2008年06月10日

フェルベーク監督 初黒星 サッカールーズ足踏み

サッカールーズが、ドバイでイラクに1-0で負けた。


気温30度。アジア・カップの悪夢が蘇った。

イラクは、先日6月1日のブリスベンでのリベンジを果たした。

前回、「今度のイラク戦でのアウェーで勝って初めてリベンジと言える」と書いたが、それは果たせなかった。


30メートルからイーマド・モハメッドが、ゴールにぶち込んだ。2002年のワールド・カップで、ロナウディーニョが飛ばしてブラジルがイングランドを鎮めたストライクを彷彿とさせると、新聞は報じる。

それは4年前のアテネ・オリンピックでオリルーを沈めることになった彼自身のゴールを遙かに凌ぐ物であった。


テレビは、何度もモハメッドのキックを放送したらしい。
モハメッドがボールを見つめる。視線を上にあげる。GKのシュワルツァーが、ラインから離れて前進するのを視野に入れる。ボールを蹴る。前に出過ぎたシュワルツァーが、慌てて戻る。その手の上をカーブを切るボールはゴールの一番隅に飛び込む。


クロスバーに触らなかったことが奇跡だと思っている人がいれば、それもあたっている。しかし、また、読みに甘さがあったと言われれば、それもそうだ。「それは、ショットか、クロスか、自分はクロスと思う。新しいボールは、GKには優しくない」と、シュワルツァー。しかし、シュワルツァーを責められないだろう。これまでの何試合も何年も、彼が救ってくれているからだ。


むしろ、ここ何試合かの得点の低さのほうが問題だ。ブリスベン戦記でもふれたように、冷や汗の90分だった。このイラクのホームでの苦戦は暑さも含めて、当然予想されたものであり、得点も多くは期待できなかったからだ。


フェルベーク監督 「94分の間、彼はよくやった。2秒間だけ、ポジションを外れた。だれも、あんなボールが来るとは思わなかった。モハメッドがあと100回同じことをやっても、99回ははいらないだろう。そういうことが起きたんだ」


前半でイエロー・カードを受けて、カタール戦は出場停止になってヴィンス・グレラ   「フットボールのことをちょっとでも知っていれば、あれはショットではないよ。ツキがなかったね」


ハリ・キューウェル  「あんな距離からGKの上を狙ったとは信じられない」



あのような見事なゴールを決められて、サッカールーズ選手、とりわけシュワルツァーの、肉体的、精神的疲労はあるかも知れない。

後を引く必要はない。カタールとならんでトップにいるのだから。


今週末のカタール戦は、いってみればグループ1の首位攻防戦である。


イラク戦でも分かる通り、チャンスを作れない弱さがある。全体としては主導権をにぎりながら、一発に破れた試合だ。


中東の砂漠の気温は暑い。先週は前日40度を超える暑さだ。

この辺を考えて、ブレット・ホルマン、ジョシュ・ケネディ、スコット・マクドナルドの起用が一つのポイントとなる。


イラク戦では、サッカールーズは、深い位置からのカットバックよりも、イラク陣ハーフからジョシュ・ケネディにボールを集めるロング・ボールが目だった。


これに対して、フェルベーク監督は、
「より幅広い攻撃は危険だ。ディフェンスも難しい。何もしなくても汗をかくんだ。こういう気候の中で、その瞬間に、最高の判断ができるわけではない」



今週末のカタール戦は、サッカールーズにとってmust-winのゲームである。


さて、グループ4のウズベキスタンが勝って、ワールド・カップアジア予選で初めて3次予選を突破した。負け・ドロー無しの全勝でダントツの12ポイント、ゲット。


グループ1では、カタールが中国に1-0で勝ち、現在豪と1位を分け合っている。

ウルグアイ生まれのセバスチャン・クインタナが14分にゴールを決めた。中国はカタールに負けたために、3次予選通過は厳しくなってきた。残り試合は、対豪州と対イラクが残っている。


グループ3では、韓国が同率首位ながら、ゴール数でわずかにリードだ。ヨルダンに1-0で勝った。一方北朝鮮も72分にゴールしてトルクメニスタンを1-0で矢破り、ポイント数で韓国に並んだ。


グループ2では、バーレーンが初めてポイントを落としたが、1位を死守。日本はオマーンと1-1のドローで、2位を堅持。


グループ5では、イランがアラブ首長国連邦相手に8分にいれた1点を守りきり、辛うじて1位に。


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posted by buruta |16:08 | gensan | コメント(0) | トラックバック(0)
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