ベルリンからブンデス観察

ブンデスリーガを様々な角度から観察、考察

bundesligafan

1977年東京生まれ 1999年からベルリン在住  言語: 日本語、ドイツ語、英語、スペイン語 研究: 躍進するブンデスリーガ、ならびに、他のリーグとの比較。クラブ経営、スタジアム、ファン文化 もっと見る
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記録づくしの5部クラブ

4500人もの大人数で大挙してレッドブル・スタジアムに乗り込むウニオン・ファンの一人として、先週金曜日の昼すぎ、ベルリンから高速鉄道で1時間10分、ライプチヒ中央駅に降りたった。乗降客数こそ少なめだが、面積的には欧州最大の頭端式ターミナル駅である。21並ぶホームを吸い込むバロック建築の超巨大な駅舎は圧巻だ。この壮麗な駅を見るだけでもライプチヒに行く価値がある。重厚な駅舎を出ると、市電のター......続きを読む»

ウェルカム・ユナイテッド03 ドイツサッカー協会&11Freunde誌「ファンプロジェクト賞」受賞  難民たちのキックオフ 

反排外主義、反性差別主義、アンチレイシズムをクラブスローガンに掲げ、東のザンクト・パウリと呼ばれるSVバーベルスベルク03は、今シーズンから難民のみで結成された新チームをクラブの公式サテライトチームとしてリーグ戦に送り出した。 日本でも報道されているように、欧州ではアフリカや中東からの難民の波が押し寄せ、大きな政治社会問題となっている。新たな移民大国となったドイツでは、PEGIDAなどの排他主義、......続きを読む»

今まさに旬な場所 

「今まさに旬な場所に行きたい人は、近いうちにFCマグデブルクの試合を見に行くべし。そしたら、あなたは歓喜とは何か、理解するであろう」注1)ドイツ最大の週間新聞ディ・ツァイトは昨日、このタイトルで火曜日夜に行われた3部首位攻防戦マグデブルク対ケムニッツ戦の試合リポートを掲載した。 「何十年という歳月に及ぶ、各サッカークラブの歴史において、数ヶ月ほどクラブが異常に盛り上がる時がある。その数ヶ月間、その......続きを読む»

今シーズン注目のブンデスリーガクラブ 4部降格のはずが、二年後には1部昇格を決めたクラブ ダルムシュタット98

3部から1部ブンデスリーガに2シーズン連続で昇格を成し遂げたクラブは、今までいくつあるだろうか。この質問に正解した人はブンデスリーガ・スペシャリストと自負して良いであろう。 最近では、2008年に1部デビューしたホッフェンハイムが記憶に新しい。18年の歳月をかけ、8部から1部へとピラミッド型のリーグ制度を登りつめたクラブを資金的に支えたのは、世界的なIT会社SAPの創業者ディートマー・ホ......続きを読む»

ブンデスリーガ三クラブが下部チームに敗戦 DFBポカール一回戦の衝撃 

ブンデスリーガ開幕を今週末に控え、月曜開催の四試合を除き、DFBポカール一回戦28試合が開催された。連日30度を越す暑さにも関わらず、1部、2部強豪クラブを迎えた3部から5部クラブのホームスタジアムには多くの観客が集まった。中でも、1987年から11年間ブンデスリーガ2部に定着し、1982年にはバルサ移籍後、マラドーナの欧州デビューとなった親善試合が行われ、「ど田舎の農村クラブ」として一世を風靡した......続きを読む»

マインツが対戦するコットブス DFBポカール一回戦

ブンデスリーガ開幕を来週に控え、今週末ドイツポカール一回戦、全三十二試合が行われる。スペイン、コパ・デル・レイやイングランド、FAカップとの最大の違いはシード権が無く、いきなり4部や5部のアマチュアクラブがブンデスリーガクラブと対戦する点である。一回戦では全て下部クラブにホームアドバンテージが与えられる。また、2部から4部の各リーグはすでにシーズンが開幕しているために、初公式戦となる1部クラブが負け......続きを読む»

バック・トゥ・ザ・フューチャー2 旧東ドイツクラブの逆襲

平均観客動員10.431人という記録が生まれた昨シーズンのブンデスリーガ3部最終節。先週末の開幕では、10.960人とその記録を塗りかえた。マグデブルクの昇格と2部から降格したカルトクラブ、アオエが加わり20クラブ中8クラブが旧東ドイツ伝統クラブとなった。開幕戦10試合中、5試合が旧東独クラブのホームで行われ、合計82.00人を動員。平均16.400人というブンデス2部並みの驚異的な数字を......続きを読む»

バック・トゥ・ザ・フューチャー1 旧東ドイツクラブの逆襲 25年ぶりの復活

「ドイツ統一後はずうっとアマチュアリーグで、レギオナルリーガ(4部地域リーグ)のいろいろな村にアウェーゲームで行ったよ。でも、3部昇格でプロリーグに25年ぶりに復活したんだ。もう村の小さなサッカー場はごめんだよ」 ハインツ・クリューゲル広場にあるクリューゲルの銅像で待ち合わせしたアンドレアスは1978年からのFCマグデブルクファンである。熱狂的なアーセナルファンの友人シュテフィの父親、ア......続きを読む»

クラブのスポンサーはある有名DJ

ブンデスリーガ3部開幕戦を控えた先週の水曜日、ハンザ・ロストックは7部ベルリン・ランデスリーガ所属、スパルタ・リヒテンベルクと親善試合を行い11対2で格の違いを見せつけた。注1)練習試合にも関わらず、1000人分のチケットは発売とともに即完売。3000枚ほど、チケットの需要があったそうだ。 ことの発端は、スパルタ・リヒテンベルクのアマチュアチームでプレーする大物DJ,Paul Kalkbrenne......続きを読む»

ホリエモンにもの申す

「間違えなければ10年後は今のプレミアリーグの地位を奪い取ることは可能だと信じています」 Jリーグ新アドバイザー就任に、こう発言した堀江貴文氏に異議を申したい。私が言うまでもなく、読者のみなさんも、堀江氏がサッカーに精通していないことはこの発言から容易に判断できるであろう。先週、ドイツキッカー誌のインタビューに応じたフランクフルトのアルミン・フェー監督は「海外でのマーケティング、人気、テレビ放映権料......続きを読む»

バック・トゥ・ザ・フューチャー2 プロローグ 旧東ドイツクラブの逆襲

193cm120キロの巨体でひときわ目立つ男、西ドイツコール首相が突如、ドレスデン、デュナモスタジアムに現れたのは1988年5月28日。ベルリンの壁崩壊18ヶ月前のことである。クラブマネージャーのベルント・キースリングはスタッフの言葉を疑った。「西ドイツ首相、ヘルムート・コール氏が試合観戦にスタジアム訪問したいそうです」 「お前、酔っぱらっているのか」とキースリングは信じられなかった。東ドイツオー......続きを読む»

バック・トゥ・ザ・フューチャー1 旧東ドイツクラブの逆襲

FCマグデブルク 2-0 ACミラン 1974年5月8日ロッテルダム・フェイェノールトスタジアム UEFAウィナーズカップ決勝を制したのは70年代一時代を築いた東ドイツの名門FCマグデブルクであった。敗れたACミランの監督はトラパトーニ。さぞ悔しかったであろう、しかも社会主義国のチームに敗れたのだ。 そして勝ったFCM監督クリューゲルの栄光も長くは続かなかった。ヨーロッパカップと東ドイツ1部オーバ......続きを読む»

最高のテストゲーム ボーフムvsドルトムント

ブンデスリーガ開幕の二週間前、7月30日(木)にヨーロッパリーグ予選を控えるドルトムントは、となり町のボーフム(2部)で練習試合を行った。来週末、1部よりも三週間早く開幕する2部ボーフムにとっては願ってもないBVBとの最終調整。ほぼ満員の2万8千人の観衆が集まった。 今年は海外巡業を行ったBVBであるが、ビッククラブとして国内巡業をする義務を最高のかたちで終えた。現在バイエルンも中国で海外巡業を行......続きを読む»

川淵チェアマンにもの申す

「プロバスケットボールに僕が求めるのはアリーナ」バスケットボールの新リーグ発足に向けて、今年2月のFIBA(国際バスケットボール連盟)のタスクフォース「JAPAN 2024 TASKFORCE」のチェアマン就任時にこう発言した川淵氏に異議を申したい。 「ホームアリーナは収容人数を最低でも5000人を目指す」との方針を固めているが、私は大きな疑問を感じた。私もバスケットボールに関しては知識がないのだ......続きを読む»

なぜブンデスリーガの人気は伸びているのか その要因

世界一の平均観客動員を誇るブンデスリーガ1部だけでなく、2部以下でも観客動員を増やしているドイツの各リーグについて前回書いた。先週末行われた5部北東リーグ所属、ロック・ライプチヒのホームゲームには4400人以上のファンが集まった。注1)なぜブンデスリーガの人気はこれほどまでに高まっているのか、読者のみなさんにもその要因について考えていただきたかったのだが、今日はその大きな要因の一つである立ち見自由席......続きを読む»

なぜブンデスリーガの人気は伸びているのか

今週末にブンデスリーガも遂に最終節を迎える。ドイツ国外から見れば、バイエルンの独走でつまらないリーグと感じられても無理もない。しかし、優勝争いが前半戦終了時点で実質終わっているにも関わらず、今シーズンも約4万3千人という世界一の平均観客動員を誇っているのである。それには、さまざまな要因があるはずである。 ブンデスリーガはバイエルンの成績とは関係なく、いまだに人気が伸びているリーグなのである。200......続きを読む»

知っていたシャビ・アロンゾ、知らなかったシャビ・アロンゾ

昨日のチャンピオンズリーグ、シャフタール・ドネツクとバイエルンの試合を見た。HSVには快勝したが、後半戦がスタートして、ヴォルフスブルクに完敗、シャルケに引き分けと本調子ではないバイエルン。昨日もちぐはぐな印象であった。試合中に両チームの選手のこぜりあいもあり、ゲームプランどうりに進まず、バイエルンの選手があきらかに苛立っているのがわかった。後半になり、すでに一枚イェローカードをもらっているシャビ・......続きを読む»

ドイツポカール2回戦 下克上 ドイツサッカーの層の厚さとは

2部アーレン 2-0 ハノーファー 観衆5,448人 3部ビーレフェルト PK戦4-2 ヘルタ・ベルリン 観衆23,098人 3部デュナモ・ドレスデン 2-1 2部ボーフム 観衆28,053人 4部オッフェンバッハ 1-0 2部カールスルーヘ 観衆16,106人 3部デュイスブルク PK戦1-4 FCケルン 観衆30,600人満員 4部マグデブルク PK戦4-5 レバークーゼン 観衆23,855人......続きを読む»

マテウス 「ロイスはバイエルンに移籍する」

きのう日曜日、ドイツ・スカイスポーツのトーク番組で、「ロイスはバイエルンに移籍する」とマテウスがメディア報道をはっきり肯定した。その会話の内容を以下に翻訳してみた。 マテウス 「ここ数ヶ月、ロイス移籍の話題がメディアで報道されている。ドルトムントには申し訳ないが、ロイスはバイエルンへの移籍の準備段階にある。契約解除金の額がはっきり契約に書かれているから、実質ロイスが自由に決断できる」 司会 「ロ......続きを読む»

キーパー大国ドイツ その源流を探る セップ・マイヤー

常に世界トップクラスのキーパーを代表チームの守護神として輩出してきたドイツ。トニー・シューマッハー、ボド・イルクナー、アンドレアス・ケプケ、オリバー・カーン、そしてマヌエル・ノイアーと続く系譜のもととなった男、セップ・マイヤー(現70歳)を紹介したい。 ブンデスリーガの歴史に詳しい方ならご存知であろうが、マイヤーはバイエルン黄金時代の1970年代に守護神として活躍し、チャンピオンズリーグの前身であ......続きを読む»

キーパー大国ドイツ その源流を探る。 日、独、英、伊、西を比較してみる。

時代を問わず、常に世界クラスのキーパーを輩出してきたドイツ。他国と比べて、世論、メディアでのキーパーに対する評価が高いのではないか、と推測できるだろう。 今回は、ドイツ、イングランド、イタリア、スペイン、及び日本の各国で、どれだけキーパーが最優秀選手賞に輝いたのか、という視点にしぼってキーパーの注目度、サッカー界における貢献度を比べてみたい。 ドイツでは、ブンデスリーガ創設前の1960年から「Fu......続きを読む»

ブンデスリーガで旋風を起こすニュータイプのキーパー

平均身長が高い現代ドイツサッカーでは、185cmに満たないキーパーは小柄である。ブンデスリーガ18チームの正キーパーの平均身長を計算してみると190cmである。ブンデスリーガ1部から3部の56チーム中、小型キーパーを挙げると、ベンヤミン・キルステン182cm(3部デュナモ・ドレスデン)、トビアス・ジッペル180cm(2部カイザースラウテルン)、ヤン・ゾマー182cm(ボルシア・メンヒェングラートバッ......続きを読む»

建前と本音では見えてこないサッカーの本質

今回は、各国のワールドカップ報道の比較から日本のワールドカップ報道の問題点を指摘したい。ここでは、準決勝オランダ対アルゼンチン戦、ブラジル代表セレソンの大会中の評価の二点にしぼり、媒体もテレビ報道に限定する。 まずは、ノーゴールで延長戦の末、アルゼンチンがPK戦でオランダを下した試合のテレビ報道に関してであるが、NHKであれ民放であれ、「死闘の末のPK戦」や「準決勝らしい緊迫したディフェンスの攻防......続きを読む»

経験値に重きを置くドイツ

四年に一度開催されるワールドカップという大会は、日常の各国リーグ戦やカップ戦、チャンピオンズリーグなどの大陸別クラブカップとはまったく異質のコンペティションであることを痛感させられる。プレッシャー、国民の期待、コンディション作り、メンタルの調整などいくつもの要素がその理由に挙げられる。 だからこそワールドカップでしか体験できない経験が、この大舞台で自分達の実力を発揮する上で大きな武器となる。準決勝......続きを読む»

独代表の鍵を握る男、ルーカス・ポドルスキー

独代表デビューからちょうど10年、代表試合数114、29才になったばかりのポドルスキーのあまり知られていない側面を紹介したい。 ポーランド、グリヴィツェで生まれたルーカス・ポドルスキーは、幼少2才で家族とともに祖父母が住むケルン郊外のベルクハイムに移り住む。彼の祖父母もグリヴィツェで生まれ育ったが、当時はドイツ領だったため、第二次大戦後になってポーランド語を学んだ。ポドルスキーの父、ヴァルデマーは......続きを読む»

今やブラジルを凌ぐ、代表選手輸出大国になった国

ブラジルから帰化した選手抜きの日本代表がワールドカップに出るのは今回が初めて。そんな記事を読んで思い浮かんだのは、移民としてドイツで育ちながら、ドイツ代表ではなく、親の血筋で各国代表を選ぶ選手の多さである。ブラジル・ワールドカップ出場の各代表チームに所属する「実質ドイツ人」は何人いるだろうか。 以下に簡単なリストを作成した。発音がさまざまに解釈できるため、カタカナではなくローマ字で表記した。 ......続きを読む»

ドイツ代表の各選手は、どのクラブで育成されたのか

ドイツ代表の各選手が、どのクラブで育成されたのか、以下のリストを見てもらいたい。 GK マヌエル・ノイアー 28才 ゲルゼンキルヒェン シャルケ 7才~25才 ローマン・ヴァイデンフェラー 33才 ディエス カイザースラウテルン 16才~22才 ロン・ロベルト・ツィーラー 25才 ケルン FCケルン10才~16才 マンチェスターユナイテッド16才~21才 DF エリック・......続きを読む»

日本で報道されなかったブンデスリーガ最後の公式戦

ビーレフェルトの奇跡 2014年5月19日月 20時30分キックオフ ブンデスリーガ2部入れ替え戦 セカンドレグ ビーレフェルト(2部16位)vsダルムシュタット(3部3位) 観衆26500人満員 --- ファーストレグ結果 5月16日金 ダルムシュタットvsビーレフェルト 1対3 --- 延長後半終了前 122分 ダルムシュタットが土壇場で決勝ゴール 二試合合計 5対5 アウ......続きを読む»

ダブル・クロップ  マッツェ・クノップ

今日は一風変わって、BVB監督、クロップのものまねで有名なマッツェ・クノップを紹介したい。どこかの動画で見たことがある方もいると思うが、クロップ監督自身も認定しているコメディアンのクノップは、サッカーお笑いものまね芸人として、現在ドイツで一目置かれる存在である。 大衆紙ビルトの公式youtubeサイトで、ドイツ人を中心に欧州サッカー界のスターのものまねを一人で全てこなしている達人である。彼の引......続きを読む»

日本代表vsドイツ代表 日独比較 続編

前回に続き、今回も日本代表とドイツ代表の比較を二つの視点から試みたい。 まずは、代表監督の交代がどれだけ行われてきたのか。 戦後の初代日本代表監督は、後に日本サッカー協会理事も務めた二宮洋一氏で、1951年に開催された初めてのアジア大会で選手兼監督の大役を務めた。現ザッケローニ監督は28人目の指揮官である。注1) それに対してドイツ代表監督は、レーブが戦後9人目である。現世界チャンピ......続きを読む»

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