2007年11月05日

楽しくペダルをこごう!

オーストラリアの自転車事情を書いたら、もっと知りたいというリクエストがきた。

 
そこで、今回は、ホリデーに近い豪州自転車ツアー事情を書いてみよう。

 
安く上げて、友達も作って、健康を高めて・・楽しくなどという欲張った方には、組織された自転車ツアーは手っ取り早く目的を達成する方法と言えるのではないか。

 
オーストラリア各州の自転車組織が行う1日から1週間以上の自転車ツアーはあちこちにある。自分専用の自転車に、テント、寝袋を準備して走るものもある。1日3食付きのもの、中にはコンサートを聞けるものまで種々ある。

 

期間が長くなると、毎朝片づけた後、小さいバッグは自分で持ち、テントなどの大きなものは、ツアーの責任者がセミ・トレーラーで先の目的地に運んでくれる。身軽にして、こぐことと安全に集中できるというわけだ。

 
目的地に着くと、トイレと温水シャワーつきのテント村の用意が出来て、自転車修理の人がいてくれたり、店や食事の施設が用意されているツアーもある。あとは、自分でテントを立てればいいというばかりだ。

 
こういうライダーの年齢は、大半が25歳から45歳までだが、中には、70歳を越えた人、10歳以下の子どもが参加することもある。

 
これらのイヴェントは、レースではない。だから、参加しても気楽である。


脱落しても、サグ・ワゴンがいる。サグ・ワゴンというのは、主として自転車レースで落後車を拾う追走自動車のことだ。あなたと自転車をピックアップして、夕方の目的地まで運んでくれる。

 
完全な落後者は出ないことになっている。

 
自転車をこいだ後のビールはうまいという。健康にうるさい人はミネラル・ウォーター派だが、多くの人はパブ・ドライを呑むとことで知られている。

 
長くなるので、主としてニュー・サウス・ウェールズ州(以下NSWと書く)をみてみよう。

 

NSW州最大の自転車イヴェントは、バイシクルNSWが組織するスプリング・サイクルだ。これは1日のイヴェントで、今年は10月21日に行われました。シドニー北部のセント・レナード・パークをスタートして、ノース・シドニー~ハーバー・ブリッジ(注:写真あり)~シドニー・オリンピック・パーク(注:写真あり)までのコースで、出発点は3箇所のオプションがあり、5キロから50キロまでを選択することができる。参加は1万人だった。

通過地点(ハーバーブリッジ)
20071105-02.JPG



ゴール(シドニー・オリンピック・パーク)
20071105-04.JPG




 
シドニー~ゴングMSバイク・ライドという毎年恒例の1日イヴェントがある。11月最初の日曜日に開催される。今年は、11月4日快晴のシドニーで行われた。ゴングというのは、シドニー南部の都市ウーロンゴン(グ)のことだ。セント・ピーターからスタートして90キロ走るか、少し南部のヒースコートからスタートして56キロ走るかであるが、いずれにしてもロイヤル・ナショナルパークを突き抜け、絶景のシー・クリフ・ブリッジを越える。ティー・ブレークあり、生音楽ありで、サイクリングを楽しいものにさせてくれる。もちろん、自転車の修理もでき、水も用意され、救急施設もトイレも整っている。

 

多くのツアーは、慈善行為を支援するツアーになっているが、これもその一つだ。

 

1位 エリック・ミルン 
2位スティーブン・B・ホワイト 
3位ジェフリー・ヒルトン これは、今年の到着順ではない。

 
慈善のための寄付獲得額の上位だ。
1位のミルンさんは、23、700ドル。
2位のホワイトさんは12,700ドル。
3位のヒルトンさんは、12,600ドルをそれぞれ集めた。
チームで集めた1位は、51,000ドルだ。日系企業ではチーム富士通2007の26,000ドル(それぞれ11月5日現在)と健闘している。うれしいではないか。

 

合計で、これまでに97,000ドル以上の寄付が集まった。日本と比べると意識の差か、やはり大したものだと思う。従業員に大きなプライドを与える企業の寄付は、社会の責任を担う企業精神の表れとも言える。

 

個人で寄付を集めるのも大変である。面と面で向かいあって、「私が完走するからご寄付を」と。しかし、弱者がいる限り、社会の平和はないという立派な観点にたてば、財布の紐を少しゆるめれてくれる人はいるはずだ。それぞれにレシート・ノートが渡されて、そこに記入していく。お金を銀行に振り込む。立派な社会貢献が行われている。

 
終わった物を書くなと言うお方もいらっしゃるだろう。来年のことを書こう。

 
来年3月29日~4月10日までの2008グレート・エスカペイドがある。

 
どういう内容かというと、世界遺産のブルーマウンテンズ(注:写真2枚あり)からNSW州のワインの里ハンター・バリー(注:写真あり)まで走行するものだ。

世界遺産 ~ブルーマウンテンズ 1~20071105-01.JPG



世界遺産 ~ブルーマウンテンズ 2~20071105-05.JPG




ワインの里 ~ハンターバリー~20071105-03.JPG




これは道中完全にサポート態勢ができあがっているもので、自転車イヴェントの先駆けであるバイシクル・ヴィクトリア(ヴィクトリア州)とバイシクル・NSWの合同企画だ。ワイナリーへ直進とも言える企画だ。

 

参加希望者には、3つのオプションがある。

(1)ブルー・マウンテンズ~ハンターバリー・コース。13日間。参加費大人一人1350豪ドル。

(2)テーブルランド・ウェー・コース。8日間。参加費 大人一人960豪ドル。

(3)グレープ・エスカペイド・ハンターヴァリー。5日間。参加費用:大人一人645豪ドル。

 

1月18日までに申し込むと100ドルの割引がある。早割りだ。

 

サイトを書いておこう。覗いてみてほしい。


Bicycles Network Australia:http://www.bicycles.net.au/

Bicycle New South Wales:http://www.bicyclensw.org.au/

 

 緑の風も さわやかに
  握るハンドル 心も軽く
    サイクリング サイクリング
      ヤッホー ヤホー

 
昭和57年に小坂一也さんが歌っていた古賀政男作曲の「青春サイクリング」は、古いと言われてもやはり、それをおいて右にでるものはない。オーストラリアで、自転車をこぎながら、この歌を歌いませんか?

 

では、また次回。


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posted by buruta |23:34 | gensan | コメント(0) | トラックバック(0)
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