2007年09月30日
この夏、ネタ枯れのワイドショーの格好のネタとなった、横綱・朝青龍の「何が何だかわからなかった一連の」問題も吹き飛ぶような、さらなる重大な問題に、日本相撲協会が直面しています。
時津風部屋における序の口力士・時太山の稽古中の突然死が、実は兄弟子たちによる集団リンチの末の暴行死である疑いが濃厚になり、愛知県警が立件しようと捜査を進めているとの報道が為されました。
しかも、この重大な事実を、時津風親方が隠蔽しようとした疑いまで浮上しており、事件はより悪質なものである疑いが出てきています。
朝青龍の問題も重大な問題だったかもしれませんが、この問題では少なくとも1人の若者が命を奪われ、前途ある未来を絶たれてしまったということを考えると、より重大で深刻な問題だと言えます。
弟子に暴行を指示し、自らもビール瓶で時太山の額を殴るという暴行を働いたとされる、この問題の当事者とも言える時津風親方ですが、どうやらあまり反省の色が見えないようです。
謝罪の言葉は遺族に対してではなく、同業の親方衆に向けられ、自ら職を辞すという表明もせず、まるで他人事のような振る舞いにはさすがに他の親方からも疑問の声が上がっているそうですが、このような時にこそ、組織の長が自ら動くべきなのではないかと思うのです。
日本相撲協会の第9代理事長、北の湖敏満氏、その人です。
一代年寄にもなっていることからも推察できる通り、現役時代には偉大な実績を残した横綱でしたが、そんな偉大な横綱も、理事長になってからは、どうもよくない出来事ばかりが続いているような気がします。
その北の湖理事長、朝青龍問題の時もそうでしたが、動きが鈍く、責任感やリーダーシップからは無縁の印象を受けます。
今回の問題でも、警察の捜査の経緯を見守るという口実で、問題を先送りしようとした感が否めません。
挙句、財団法人日本相撲協会の監督官庁である文科省から呼び出しを喰らい、大臣や副大臣から「指導」を受けてようやく重い腰を上げる始末で、これでは相撲協会理事長の面子も丸潰れではないかと思います。
相撲協会として真摯にこの問題に対し取り組んでいる姿勢を見せなければ、遺族に対する協会挙げての反省の態度を示すことは出来ないはずです。
それを、警察の捜査の邪魔になるからといって何もせずに放置するのでは、身内の人間をかばっているのかという誤解をされることにもつながりかねません。
また、昨今の少子化の影響や相撲の世界の厳しさから、新弟子の採用には各部屋ともに頭を悩ませているそうですが、この問題が長引けば長引くほど、そうした他の真面目に活動している部屋への影響も大きくなり、結果的に相撲協会を利することにはなりません。
今回の問題も、そして朝青龍の問題も、他の部屋で起こった問題ですし、理事長には、もしかしたら「何で俺が他の部屋の問題で……」という思いがあるのかもしれません。
ただ、組織の長という地位は、時に理不尽な災禍によって他者に自らの足を引っ張られるリスクもたぶんに存在します。それを覚悟の上で務めるのが組織の長として務めだと思います。
時津風親方の態度には閉口せざるを得ませんが、その一方で、北の湖理事長、組織の長としてのあなたの資質も問われていることを忘れないで下さい。
posted by bunchousann |05:50 |
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2007年09月28日
ACLとJリーグ、さらにナビスコの準決勝まで戦わねばならない(上に一部の選手は代表にも招集された)川崎フロンターレ。
殺人的スケジュール(スイマセン。たびたびリンク貼らせてもらいます)の中、勇戦空しくACLは準々決勝で敗退とあいなりました。
その川崎、ACLの準々決勝2ndレグの前の週末に行われたJリーグ第26節の柏レイソル戦で、前節から8人のスターティングメンバーを変えたことで、Jリーグの専務理事や何故か(?)JFAの会長から「苦言」を呈されるという事態が起こっています。
Jリーグ規約の第42条に、通称“ベストメンバー規定”なるものがあることは、今年の4月、ナビスコカップのグループリーグの際に、柏がリーグ戦からスタメンを総入れ替えした時に過去ログに取り上げさせてもらいました。
その際に、この“ベストメンバー規定”の意義と是非を考えてみようということで、いくつかの意見やこうした規定が出来た背景などをコメントで頂戴しました。
柏の時と違い、今回は多くの方がこの話題をスポナビ+でエントリーされていますし、ほとんどの方と私の主張は同じです。
前回も書いたのですが、「ベストメンバー」を決めるのは、少なくともそのチームの監督のはずです。
そして、それをサポーターやマスコミが評価するのです。間違っても協会や、リーグが決めることではありません。
この規定は「ベストメンバー」だけが重視され、各試合の「ベストパフォーマンス」や年間を通しての「ベストストラテジー」が置き去りにされている感が否めません。
それに、そもそも川崎にしても柏にしても、ルールを破ったわけではありません。
それでも「苦言」を呈した側の言い分を敢えて挙げるならば、1つ目にはサポーターがそれを望んでいたのか、という点が挙げられます。
確かに毎試合足を運ぶコアなサポーターや、常日頃から情報を入手しているファンなら事情もわかるというものですが、初めてJの試合に足を運んだビギナー観戦者もいるでしょうし、中には特定の選手目当てで試合を観に来る人もいるはずです。
例えば、事前に選手名鑑などで主力選手の名前と背番号を覚えてきたところ、その選手たちの多くが出ていなかった、となると、今回のケースは「ライトなファン層」に対しては、残念な思いをさせたのかもしれませんが、主催試合の観客に対する責任はクラブ側が負っているわけで、個々のケースにリーグがいちいち干渉する必要はないと思います。
また、2つ目の言い分としてはリーグ戦の順位争いに対する問題も挙げられるでしょうか。
今回の場合はリーグ戦の順位では中段グループの柏と川崎だったため、あまり大きな問題になりませんでしたが、対戦相手が残留争いを繰り広げるチームであったり、あるいはリーグ優勝を争うチームであったりした場合は、確かに対戦チームのライバルチーム(のサポーター)にとっては面白くないのかもしれません。
ただ、こうした状況が発生するのは不可避だということを、既に多くの人は欧州などの海外リーグの情報に接することで学習しているはずです。
そしておそらくサポーターはこの問題を、協会やリーグ関係者よりもはるかに冷静に捉えています。
川崎のサポーターが、このスタメン大幅入れ替えに対して何らかの抗議行動を起こした等の類の話を、私は寡聞にして知りません。
それどころか、柏戦の後にはACLに向けた激励として盛大な拍手があったと聞いています。
もう1度言いますが、各クラブは、リーグ戦の順位やカップ戦の勝ち上がりの状況によってそれぞれ戦略を練るわけで、ベストメンバーというのは、シーズン全体というレベルから見れば、その戦略を有効に活かすための1つの戦術に過ぎないのです。
そして、それは戦略次第で当然変わるべきものです。
リーグ戦を重視したところで、対戦相手によってメンバーを入れ替えることも多々あるでしょうし、1人を入れ替えたことでコンビネーションの問題からまた別の入れ替えがあるということもあるでしょう。
長いシーズン、お世辞にも楽な日程とは言えないのなら、今後のタイトルに直結する大事な試合におけるパフォーマンスを考えて、主力を極力温存させることも大切でしょう。
そして、それが「タイトル獲得」に向けた戦略の一環であるならば、メンバーの大幅入れ替えはむしろサポーターが望んでいることとさえ言えるのではないでしょうか。
こうした「苦言」を呈するならば、どなたかも仰っていましたが、その「ベストメンバー」とやらが常に試合に出て、かつ素晴らしいパフォーマンスを発揮できるようなカレンダーを是非作ってもらいたいものです。
そうでなければ、選手、監督を初めとするコーチ陣、サポーター等、現場で戦っている全ての人たちが納得できないでしょう。
posted by bunchousann |03:55 |
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2007年09月27日
タイトルからしてマヌケな感じですが、特にシャレたつもりはなかったんです(ちょっと前にJのCMでこんなんありましたっけ?)。
ああ、座布団全部持っていかれました……。
25日は、読売巨人軍が優勝争いの真っ只中というのに、その読売の機関紙とも言うべきスポーツ報知の1面にデカデカと踊っていた「俊輔横浜M復帰」の文字に驚いた人も多いのではないかと思います。
まあちょっと前にもこんな噂が流れたので、またもやいつもの飛ばし記事なのかと思ったのですが、マリノス側はオファーを検討しているとのことで、すっかりその気のようです。
このスポナビ+の各ブログでもこのネタをめぐって色々な意見が出ていますね。
彼を取り巻く状況を考えると、クラブ側が保持している契約の1年オプションを行使する可能性は高く、移籍金の発生は避けられないようです。その金額はおよそ500万ユーロ(約8億円)とも言われています。
先日発表された、2006年度のJリーグ各クラブの財政状況をご存知の方も多いと思いますが、マリノスの年間予算はJリーグで堂々2位でありながら、およそ46億円。残念ながら8億円の移籍金を捻出するのは困難と言わざるを得ません。
それ以前に、まず本人の意思がなければどうにもならないわけですが、中村俊輔自身の様々なコメントを聞いていると、まだまだ欧州で自分を高めることが出来ると感じているような気がします。
キャリアの最盛期にJリーグで見たい、という意見もたくさんあるようですが、私としては、もう少し、石にかじりついてでもセルティックで頑張って欲しいと思います。
そんな俊輔ですが、「引退するなら日本で」という希望を持っているそうで、これは素直に嬉しいと思います。
俊輔をJリーグで見たいという人が最も期待することは、彼なら、「豊富な国際経験」をきっとJリーグにも還元してくれるのではないかということだと思うのです。
では「豊富な国際経験」とはどのようなものでしょう?
Jリーグが開幕して以来、日本代表は3度のW杯出場を果たしました。その3度のW杯のいずれかに出場したことのあるJリーガーは各クラブにかなりいるはずです。
また、レンタル移籍などで半年や1年、欧州のクラブで過ごした日本人選手もだんだん増えてきました。
彼らの国際経験は無論尊重されるべきものではありますが、やはり欧州で数シーズン、所属クラブのレギュラークラスとして過ごし、タイトルを獲得し、さらに世界最高峰と言われるチャンピオンズリーグの舞台を知る日本人選手、というところまで国際経験を求めると、Jリーグの現役選手では浦和レッズの小野伸二くらいしか思い当たりません。
こうした豊富な経験を持つ選手と対戦することで、あるいはチームメイトになることで、特に若い選手がインスパイアされれば、Jリーグを観る側にとってもより面白くなると思います。
折りしも、Jリーグに若い力が新たに加わるというニュースが昨今溢れています。
高卒、大卒選手、あるいはユースから昇格する選手など様々ですが、そこはサッカーのいいところ、「いいものはいい」という考えの下、さらに若い逸材の話も耳に入ってきます。
J2の京都では2人の15歳の選手に注目が集まっているようです。
個人的にはユースを飛び越えての昇格では、実戦経験の不足が懸念されるところですが、そういうデメリットをも承知した上で、なお上で見てみたいという魅力があるということなのでしょう。
また、15歳と言えば、ガンバサポの方にはもうお馴染みの宇佐美君も期待の逸材ですね。来季はJリーグ登録との噂もあります。
こちらはJでも屈指の攻撃陣を誇るチームだけに、出場機会を得るのは京都以上に困難です。彼のためにも、ガンバのためにもあまり焦らない方がいいのかもしれません。
ともあれ、こうした若い逸材が、仮にJのピッチで中村俊輔のような幾度も修羅場をくぐった選手と対峙するようなことになれば、彼らのフットボーラーとしての人生において、何らかの影響を受けるかもしれませんね。
そして彼らもまた、経験を重ね……やがて同じように後輩に自らの経験を伝える時がやってくるわけでして……。
長い轍を残してきた選手と、これから轍を残していこうとする選手。
1つの邂逅が、その先の無限の邂逅に繋がっていく……。
ちょっと格好つけすぎましたが、何にせよ、ベテランと、若い選手とが混じり合っていい化学反応がおきれば(反応違い?)いいし、それがJリーグであれば、日本人にとってはなおいいんじゃないか、とふと思った管理人でした。
posted by bunchousann |05:30 |
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2007年09月23日
このブログを日頃よりご覧の方であればご存知かもしれませんが、昨日より東欧時間での生活に入りました。変な時間に記事投稿、コメントへのレスが行われますが、気になさらないようお願いいたします。
さて、そんな管理人の個人的な事情はどうでもいいのですが、帰宅後、たまたまつけた某スポーツニュース番組でのことです。
先月末から今月初めまで行われていた世界陸上の男子50キロ競歩で、誘導員のコース誘導ミスで、まさかの途中棄権になった山崎勇喜選手が、岐阜長良川で行われた第55回全日本実業団対抗選手権の1万メートル競歩で、見事優勝を飾ったニュースが流れていました。
あの時、山崎選手は上位も狙える位置でレースを続けていました。
世界陸上で、8位以内に入れば北京五輪の代表に内定するのですが、その可能性も充分に残していた矢先の、誘導員のミスでした。
50キロ競歩という過酷な競技のレース終盤、テレビ放送の実況と解説者は、そのミスに気付いたようでしたが、当然レース中の本人にその声は届かず、結局レースは途中棄権という不本意な結果に終わってしまいました。
しかも、大会主催者側のミスによって記録を出すことが出来なかった山崎選手でしたが、五輪代表選出の選考に当たっては何らの救済処置もされず、ほとんどのアスリートにとって最大の目標である五輪への出場権獲得は0からのスタートを余儀なくされてしまったのです。
主催者側は当然謝罪しましたが、失われた機会も記録ももう帰ってきません。
いろいろなところで山崎選手には同情的な意見が寄せられ、同時に不手際をおかした主催者側への痛烈な批判も目にしました。
その世界陸上からわずか20日余り、全日本実業団対抗選手権は山崎選手の最初のリスタートとなったレースだったわけですが、山崎選手のコメントが何とも印象的でした。
「誘導員の方も一生懸命やって下さったので……」
この一言で、どれだけの人が救われたのでしょう。
テレビのインタビュアーに対して、誘導員に対する憤りや失望の言葉を出さず、後半ペースダウンしてしまったあの時の自分自身への怒りを感じているということを言っていました。
ミスをおかした人間を責めるのはたやすいことだと思います。
ただ、そんな自分も、どこか別の機会で、もしかしたら致命的なミスをおかす可能性があります。
それが自分にのみ不利益になるものなのか、あるいは他者に不利益を与えるものなのかさえわかりません。
そのように理屈でわかっていたとしても、普通の人間にはこれだけ他者のミスで不利益を被った場合、そんな簡単に割り切れないと思うのです。
このようなコメントを発するには、切り替えの早さ、精神力の強さ、そして人間性の美しさが必要だと思います。
そして、大きな目標があるからこその新しいスタートなのでしょう。
その新たな出発は、無事果たしました。
今は五輪出場、そしてその先に向かって、大きな怪我がないことをただ祈るばかりです。
posted by bunchousann |04:40 |
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2007年09月19日
今日19日にヤクルト・古田選手兼任監督が選手引退・監督退任の記者会見を開きました。
選手としての古田選手は、今季の成績ぶりから見ても、確かに戦力外と言ってもいい成績でしょうし、フロントが下した判断は間違っていないと思います。
ただし、そのやり方が必ずしもいいやり方ではなかったのではないかという疑問を持っている旨を以前書かせてもらいました。
記事があまりいい書き方ではなかったために、いろいろ誤解を招くことになりましたが、こうして本人の記者会見が開かれるはるか前に、フロントのトップが勝手に「戦力外通告」する旨をマスコミにリークするというやり方は、これだけの実績を残し、球団の歴史を彩った選手に対してあまりにも敬意を欠いているのではないかという思いは今も変わりません。
その古田選手兼任監督、記者会見では涙を流しながら「悔しい」という言葉を発していましたが、あの「悔しさ」は一体何の悔しさなのでしょう?
もしかしたら、本人の口からは永久に語られることはないのかもしれませんが、今日の記者会見までの経緯や報道等を見るにつけ、選手としても、監督としても、本人としては不完全燃焼だったのではないかと漠然と感じてしまいます。
ところで今季のプレシーズン、古田監督はフロントにある選手の獲得を求めていたことは報道で知っている方も多いでしょう。
しかし、フロントはその選手の獲得を見送りました。
諸々の悔しさを秘めたまま望んだ今日の中日戦。
先制しながらも、追いつかれ、そして逆転されて敗戦。
古田選手引退、監督退任会見のその日の試合、指揮を執る自らのチームを敗戦に追い込んだ一発を放ったのが、かつて獲得を望んでいた中村紀洋であったというのは、何とも皮肉な感じがします。
ともあれ、古田選手、古田監督、お疲れ様でした。
ヤクルトのファンではありませんが、プロ野球選手会の会長だった2004年オフの球界再編騒動の際、私はあなたの行動を支持し、携帯サイトから球団削減反対の署名をさせてもらいました。あの時のあなたの働きを、我々は忘れたわけではありません。
まだシーズンは残っていますが、今後のご活躍にも期待しております。
posted by bunchousann |22:55 |
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2007年09月18日
このブログでも何回か取り上げた、野球の独立リーグの話です。
偶然にも同じ9月18日に、2つの独立リーグの一方に比較的明るいニュースが、もう一方にどちらかと言えば暗いニュースが飛び込んでくるという何とも対照的な結果になってしまいました。
まずは、比較的明るいニュースから。
私も今年観戦させて頂いた(観戦記はこちらから)北信越BCリーグですが、来年からは福井、群馬に新しい球団が設立されることもあって、リーグの名称から「北信越」の地域名を外し、新たにBCリーグとし、さらにこのリーグ名にネーミングライツを募集するということになりました。
2年目にして早くもエクスパンションをし、合計6球団。新しい対戦カードができることで新鮮味が増すことは間違いなく、私も地理的に可能であろう福井の試合には何とか足を運んでやろうと早くも考えています。
そしてリーグへのネーミングライツ、どの程度の金額が見込めるのかはわかりませんが、こうしたスポーツのプロリーグへのネーミングライツは他の競技でもよく行われています。いいスポンサーが見つかればいいなあと思います。
ただしエクスパンションに伴って、若干考えさせられることもあります。
わかりやすい問題としては、移動の問題が挙げられるでしょう。
北信越BCリーグでは、移動の際に宿泊費という出費を伴わないように、全ての試合を本拠地からの日帰りで行っているそうです。
ですから、同じ球場(同じカード)での連戦は基本的には行われない日程になっているのです(雨天振り替え試合などは別です)が、エクスパンションによって福井と群馬に球団が出来ることによって、移動の負担は確実に増します。
特に新球団である福井と群馬、これらの球団同志での対戦だと、日帰りでの日程を組むのはかなり厳しいかもしれません。
例えば、前橋と福井、両県庁所在地間の移動時間を調べてみたところ、新幹線を利用しても片道5時間はかかります。
ただ、BCリーグのチームは経費を抑えるために、おそらくバスで移動することになり、さらに時間がかかるでしょう(追記:コメントで情報を頂いたのですが、7時間くらいはかかるとのことです)。ちょっと日帰りするにはキツイですね。
ですが、こういうアンケートもあるように、ファンは比較的エクスパンションに好意的だと思われます。運営が厳しくなるかもしれませんが、まずは頑張って欲しいものです。
続いて、どちらかと言えば暗いニュースの方なんですが……。
このニュース、これを書いている現時点では公式HPのどこを探しても載っていませんね。
(9月19日追記:19日付けで掲載されました)
大事なニュースだと思いますし、情報を得ようとする側も、まず公式HPからチェックするはずです。
大仰な言い方かもしれませんが、公式HPのあり方がその組織の体質を表す1つの要素になっている旨の記事を以前書いたことがあります。
このような重大なニュースは報道が先行するようなことなく、速やかに公開するべきではないかと思います。
で、肝心のニュースの内容は、四国ILの4球団のうち、高知ファイティングドッグスの運営会社を公募するというニュースですが、運営会社が決まらない場合は最悪、球団の活動を停止するということです。
高知の運営がリーグ運営会社(IBLJ)に委ねられているということは、以前、千葉ロッテが四国ILの1球団を買収する計画があると発表した時に知ったわけですが、決して磐石な経営状態ではないリーグ運営会社が1球団に過剰な出資をすることが望ましくないという意見も多いそうで、今回の公募に繋がったようです。
ただし、IBLJが地元企業に話を持ちかけたところ、反応がよくなかったそうで、少なくとも地元から救いの神が現れるのは難しいと言えそうです。
この件に関しては、管理人も見通しの甘さを感じています。
千葉ロッテ計画の際の過去ログでは、非常にセンチメンタルな主張をしたのですが、どうやらそれはあまりにも現実的ではないようです。
このような事態になった原因の1つに、高知県内の野球場における設備の悪さが指摘されています。
私の勉強不足ですが、高知と言えば、かつてはプロ野球のキャンプが何球団も行われていましたし、設備がいいものだとばかり思っていました。
ところがどうもその設備面がよくないということで(ナイター設備がない、そして駐車場が狭い、など)、客足が伸びず、地元企業もそういう状況を見て出資をためらうという悪循環に陥っています。
北信越の新潟アルビレックスのように、あまり県内の球場の設備がよくなくても(そして成績がダントツで悪くても)、観客を呼ぶノウハウは色々あるような気もしますが、スポーツビジネスに詳しい人はいないものなのでしょうか(その新潟も2009年には国体開催のために立派な球場ができるそうですが……)?
ロッテに角中選手を送り込んだ高知ですが、このままでは存続は難しく、四国ILは3球団になってしまい、リーグの存続に関わる事態になりそうです。
一応、九州にも独立リーグ計画があり、そちらの方面との連携(最終的にはリーグ再編?)を図る可能性もわずかにあるようですが、こちらもやはり移動の問題が北信越以上に横たわります。
個人的には岡山あたりに新しい球団を作り、「瀬戸内独立リーグ(仮称)」なる衣替えをするのもいいかと思いますが、そう簡単にはいかないでしょう。
地元以外でも救いの神は現れるのか、何とか踏ん張って、そして頑張って欲しいものです。
posted by bunchousann |22:40 |
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2007年09月14日
F1の話題で大きく取り上げられたライバルチームへのスパイ行為。
この件ではマクラーレンチームに対して、今季のコンストラクターズポイント(いわゆるチームのポイントですね)全て剥奪と、罰金として「1億ドルの男」こと松坂大輔もびっくりの1億ドル(約114~115億円)という処分が課されましたが、こういったスパイ行為、あるいは疑惑のニュースがどうも世界中を席巻している印象がありますね。
もうすぐ女子日本代表(「○○ジャパン」という言い方は嫌いですが、敢えて今回は「なでしこジャパン」と言わせてもらいます)のアルゼンチン戦が行われますが、このなでしこジャパンが戦っている中国でのサッカー女子ワールドカップにおいても、何だかスパイ疑惑があったそうで……。
FIFAはこの問題に対しては、「デンマークとの協議を経て」、どうやら何も調査しないことにしたようですが、開催国の面子を保ってやった、という見方もできなくはありませんね。
ただ、鏡の裏側に隠れて戦術ミーティングの様子を盗み聴きするという行為は少なくとも胡乱な行為には違いなく、また女子選手が大勢いる中で男性がそのような行為をするというのは倫理的にもあまりよろしくないような気がします。
それにマジックミラーでも用意できなかったんでしょうか?開催国としてこうした疑惑を持たれることは、来年の北京五輪というメガイベントに対しても人々は同様の懸念を抱くでしょうし、大会そのものにあまりいい印象を持たれないように思うのです。
一方、こちらは既にスパイ行為と認定され、処分が下った話です。
【ニューヨーク13日時事】米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)は13日、ペイトリオッツが試合中に相手チームのサインを盗んだとして、ベリチック監督に規定で最高額となる50万ドル(約5700万円)、チームに25万ドル(約2900万円)の罰金を科した。複数の米メディアが報じた。ペイトリオッツが今季、プレーオフに進出した場合は来年のドラフト1巡目の指名権を、果たせなかった場合は同2、3巡目の指名権もはく奪される。
ペイトリオッツは38-14で快勝した9日のジェッツ戦で、相手のディフェンスチームのサインをビデオで撮影。調査の結果、リーグの規定に反したとして、処分を下した。(時事通信)
意図的に撮影したのか、あるいは偶然撮ってしまったのかはわかりませんが、「李下に冠を正さず」という言葉もありますし、疑惑を招くようなことはやらない方がいいですね。まして意図的にやったというのならば、完全にチームの知的所有権に対する侵害ともいうべき行為にあたります。
なお、この件は試合の最中の行為のため、チームよりもヘッドコーチに対して多額の罰金が科せられています。責任の所在が明確ないい判断ですね。
規定で最高額の罰金ってことで、確かに高額ですが……改めてF1の罰金の凄まじさを思い知らされました。
そんなこんなで、何だかスパイ騒動に揺れている世界のスポーツ界。
フローラン(・ダバディ)さん、どう思います?
posted by bunchousann |17:40 |
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2007年09月14日
ここのところF1ネタの投稿が多くなっているのですが、どうもサーキットの外のネタが多くなっています。それでも先日「おすすめ」を頂いたようないいニュースならばどんどん伝えたいのですが、今回のニュースに関してはやはりちょっと残念だなあと思います。
この「スパイ疑惑」ニュースが最初に伝えられたのは7月頃でしたが、当初は全く気になりませんでした。
F1に限らず、どんなスポーツにでもよくあることですが、今回の話はよくあるゴシップの類だと思っていたからです。
そんな私の予想通り、その後この「スパイ疑惑」のニュースは完全にトーンダウンしたのですが、先週のイタリアGPの前に、FIAが新たな証拠を発見したとかで、風雲急を告げるような展開になってきました。
そして下った今回の裁定。個人的には随分厳しい裁定だと思います。
主な処分は2つあって、マクラーレンの2007年のコンストラクターズポイント剥奪、そしてそのコンストラクターズポイントの順位に伴う賞金や放映権料などの分配金、1億ドル(およそ115億円)の没収。
コンストラクターズポイントの剥奪は予想されましたが、分配金の没収(すなわち罰金)がここまで巨額になるとは思いませんでした。
F1での罰金といえば、かつてのフェラーリのチームオーダーに対するミハエル・シューマッハとルーベンス・バリチェロのケースを思い出しました。あの時、確か両ドライバーにおよそ1億円の罰金が科せられたと聞いて、「F1というのは随分巨額の罰金を科すのだなぁ」と思ったものですが(特に両者のギャラの大きな差を考えた時、バリチェロにはかわいそうな裁定でした)、チームへの罰金ともなればケタが変わってくるものですね。
それにしても1億ドルと言えば、資金難に悩むスーパーアグリのような弱小プライベーターならば、年間予算を上回る金額です。
幸いにもドライバーズポイントは剥奪されず、ルイス・ハミルトン、フェルナンド・アロンソの両ドライバーは、今後激しさを増す年間王者を目指しての戦いには、どうやら継続して参戦できるようです。
既にベルギーGPが始まり、その次はいよいよ日本GPですが、日本のファンも彼らのレースが観られるということで、ちょっとだけ安心したのではないでしょうか。
ただし、この裁定には続きがあって、2008年の選手権に関するマクラーレンの参戦に関しては、この原稿を書いている現在の時点では保留扱いになっています。
早い話、マクラーレンは「2008年の選手権に参戦できない」可能性もあるということです。
「参戦できない」というのは、今年に関する裁定のようにコンストラクターズポイントの獲得を認めないということなのか、それともマシンの出走自体を認めないということなのか、現時点ではわからないのですが、仮に後者だとしたら、現在ドライバーズランキングでチャンピオンに最も近いところにいるハミルトンとアロンソが来年のレースに出られなくなるということになります。この両名のいずれかがチャンピオンになった時、ディフェンディングチャンピオンが翌年の選手権に出られないという最悪の事態にもなりかねません。
また、レースそのものに出られないとなると、今年のように分配金を受け取れないばかりか、スポンサー関係にも多大な迷惑がかかることになります。
スポンサーのロゴが、1年間全く露出されなくなるのですから、おそらくマクラーレンはスポンサーに対する契約不履行によって莫大な違約金を払わなければならなくなるでしょう。
あるいは、スポンサー契約そのものを打ち切られる可能性もあります。
どちらにしても、経済的損失は計り知れないものがあります。
名門マクラーレン、長いF1活動の歴史の中で最大の危機を迎えているのかもしれません。
今回の一罰百戒によって、もうこの手の「スパイ活動」はなくなると思うのですが、来年のこともちょっと気になります。
個人的には、ドライバーはおそらく大きな関与をしていないはずだと思うので、たぶん大丈夫だと思うのですが……。
posted by bunchousann |12:30 |
F1 |
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2007年09月11日
日本時間の今宵(というより日付が変わって明日の未明という言い方が正しいのか)、いよいよ3大陸トーナメントの2試合目、スイス戦が行われるわけですが、当然のことながら、この週末にはJリーグも再開します(そして当たらない私のtotoも再開)。
そして、来週のミッドウィークにはUEFAもAFCもCLが行われます。UEFAの方は待ちに待った本戦GL開幕、AFCの方はいよいよノックアウトステージに突入します。
今年は川崎、浦和が現行のフォーマットになってから初めてノックアウトステージに進んだので、やはりJリーグ勢の代表としてサポーターではなくても気になるところなのですが……。
9月19日の準々決勝1stレグ、浦和の方はホームでディフェンディングチャンピオンの全北現代と対戦しますが、一方の川崎は1stレグはアウェーのセパハン戦が待っています。
セパハンはイランのクラブ。なので、言うまでもなく、川崎はイランに遠征するわけです……。
川崎にはこの3大陸トーナメントに招集された代表選手が2名います。
MF中村憲剛とGK川島永嗣。
川島はともかく、中村憲剛は今や代表の中核を担う選手です。
招集されることはあらかじめ予想されていたわけですが……。
彼らのスケジュールの凄まじさはこちらのブログに詳しく出ているのであらかじめ把握していました。しかし、とりわけ今週から来週の移動に関してはあまりにもキツ過ぎます。
スイス戦後、速やかに帰国し、週末の大分戦(ホーム)に備えます。
それが終わると、速やかにセパハンへ移動。
こうやって書くと、まるで「部署対抗フットサル大会終了後、打ち上げに備え、そして2次会にカラオケ」のような気軽さですが、想像するだけでもキツイ移動です。
おそらく両方とも10時間以上は飛行機に乗らなければならないでしょうし、時差ぼけもかなり酷いのではないでしょうか。
まともに試合に出て、かつそれなりのパフォーマンスを発揮できるのかが心配ですよね。
川崎はリーグ戦で7位。正直、ちょっと優勝は苦しくなってきましたが、リーグ戦で気を抜くことはできないでしょう。相手が下位の大分なので、さすがに休養するかもしれませんが。
それに最初から休養させるのならば、むしろオーストリアから直接イランへ行った方が距離的にも近いし、時差ぼけも少ないと思うのですが、ちょっと無理でしょうかね。
何にしても、この後はタイトルまであと一歩のところまできたナビスコの準決勝などもあって、順調に行けば行くほど年末まで週2ペースで試合をこなさなければならないという皮肉な事態になっています。
プレシーズンに日本にやってくる欧州のビッグクラブもかなり無茶なスケジュールを組んでいますが、今回の川崎(の中村憲剛、川島)もそれに匹敵するか、あるいはそれ以上のような気がします。
しかも、彼らは調整のための(というのも変な話ですが)親善試合ををしにくるわけですが、川崎はタイトルの懸かった真剣勝負。場所は情報が絶対的に不足しているであろうイランの地方都市。
肉体的にも、精神的にも疲労が大きいのは後者であるような気がします。
多くのタイトルを狙い過ぎたがために、どれも獲れないということもままあるわけですが、可能性がある限り、やはりあきらめきれないのも事実です。
特に、ナビスコカップは手の届くところまで来ています。
川崎の方はどのタイトルにプライオリティを置いていらっしゃるのでしょうか。
とにもかくにも中村憲剛選手、川島永嗣選手、お体ご自愛下さい。
posted by bunchousann |23:20 |
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2007年09月08日
昨夜のサッカー日本代表のオーストリア戦の録画観戦のために、携帯も含めてネット断ちをしていたのですが、録画を観終わってネットを立ち上げたところ、何とも嬉しいニュースが飛び込んできました。
昨年の今頃は、日本GPに近づくにつれて「最後の鈴鹿」がやたらと喧伝されるようになりました。
確かに、日本におけるF1の開催権については、これまで保持していた鈴鹿サーキットとの契約が昨年限りで切れ、新たに今年2007年からの5年間は富士スピードウェイが開催権を持ちましたが、当然それは未来永劫富士で開催するという契約でもありませんし、やたらと「最後」やら「ラスト」やらという形容表現をすることに随分違和感を覚えたものです。
そのため、世間が「最後」と繰り返す昨年の日本GPの際、私は記事に「しばしの別れ」と題したものです。
その中で、ドイツのように、ホッケンハイムとニュルブルクリンクの隔年開催になるような落とし処はないものかというようなことを書いたのですが、まさかこんなに早くその「落とし処」が見つかるなんて思いませんでした。
F1はレギュレーションを初め、いい意味でも悪い意味でも毎年(どころかシーズン中にさえ)ルールがころころと、しかも迅速に変わるのですが、今回ばかりはファンにとって“いい面”で発揮されたのではないでしょうか。
タイプの異なる2つのサーキットでF1を楽しめる国は、世界広しと言えども、現行のカレンダーではイタリアとドイツ(こちらも来年からは隔年開催)くらいであり、チャンピオン・アロンソを輩出したスペインでさえ、かろうじてバレンシアという「噂」が立ち上っているくらいです。
オールドサーキットの鈴鹿は確かに安全面での懸念や老朽化した設備面の問題がありますが、来るべき再開の時まで改修の時間はたっぷりあります。
富士は富士で、F1を開催するのは現行のコースになって以来、今年が初めてではありますが、やはり長いストレートやそのストレート・エンドでのオーバーテイクシーンなどの期待に胸が膨らみます。
こうした隔年開催ですが、最近当ブログにも登場回数の多いバーニー・エクレストンの「トヨタに対するちょっとした圧力&見返り」のようなものでもあったのでしょうか、悲願のF1開催にこぎつけたはずの富士スピードウェイ(そしてトヨタ)があっさりと隔年開催に合意したのには驚きましたが、ファンにとって、そしてとりわけ鈴鹿での開催を熱心に支持していた人たちにとって、「粋な計らい」であることには間違いありません。
今回の決定だけは、素直に喜びたいと思います。
posted by bunchousann |22:50 |
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