヴェイロのことだ。 

超有名選手だから、ロナウドのことは詳しい人が多いと思うので、ロナウドとマデイラのつながりだけをご紹介しておこう。


1985年2月5日、クリスティアーノ・ロナウド(人はロナウドと書き、発音するが、彼の故郷フンシャルやリスボンでは「ロナルド」なんですけどね)は 大西洋に浮かぶポルトガルのマデイラ島最大の街フンシャル(マデイラ自治領の首都)に生まれる。


家族は両親と兄1人、姉2人で、ロナウドは末っ子である。父親のディニスは公務員として働きながら、地元のアンドリーニャというサッカークラブの管理を 手伝っており、ロナウドはこのクラブで6歳の時にサッカーを始めた。


4年後の1995年にCDナシオナルに入団。この頃からロナウドの名が広まり始めた。一年後にスポルティング・リスボンのスカウトを受けて、母親と共に リスボンへ移住。


一方サッカーでは急速な成長をみせてユースを駆け上がり、2001年9月29日のS STAR戦で17歳にしてプロデビュー。以降25試合に出場し、クラブ史上最年少ゴールも決めた。


私もロンドン時代、何回かマデイラ行きを計画したが、ついぞ果たせなかった。その人気のリゾート地、大西洋のポルトガル領マデイラ島で今年2月20日、 前夜からの豪雨で土砂崩れが発生し、記録的豪雨による洪水で42人が死亡し、120人が負傷した。行方不明者は数十人とみられている。


ロナウドの故郷である中心地フンシャルなど同島南部では土砂崩れと浸水で、道路や家屋に大きな被害が出た。泥水の勢いで横転した車や倒木が見られ、フン シャル市内では住民が軍の施設などに避難した。


マデイラは空前の土砂崩れで大被害を受けた。何百という人々が家を失った。ロナウドは、マデイラ島でチャリティの試合をすると発表し、救済事業に一役 買ってでた。彼は、ユニフォームの下の着るシャツに『マデイラ』と書いて、ひそかに故国の人たちと苦しみを分かち合っている。そして、彼の所属するレアル マドリッドが最近ヴィジャレアルに勝利した時、ユニフォームをまくって見せて、故郷にエールを送った。


「あそこは私が育った所、私の家族が住んでいる所だ。テレビで見たけど、信じられなかった。自分ができる方法で、何でも助けたい」と、ロナウドがその時 に言った。


このフットボールの巨星は、実は西オーストラリア州とつながっていることがわかった。


10年ちょっと前、ロナウドが10代のとき、ロナウドのお爺ちゃん、お婆ちゃんは、子どもたちのいる西オーストラリアに行って新しい生活をすると言い出 し、十代のロナウドは祖父母にさよならを言った。


ロナウドの母マリア・ドローレスは、その時、両親や兄弟に加わらず、マデイラの旧市街フンチャルのこじんまりした家に留まることを選んだ。そして、十代 の息子クリスティアーノ・ロナウドは、ポルトガルの原動力と言われるスポルティング・リスボンで実力を発揮した。ドローレスはマデイラでまだ生活をする一 方、彼女の両親、兄弟は、以来パースの郊外ヤンゲバプに定住したままだ。そこでは、世界で最も有名なフットボール選手の身内が、実はすんでいるということ は殆ど知られていない。


ロナウドの家族は、オーストラリアには合流しないかもしれないと思っているようだ。しかし、彼は、しばしばオーストラリアにいる家族たちに思いを馳せるらしい。4年前、彼は、彼が率いるポルトガルの試合をみてもらおうと、パースにいる祖父母、マリア・アンジェラさんとホセ・スピノラさんを、ドイツに呼び寄せたという。この4年前のワールドカップ・ドイツ大会では、ポルトガルみごと4位になった。


「フットボール・・・ロナウドは大好きだね。そして、彼は勝つことが好きなんだ。彼は非常に忙しいから、あまりたくさん話でないよ」と、ロナウドの伯父 アレックス・ヴィヴィエロスは話しているという。


パースの人々は、あの有名なフットボール選手が自分の甥に当たると言っても、誰も伯父さんの話は信じなかったらしい。しかし、話はゆっくりと広まって いった。


要するに、ロナウドのお爺ちゃん(81歳)、お婆ちゃん(80歳)には、なんと13人の子供たちがいた。そして、そのうち4人が両親とともにパースで暮 らしている。


パースのポルトガル領事館によれば、西オーストラリア州のポルトガルの人口は8000だ。そのうち、マデイラ出身が85パーセントを占める。マデイラ出 身の人は、1950年代にかなりの数が、移住してきた。そして、多くは漁師としてフリーマントルに定住した。


2月の土砂崩れで、幸運にもロナウドの親戚は生き残ったが、この災害はオーストラリアのロナウドの親戚にも大きな影を投げかけている。


もしロナウドが、お爺ちゃんお婆ちゃんのいるオーストラリアに移住してきて、国籍をとったら、どんなことになるのだろうか。ありえない話だが、可能性ゼ ロではないだろう。

posted by buruta |09:03 | gensan | コメント(0) | トラックバック(0)
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