2008年07月29日
貴重な瞬間を見逃すな~200勝とそれにまつわるエトセトラ
はあ……ため息しか出てきませんねぇ。 管理人の昨今の私生活も相当なもんですが、ドラゴンズの昨今の調子もまた相当なもんです。 そんな「ネガティブなムードを払拭」すべく(これを世間では「現実逃避」と言うようですが)、半ばヤケクソ気味に久しぶりのマトモな更新をすることにします。スポナビ+さんもリニューアルしたことですし(お疲れ様です)。 ドラゴンズファンにとってほとんど唯一の明るい話題、言うまでもないことですが、あの昌さんが200勝に王手をかけ、いよいよ今季中の達成が現実味を帯びてきました。 昨季の開幕時点で残り9勝。その前のシーズンで二桁勝利を挙げていたことを考えると達成は充分可能かと思われましたが、その昨季はまさかの2勝止まり。しかも敗戦も10を数え、決してチャンスがなかったわけではないのですから、さすがの昌さんも全く言い訳ができないシーズンででした。 さらにチームはリーグ2位ながらもCSと日本シリーズを勝ち抜いて日本一。そのチーム状況の中で、ポストシーズンでの登板機会が一切なかったことは、24年目のベテランにとって屈辱以外の何者でもなかったことと思います。 成績が出ないベテラン選手は、どうしても「衰えた」の一言で語られてしまいます。ということで、必然的に25年目の昌さんは「背水の陣」に追い込まれてしまいました。 管理人も今年の開幕当初「200勝、今年やらなくていつやるのだ」的なことを生意気にも書かせてもらったのですが、長年のファンの皆さんであってもそういう認識を持っていた方が多いのではないでしょうか。 そんな紆余曲折があっての25年目、いよいよあと1つというところまで迫ってきたわけです。 さて、200勝投手といえばこれまで23人(日米合算の野茂投手を含めれば24人)おり、昌さんが達成すれば24人目(同25人目)の快挙となるわけですが、管理人の記憶にある「200勝達成!」の瞬間となると、実に少ないのですね。 最初に記憶しているところでは「マサカリ投法」「サンデー兆治」でおなじみ、現在でもマスターズリーグで140キロを投げる村田兆治さんですが、管理人が印象に残っているところでは、広島のエースとして多彩な変化球を駆使した(晩年のイメージかもしれませんが)北別府学さんの印象が強いですね。 北別府さんが200勝を達成したのは1992年7月16日なのですが、この時の報道では「最後の200勝投手」なる言い方がよくなされたことをおぼろげながら記憶しております。 当時、既に投手の分業化が進み、加えて先発投手はローテーションを5~6人でまわすことが徐々に行われつつありました。このような傾向から、200勝投手は今後もう出ないのではないかとまで言われたものです。 結果としてこの「最後の200勝投手」は北別府さんではなかったわけで、ご存知現在も横浜で現役生活27年目のシーズンを送る工藤公康投手が200勝を達成するのですが、北別府さんの達成からは実に12年の歳月が流れていました。 しかも、この工藤投手も、そして昌さんも、共に40歳を大きく越えての達成です。 北別府さんが「最後の200勝投手」と呼ばれたのは、まさか40代になってこれほど活躍する投手が出てくるとはなかなか想像できなかったからかもしれません。 200勝というのは、いわゆる「名球会」入りの1つの条件になるわけですが、現代野球において、このような先発投手出身の名球会入りの条件達成者が出ることが非常に困難となったこともあって、その後250セーブでの入会が認められたり、またMLBへの移籍が相次いだことから日米球界での記録を合算することで名球会入りを認める規定などもできました。 ところがこれほど困難な投手の200勝にも関わらず、野手の方では同じく名球会入りの条件となる2000本安打を打つ選手がコンスタントに出ています。 北別府さんが200勝を達成した日から工藤投手が200勝を達成した日までに2000本安打を達成した選手は5人、そして日米通算での2000本安打を達成したイチロー選手を含めると6人もいます。 さらに工藤投手の200勝達成日から今日(7月29日現在)まで、すなわちここ4年間の2000本安打達成者はさらに多く、いささかバブル気味で、今年達成した金本選手まで合わせて6人、日米通算枠の松井秀喜選手も入れると7人にもなります。 トレーニングやコンディショニング方法の進歩によって、打者の方は今後も元気な2000本安打選手が続々出てきそうな感じがします。 とまあ、200勝というのはなかなか大変で、かつ貴重な記録だということが改めてわかりました。 ところで、今後、200勝が期待される選手を何人か挙げますと、 西口文也(西武、36歳:14年目) 155勝 石井一久(西武、35歳:17年目) 144勝(日本:105勝、MLB:39勝) 松坂大輔(Rソックス、28歳:10年目) 134勝(日本:108勝、MLB:26勝) (*年齢はいずれも今年末での満年齢) 今季の勝ち星は西口投手が4勝、石井投手が7勝、松坂投手が11勝(いずれも記事投稿時での成績)です。西武の両ベテラン勢はこのペースではなかなか厳しそうです。ここは工藤投手や昌さんのように40代になっても奮闘することが条件となりそうですが、西口投手はともかく、石井投手のコメントを聞く限りは、残念ながらそこまでの覇気をちょっと感じられません。 松坂投手はさすが「怪物」の異名をとるだけあって、ここまでは現代野球ではかなりのハイペースであり、達成は十分可能であるように思われます。ただ、若い時にムチャな球数を投げていますから、ベテランになってから故障しなければいいのですが……。 もちろん、選手は記録のためにやっているわけではありませんが、やはりファンとしてはこのような偉大なマイルストーンに立ち会えることに少なからぬ喜びを覚えるものです。 今年に賭ける意気込みとして、大好きなお酒の量を減らした昌さん。 野球に集中するべく、プロ級の腕前との呼び声高いラジコンや、クワガタの飼育を封印した昌さん。 今から10数年前、管理人が学生時代に当時バイトしていた某有名牛丼チェーン店にお子様連れでやってきて、「並弁当3つ」をテイクアウトした、案外庶民派の昌さん。 来週、ナゴヤドームでの達成を楽しみに待ちましょう。
posted by bunchousann |02:20 |
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