2007年04月27日

久しぶりに、軽い話題で書かせてもらいます~監督稼業への雑感

「新機能」と言われて既に久しい感じがしますが、とりあえずやってみようってことで、AFP BBニュースさんの記事を何となく見ているうちにちょっと使ってみようかと発作的に思い立ち、そしていつもの如く行き当たりばったりな記事を書くことにしました。
で、選んだのがこの写真↓です。

ドイツW杯でサッカー監督業の評価を急激に上げたユルゲン・クリンスマン氏です。
確か、アブラモビッチとの確執が伝えられるモウリーニョの後任として、フットボールクラブの監督としてはおそらく世界最高の報酬を得られるであろうチェルシーやら、いよいよマイスターシャーレどころか、チャンピオンリーグ出場権すら危うくなった母国のバイエルンやら、はてまた現在アメリカ・カリフォルニア州に住居を構えることからアメリカ代表やら、あちこちの監督就任が噂されていましたが、結局、テレビの解説という仕事をなさることのようです。

欧州のことですから、解説者も日本ほど気楽な稼業とは言いませんが、それでも神経をすり減らす頻度は監督業よりもはるかに少ないでしょう。
過去ログのコメントでも書きましたが、クリンスマンとてW杯で結果(ドイツ国民は概ね納得しているので……)を出すまではそれこそボロクソに言われていたわけですし、神経をすり減らしていたに違いありません。そしてその辺の事情は98年にフランス代表をW杯優勝に導いたエメ・ジャケにも似ていますね。
彼もまたいろいろ噂が流れ、ジーコの後任として日本代表監督の候補に名前が挙がったこともありますが、プレッシャーのかかる監督業にはもう戻らないのでしょうか。

話は少し逸れますが、今シーズン、欧州の主要リーグは冬の折り返しの時点でぶっちぎりの1位というチームが結構ありました。
イタリアのインテル、フランスのリヨン、オランダのPSV、そしてスコットランドのセルティック、といったところでしょうか。
このうち、インテルはそのままぶっちぎりで独走し、セルティックは途中つまずきながらも確かな足取りでゴールをし、リヨンはかなりふらふらしながらも前半の貯金で逃げきりましたが、未だゴールできないどころか、首位の座から転落してしまったのがPSV。
ってことで、このPSVを率いるクーマン監督への風当たりが非常に厳しいものになっているようです。
まだAZ、アヤックスがズッコケればリーグ優勝の可能性もありますし、CLでもアーセナルを破ってベスト8なら、現実的によくやったと言えそうなものです。そしてそのCLでは準々決勝のリバプール戦でホームで惨敗したにも関わらず、アウェーでもPSVのサポは温かい声援を贈っていました。
それがそう遠くない過去の話のはずが、その後国内でのあまりの不調ぶりについにサポも切れてしまったということなのでしょうか。
中田徹さんは冬のマーケットで何ら補強をせずに「少数主義(敢えて“精鋭”はつけない)」に徹しすぎたことが問題だったと言われていますが、これも何だか結果論のような気もしますね。怪我人続出という不確定要素に一体どこまで備えることが要求されるのか、難しいところだと思います。
何にせよ、これで上手くいっていたらきっと賞賛の嵐だったでしょうに、随分気の毒な話です。
そんなクーマン氏、さっき紹介した過去ログで、ADOデンハーグのサポが監督をネットオークションに出品したという話を書いたのですが、PSVのサポもクーマン氏に対して同じようなことをしているではないですか(しかもこちらはアシスタント2人のおまけ付きだ!)。
同じシーズンにこうも同じような抗議行動が続くとなると、これはもしかしたらオランダでのトレンド(!?)とでも言ったらいいんでしょうかね。

さて、Jリーグも開幕して7節が経過し、今週末は8節目。
混戦とは言え、それなりに明暗分かれつつありますが、いくつかのチームのサポは、そろそろ監督をヤフオクにでも出品したいのでは? と思う今日この頃です。

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posted by bunchousann |04:40 | サッカー | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年04月24日

「サッカー的ではない」イベント~オールスターの意義を再考してはどうか

23日、Jリーグのオールスターの開催要項が発表されました。
15年目の節目となる今年は、8月4日に静岡・エコパで開催されるようです。24日からはファン投票も開始になりました。

もともとこの「オールスター」なる構想が、日本の場合、プロ野球のそれから来ていることは言うまでもありません。
ただ、サッカーの世界でこういった“催しもの”をしているのは、それこそアメリカくらいしか思いあたりません(他の国でこのようなオールスター的なものがあるんでしょうか?)。私としてはいかにも「サッカー的ではない(by後藤健生さん)」イベントのように見えてしまいます。

そしてこのオールスターゲーム、近年はいろいろ物議を醸しているイメージがあります。
例えば、ただでさえ試合日程が過密だと言われているのに、なおかつ試合を増やすということに意義を唱える人も最近では出てきました。2005年のオールスターは、日本代表の東欧遠征の日程と被るなどというお粗末なことになっていましたし(しかも確か当該選手はオールスターを優先したのでしたね)、今年は今年でアジアカップでボロボロ(になるはず)の代表選手がこのオールスターに何人も選ばれることが予想されます。
また日本の場合、野球も含めて、オールスター=「夢の球宴」と表現することが多いのですが、この解釈としては「球宴」=「お祭り」というのが一般的だと思います。
それゆえ「真剣勝負」よりも、「エンターテインメント」にプライオリティが置かれることが多く、少なくとも近年、真剣勝負を見慣れてきたサッカーファンにとっては非常に退屈なものに映ることが多いようです。

特に真剣勝負とのギャップということについては、昨年のオールスターの場合はドイツワールドカップの直後だったこともあって、このスポナビ+のブログでもサッカーの記事が非常に多かった時期に様々な意見が寄せられていましたが、その多くが、オールスターについて「ゆるい」「かったるい」系の記事だった記憶があります。
かく言う私も、そんな理由でサッカーも野球もこの数年、オールスターなるものをすっかり見なくなってしまった1人です。

ファン投票で選ばれることの是非については、昨年の秋に野球の方で似たような記事を書いたこともあって、それは尊重されるべきものだとは思います。
前日には無料の公開練習があり、当日にもピッチ上でのイベントが用意されています。オールスターには、Jリーグのファン感謝デー的な要素は確かにあるでしょう。

ただ、現在こそJリーグの選手はファンの方を向いており、辞退する選手もほとんど見受けられないのでいいのですが、そのうち怪我や疲労蓄積を恐れて辞退する選手も出てくるのではないかと思います。

そこで提案したいのですが、オールスターゲームに参加することの名誉をより高めるために、オールスターをチャリティーマッチにしてはどうかと思うのです。

こうしたチャリティーマッチなら、それこそ世界中のどこでもやっているはずです。過密日程に加えることの是非はあまり問われないのではないかと思います。
また、試合を開催する目的が試合内容よりもチャリティーに向かうので、真剣勝負の要素が薄くてもファンの間にある程度のコンセンサスが生まれるのではないかと思います。
それに、ファンのためにプレーするだけでなく、そこにチャリティーのためにプレーするという要素を加えれば、ゲーム内容もむしろもっとよくなるのではないでしょうか。

かつて新潟で大きな地震があった際に、チャリティーマッチが急遽組まれたことがありましたが、こうしたイベントは恒常的にやってもいいのではないかと思います。
Jリーグ規約76条を読む限り、オールスターの収益は各チームに分配されるようで、プロ野球のオールスターのように、何かの財源になるということもなさそうです。

まあスポンサー様には申し訳ありませんが……今後のためにも真剣に考えてもらいたいですね。

posted by bunchousann |13:50 | サッカー | コメント(10) | トラックバック(2)
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2007年04月21日

結論から言って、奨学制度も越境入学もなくならないだろう~日本学生野球憲章第13条はどう解釈すべきか2

久しぶりにランキングに顔を出したのですが、どうも月曜日に投稿した3つの記事のうち、あちこちにトラバを貼りまくった3番目の記事↓へのリアクションが何故か木曜日と金曜日に殺到したようです。

★過去ログ:日本学生野球憲章第13条はどう解釈すべきか~スポーツ奨学制度の是非を考える(2007.4.16)

また、20日に高野連が専大北上と明桜高(旧秋田経法大付高)への処分を発表しましたが、その際に野球部員に対してスポーツ奨学制度を採用している高校への処分もまた発表されました。

そこで、こうした新しい動きと、過去ログにたくさん頂いたコメントを取りまとめる意味で(というかパクリ?)、焦点を「13条の解釈論」の周辺に絞って新たに結論を述べることにしました。

上記の記事で提示した疑問は2つあります。
1.「奨学制度は是か非か」
2.「“スポーツ”奨学制度はいけないが、“通常の”(学業優秀などに対する)奨学制度ならばいいのか」
今回の記事では1.については触れません。
そして2.については、このような疑問が浮かび上がるがゆえに、私は憲章に不備があるのではないか、と思ったわけです。

結論から言えば、憲章には不備があると言わざるを得ません。
少なくとも、高野連が目指している(と報道されている)「奨学制度の全廃」には至らないだろうと思われます。

高野連のHPには、日本学生野球憲章と、その解釈のマニュアルとも言うべき「アマチュア問答集」が掲載されています。みりんさんにコメントでご紹介頂いたのですが、改めてここに掲載させてもらいます。
奨学制度に関する問答は「アマチュア違反」の項にあります。
以下、その抜粋をご覧下さい。

問47 - 学校の制度として野球部員であることを理由とした授業料、生活費の免除(特待生制度)及び奨学金制度などはどうなるのか。 
答え >> いけません。 

問48 - 学校の制度として全学生を対象とした特待生制度及び奨学金制度において奨学金などを受ける時はどうか。(全学生と同条件、同資格の上で) 
答え >> 野球部員であるという理由でなければかまいません。 

問49 - スポーツ選手を対象とした推薦入学制度はどうか。 
答え >> かまいません。ただし、高校では野球に関する実技テストはできません。 

専大北上が今回憲章違反に問われたのは、上記の問47に反した奨学金制度をとっていたからです。
しかし、問48を見ると「野球部員であるという理由でなければ」奨学金をもらっていいことになります。
したがって、上記過去ログの最後に書いた「学業、人間性、その他の業績を総合的に判断して」なる文言が仮に奨学制度に与えられていた場合は、奨学金をもらうことに問題性はないということになります。

ところで、最初に書いたように、昨日高野連は野球部員にスポーツ奨学制度を採用している学校に対する処分を発表しました。
いろいろあって全部書くのも面倒くさいので、リンクを貼ります(こちら)。
かいつまんで言うと、5月2日までに制度の採用と当該部員の有無を報告し、保護者の同意等があって、5月末までにスポーツ奨学制度を撤廃し、憲章に違反しない状態になれば不問に付す、ということです。
専大北上に対しては、裏金問題も含まれていたとは言え、随分重い処分をちらつかせたものでしたが、それを思えば拍子抜けもいいところです。

スポーツ奨学制度に対する処分が上記のようなものである以上、専大北上も、6月になれば「野球部再結成=高野連加盟」ということになるのでしょう。発覚が早いか遅いかだけで処分が違うということであればそれこそアンフェアというものです。

ちなみにスポニチの昨日の記事によれば、こうしたスポーツ奨学制度を採用している学校が7校あるそうですが、もし7校しかないのならば、私はそのうちの4校の名前を確実に知っていることになります。
要するに、こうした学校があまりにも多いために、このような比較的軽微な処分に落ち着かざるを得ないのでしょう。

で、コメントで頂いた情報ですが、こうした状況から、ある私立高校はHPから早速「スポーツ奨学制度」の文字を取り除いたそうです。このような学校は他にもあるかもしれませんが、いずれにせよ、高野連への報告をしない限り、処分の対象になってしまいます。

高野連が今回、スポーツ奨学制度に対して強い態度で臨むのは、報道等でも言われているように、かねてから高野連が問題視している越境入学との強い関連性が指摘されています。
各地の私立高校が、学校のプロパガンダのためにスポーツ、なかんずく国民的に人気のある高校野球で実績を挙げることを望み、奨学制度などを利用して全国の有望な選手を集めることを根絶したいというのが高野連の本音でしょう。

しかし今回、憲章13条や「アマチュア問答集」を調べさせてもらった結果、高野連のその目標は残念ながら達成されそうもありません。

問48で「『野球部員であるという理由でなければ』奨学金をもらっていい」ということが明らかになっています。
また、問49で「スポーツ選手を対象とした推薦入学制度」は是としています。
すなわち「スポーツ推薦」で入学した学生が「学業や人間性が優秀」などの理由で奨学金を受け取ることは、何ら問題がないわけです。
そして、あまり指摘したくないのですが、学校側と学生側に「何らかのコンセンサス」があれば、実質的に“今まで通りの”奨学制度を残すこともできるわけです。
高野連が憲章の解釈を取りまとめた「アマチュア問答集」が、皮肉にも憲章の抜け穴を指摘してしまっているとしか言いようがありません。

こうしたことから、越境入学に関してもなくならないのではないかと思います。

先に書いた通り奨学制度の是非、そして越境入学の是非についてもここでは問いません。
ただ、憲章そのものの不備や、その解釈の不備も問題ですが、一番の問題は奨学制度に対する高野連の現実感のなさであるような気がします。
奨学制度が全国の高校、大学でどのように運用されているのか、きちんと把握できていないからこそ、このような憲章(やその解釈)の不備が生まれるのだと思います。

憲章の13条も、「アマチュア問答集」も共に現実に即して見直さなければ、高野連の目的はおそらく果たされないと思います。

posted by bunchousann |04:50 | 野球 | コメント(35) | トラックバック(3)
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2007年04月19日

残り2試合の使い方を考えよう~U-22、最終予選進出

(ただ今アルコールがかなり入っております。その上さらに飲みながら書いております。乱筆、駄文の類はどうかご勘弁下さい)

今回のシリア戦、中継はテレビ東京系ということで、ご覧になれなかった方も結構いらっしゃるのではないかと思います。
テレビ東京が放映権を取得して、放送してくれるのは、それはそれで有難いことなのですが、いかんせんネット局が少な過ぎますよね。
テレビ東京系のネット局は、確か全国で10局もないはずです。
静岡の方がシリア戦を見ることができないと、このスポナビ+の某ブログでボヤいておられましたが、私は幸いにして愛知県民として観ることができました。

とにもかくにも我がU-22代表はシリアに2-0で勝利し、最終予選進出を決めることができました。

前半は、前回ホームで3-0で勝利した時のようにシリアが中盤でほとんどプレスをかけてこなかったがために、比較的自由にボールを持たせてもらっていたこともあって、ボールがよく回り、日本のイメージ通りの展開になったと思います。
しかし、シリアの出足が“少しだけ”よくなった後半はまるで別のチームのようでした。
途中で何らかの修正を施すのかと思いきや(反町監督も選手交代等、いろいろ外から手を加えてみたものの)、そのまま押されっぱなしで試合終了。
楽勝に終わるかと思ったのですが、どうもこのチーム、自ら劣勢を挽回する力に少々欠けているのではないか、と思いました。

せっかく招集したのに、もう少し菅沼君を観たかったですね。しかも彼の良さが発揮されるような場面もなかったし……。

いや、レビューめいたものは他の方にお任せしましょう。

さて、4チームによる2次予選、H&Aで計6試合を4連勝したことで、「消化試合」が2試合もできてしまいました。
リーグ戦形式で、こういった消化試合が2試合もあるケースは、日本の場合、代表やクラブを通じてあまりないような気がします。
今日の試合をご覧の方は、まだまだこのチームに不安をお持ちの方が大勢いらっしゃるでしょう。
そして私もまた、そんなネガティブな1人であったりします。

残る2試合は、
5月16日の香港戦(アウェー)
6月6日のマレーシア戦(ホーム)。

こう言っては何ですが、いずれも弱小国であり、またこのグループの趨勢からいって、ここ(2次予選)で敗退が濃厚となっている国々との連戦です。

この2試合をどのように有効に使うべきか、それが大事になってきます。

最終予選は8月22日から始まりますが、この時点ではU-20W杯(いわゆるワールドユース:やっぱりこっちの言い方の方がしっくりくるなぁ)も終わり、U-20世代から数名(柏木、内田、林など)が五輪代表に融合することが考えられます。
ただ、U-20はU-20で極東の日本という特殊な環境にある国の場合、その世代の最高の戦力を傾注すべき大会であり、その準備もあるでしょうから、香港戦、マレーシア戦の時点でU-20組を呼ぶことは、難しいと思われます。

それでも、この世代でまだ試されていない選手がいないわけではありません。
2次予選4試合で、反町監督の選手起用の骨格は見えてきましたし(特にDF陣はほぼ固定されつつありますね)、メンバーは固める方向でこのまま熟成を重ねるべきなのか。
それとも、勝敗にとらわれない試合という利点を活かし、新しい選手を試験的に起用するべきか。

また、新しいシステム、新しいポジション、新しい約束事の構築を試すべきなのか否か。

選択肢はたくさんあります。

相手のレベルを考えると、とても最終予選の予行演習にはなり得ませんが、とにもかくにも、残り2試合を有効に使う手立てを反町監督にも、選手にも考えて欲しいものですね。

posted by bunchousann |00:15 | サッカー | コメント(6) | トラックバック(3)
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2007年04月16日

日本学生野球憲章第13条はどう解釈すべきか~スポーツ奨学制度の是非を考える

高野連が「除名」という名の刃を突きつけたせいでしょうか。専大北上高校は自ら野球部を解散することにしてしまいました。
これに対して、高野連も、マスコミも、自主的に高校側が自ら解散の決定を下したことに対して評価を与えています。高野連を除名されれば二度と再加盟できず、自主的な解散であれば再び戻る道がある、というのがその理由のようです。そして、そのことによって夏の全国選手権に間に合うように高野連側も早期の再加盟を許可するのではないかという希望的観測が流れています。
しかしながら、しつこくも声高に言わせてもらうならば、どうして当事者だけを厳正に処罰することができないのでしょうか?
無関係の部員を巻き込むことの是非を、高野連もマスコミもどうして語ろうとしないのか、不思議でしょうがありません。

※過去ログ 責任の取らせ方がおかしくないか~「希望枠撤廃」ではない、「裏金」とドラフトの話:高野連編(2007.3.22)

↑この記事をあちこちにトラバさせてもらったことや、わざわざ4月13日に追記を施して再び新着としてアップさせてもらったことでもおわかりだとは思いますが(おかげでたくさんコメントを頂戴いたしました)、言わねばならぬことは何度でも言わせてもらいたいと思います。

で、今回は件の過去ログで頂いたコメントからヒントを得ました。

今回の専大北上の“処分未遂”に関しては、裏金問題だけでなく、どうもスポーツ奨学制度の問題が大きく作用しているようです。

日本学生野球憲章の第13条1項に「選手又は部員は、いかなる名義によるものであっても、他から選手又は部員であることを理由として支給され又は貸与されるものと認められる学費、生活費その他の金品を受けることができない」とあり、専大北上高校のスポーツ奨学制度はこの規定に違反する、ということでした。

このようなスポーツ奨学制度に似たようものを、偶然にも九州地区のある強豪校に見つけることが出来ました。この学校では部活動奨学生と呼ばれているようで、もし認定されると、入学金・学費などが免除または軽減されるそうです。

HPにも堂々と掲載されているスポーツ奨学制度。少なくとも学校側には全く悪気はないように思えます。
ところが、これは専大北上高校のケースと同様、部活動(=スポーツ)に対する業績に対して支払われる奨学金ですから、仮に野球部の生徒に対してこの奨学金が支払われていたならば、高野連の解釈では日本学生野球憲章第13条に対する明確な違反と言えます(よってこの場で高校の名前は出しません)。

しかし、こういった奨学制度は、本当に悪なのでしょうか?

コメントでも頂いたのですが、本当に経済的に困窮していて、奨学制度に頼らざるを得ないケースだってあると思うのです。
そういった生徒は、どんなに野球の技術が優れ、将来を嘱望されていたとしても、私学の強豪で野球をすることが許されないのでしょうか?

私学の学費を見ると、年間で30万円程度かかるところが多いようです。これは所得の少ない世帯にはかなりの負担になると思います。

また、憲章にあるように「選手又は部員であることを理由として」奨学金を受け取ることが悪だと言いますが、そのような理由でなければ、奨学金を受け取ってもいいのでしょうか?
単なる奨学金制度であれば、それこそほとんどの私学で設けられていますし、多くの学校の場合、この奨学金を与える規準が件の九州地区の高校よりもはるかに曖昧です。
「学業や人間性、その他の業績を総合的に判断して……」なる目的で与えられた奨学金は“是”で、「スポーツ奨学金」なる名目がたまたまついていただけで“非”となるのであれば、それこそ不平等というものです。

裏金が横行する背景には、こういった憲章上の不備もまた理由の1つに挙げられるのではないでしょうか。
皆さんはどう思いますか?

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posted by bunchousann |23:05 | 野球 | コメント(131) | トラックバック(17)
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2007年04月16日

「風邪ニモ負ケズ」まずまずの対戦カード一巡を終えて~軽く感想文2

プロ野球の日程は、最初の5つのカードは同一リーグのチームと順番に対戦することになっています。
昨日の日曜日で、セリーグの各チームはとりあえず同一リーグのチームと対戦が一巡し、こちらもまた一段落といったところです。
そんなわけで、まずまずのスタートを切ったここまでのドラゴンズを軽く振り返ってみましょう。

中継ぎのためにも、憲伸の奮起を望む
ここまで14試合で、完投勝利を挙げた投手は0。それだけ、中継ぎ投手への負担が大きくなっています。
クローザーの岩瀬は別格として、昨年のセットアッパー平井が故障のために出遅れたために心配された中継ぎ陣ですが、今年は岡本の調子がすこぶるいいようです。
その岡本、ここまで既に7試合に登板、未だ自責点は0。2年前の輝きを取り戻したように見えます。
しかし、この岡本以上に登板しているのがここまで9試合登板のS・ラミレス、8試合登板の小林。各試合短いイニング数ではありますが、実力が未知数であったり実績がなかったりするこの両名は、このペースでは最後までもたないことが予想されます。
岡本、デニー(6試合)、グラセスキー(4試合)と“自責点0”の投手が中継ぎにいるのは心強い限りですが、彼らの負担を減らすためにも、先発投手の奮起が求められます。
とりわけエースの憲伸。ここまでの内容は彼としては正直もの足りない感じがします。特に切り札のカッターがよくありません。球速が昨年よりも3~4キロ遅いせいで、自信がないのか、左打者の内角を突くボールがあまりありませんね。
日本のエースに求められるのはやはり完投、もしくはそれに準ずる能力です(8回投げて→岩瀬)。中継ぎの負担軽減に寄与することが出来る可能性は、やはり彼が最も高いと言えるでしょう。

「リャン・ウー・パー」が打線のカギ
麻雀で言うところの「筋」というわけですが、今後の打線のカギを握るのがこの打順ではないかと思われます。
2番は今年、井端ではなく荒木が定着しています。開幕から9試合連続安打を放つも、現在は.246。1番の井端も.254で、両者共に出塁率が3割を切っています。
3番福留、4番ウッズが好調だけに、そろそろ去年までのいい形に戻してはどうかと思うのですが……制約の多い2番で荒木が若干苦しそうに打っているような気がします。
5番は新外国人のイ・ビョンギュ。ここまでの成績は打率.291、本塁打1、打点6。まずまずだと思うのですが、いかんせん前を打つウッズが本塁打を量産しているので、彼との勝負をさけてイ・ビョンギュとの勝負を選択するケースが今後増えてくるでしょう。そうなった時の彼のパフォーマンスがポイントです。
同じことが、8番の谷繁にも言えます。7番の森野はここまでセリーグ打撃3位の.391をマークし、好調を維持していますが、それに対する谷繁の打率は身長程度しかありません。
かつて谷繁は、それまでの正捕手中村武志の打撃が衰え、「打てるキャッチャー」という名目でFA入団したはずでしたが、昨年より打撃力の衰えが顕著です。それでも彼以上の捕手がチーム内にいるかと言えば、非常に難しいところです。

そんなこんなで、先ずは阪神戦
で、明日からの阪神戦、初戦は山本昌。
ベテランだけに配球のミスというのは考えにくく、不調の原因は明らかです。
ここまでの投球を見ていると、変化球が勝負どころでことごとく高めに浮く傾向があります。下半身が上手く使えていないのでしょうか。
横浜・工藤が登録抹消になりましたが、こういう年代だとちょっとした不調がキャリア全般の問題に関わってきます。大きな目標があるわけですし、今度はナゴヤドームです。昨年9月16日の快投の再現を期待しましょう。
2戦目は長峰なのでしょうか。先週の甲子園で落合監督に槍玉に挙げられていましたから、他の投手ということも考えられそうですが、たった2回でチャンスを取り上げるのもどうかと思います。大きく育てるためにも、辛抱が必要です。
3戦目は憲伸ですが、そろそろエースの名に恥じないピッチングが見たいものです。最初にも書きましたが、6連戦が続いていますし、中継ぎにも休養をあげたいものです。

もうすぐ遅番になるので、しばらく野球が観れなくなります。そういう私の個人的な事情もあるので、ドラさんには今以上に奮起してもらいたいものです。

posted by bunchousann |20:10 | 野球 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年04月16日

「脅威の新人」に湧いた序盤3戦を終えて~軽く感想文

オーストラリア、マレーシア、バーレーンと3つのGPが終わり、F1は次のスペインGPからいよいよヨーロッパラウンドへと突入します。
このヨーロッパラウンド開幕を「第2の開幕」と捉える見方をするチームも多く(要するに、シーズンの開幕までにマシンコンディションを完全に整えることが出来なかったチームの言い訳の要素もある)、長いシーズンを考える上で先ずは一区切りということもあり、勝手ながらここまで3戦の感想なんかを書いてみようかなと思います。

止むことのないハミルトンへの賛辞
3位、2位、2位。これがルーキー、ルイス・ハミルトンがデビューから残したリザルトです。ここまで22ポイントはトップのアロンソ、ライコネンと同ポイントの3位(最高位の関係による)。
いくら戦闘力に優れたマシンを手にしているからといっても、それを上手く活用できないドライバーというのはたくさんいます。しかしながら、彼は見事にマクラーレンのマシンを乗りこなし、上記のようなルーキーとしては史上初の快挙となるリザルトを残しています。レースパフォーマンスに目をやっても、彼のレースを見る限りミスらしいミスは見当たらず、またフェラーリのライコネンやマッサとのマッチアップでも落ち着いた対処を見せ、これまでのところレースペースで劣っていてもオーバーテイクを許さないしたたかさを見せています。
また、開幕前はコンストラクターズの戦いにおいてもフェラーリの圧倒的有利が囁かれていたにも関わらず、このルーキーの安定感がコンストラクターズのポイント争いにおいて、マクラーレンに優勢に働いていることも見逃せません(ここまでフェラーリ39ポイント、マクラーレン44ポイント)。
シーズン前に「経験値に勝るマッサを擁するライコネン(フェラーリ)の方が、ルーキーを従えるアロンソ(マクラーレン)よりも有利」などと書いたのですが、早くも修正を強いられそうな感じになってしまいました。
第3戦はマッサがマレーシアの屈辱を晴らした格好になりましたが、ここから大崩れしない安定感が求められます。
大崩れしない安定感と言えば、3戦連続4位で2強のすぐ後ろにつけるハイドフェルドのパフォーマンスがあなどれません。2強と言えども、少しマシンの調子が悪いと、ハイドフェルドにオーバーテイクを許すことになります。
チャンピオンシップの争いに生き残るためには、これよりも下位でフィニッシュすることは許されない状況だと言えるでしょう。

予想通りとは言え……つらいなあ
ホンダ、トヨタの苦戦はシーズン前からある程度予想されていましたが、まさかここまで酷いとは思いませんでした。
それでも、トヨタは何とかラルフが開幕戦で1ポイント、トゥルーリがマレーシア、バーレーンでそれぞれ2ポイントの計5ポイントを獲得していますが、ホンダにいたっては未だトップ10フィニッシュすらなく、ポイントも当然0。2年前のコンストラクターズ2位のチームが、すっかり下位チームに成り下がってしまいました。
この状況を打破するべく、ホンダは現在フリーの身となったロス・ブラウンを招聘し、夏までに新車を投入するという話まで浮上しています。
ドライバーのコメントなどを聞いていても、モチベーションの上がっていない様子がありありとわかるくらいで、チームのムードは最悪と言っていいでしょう。
環境破壊に苦しむ地球の姿が、皮肉にもホンダの苦しみとオーバーラップする、ここまで3戦のような気がします。

最大のチャンスを逃したスーパーアグリ
第3戦では仲良くエンジンブローで両者リタイヤ(デビッドソンは完走扱いの16位)のスーパーアグリ。ニューエンジンでのトラブルだけに、少し気になります。
それにしても、こうなれば今更ながら琢磨の開幕戦の12位フィニッシュが悔やまれます。「ポイント獲得」が目標だったのであれば、あれが最大にしてほぼ唯一のチャンスであったような気がします。
これから欧州に舞台を移せば、ワークス勢の巻き返しは苛烈を極めます。予算規模の少ないプライベーターとのマシンの開発速度には、おのずと差が出てきます。今は低迷する「本家」の方も、そのうち「分家」を追い抜くことになるでしょう。
マシンの出来もさることながら、気になっているのはピットクルーの錬度の低さです。やはり2年目ではまだまだこんなもんなのでしょうか。ピット作業でのミスで生じたロスをコース上で取り返すのは至難の業です。一朝一夕に解決する問題でもないだけに、とりあえずそのレースでミスが起こらないようにすることを願うしかない状況です。
今年のレギュレーションではエンジン関係でのトラブルが起こりにくくなっているだけに、「運」を味方につけるのは難しいと言えます。あとは天候が荒れることくらいかもしれません。
今後のパフォーマンスに注目しましょう。

ところで地上波のオープニングで出てくる変なアニメ。
全然似てないんですけど、あれ、何とかなりませんかねぇ……。

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2007年04月13日

公式HPのあり方が体質を表す~「先ず隗より始めよ」

どうも、4月になってあまり更新の頻度が上がらず、今日は過去ログの再リリースなどということまでやってしまいましたが、他の記事を書こうと思った過程で感じた雑感をちょっとだけ書いてみようと思います。

先日の横浜・那須野投手の一件といい、この「裏金問題(に付随する諸々のお金の問題)」はまだまだ新しい事実が次々と出てきそうな気がしています。

で、このネタを書くために必ずと言っていいほど高野連日本野球連盟のHPにお世話になっているわけですが、不思議なことに、NPBのHPにはお世話になった記憶がほとんどありません。

何故だと思いますか?

「ルール違反」について書くのですから、当然ルールを調べる必要があるわけです。
それが正しいかどうかは別の問題として、アマ側のHPには日本学生野球憲章や高野連主催試合の出場資格やらが必ず公開されています。
私も過去ログを書く際には、必ずこれらの資料に目を通してから書くようにしていました(その割には理解が足らないかもしれませんが……)。
ところが、肝心要のプロ野球の憲法とも言うべき「野球協約」は、NPBのHPでは公開されていません。「野球協約」は、協約を運用する機構側ではなく、運用の対象たるプロ野球選手会のHPで公開されているのです。

選手会のHPで公開されているからいいじゃないか、という人もいるかもしれませんが、これはNPBの隠蔽体質を如実に表している見過ごせない事実だと思います。
確か他の方もブログで指摘していたと思うのですが、どうして機構側で公開できないのでしょうか?
協約の厳格な運用が為されているか、世間に知られたくない事情でもあるのでしょうか?

例えば、Jリーグの公式HPには前回記事でも取り上げたJリーグ規約の他にも、日本サッカー協会が定めた移籍や契約に関する規則がほとんど公開されていますし、昨年からはチーム個々の収入・支出といった財務データも一部公開されるようになりました。

こうしたHPのあり方1つで、体質というものは見えてくるものです。
JリーグやバスケットボールのbjリーグのHPには、実現性はともかくとして、崇高な理念が掲げられていますが、NPBのそれには理念や目標らしきものが全く散見できません。

根来コミッショナー代行がコミッショナー在職時から野球協約を抜本的に改革する必要性を感じていることは、当の野球協約の末尾にも記されています。
であるならば、その改革の成果を、是非ともNPB自身でHPに公開してみる気はありませんか?
いや、それでは遅いですね。協約を公開することこそ、改革の第一歩だと思います。

posted by bunchousann |22:10 | 野球 | コメント(2) | トラックバック(1)
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2007年04月10日

Jリーグ規約第42条の是非とベストメンバーの定義について~ご意見お待ちしております

さてさて、ブログそのものもそうですが、すっかりサッカーの記事を書くのをご無沙汰しておりました。

欧州のフットボールシーズンはいよいよクライマックスを迎え、Jリーグも(そして負け続けること数年の私のtotoシーズンも)始まり、このスポナビ+にもサッカーの記事が溢れていますね。

totoを買っている立場上よくあるのですが、どうも週末に合わせて予想をするという固定観念があったりします。私はtotoの予想とファンサカのチーム編成を同時にやることが多いので、ついついミッドウィークにナビスコカップがあるのを忘れ、慌てて充分な下調べもせずに火曜日に予想するハメになることも多くあります。

……個人的な前フリはこの辺にしましょう。

そのナビスコカップと言えば、先日の柏レイソルがちょっとした話題になっていますよね。
グループリーグ第3節、4月4日の大宮戦における「スタメン総とっかえ」についてです。

で、これをきっかけにさんざんお世話になっているJリーグ規約をまたしても見直してみることにしました。

記事の表題にもありますが、Jリーグ規約の第42条を見てみましょう。

第42条 1.Jクラブはその時点における最強チーム(ベストメンバー)をもって前条管理人注:第40条に記載されているJリーグ主催の各種大会のこと)の試合に臨まなければならない。

第42条 2.第40条第1項第1号から第3号まで(管理人注:第1号→J1、第2号→J2、第3号→リーグカップを指す)の試合における先発メンバー11人は、当該試合直前のリーグ戦5試合の内、1試合以上先発したメンバー出場した選手を6人以上含まなければならず、詳細に関しては「Jリーグ規約第42条の補足基準」によるものとする。

レイソルはこの規約の2つ目にある「当該試合直前のリーグ戦5試合」の部分を逆手にとりました。
大宮戦以前に行われた今年のリーグ戦は4試合。そして「Jリーグ規約第42条の補足基準」には「当該試合直前のリーグ戦5試合」に前年度のリーグ戦は含まない、と書かれています。
よって、件のスタメン総とっかえが可能になったのです。

仮に明日のナビスコカップ第4節で、この「スタメン総とっかえ」をやってしまうと、これは明確なJリーグ規約42条違反になってしまうのですが、その際にはどんなペナルティがあるのでしょうか?

「Jリーグ規約第42条の補足基準」には、このように書かれています。
1.制裁金最高2000万円
2.リーグ戦で違反をやった場合→1件につき勝ち点マイナス3
3.リーグカップで違反をやった場合→翌年度のリーグカップ参加権剥奪
と、なかなかに厳しいペナルティが待っています。

結局この試合の結果は0-0の引き分けでしたが、もしこれで惨敗でも喫しようものなら、いくら今年は好調のレイソルとは言え、さんざん批判を受けたことでしょう。

そして、まあこうして規約を読んでいくうちに、いくつかの疑問が湧いてきたというわけです。

まず、この規約が必要なのかどうかということです。

これは、私の持論である「ナビスコカップグループリーグ不要論」の影響も多分にあると思います。
グループリーグ方式の場合、どうしても消化試合というものが産まれる可能性があるからです。

過去ログでもコメントを頂戴しましたが、Jリーグのカレンダーも、それなりに厳しくなっています。
長いシーズンをトータルで考えた時に、休めるべき時に休むのも、1つの手でしょう。
同時に、出場機会の少ない(特に若い)選手を試す絶好の機会にもなりますよね。
目先の1勝を求めるのか、シーズントータルでの成績を求めるのか、クラブによっても哲学が違うでしょうし、難しい判断だと思います。
結論から言うと、リーグ戦はともかく、ナビスコカップではこの規約は適用されなくてもいいのでは、とふと思いました。
ただ、グループリーグ突破を目指す他のチームからはブーイングものでしょうね。カップ戦ではありませんが、イングランドのプレミアシップでもあるクラブの監督が残留争いをする他のチームに対して同種の批判を展開していましたが、その辺の倫理性をクリアしなければいけないのでしょう。

もしナビスコカップが、目先の1勝をより強く求める形の単純なH&A方式のカップ戦ならば、このベストメンバー規定を設けることにもまだ納得がいくのですが……。

2つ目に思ったのは、そもそも「ベストメンバー」とは何者か、ということです。

これはJリーグ規約第42条に対する批判というよりは、Jリーグがこうした考え方、あるいは概念を持つということがそもそもおかしいのではないかと思ったわけです。
「ベストメンバー」を決めるのは、少なくともそのチームの監督のはず。
それをメディアやサポーターが評価するわけで、リーグが定めるのはちょっとおかしいような気がします。

しかもJリーグのクラブにせよ、欧州のクラブにせよ、あるいは日本を含めた各国の代表にせよ、ベストメンバーというものは相手によって変わってくるものですよね。毎試合同じメンバーで戦うチームなど、この世のどこにも存在しません。

上手く定義付けられればいいんですが……皆様はどうやって定義付けているんでしょうか?

ということで、過去ログを読み返してインスパイアされたのか、久々に皆様のご意見、ご感想を頂戴しようかと思い立ちました。
上手にレスを返せるか、ちょっと心配ですが、特にレイソルサポの方などのご意見などいただければ嬉しいですね。

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posted by bunchousann |23:55 | サッカー | コメント(10) | トラックバック(1)
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2007年04月06日

それでも、あなたたちはまだ“全面的に”「被害者」なのですか?~「プロ」ではなく、「裏金」と「アマチュア」の話

今回のおすすめにも取り上げられているように、裏金問題に関する西武の外部識者による調査委員会の中間報告については既に様々な意見が出ているようです。
ということもあってちょっと遅きに失した感が否めず、書こうかどうか迷ったのですが、ポイントを絞ってちょっとだけ書かせてもらうことにしました。
とは言え、私、もうこの裏金問題について言及するのは4回目にもなります。ちょっとくどいかな……。

裏金過去ログ1:そんなに現行制度にこだわるなら、せめてこれくらいはやってくれ~「栄養費」ではなく、「裏金」とドラフトの話(2007.3.10)
裏金過去ログ2:こういう時代だからこそ、第一声が肝心なのだ~「奨学金」ではなく、「裏金」とドラフトの話:雑感(2007.3.12)
裏金過去ログ3:責任の取らせ方がおかしくないか~「希望枠撤廃」ではない、「裏金」とドラフトの話:高野連編(2007.3.22)

昨日(4月5日)のスポーツ紙はどこも1面トップにこの話題がきていましたが、そのタイトルを見た時に、2番目の過去ログでも言及したことを思わずにはいられませんでした。

最初に踊る文字はどこも「西武」の二文字。
でも西武が悪いのはもう先の2選手の件で皆が承知していることです。わかりきったことを改めて大きな文字で書く必要がどこにあるのでしょうか。
私としては、貰った他の5選手、それよりもさらに「延べ」170人もの指導者連中が何らかの金銭を貰っていたということにもっと焦点を当てることはできなかったのか、と思うのです。

この問題に関するアマ側の態度には、正直言って理解し難いものを感じています。
裏金を渡すプロ側こそが諸悪の元凶であり、自分たちアマ側はプロ側の利益のために利用された全面的な被害者である……諸々の報道にあるアマ球界のお偉方の発言を聞いていると、どうしてもそのような解釈をせざるを得ません。

本当にそうですか?

裏金の授受には「有望選手の囲い込み」というプロ側の利益が発生するのと同時に、単純に「金銭の受領」という万人に共通の利益がアマ側にも発生します。
本質こそ違えど、賄賂とほぼ同じ構図が出来上がるわけです。
その賄賂のやり取りでは、子供でも知っていることですが、賄賂を贈った側だけでなく、貰った側も罪に問われるわけです。
また、金銭の贈与の際には、一定金額以上になると贈与税が発生しますよね。
これらの裏金のやり取りで、おとなしく税金を納入することはまずあり得ませんから、受け取った金額の多い人の中には、脱税という立派な犯罪行為に問われるケースも出てくるでしょう。

今回の中間報告では27年間で「延べ」170人もの指導者・関係者に金銭が渡っていたとうことでした。
「延べ」ということは、その中には当然のことながら複数回金銭を受け取った人物がいるということです。
こういう人物は「魔が差した」のではなく、確信犯だと言えます。
選手を「指導」するという立場からして、その行為は、選手本人が受領するケースよりも何倍も悪質だと思います。

これでも、まだ被害者面するというのは片腹痛いというものです。

今回の調査はあくまで中間報告ですから、この先調査を続ければ、さらなる事例が報告されるのでしょう。
そして他の球団にもそういう行為があったのではないか、と調査委員会では言及していましたが、そういう疑いの目を向けない人はおそらくいないと思われます。
一部には個人の特定を徹底的に行うべきという声もあるようですが、もうここまで広まったら、ひょっとして日本中から野球の指導者がごっそりいなくなるのではないかと本気で心配しなければいけないレベルに達してきました。
それもこれも、まさに身から出た錆というものであって、決してプロに責任を全てなすり付けるような類の問題ではありません。

コミッショナー代行氏の言葉を借りれば、「膿を出し切った」としても、その傷跡が、さらに化膿しそうな気配すら漂っています。

最後にもう一度言いたいのですが、アマ側の関係者も、今後、発言をする際には「被害者」ではなく「当事者」としての発言が求められるということを肝に銘じてもらいたいものです。

posted by bunchousann |00:00 | 野球 | コメント(10) | トラックバック(1)
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