2010年01月04日
サッカールーズ 仕事初めは6日の対クウェート戦
新年あけまして、おめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
サッカールーズにとって、2011年アジアカップ出場をかけた対クウェート戦が目の前だ。1月6日に、クウェート市で行われる。オーストラリアでは7日の早朝だ。今日は、それについての話だ。両チームとも、Bグループのトップ。アジアカップ出場権がかかった、最後から2番目の試合である。
サッカールーズの23人のスコード
アレックス・ブロスク(シドニー)、ジェイコブ・バーンズ(パース)、ニック・カール(クリスタル・パレス=イングランド)、サイモン・コロシモ(シドー)、ジェイソン・カリーナ(ゴールドコースト)、ブルース・ジテ(ゲンチレルビルリ=トルコ)、ユージン・ガレコヴィッチ(アデレード)、スコット・ジェーミソン(アデレード)、マイク・ジェディナック(アンタルヤスポル=トルコ)、マシュー・ケンプ(メルボルン)、シェーン・ロウリー(アストン・ヴィラ=イングランド)、マシュー・マッケイ(ブリズベーン)、クレイグ・ムーア(ブリズベーン)、*トミー・オール(ブリズベーン)、ニキータ・ルカヴィツヤ(トゥヴェンテ=オランダ)、マシュー・スピラノヴィッチ(FCニュルンベルク=ドイツ)、マイル・ステリョフスキ(パース)、アーチー・トンプソン(メルボルン)、マシュー・トンプソン(ニューカースル)、タンド・ヴェラフィ(パース)、ダリオ・ヴィドシッチ(FCニュルンベルク=ドイツ)、ダニー・ヴコヴィチ(セントラル・コースト)、ルーク・ウィルクシャー(ダイナモ・モスコウ=ロシア)。
以上23名だ。
この発表の後、残念ながら、ジェイソン・カリーナは、12月26日にゴールドコースト・ユナイテッド戦でひざを損傷したために、フェルベーク監督は、セントラルコースト・マリナーズのMF、ディーン・へファーナンを急遽指名した。
ヘファーナンは、昨年3月のキャンベラでのクウェート戦に参加したが、出場のチャンスはなかった。
オーストラリアのキャプテン、ルーカス・ニールや、ティム・ケイヒル、マーク・シュウォルツァーのイギリス・プレミアリーグの選手、トルコのガラタサライのハリー・キューウェルらは、所属チームのスケジュールで、この試合に不参加となり、カリーナの欠場とともに、一層他選手への負担はかかろう。
青色で示したように、23名中、Aリーグの選手は15名。半分以上を、Aリーグの選手で埋めるのは、初めてだ。今まで試したことのない布陣である。この中に、初の国際デビューを果たした選手が3人いる。アジアカップ予選の試合日がすべてFIFAデートになっているわけではないので、ヨーロッパでプレーするスター級の選手が馳せ参じることができないことが、背景にある。言ってみれば、オーストラリアはクウェートとB組トップにありながら、背水の陣ということだ。
「できるだけ速く出場権を得たいというのが我々の意向だ。しかし、今回は、経験豊富な若手が入ったいい混成チームだと思う。クウェートには去年1-0で、キャンベラで負けているので、クウェートを破るためのベストのチームでありたい。我々が必要なのは、残り2試合で1勝すればいい。だから、クウェートで、そこから抜け出たい」と、サッカールーズのフェルベーク監督は言った。
クウェート戦に勝利すれば、アジアカップ出場は決定である。
オーストラリアの最終戦は、3月3日にブリズベーンでインドネシアとの対戦となる。
国際デビューの選手
初の国際デビューを果たして、グリーン&ゴールドのユニフォームを着るのは、メルボルン・ヴィクトリーのDFマシュー・ケンプ、ブリズベーン・ロアーのウイング、トミ・オアー、そして、パース・グローリーのGK、タンドウ・ヴェラフィの3人だ。
セントラル・コーストのGK、ダニー・ヴコヴィッチは、以前にも選ばれているが、ピッチにでれば、シニア・デビューと言うことになる。
そういう状況を踏まえて、年末のAリーグの試合が終わった後、Aリーグの選手はドバイに直行して、そこで数日トレーニングを行った。ドバイでのトレーニングは12月27日から始まった。国際デビューを果たした3選手がサッカールーズに溶け込む必要があるからだ。
シドニーFCのDF、サイモン・コロシモは、2007年3月に広州で行われた対中国親善試合に出場して以来3年ぶりの復帰だ。
12月22日に、23人のサッカー豪代表チームが発表された時のサプライズは、18才のオアーの選抜だった。
フェルベーク監督は、「ブリズベーンの18才のウイング、オアー選手の猛烈な勢いに目を引かれた語った。彼がAリーグで非常によくやっていると思う。若いしね、才能がある。だから、われわれは、彼がどうやってプレッシャーに耐えられるか見てみたい。彼のプレーは、間違いなく通用する。なぜなら、十分にうまければ、十分に年季がいっているということだ。しかし、彼のポジションには、2人いる。彼に回ってくるチャンスは50-50だな」と。
ブリスベン・ロアをトップグループに押し上げたAリーグでの大活躍が、彼のサッカールズ入りの大きな要因だろう。彼は、ロケットといわれる。彼の身上であるスピードがロアに点火したのだ。
もし、彼が1月6日にクウェート戦に出場するなら、1996年にキューウェルが登場して以来最年少の国際試合デビューとなる。ティーンエイジャー、トミー・オアーの笑顔は、幼い頃のハリーを髣髴とさせるという。若い彼は、フェルベーク監督と口を利いたこともない。その彼の夢は、叶った。
そして、ロアーの上昇の因を作りながら活躍するオアー選手は、サッカールーズの左利きのMFとしてのキューウェルのプレーとも符号する。
「私が小さかった頃、ハリーはリーズでプレーし、リバプールでのプレーを始めた頃である。おそらくハリーがオーストラリア人であったので、私の大好きなプレーヤーでした。そして、DFをしながら、ゴールを狙うあのプレーに、自分のプレーを重ねようとした」と、オアーが言った。
「まだ、胸がどきどきしている。かなり興奮している。正直なところ、自分が選ばれるなんて思ってもいなかった。新聞は私がそうなると書いていた。でも、選ぶの監督だから、新聞を無視していた。私は、全く有頂天だ」と、彼が言いました。
ロアーのアンジェ・ポステコグロウ監督は、オアーに余計なプレッシャーを与えないように気遣いながら、こう言った。
「クウェート戦で主ターと出来れば、いいチャンスだ。通常、18才だと心配するだろうが、彼は自分のペースですべてをこなすと思う。何かあるとすれば、彼はもう一段上のレベルを必要とするだろう。経験すれば、より良いプレーヤーに成長すると思う。サッカー豪代表としてプレーすれば、彼は間違いなく威圧されないようになる。オーストラリアのフットボールでは、左利きがそんなにいるわけではない。彼のスキルのレベルでプレーしている選手は、そんなにいいないよ。
フェルベーク監督とはなしたが、彼は年齢のことなんか心配していなかった。だから、監督は彼を選んだんだ。オアーは、自分に投げられるボールをすべてをこなして、毎回立派にやってのけた。私は彼が若干の時間を与えられれば、誰とでも同じくらい十分な可能性を発揮できると思う。私が心配することなどない」
ブリズベーン・ロアーのチームメイト、マシュー・マッケイは、こう話す。
「オアーが召集されたことは、国際経歴のまさに大きなスタートだと思う。彼は数合わせで召集された選手ではない。彼はとても良い才能を持っている。将来サッカー豪代表に何回も選ばれるだろうが、その最初のものだ」
得意の4-2-3-1はどうなる?
フェルベーク監督は、得意の4-2-3-1のフォーメーションに手をつけるか、である。それは、まだ定かではない。シドニーFCのストライカー、アレックス・ブロスクと、メルボルン・ヴィクトリーのアーチー・トンプソンと2正面作戦を取りたいという気持ちもフェルベーク監督にはあるだろう。トレーニングの成果をみてからになろうが、そういう布陣になる可能性はあるとみていいのではないか。
ブロスクの話だ。
「オマーンで初出場できたことはよかった。しかし、今回Aリーグの混成チームにはいれたことは、もっと気分がよかった。自分のベスト・ポジションは最前線のフォワードだ。自分はストライカーとして活躍できれば最も快適だ。この理由のために、私はアーチーさんとプレーしたい。彼は元気に動く。とても予測できない。自分としては、監督が一人のストライカーで行くときめても、必勝の試合に対して、攻撃型のフォーメーションを組むことは間違いないと思う。ストライカーの後の3人がいずれにしろフォワードを支える。そして、自分は何回もその役割でプレーしてきた。そのチャンスを得られるなら、自分はその位置でもうまくやれると思う」
昨年11月の豪州対オマーン戦は、前半の20分以降、試合終了まで、10人で戦った試合だった。ライス・ウィリアムスが退場し、2つ、3つのポジションを守り抜いたのが、多才なウィルクシャーだった。
ウィルクシャーは、あの時の戦いの精神レベルが、サッカールーズの特徴であると思っている。それは、アジアカップ予選でだけでなく、6月の南アフリカでのワールドカップでも示されるという。
「私は、それが我々の心の中にあるオーストラリア人像だと言う。 我々はすべて勝者、すべて闘士でなくてはならない。我が国の代表選手として闘うということは、落ちこぼれる、諦める、ものごとを簡単にすませる・・ということではない。それは、ちょうど我々の心の中の問題だ。多くの男性が、何を目指してプレーしているか、自分自身で切り開いていく経歴、それらの多くは精神的な強靭さと粘り強さと関係がある。このチームには、精神的な強靭さがいっぱいある」と。
ウィルクシャーは、2009年のシーズンは終わった。ウィルクシャーは、フースヒディンク元監督によって2006年のワールドカップ出場で11人の枠の中に入り、フェルベーク監督の下でさらに開花したと言える。
彼は28歳。守備範囲は広い。ライトバック、右のMF、中央のMF、待機の状態もOKだ。この融通性はすごい。国際デビュー以来の初ゴールを、11月の対オマーン戦であげた。
彼は、ダイナモ・モスコーのシーズンが終わったので、海外組みとして、手を上げた。
「自分のシーズンが終ったので、休暇期間中だが、自分の国のためにどんなチャンスも生かしたかった」と、小柄の張り切り屋ウィルクシャーは、こう言った。
Aリーグの選手と海外組みとのブレンドがうまく利いて、クウェートに勝利できれば最高なのだが、強い相手ではないが、苦戦はまぬかれないだろう。
過去の対戦成績、9戦して、3勝1分5敗が、それを物語る。侮れない。(おわり)
posted by buruta |10:38 |
gensan |
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