2007年11月22日

北京への切符を 豪州 6回連続の五輪出場

21日の平壌の金日成スタジアムで行われた北京オリンピック、サッカーアジア最終予選で、北朝鮮と1-1で引き分けたオリルーは、1988年のソウル・オリンピック以来連続出記録を伸ばした。今年9月9日のニューカースルでのホームでの試合は、1-0でオリルーが勝った。結果は1勝1分けとなった。

 

18日の日曜日に、オリルーは北京に向かった。北京で2日間練習したあと、平壌に入った。スコードは20人に減らしての平壌入りだった。

 

一般的にはオリルーの勝利が予想されていたが、やはり試合はそれほど簡単ではなかった。オーストラリアは、勿論1ポイントを取れば北京オリンピックの切符を獲得するに十分なのだが、気候はシドニー北部とはまるで違って、折からの寒気団の襲来で、めちゃ寒かったらしい。前日に大雪が降り、金日成スタジアムには、かいた雪がスタンド隅に残っている。凍るような寒さの中での試合だ。

 

オリルーにとって、敵は北朝鮮代表選手団以外に気候と人工芝だった。


アーノルド監督は、人工芝は速いとみた。オーストラリアは速いピッチは好きだ。「人口芝のボールの弾みは、人工芝の方が高い」と、アーノルド監督は見る。

 

「オリルーの連中は、チームとして長時間一緒に練習ができた。どんなことがあっても集中力を損なうことはない。仕事はまだ終わっていない。イラクとの対イラク戦は、いい仕事をした。今度は、北朝鮮戦だ。人工芝に気温ゼロだ。これがアジアなのだ。勝つことは楽ではない。サッカールーズがアジアカップでどのくらい苦労したかわかる。連中は、足を地につけて、仕事のまとめをするように努力している。一生一度のオリンピック出場をかけた試合だ。これはそれを十分分かって平壌に向かっている」と、アーノルド監督は前日話した。

 

また、キャプテンのミリガンは、

「気が緩むようなことはないと思う。われわれは、全員がまだ仕事半ばだという認識だから。イラクに勝ってもそれほど興奮するきになれない。北朝鮮戦が控えているからだ・既に気持ちは北朝鮮戦に集中している」

 

寒さ、人工芝・・・オリルーは、前半わずか9分、北朝鮮のパク・チョル・ミンは、ミリガンより速い脚力をみせてネットに蹴りこみ1-0で先行した。GKのヴコヴィッチも及ばなかった。これより前の4分にも、先行されそうな場面があり、これが決まっていれば、前半ダブル・スコアのリードになった可能性がある。これはGKヴコヴィッチが自分のエリアを出て、ヘッディングで跳ね返して事なきを得た。更に23分にも、北朝鮮最大のチャンスがおとずれたが、GKヴコヴィッチにクリアされた。前半は、ディフェンス陣の連携もうまくなく、オリルーに2回ほどチャンスがあったが、すべて北朝鮮がクリアした得点には結びつかなかった。オリルーには、先週土曜日のイラク戦ほどのきれはなかった。

 

相手からのプレッシャーが最高に来たセカンド・ハーフの中頃、69分に、サーキーズのフリー・キックからの戻りのボールをキャプテン、ミリガンが左からヘッディングすると、GKの頭上をぬけて同点にし、そのまま引き分けた。これで、イラクが勝っても及ばず、Aグループの1位のオーストラリアが北京行きの切符を手にした。

 

最後の重要な二試合のキーメンは、キャプテン、ミリガン、イラク戦で最初のスコアをあげたレイジャー、ミリガンの2点につながるフリー・キックをしたのはサーキーズだった。最高殊勲選手に相当する。

 

また、サッカールーズの監督だったグラハム・アーノルドにとっても、この勝利は彼個人の勝利ともなり、ディック・アドゥヴォカート氏のご変身で、サッカールーズ新監督探しが始まった中で、アーノルドは計算外のところにおかれるわけだが、FFAは、彼にも又注目せざるをえなくなるのではないか。

 

 

これに先立つ先週17日、サッカールーズが親善試合でナイジェリアに勝った日、シドニー北部のゴスフォードでは、北京オリンピック出場資格を狙うオーストラリアのオリルー対イラク戦が行われた。

 

結果は、2-0でイラクを下した。

前半19分にエイドリアン・レイジャーがゴール、後半13分にキャプテンのマーク・ミリガンがゴールを決めた。

 

これで、オーストラリアは、2位イラクに3ポイント離して11ポイントでAグループのトップとなった。イラクがAグループ最下位のレバノン(会場はダマスカス:水曜日)に勝つと予想されるが、オーストラリア戦で3人がレッドカードを受けたので、行方は分からない。

 

10ヶ月に渡り、6カ国で13試合を行ってきた北京オリンピックの最終予選はいよいよ最終試合になった。オーストラリアは、北朝鮮(会場は平壌:水曜日)と最低引き分けで、北京への道が開かれる。

 

オリルーのグラハム・アーノルド監督は、かなりの練習時間をアジアのチームとの心理戦に割いた。つまりどういうことかというと、アジア・チームは、試合が優勢になってくると、試合のペースを遅らせ、怪我をしたように似せかけて相手の弾みを削ぐというのだ。

 

イラクは、ストップ&スタートで揺さぶりをかけてきたが、オリルーは、冷静且つ忍耐強かった。時間を割いたアーノルド練習が、大いに効いた。得点面で守勢にまわると、イラクの攻撃は強烈になったが、前半、後半1点ずつ入れて、イラクを突きはなした。

 

前半の1点をあげたエイドリアン・レイジャーは、「見事な試合ではなかったが、われわれは勝つためにそこに行って、勝利した。案の定、彼らはその作戦でやってきた。しかし、その手には乗らなかった。ゲームが再開されるのを待った」と話す。

 

「ふざけたプレーで相手に乗らせてはならない。メンタリティのゲームだ。レフリーもそこは良く分かっていた。泥沼にはまりこまないようにレフリーも最初に手を打った。われわれもいらつかないようにしたので、彼らの作戦も効かなかった」と、キャプテンのミリガン。

 

ついに、2008年の北京オリンピック出場が決まった。(了)

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posted by buruta |00:03 | gensan | コメント(0) | トラックバック(0)
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