2007年08月17日

サッカルーズ、新監督へ

すでに、多くのメディアも触れているが、オランダ出身の元サッカー選手、ディック・アドゥフォカート氏の監督就任は必至の情勢だ。彼は、今年の9月で丁度60歳を迎える。

 

アジアカップで敗れたグラハム・アーノルド現監督は、現在オリンピック・チーム(U23)を率いているが、9月のアルゼンチン戦と10月の対中国戦の国際親善試合後に、サッカールーズ監督からは引退することになりそうだ。

 

アドゥフォカート氏が、自前のアシスタント・コーチを連れてくるか、アーノルド氏をアシスタント・コーチとするかは、まだ不透明な部分がある。

 

今、当地選手の間にどういう感情がおきているかというと、サッカールーズの主体はAリーグ主体の有能な選手で構成される方針で、Aリーグの選手にはワールドカップがより身近になったことだ。

オーストラリア・フットボール連盟は、多分、今日、会合を開き、アジアカップ敗退の総括と、来るべきワールドカップ・南ア大会へ布石を検討する。

もちろん、この中には、ディック・アドゥフォカート氏の監督就任の件も含まれる。アジア・カップの早期敗退は、種々の角度から検討されねばならないが、沈没したオーストラリア・サッカーが浮上するには、Aリーグの選手をいかにして構成していくかが、欠かせない状況になってきた。

 

この会議議題の中心は、チームを率いるマネージメント能力、ゲームの計画と準備、そして、誰が監督になろうが、海外で活躍する選手よりも国内選手でより多くの成果をあげられる“何か”を探し出すことにある。

 

先週、アジアフットボール連盟は、2010年のワールド・カップに関するお触れを出した。それでは、一次予選でのオーストラリアの6試合のうち3試合は、週半ばに開催されることになった。

 

これの意味するところは、欧州で活躍する選手がキックオフの48時間前に、試合場に着くことは不可能であるし、仮に着くことが出来ても、時差や疲労の克服ができるかどうかとなると、これは正直不可能である。

 

二つの予選は、6月7日と14日に予定されている。この時は、ヨーロッパ在住の選手は、オフ・シーズンの真っ最中で、来年のワールドカップ予選の6試合のうちの5試合は、必然的にAリーグの選手を主体としたチームを組まなくてはならない。

 

アデレード・ユナイテッドとメルボルン・ヴィクトリーの選手は、アジア・チャンピオン・リーグがあるので、それより一足早くトレーニングが始まるが、

他のクラブの選手もAリーグが終わってもトレーニングは続く計算になる。

 

そういう点でも、来年は、Aリーグの選手に大いに活躍の場が与えられることになる。また、海外での活躍の重さは、そのまま選手の希望にもなる。何にも増して、選手にナショナル・チームの一員になれるというやる気を起こさせることは間違いない。

 

来年の最初の二試合の2月6日と3月26日は、サッカールーズは何が何でも、Aリーグの選手を必要とする。2月6日の試合にあっては、ヨーロッパ選手の参加する余地はない。そして、いいことに、Aリーグの選手のレベルは、欧州選手の不参加を心配させないところまできていることだ。

 

そういうことを考えると、イングリッシュ・プレミア・リーグのフルハムと契約したメルボルン・ヴィクトリーのDFエイドリアン・レイジャーの不在、デイヴィッド・カーニーのシェフィールド・ユナイテッドへの移籍で、予選出場が困難になったことは残念だ。

 

背に腹は代えられないこともあってベテラン勢に頼むことはあろうが、大事なことは、国際スタンダードをもった若手へのスイッチが必要だ。


新監督が常に情報を把握できることが大事である。



アドゥフォカート新監督発表は、11月で期限の切れるロシアのゼニット・サンクトペテルブルクとの契約が切れる11月までお預けで、来年2月のワールド・カップ予選には、指揮をとれるはずだ。

 

オーストラリア・フットボール連盟は、監督の更迭に踏み切ったと言っていい。

 

リトル・ジェネラルと呼ばれるアドゥフォカート氏の略歴だ。


2002年1月からルイス・ファン・ハールの後を受けて、オランダ代表監督に就任し、EURO2004では準決勝進出を果たしたが、2004年7月に辞任。
ボルシアMG、アラブ首長国連邦(UAE)代表監督を経て、2005年9月からドイツW杯まで韓国代表を率いていた。

EURO2004での采配ミスや、ボルシアMGや韓国代表での失敗により評価が下がってきているとも言われる。EURO2004グループリーグの大一番チェコ戦では、大活躍したアリエン・ロッベンをベンチに下げて逃げ切りを図ったが、守勢に回り逆転負けを喫した。地元メディアから皮肉を込めて「防衛大臣」の仇名を贈られ、国民の批判で大会後の監督辞任に至ることになった。


韓国代表監督を経て、2006-2007シーズンからはロシアサッカー・プレミアリーグ、ゼニット・サンクトペテルブルクの監督に就任。その時に、ドイツW杯で指導した韓国代表選手3名をゼニットへ加入させている。


選手経歴

デン・ハーグ(オランダ)

ローダJC(オランダ)

スパルタ(オランダ)

ユトレヒト(オランダ)

最後は、シカゴ・スティング(アメリカ)



コーチ及びアシスタント・コーチ経歴

オランダ代表: アシスタントコーチ 1984-1987 

ハーレム(オランダ) 1987-1989 

SVV(オランダ) 1989-1991 

オランダ代表: コーチ 1992-1994 

PSVアイントホーフェン(オランダ): 監督 1994-1998 

グラスゴー・レンジャーズ(スコットランド): 監督 1998-2001 

オランダ代表: 監督 2002-2004 

ボルシアMG(ドイツ): 監督 2004-2005 

UAE代表: 監督 2005 

韓国代表: 監督 2005-2006 

ゼニット・サンクトペテルブルク(ロシア連邦)2006- 

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posted by buruta |14:42 | gensan | コメント(0) | トラックバック(1)
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笑ってはいけない(でも笑っちゃう)、オランダ人の抗議行動 【フィールド上の些事争論】

オランダ・エールディビジのADOデン・ハーグ対FCトゥエンテの試合で、ADOのサポーターが乱入したために試合が中断してしまったというニュースを聞きました(こちら)。 スポナビの中田徹さんのコラムでも紹介されているのですが、かつて戸田和幸(現・サンフレッチェ広島)も所属したADOというチームは、サポーターの気質が荒いことで有名だそうです。 そんなADOですが、ここまで13節を消化して見事に最下位。 で、不振を極めるチームを率いる指揮官を、ADOのサポーターが0ユーロでネットオークションにかけるという抗議行動

2007-08-17 16:29 | 続きを読む
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