2007年10月15日

走れ!前へ  一歩でも二歩でも(2)

ところで、女性の方がエネルギーを男性とは違った方法で新陳代謝させるので、忍耐を必要とする走りには男性より適していることを示す生き証人として挙げられているのが、世界の女性トップ・アスリートの一人イギリスのポーラ・ラドクリフさん。1973年生まれで、イギリスのチェシャー州出身だ。独特の走りを見せる彼女は、2時間15分25秒のマラソン女子世界記録保持者だ。

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彼女は、2003年のロンドン・マラソンで、区間5キロを3区間で15分台の走りをみせた。区間5キロを15分で走る選手はなかなかいない。この時樹立した世界最高記録の2時間15分は、男性の記録にくらべて11分ほどしか劣らないものだ。


このポーラのニュースは、当地シドニーの女性ランナー、リサ・A・デイヴィーさん(31歳)を勇気づけた。忙しい弁護士生活の中で、バランス感覚の不足を心配していた彼女は、素直に走りをとった。そして、シドニー・サイダー・クラブに入会した。


「素晴らしいクラブに入ったものです。すべての年齢の人、いろいろな能力を持った人、いろいろな体型の人がいました。そんな中で、誰もが唯一に共通に持っている物・・・それは走りを愛することでした」



 だから、クラブには30年の経験者もいれば、リサさんのようにトレーニングを始めたばかりの人もいる。



 「自分自身に挑戦するのが好きなんです。1週に3~4回のトレーニングを重ねていきました。飛ぶこと、跳ねることに進歩をしていきました」



2005年に下り勾配のハーフマラソンに参加した後、シドニー・マラソンに挑むことを決意した。そのために週に80-90キロを走った。この距離を5つに分けて鍛えた。長距離を1回、20-25キロを1回、残りを10-15キロという風に。そして自信を培っていった。



しかし、彼女がスタートラインにたつと、落ち着きが無いというか、神経が高まってきた。「スタートで飛び出しすぎ、自分自身に落ち着けと言い聞かせました。32キロ地点で苦痛が襲い始めた。そして、残りのキロ数を数え始めたのです。しかし、ゴールラインが見えた時に、私の耳に家族の声援が聞こえました。スピードをあげました。私はとても幸せでした。わめきたいような気分でしたが、そんなことは出来ませんでした。私の体の中には、一滴の水分もなかったからです」



「私のタイムは、3時間26分でした。そして、直ぐにも、又別の大会に挑戦してみたいと思いました。とても辛い道中ではありましたが、一つのことを成し遂げたという気持ちはすばらしいものでした」



以来、リサは、いくつかのブッシュ・マラソンにも挑戦した。



身長1メートル58センチ、体重57キロ。体重の問題は、過去の杞憂にすぎなかった。



「マラソンは、自分自身の見方を変えました。マラソンは、私の得意なものになりました。私はエリートの走者ではありません。しかし、競争は好きです。そして、そのことが、目標を達成出来るという自信を与えてくれるのです。人にマラソンをやっていますと話すと、人には間違いなく印象づけられます。それが、また自分自身の自信の醸成にもなります」


すべてのマラソン走者は、ただ怪我か寒さのために途中の棄権も余儀なくされるかもしれないレースのために何ヶ月も準備しなくてはならないことは認める。



だからこそ参加するのだ、というのはメルボルンの環境科学者ピーター・ブラック氏だ。ピーターは、49歳までにいくつかのマラソンを経験してきた。壮年時代の目標として、2005年11月の50歳の誕生日までに、各州の全マラソンに挑戦してみようと決意したのだった。



次への大会出場につなげていくために、前向きな心の状態で各大会のゴールに入ることは大事なことだと考え、彼は、快適なゾーンとして3時間30分以内で完走することを決めた。



そして、2005年1月にホバートの大会から参加し始めた。4月の首都キャンベラ、7月のゴールド・コーストとパース、8月のアリス・スプリングスとアデレード、9月のシドニー・マラソン、10月のメルボルン・マラソンと走りまくった。



それぞれの大会に、彼には何か惹かれるものがあった。「自分の好きなのはゴールド・コーストですね。それは、すべての人が、大会をもりあげてくれるからです。地元市役所から商店、州政府に至るまで。短いレースも家族的雰囲気ですし、レース後の催しもたくさんあって・・・」



しかしながら、ピーターの最大のお気に入りのマラソン・コースは、グレート・オーシャン・ロード・レースだ。言わずと知れた雄大な景色の中で走るからだ。「世界各国の選手と話してみましたが、誰もが、自分が走った中で一番美しいコースだと言ってくれました」という。



ピーターは、完走したすべての大会で素晴らしい成績を残してきた。「マラソンは、人生の最大の象徴ですね。自分が得たものを消費していくのです20071015-00.jpg


読者の皆さん。新たな挑戦はどうだろうか? 大会に参加する前に、10キロを60分以下で走れるようにするところから始めてみたい。



ところで、お前はどうなのかって? 

まずは、一歩から始めたい・・そんな心境です。ハイ。

(おわり)


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posted by buruta |08:08 | gensan | コメント(0) | トラックバック(0)
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