2007年03月30日
セリーグの開幕戦、中日はヤクルトをナゴヤドームで迎え撃つことになりました。
いやあ、いきなりドラマチックな試合となりました。
期待の新戦力とチームのバンディエラが揃って活躍し、まずは上々のスタートと言ってもいいでしょう。
そう、それは8回裏。
憲伸がリグスに逆転のホームランをバックスクリーンにぶち込まれた後の攻撃。
福留が内野安打で出塁するも、ウッズがダブルプレーで意気消沈のナゴヤドーム……。
2死からですよ、2死から!!
この日いいところのなかったイ・ビョンギュがフェンス直撃の二塁打で出塁、中村紀が今日二安打目となる同点タイムリー、森野の敬遠で塁が埋まり、谷繁の代打“ミスタードラゴンズ”立浪が、この日最高のボルテージに達した中で勝ち越しタイムリー……。
澤井と井端はまあオマケですが、2死からの怒涛の攻撃で逆転勝ちを収めました。
この試合、フジ系の東海テレビで放送されていたのですが、当然試合延長はナシ。
それなのに、図ったように立浪の勝ち越しタイムリーが放送枠内にギリギリ収まるという、東海テレビ的には非常にオイシイ中継になりました。
なんか中継などもろもろ含めて、ちょっと出来過ぎです、ドラゴンズ。
明日も中継を楽しみにしましょう……。
そう、中継と言えば、昨今の流れを考えればこれも当たり前というべきなのでしょうが、ちょっと驚いたことがあります。
先程申し上げた通り、名古屋では本日、東海テレビでドラゴンズの中継がありました。
そしてその裏で、全国ネットの横浜対巨人もTBS系のCBCテレビで流れていたわけです。
横浜の試合は、明日、明後日とデーゲームなので、“TBS”ではお昼に中継があるようです。
ところが、これはどうやら全国ネットではないようで、名古屋のCBCでは中継がないのです。
「読売戦=全国ネット」の時代は、どうやら本格的に終焉を迎えつつあるようですね。私の親の世代がまさにそうですが、地上波で読売を観ていた(あるいはそれしか観れずにファンになった)、特に地方のおとっつぁんたちには、何ともせちがらい世の中になりました。
ちなみに「明日も中継を楽しみにしましょう」と書いた通り、名古屋ではこの3連戦、中日の試合は全てナイターの中継があります。
キー局が視聴率低下の著しい読売の全国ネット中継に二の足を踏む中で、もしかしたら、地方局が気軽に(?)流せ、かつ視聴率も堅実に獲れる地方球団の試合の方が、地上波というコンテンツでは読売よりもむしろ多くなっていくのかもしれませんね。
最近、ちょっと忙しいので取り急ぎ簡単に更新させてもらいました。
ネタに困ればドラゴンズ、やっぱこれですね。
posted by bunchousann |22:50 |
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2007年03月27日
しばらくご無沙汰しておりました。
まあ、スポナビ+に投稿されたペルー戦の厳しいレヴューの数々を読み疲れた方には軽い気持ちで読んで戴きたいと思います。
3月24日と28日はFIFAの国際Aマッチデーとなっていて、世界各地で国際試合が行われ、日本も24日にホームでペルーと対戦しました。
そのペルー戦に出場したことによって、GKの川口能活のキャップ数が100に達し、FIFA公認の「センチュリークラブ」の一員になることが決定したとのニュースが流れました。
で、このニュースを聞くまで、恥ずかしながら私、「センチュリークラブ」なるものを知りませんでした。
とりあえず、Aマッチのキャップ数が100に達すれば入会できるそうですが、どういうものか調べようと思い立ち、ウィキで検索しても出てくるのはAV女優の名前だったりして(笑)、なかなかその正体がわかりません。
何か定期的にイベントなりチャリティーなりやっているわけでもなさそうですし、まあ名誉の称号みたいなものなのかな、と思うことにします(ご存知の方は教えて下さい)。
さて、この「センチュリークラブ」ですが、とりあえずFIFAのHPに男女別でその皆さんの名前が紹介されています。
一応この記事では、男子選手のみを取り上げることにしました。
2007年2月27日現在、「センチュリークラブ」の栄誉に浴した選手は136人います。その中の最多出場は181試合に出場したサウジアラビアのモハメド・アル・デアイエ。GKという息の長いポジションであり、まだ34歳で現役ということで上積みの可能性もありますが、どうやら昨年のW杯以来代表の試合には出ていないところを見ると、代表からは引退してしまったのかもしれません。
試合数の多い選手の上位には、何故か中東の選手が多いですね。
サウジアラビアもそうですが、中東には王制を敷く国家が多いので、何らかの国家的な干渉が代表の選出にもあるのかな、と邪推できそうです。
その中で光るのは、やはり150試合に出場したドイツ(西ドイツ含む)のローター・マテウス。
W杯5大会出場など、選手層の厚い強豪国では、今後あり得るかどうかという偉大な記録だと思います。
しかし、選手層が厚い=新陳代謝が激しいとは必ずしもいかないようで、先程述べた136人のうち、最新のFIFAランキング上位20カ国の選手がマテウスを筆頭に41人もいます。
現役の代表選手だと、リリアン・テュラム(フランス・126試合)、ロベルト・アジャラ(アルゼンチン・107試合)、そして最近は代表から遠ざかるラウル・ゴンザレス(スペイン・102試合)といったところです。
強豪国ゆえにW杯やユーロなどで勝ち進み、試合数を重ねるということも影響しているのでしょうが、チームの核として長年君臨することによって、逆にチームに安定した成績をもたらしているとも言えそうです。
ちなみにこの「センチュリークラブ」の最年少はエストニアのKristen Vilkmae選手(読み方がわかりません)。1979年10月2日生まれですから、日本で言うところの「黄金世代」と一緒ですね。
そんな「センチュリークラブ」ですが、今後どんな選手が加わりそうなのか、ほんの一部ですが、妄想したいと思います(ウィキで調べただけだが)。
●イケル・カシージャス(スペイン:1981.5.20生まれ)
65試合(2006.11.18現在)
息の長いGKでありながらまだ25歳。クラブレベルでの経験も豊富ですが、代表としても既にこれだけの試合に出場しています。ライバルがいないわけではありませんが、20代のうちに100の大台に達することも充分可能でしょう。
●ミラン・バロシュ(チェコ:1981.10.28生まれ)
53試合30得点(2006.11.17現在)
大砲のいないチェコを背負うにしてはクラブレベルでの活躍がイマイチな感じがしますが、何故か代表では驚異的な決定力を発揮しています。不思議です。
●カカ(ブラジル:1982.4.22生まれ)
42試合17得点(2006.11.24現在)
不調にあえぐ(という言い方もちょっと贅沢か)今季のミランにあってその存在価値を改めて認識させた選手。セレソンではどこまでその存在価値を高められるのでしょうか。
●フェルナンド・トーレス(スペイン:1984.3.20生まれ)
40試合14得点(2007.2.9現在)
アトレティコからビッグクラブへの移籍を勧める声は大きいものの、本人はどこ吹く風。スペインのエースになり得るはずなのに、CL抜きでこのまま順調に成長できるのか?
●バスティアン・シュバインシュタイガー(ドイツ:1984.8.1生まれ)
41試合13得点(2006.11.18現在)
バラックの後釜はまだ荷が重いのでしょうか。まだまだ荒削りな感じがしますが、今のところはそれが彼の魅力とも言えるでしょう。
ちなみに、たとえ出場権を得られたとしてもきっと出ないとは思いますが、ここから下の選手は北京五輪への出場資格を持つ“世代の”(ルーニーの「母国」は出られませんよね、ハイ)選手たちです。
●クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル:1985.2.5生まれ)
43試合15得点(2006年終了現在)
「ユナイテッドの7番」に恥じぬスーパークラッキになろうとしています。22歳にして今年のバロンドール候補とも言われるくらいですし、最早説明不要だと思います。凄すぎです。
●ルーカス・ポドルスキー(ドイツ:1985.6.4生まれ)
37試合22得点(2006.11.15現在)
バイエルンでは確固たる地位を確立しているわけではないのですが、代表での決定力はチェコのバロシュ同様に折り紙つきです。しかしもう少しクラブレベルでのインパクトも欲しいところですね。ブンデスリーガではそれも難しいかも。
●ウェイン・ルーニー(イングランド:1985.10.24生まれ)
36試合12得点(2006年終了現在)
代表監督のマクラーレンとモメたという報道も出ましたが、この人の懸念材料はこうしたムラっ気のある性格と、怪我の多さに尽きます。20代後半にして、今のオーウェンのようにボロボロにならなければいいのですが……。
ちなみに出場試合数の計測時期がばらばらなのはウィキの記述をそのまま写したためですので、ご愛嬌ということで。もちろん、今年に入ってさらにそのキャリアは増えているわけです。しかも、レベルの高い欧州や南米において。
世代的には80年代以降の生まれとなる、現在の日本代表の中核を担う世代を、2016年までに日本協会が目指すというFIFAランク10位以上の国の中から少しだけピックアップしてみました。
皆さんはどういう感想をお持ちになりましたか?
posted by bunchousann |23:55 |
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2007年03月22日
今日(3/22)の多くのスポーツ紙の1面を飾った、ドラフトにおける希望枠撤廃が1年先遅れされたニュースは、ネガティブな意味で大きな反響を呼んでいるようです。
そんな中で、アマチュア野球界において悪名高きあの団体が、理解しがたい処分を当事者の所属していた野球部に下そうとしています。
アマ側の処分としては、最初に名前が明らかになった東京ガス・木村投手と、彼の所属する東京ガスに対して、社会人野球を統括する日本野球連盟からの処分が既に言い渡されています。
まず木村投手の1年間謹慎(対外試合出場禁止)、これはその厳しさに対する是非は別にして至極真っ当なものだと思います。
ところが、東京ガスの野球部自体も、何故か都市対抗予選が行われる5月下旬までの対外試合の出場禁止という処分が言い渡されました。
ルールを破った木村投手本人はともかく、なぜ東京ガスの野球部全体に責任が生じるのでしょう?
例えば、野球部とその関係者全員が木村投手が裏金を貰っていたことを知っており、その事実を黙認していたとでもいうのならば野球部全体で責任を取るということに異論はありませんが、何の関係もない選手まで巻き込む処分というのはいかがなものでしょうか。
それでも木村投手と東京ガスのケースは、選手が社会人であるがゆえに致し方ないとも言えますし、また不可解な連帯責任という観点からは軽微なものであると言えます。
しかしさらに驚いたのは、もう1人の当事者である早大・清水選手の出身校である専大北上高校に対する日本高等学校野球連盟の異常な反応に関してです。
専大北上のコーチが西武側と交わした裏金を容認する覚書の存在や、清水選手が退部届を出さないまま西武の練習に参加したこと、過去にも元監督が系列高校選手のプロ野球入団に際して謝礼金を仲介しようとしたことで長期謹慎を受けたという“前科”があること……。
高野連はこれらの規則違反が「学校ぐるみ」で行われたという見解を持っており、専大北上高校に対する処分として、未だ前例がない「加盟校からの除名」という可能性さえ示唆しています。
高野連の「平成19年度大会参加者資格規定」の2条には「参加学校の資格は、本連盟所属の都道府県高等学校野球連盟に加盟した学校に限る」と明記されています。
つまり、加盟校からの除名処分が下れば、もう高野連主催の大会には、一切出られないということになります。
専大北上高校の野球部は、甲子園に出場することが100%不可能になります。
選手たちは、日頃の練習の成果を発揮する場の一切を奪われることになります。
それゆえに、野球部は廃部になるのではという見方も出てきています。
一罰百戒の意味を込めて重い処分を課すということに関しては、何の異論もありませんし、むしろ積極的にやるべきことだと思います。
しかし、それは当事者に課すべきものであり、何の関係もない部員たちまで巻き込んで課すべきものではないでしょう。
卒業生と、コーチと、元監督のルール違反に、現在の部員、あるいはこの春入学する未来の部員たちがまさしく「学校ぐるみ」で積極的に加担していたとでもいうのでしょうか?
さらに、不祥事を起こした企業に所属する社会人であるならばいざ知らず、彼らは高校生であり、このような社会的な問題に責任を負わねばならない立場にあるというのでしょうか?
高野連はことあるごとに野球を「教育」と結び付けようとしますが、目標に向かって努力した成果を発揮する場を、卒業生と、コーチと、元監督がルール違反を行ったことに対する連帯責任として取り上げることも、教育上必要な措置とでもいうのでしょうか?
この際当事者、特に大人に対してはどんな厳罰を課してもいいでしょう。
例えば、裏金を貰うための覚書にサインしたコーチ(このコーチは……どうだったんでしょうね)には、高校野球だけでなく、アマチュア野球の全てのチームの指導者登録を禁止するなどの重い処分を課してもいいでしょう。
しかし、何度も言いますが、何の関係もない部員たちが不利益を被るような処分を下すことに、一体どんな意味があるというのでしょう。
責任の取らせ方というのも、確かに重要な社会教育だと思います。であるならば、正しい教育を施すことが重要だと思います。
少なくとも高校野球が教育の場であると高野連が主張する限りは……。
posted by bunchousann |21:30 |
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2007年03月20日
さて、今年初めてのA代表の試合である3月24日のペルー戦に向けて、日本代表やオシム監督のニュースがサッカー界を賑わせています。
この試合にはオシム監督になってから初めて「海外組」が2人招集されました。
CLで輝きを放ち、SPLでMVPとの呼び声が高い中村俊輔、弱小フランクフルトでリーグ戦10ゴールを挙げる奮闘を続ける高原直泰の両名です。
日韓W杯にそれぞれの理由で出られずに苦汁を味わった2人が、キャリアを重ねた末にドイツW杯でついにW杯初出場を果たしましたが、攻撃の核として期待されながら、はっきり言っていいところなく大会を去ることになり、彼らのことを中には「戦犯」と呼ぶ声もあったほどです。
それ以来の代表招集に対する彼らのコメントを聞いていると、随分鬼気迫るものを感じます。中でもしきりに「責任」という言葉を連発する高原を見ると、あのドイツでの戦いで代表チームの重みと恐怖を知ったのかな、と感じます。
相手のペルーのメンバーを見ると、ファルファンこそ怪我で招集を辞退してしまいましたが、ピサロ、ゲレーロといった日本でもお馴染みの選手がメンバーに選ばれています。親善試合なので評価を下すのは難しいのですが、FIFAランク以上にいいチームであり、いいマッチアップになると思います。
この3月24日と続く3月28日は国際Aマッチデーということで、世界各地でナショナルチームの試合があります。中でもヨーロッパはEUROの予選もあるので、厳しい戦いが続くことになるでしょう。
今回の予選ではイングランド、スペインといった強豪が苦戦を強いられていますが、弱小国相手とは言え、怪我人続出のイングランド、ホームとは言え、デンマークを迎え撃つスペインにとっては予選前半の正念場とも言えそうです。
で、前置きが長くなりましたが、ヨーロッパの国でありながら、このEUROの予選に参加せず、しかも今回が初めての国際親善試合を行う国があります。
モンテネグロ共和国(現地語名:ツルナゴーナ)。
昨年6月、セルビアからの独立を果たしました。
ドイツW杯はセルビア・モンテネグロという連合国家で参加した最後の大会となりました。この大会後、両国のサッカー協会も2つに分離し、セルビア・モンテネグロの後継国家となった新生セルビアは、一足早く新しい船出を行いました。そのことはこのブログのかなり最初の方の記事でもご紹介させてもらいました。
過去ログ“プラーヴィ”が消える(2006.8/5)
モンテネグロは福島県ほどの面積の中に、わずか61万8000人程度の人口しか持たない小国ですが、これ程の小さな国から、デヤン・サビチェビッチ、プレトラグ・ミヤトビッチといったワールドクラスの選手を同時代に輩出したのは驚嘆の一言に尽きます。
かつてJリーグでもプレーしたゼリコ・ペトロビッチ、ネナド・マスロバルといった選手もモンテネグロ出身です。
10年ちょっと前にもし「モンテネグロ代表」が存在したら、かなりやりそうな気がするんじゃないでしょうか。
現在のモンテネグロ代表でよく知られているのは、ASローマのミルコ・ヴチニッチくらいで、先のW杯でもほとんどの選手がセルビア出身でした。
ただ、両者の人口や経済規模には大きな差があるのですから、考えてみれば当たり前の話なんです。
そんなモンテネグロの初陣の相手はハンガリー。いきなりなかなかの相手と見るべきでしょう(追記:モンテネグロはホームのサポーターの後押しもあって見事に勝利しました!)。
80年代末から90年のイタリアW杯を経て、92年のEUROスウェーデン大会の直前まで、既に形骸化していた“ユーゴスラビア”サッカー界における民族の融和を図りながらも志半ばで代表監督の座を辞すことになった(この辺は「オシムの言葉」に詳しいです)イビチャ・オシム現日本代表監督は、モンテネグロ代表の新たな船出をどんな気持ちで見ているのでしょうか。
かつては「幻の優勝候補」と言われたユーゴスラビアも、数え唄にあるに6つの共和国全てが独立し、サッカー界でもそれぞれがしのぎを削っていくことになりました。
今後、EUROやW杯の予選、あるいは本大会でそれぞれが対戦することもあるでしょう。
願わくは、純粋に好勝負とならんことを。
イビチャ・オシムもおそらくそれを願っているはずです。
posted by bunchousann |23:15 |
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2007年03月19日
随分時間が経って、既に色々な方がレヴューを書いておられるのでやめようかと思いましたが、スーパーアグリのことを中心に少しだけ書いてみることにしました。
日本では、スーパーアグリの昨年では考えられない(しかも森脇さんも言っていたが、シェイクダウンさえ済んでいない、まさにぶっつけ本番であるにも関わらず)予選でのビッグパフォーマンスに大いに湧きました。
それゆえに嫌でも期待した決勝のリザルトでしたが、予選10番手スタートの佐藤琢磨は12位、同じく11番手スタートのアンソニー・デビッドソンは16位フィニッシュに終わりました。
佐藤琢磨は1回目のピットストップで大きく順位を落とすことになりました。
中継には映らなかったので、もしかしたらピット作業自体に問題があったのかもしれませんが、どうもタイミングが悪かったのかな、と思っています(追記:どうも給油管が抜けないトラブルだったようです)。
フェラーリやマクラーレンなどのトップチームであれば、アウトラップの時の「渋滞予想」までして、場合によってはルーティーンのタイミングとずらしてでもピットストップを行ったりします。
琢磨はトータルのレースペースこそあまり速くはありませんでしたが、1stスティントでは後ろのコバライネンをしっかりと抑えていましたし、ピットアウトのタイミングがもう少しよければなあ、と思ったのは私だけではないと思うのですが……(追記:これ、2回目がそうだったみたいです)。
こういうチーム戦略が“レース”をする上でその結果に大きく作用するのはF1の常識ですが、それも“レース”が出来てこその話。昨年「ただ走りきる」ことがほぼ唯一の目標だったことを思うと何とも「贅沢な」課題と言えますね。
一方のデビッドソンは緊張したのか、何かのトラブルなのか(しかしその後普通に走っていたところを見ると、そうではないような気がする)スタートで大きく出遅れてしまい、まさかの後方フィニッシュとなりました。
テストドライバーを長くやっていたわけですから、昨年の井出有治のようにF1マシン自体に不慣れなわけではありませんが、やはり、テストドライバーを長く続け過ぎるのもレーシングドライバーとしてはマイナスに作用するのかな、と思ったりしました。
同じくテストドライバー歴の長いウィリアムスのブルツもクルサードとの接触がありましたが、あれも本来ならブルツがラインを一列空けなければいけないところ。後方をきちんと確認していれば何でもないオーバーテイクだったと思います。
とにもかくにもデビッドソンはレーサーとしての勘を早く取り戻して欲しいですね。
レース全体のことについては、ライコネンがほとんど中継に映らないほどにイージーなレースになってしまいました。
期待の新人は明暗が分かれました。ハミルトンは途中までアロンソを抑えての見事なポディウムゲット。2回目のピットインがアロンソの後だったなら、もしかしたら2位フィニッシュもあり得たかもしれません。
チームとしては、現状ではフェラーリにマシンの性能を大きく離され、おそらくもやもやしたものがあるだろうチャンピオンに少しでも気持ちよくフィニッシュさせてやることを優先したのかな、と個人的には思います。
対するコバライネンですが、特に後半のレースは苦しいものになりました。まるで下位チームの車を見るかのようなバランスの悪さで、たびたびコースアウトしておりました。
それにしても、チャンピオンの偉大さが改めて理解できますね。フィジケラも含めて、ルノーはたった1年で「その他大勢」になってしまったことを強烈に印象付けてしまいました。
代わって上位に上がってきたのはテストから評判のBMWザウバー。期待のクビサは今回リタイヤしてしまいましたが、レースの展開次第では、今年はひょっとしてひょっとするかもしれません。
メルボルンの第1コーナーはクラッシュ続出の印象があり、加えて開幕戦ということもあって、波乱のレースを少し期待していたのですが、全体的に見て、おとなしいレースだったという気がしています。
次回は酷暑のセパン。ドライバー、マシン……レースの全てにおいて厳しい環境ですが、特に「2レース目のエンジン」に注目したいですね。
今年はエンジン開発が事実上凍結され、どのチームも昨年末期のエンジンがベースになっています。しかも回転数も制限されおり、そういった点からエンジンの信頼性は昨年同期のエンジンよりも大幅に上がっていると言えます。トラブルは少ないと予想されますが、果たしてどうなのか?
スーパーアグリの話に戻ると、前回は「運がよければ」などと失礼なことを書いてしまいましたが、ポイントを獲るチャンスがあることは充分にわかりました。ただ、ワークス勢はこれから開発力をぐんぐんと上げてきます。その開発力に置いてけぼりにならぬうちに、早く1ポイントを獲りたいところです。
スパイカーの“例の”訴えを「負け犬の遠吠え」と言える余裕が、何とも嬉しい限りです、それだけに次の、一段高い目標に向かって課題を修正させていってもらいたいところですね。
(最後に追記:追記だらけになって申し訳ありません。ちょっとほろ酔い気分で観ていたものですから……次回からはもう少し正確な情報を頼りに書くことにします)
posted by bunchousann |19:10 |
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2007年03月16日
昨年の暮れには「来年はF1の記事ももっと書きたいと思う」なんて言っておきながら、実は既に3月になっているというのに、今年初めてのF1記事だったりして……。
まあまあ、いよいよF1もシーズンイン。メルボルンでオーストラリアGPが開幕しました。
今年もまた、エンジン回転数が最高19000回転に制限されたり、タイヤがブリジストンのワンメイクになったりと、レギュレーション変更を含めて相変わらず大きな変化があるのですが、肝心のシーズンはどんな感じになるのか、ちょっと見てみようと思います。
■アロンソとライコネンの2強か
ミハエル・シューマッハ引退後のF1を引っ張っていくのは間違いなくこの2人です。
その2人、今シーズンはそれぞれ新しいチームへと移籍を果たしたわけですが、今日のフリー走行の結果では、フェラーリの圧勝だったようです。
やはりオフのテストからダントツの速さを見せていたということもあって、今年はタイトル奪還への強い意気込みが感じられます。
ライコネンのチームメイトは昨年の後半から高レベルで安定したパフォーマンスを見せるようになったフェリペ・マッサですが、こういうチームメイトがいると、ライコネンのマシン造りも楽なのではないでしょうか。
そろそろライコネンにも栄冠を、というファンの声も多いでしょうし、今年は安定したパフォーマンスを見せてくれそうな気がします。
対するディフェンディング・チャンピオンのアロンソですが、まだチーム(マシン)に馴染みきれていないような印象がありますね。近年のマクラーレンのマシンは何と言っても信頼性に乏しかったことで重要なレースで結果が残せなかった印象があるのですが、果たしてその点が改善されているのかが気になるところです。
チームメイトも新人のルイス・ハミルトンであり、移籍早々ながら、アロンソがマシン造りを引っ張っていかなければならない立場にあります。この点が、シーズンを通してマイナスに作用しそうな気がします。
■日本のワークス勢、前評判は……
あまりよくないですね。特にホンダ。
あの地球柄のマシンカラーだけが今オフの明るい(?)話題だったようで、肝心のテストではイマイチ結果が残せていないようです。
それを受けてかジェンソン・バトンもシーズンの開幕に際して非常に悲観的なコメントを発し、デーモン・ヒルには移籍まで勧められる始末。
昨年琢磨を追い出してまで獲得したバリチェロは、ベテランにも関わらず、マシンに馴染みきれないままにシーズンを終えてしまいましたが、やはりフェラーリに乗ってナンボだったのかな、とさえ感じるパフォーマンスに終始している感じです。
昨年はドサクサにまぎれて久々の勝利の味に酔いしれましたが、次に同じ味を味わうのはいつになるのでしょうか。勿論、今年であって欲しいのですが……。
評判がよくないと言えば、トヨタも負けておりません。
何と言っても「世界のトヨタ」。今季からはホンダから日本GPの開催地(鈴鹿→富士)まで奪ってしまうほど、F1の世界でもその豊富な資金力を発揮しており、噂ではその予算はF1全チームの中では最高だとも言われています。
しかし、それゆえに残した成績と使った金額が比例しない現状が「最もコストパフォーマンスの悪いチーム」と評されることもしばしばです。
さらに、それ以上に恥ずかしい目にあうかもしれない問題も抱えています。
トヨタは今季、ウィリアムスのエンジン・サプライヤーになったのですが、この“プライベーター”ウィリアムズの成績が、“ワークス”トヨタを上回るのではないか、と巷間噂されていることが今、ちょっとした話題になっています。
トヨタは前述のように莫大な資金力を持ち、ドライバーは優勝経験のあるベテラン2人を擁しています。
それに対して、現在のウィリアムスはかつてのBMWエンジンを載せていた頃の「準ワークス」チームではなく、資金力もその頃から比べると激減しています。
ドライバーも若手のロズベルグと、ベテランとは言え、長年テスト畑を歩いてきたブルツ。お世辞にも勝つためのドライバーとは言い難い状況です。
しかし、ウィリアムスにはF1における輝かしい歴史があり、その伝統には誰しも一目置くところ。
最後にチャンピオンを輩出したのは97年のジャック・ヴィルヌーヴまで遡りますが、それから10年目。その頃とはスタッフやら何やらほとんど変わってしまっているでしょうが、伝統に根ざした勝利のメンタリティが継承されていないとも限りません。
日本のワークス勢として、トヨタには赤っ恥をかかないでもらいたいことを切に願うばかりです。
■アグリ、今年のオフもいろいろあった
日本のF1判官びいきの心をガッチリ掴んで離さない我がスーパー・アグリ。
昨季も出走までに数々の紆余曲折がありましたが、今年も開幕までに様々な出来事がありました。
クラッシュテストに不合格、テストドライバーの二重契約問題、そして今も続くカスタマーシャーシの問題……そんなこんなで新車発表が何とGP開幕2日前になってしまい、今季もぶっつけ本番でレースに臨むことになりました。
昨季もほぼぶっつけ本番でしたが、そこにF1経験のない井出有治や山本左近を起用したために、マシン造りの面で大きなハンディを背負っていたことは否めません。
しかし、亜久里代表も今季は「オール日本」という理想からややリアリスティックにシフトチェンジし、琢磨の相棒にはテストドライバーとしての経験が豊富なアンソニー・デビッドソンを起用してきました。
マシン造りという点に関しては、昨年よりもスムーズに行きそう(2人はBARホンダ時代の同僚)ですし、昨季は琢磨に大きな負担がかかっていたと思われる「チーム造り」の面に関しても、その負担が軽減される可能性が高いような気がします。
とは言え、現実を見ればぶっつけ本番のマシンで臨むシーズン・イン。
今季の目標はポイント獲得ということですが、それには運も伴わなければなりません。
それでも、世界と戦う日本人を応援したくなる性は、皆に共通のもの。
天候、他者の事故・トラブル、etc.……どんな運でも味方にして1つでも上の順位を狙って欲しいものです。
で、日曜は相変わらず仕事。でも月曜がオフなので、録画をして酒でも飲みながらじっくり見たいと思います。
posted by bunchousann |19:03 |
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2007年03月16日
いや、北の「偉大なる(自主規制)同志」のことではありませんよ。
サッカー界の「将軍様」(「様」はあんまりつけないか……)の話です。
そう「将軍」と言えば、ジネディーヌ・ジダンというよりは、やはりミシェル・プラティニ。
先頃、この将軍プラティニが大方の予想に反して(前職のレンナート・ヨハンソンが圧倒的に有利と見られていました)UEFAの新会長に選任されました。
その会長選挙時の公約として、CLの改革を訴え、少数の強豪国以外の国々からの支持を広く集めたことによって選挙に勝ったわけです。
であるからには、やらねばならぬCLの改革、というわけで、その腹案みたいなものをちょこっとマスコミに向けて発表したみたいです。
ただ、この改革への方向性自体に対してさっそくサー・アレックス・ファーガソンや、本来そのファギーとは犬猿の仲であるはずのアルセーヌ・ヴェンゲルなど、G14を初めとするビッグクラブを率いる歴戦の将たちが、早くも改革への牽制とも取れるコメントを発していますよね。
というのも、プラティニのCL改革案は大ざっぱに言って、UEFAランキング上位に位置する3カ国(現在はスペイン、イングランド、イタリア)の出場枠4(本戦2+予備戦2)を、3に減らすことが目的だと言われているからです。
もしこの改革案が実行されれば、ビッグクラブの露出が減ることは確実で、その分世界各国への放映権料が下がり、そしてそこからクラブに入る分配金が減り、その結果、有力選手の獲得が困難になり……と、ビッグクラブの経済的な損失は計り知れないものになるでしょう。
それでもプラティニ曰く「お金やテレビの力によってすべてが左右されるべきではない」ということのようですから、それも覚悟の上ということでしょう。
しかし、ここに掲げられている2つの案、実行されればそれはそれで面白いかもしれません。
まあ2つ目の「(3大リーグの)4位チームと小国のリーグ王者間でプレーオフを争う」のは現行制度の場合でも、小国のリーグ王者が予備戦を勝ちあがって来た場合、予備戦3回戦で起こりうるわけですが、もう1つの案はどうでしょう?
すなわち「3大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア)の4位チーム同士でプレーオフを行なう」という案です。
おそらくプラティニはこの3チームの中から1チームだけをCLの本戦に出したいと思われるので、3チームによるH&Aによるリーグ戦で1位になったチームが出場できるのだと考えられます。
すなわち、3大リーグのうち1ヵ国だけは従来通り、CLの本戦に4チーム送り込める可能性がある、という点に関しては、「何がなんでもCLには1ヵ国3チームまで」としていた従来の姿勢よりも一歩ビッグクラブ側に譲った、一種の妥協案だとも言えます。
さて、仮にこのプレーオフが実行されたら、どんな感じになるのでしょう?
過去3シーズンのケースで妄想してみましょう。
●05-06シーズンの場合→06-07シーズンプレーオフ進出チーム
スペイン4位:オサスナ
イングランド4位:アーセナル
イタリア4位:フィオレンティーナ
……のはずが、イタリアは例の八百長騒動があったので、ヴィオラに代わってミランが登場することになってしまい、残る2チームにとっては思わず「ユーべの馬鹿野郎」とでも罵りたくなることになるでしょう。
●04ー05シーズンの場合→05-06シーズンプレーオフ進出チーム
スペイン4位:ベティス
イングランド4位:エヴァートン
イタリア4位:ウディネーゼ
今ではすっかりライバルのセビージャに遅れをとった感があるベティスですが、この年は頑張りました。エヴァートンもライバルのリバプールを上回る4位。そしてウディネーゼはこの活躍によってピサロ、ヤンクロフスキなど主力をごっそりと引き抜かれてしまいました。実力伯仲な感じがしますが、いかがでしょう?
●03-04シーズンの場合→04-05シーズンプレーオフ進出チーム
スペイン4位:レアル・マドリー
イングランド4位:リバプール
イタリア4位:インテル
……笑っちゃうかもしれませんが、こんなことも起こりうるわけです。本戦の準決勝くらいでもおかしくないような対戦が組まれてしまいました。仮に生き残ったとしても、このプレーオフを勝ち抜くために使ったエネルギーは相当なものがあり、CLの本戦、乃至は並行するリーグ戦にも影響が出ることは必至と思われます。
で、ここまで書いていて疑問に思ったのが、プレーオフに敗れたチームはどうなるかということです。
2位のチームはUEFAカップ行きとなって、3位のチームは……欧州戦から撤退と考えるのがわかりやすいでしょうね。
仮に2位、3位のチームが共にUEFAカップ行きとなると、それはそれで小国側にもメリットが薄くなります。CLは無理でも、UEFAカップならと考えるクラブからしてみれば、ビッグクラブが多数UEFAカップに参戦することは迷惑この上ないでしょう。
さて、現在(2007.3/16時点)の3大リーグの順位を見ると、
スペイン4位:レアル・マドリー
イングランド4位:リバプール
イタリア4位(3位チームが2チーム):ラツィオorパレルモ
という感じになります。上記のようなハードな組み合わせもありうるならば、もしかしたら3大リーグは3位争いも激しくなるかもしれません。
そうそう、あくまで「妄想」です。まだ決まったわけではありませんから。
posted by bunchousann |08:05 |
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2007年03月12日
裏金問題のことについては、私も前回書きましたし、様々な方が書いていらっしゃるので、もう今後の制度はどうするべきか、などの議論はここでは書きません。
さて、裏金報道を受けての早稲田大学野球部監督の発言が、各種報道やインターネット、ブログなどの個人メディアなどを含めて話題になっています。
私も多くの人たちと同様に、正直に言ってちょっと理解し難いところがあります。
「西武のクソバカタレ」「球界から去れ」など、随分威勢のいいことを仰っているようですが、報道されるということを意識してのものとはとても思えません。
身内かわいさゆえに述べたのだとしたら、とんでもない思い違いをしていると言えるでしょう。
そもそも本来受け取るべきではない金銭を受け取っておきながら、一方的に被害者面をするという行為に対して、早くも不快感を表す人々が出始めています。
しかも、裏金を受け取っていたことは「本人のあずかり知らぬこと」と選手の父親が言っているわけですから、これは世間知らずの未成年者が軽い気持ちで受け取ったものではなく、本来分別あるはずの大人が受け取ったということになります。
この裏金は、西武側が「奨学金」ということで渡してきたそうですが、それは早稲田の高額な学費を納めるためだそうです。「奨学金」であるがゆえに、入団の際に契約金から天引きするいう約束を交わしたそうですが、契約金から天引きということであれば、プロへの入団が内定していると言えますから(本来そんなことはあり得ないのだが)、そのことを普通は所属チームの監督に対して相談や報告をするものではないでしょうか?
また、この選手はプロのスカウトも注目するほどの選手だったそうですから、スポーツ推薦で入学したそうですが、果たしてその際に大学側は充分な調査を行ったのでしょうか?
これでも選手側、大学側は一方的な被害者と言えるのでしょうか?
勿論、最初に裏金を持ちかけたスカウトが悪いわけですが、件の監督の発言のように初期対応を間違うことで、各種メディアを見ても、早稲田大学の野球部員の場合は、東京ガスの木村投手との印象がたった一日で随分ネガティブな方へ変わってしまった印象があります。
そして、こうしたイメージの問題で傷つくのは、他ならぬ選手なわけです。「本人のあずかり知らぬこと」なのだとしたら、選手の周囲の大人たちが金銭を受け取り、しかもその行為の責任を一方に被せたわけですし……端的に言って全ての対応を間違っているように思えます。選手を傷つけてしまったのは自分たちだということに、気付いてもらいたいものです。
このように、最近は高校や大学の野球部の監督の発言が、騒動の火に油を注ぐことが多いような印象を受けます。
ドラフト会議の際にも、入団拒否するや否やでそれぞれの所属する学校の野球部監督が随分過激な行動や発言を行っていましたが、そういうことが世間に誤解を産み、本来は受けるべきではない批判や非難を受ける余地を作ってしまうのです。
今回の応武監督のケースもそういうケースの1つになってしまうような気がします。
高校や大学を問わず、このような野球の名門校の場合、選手は学生ゆえにアマチュアであっても、監督はチームを勝たせるために雇われているわけですから、いわばプロということになります。
そういった観点からみても、チームのマネージメントをするべき“プロ”の監督が行った発言としては、あまりにもプロフェッショナリズムに欠け、ネガティブなイメージを残すものだったと思われます。
もはや企業の不祥事が起こるとトップ以下、幹部総出で頭を下げる場面をよく見ますが、大抵の場合、最たる原因は不祥事の初期対応を誤ったからに他なりません。
今の時代、批判をするのはマスコミだけではなく、一般人もこうしてネットなどを使って様々な意見を述べることができるようになりました。
そういう時代だけに、批判の余地を広げないようにする技術、つまり、第一声が肝心なんだということを、改めて思い知らされたような気がします。
posted by bunchousann |04:50 |
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2007年03月10日
本当は書こうか書かまいかちょっと迷ったのですが、結局書くことにしました。
いやあ、昨夜帰ってきてテレビをつけてびっくりしました。
また出ましたか。「栄養費」の話。
いや、これは「売春」を「援助交際」と呼ぶのと同様ですから、マスコミもこの際はっきりと言うべきでしょう。「裏金」だと。
何かもう、怒りとか悲しみとか、そういう問題ではないんですね。
ですから、今回の文体は大変投げやりな感じになっています。
来週、プロ野球選手会とNPBの実行委員会で今年のドラフト制度を話し合うことになっているという、まさにそのタイミングで出てきた話だけに、まあいろいろと想像してみたくはなりますが、事実関係はわからないので、そのことについては触れないことにしましょう。
ただし、このようなネガティブな話題をわざわざ発表した西武の大田球団社長の話を事実だと思わない人はおそらくいないと思います。
正直なところ、私は選手会が「希望枠撤廃」を声高に叫ぶことに違和感を覚えていた人間です。そのことは過去にも書きましたし、少なからぬご批判も頂戴いたしました。
しかし、今回の事実発覚を知り、私は自分の意見が完全に的外れだったことを改めて知らされました。
このブログを始めて以来、どんなことにも自説を曲げたことは一度としてなかったのですが、今回はあまりの馬鹿馬鹿しさに、自説を曲げてみたくなりました。
ただし「希望枠撤廃」と言ってしまっては、あまりにも面白くありません。
私は今、大変皮肉な気分であり、今回は、あくまで1つの選択肢ということにさせて下さい。
「希望枠撤廃」は最も短絡的な方法ですが、完全ウェーバー(もしくはそれに準ずる、高校生ドラフトのような1位抽選も含める)→FA獲得期間短縮→選手引きとめのための年俸高騰、という流れを懸念する声も過去には頂戴いたしました。
実行委員会(球団)側の言い分も、おそらくこのことと、職業選択の自由云々ということに集約されるのでしょう。
ということでそんなに希望枠に実行委員会側がこだわるならば、それもいいでしょう。
ただし、このままでは「裏金」の存在を誰も否定しなくなります。
球団経営を圧迫しているという、「裏金」の存在を。
「裏金」が球団経営を圧迫し、それが球場の入場料の値上げなどに繋がるのであれば、損をするのは私たちファンです。
そこで、違反した球団には徹底的に罰則を加えるべきでしょう。
まず、選手会は2年間のドラフト会議参加を禁止と言っていますが、これでは正直甘いというのが私の認識です。
せめて、5年くらいは参加を見合わせてもらいたいものです。
そして、この5年間の間にドラフト会議によって入団した他球団の選手をトレードその他で獲得することは一切禁止とします。
(それでも、他のトレードやFA、外国人などで戦力は補強できてしまうんですが)。
また、金品をもらうアマ側にも責任を負ってもらわなければなりません。
そこで、希望枠で入団した選手には誓約書を提出してもらいましょう。
「私は契約金以外の金銭およびその他金品の類は一切受け取っておりません」とでもしましょうか。
学生の場合は、何なら「日本学生野球憲章第13条2項を誠実に遵守し」なる文言を盛り込むとなおいいでしょう。
誓約書を提出するのは、勿論、球団やコミッショナー事務局ではなく、これらの利益を受けないそれ以外の第三者機関を設置し、そこに提出します。
そこで、これまた徹底的に調査を行います。
ドラフト会議後、3年以内に「クロ」ということが発覚した場合は、誓約書に違反したということで、一定期間(金額によって1~2年)選手資格を停止するなどの重い処分を課すべきでしょう。
また、一場(現・楽天)のように入団前に発覚した場合は、やはり金額の多寡によって1~2年間ドラフトの対象として見做さないなどの処分を課すべきだと思います。
問題は、金銭が選手本人ではなく、選手の指導者や「関係者」に行き渡っているということの方が多いということです。
こういうケースが多いのであれば、ここは一罰百戒の意味を込め、例えば指導者であれば、野球界から永久追放にするなどの極めて重い処分を課すべきでしょう。
選手の親戚などの場合、民法に基づいて「親族」の範疇にある場合は連座制を適応し、本人がもらったと見做すしかないでしょう。
それ以外のケースでは……どうでしょう。
「裏金」問題に関しては、有力選手に近づくために斡旋をするというブローカーの存在も噂されています。
表舞台には決して出てこない人たちですから、処罰を課すと言うのは難しいと思われます。
と、まあ散々書きましたが、結局のところ、抜け穴というのは必ず存在するものなのです。
であれば、その抜け穴はなるべく小さくするのがルールをつくる側のルールというものです。
私がここに挙げた「裏金」に対する罰則にも、抜け穴がかなりあります。
しかし、もう「裏金」をなくすことはおそらく無理なのだろうと誰もが思っている以上、現行のドラフトをどうしても継続させたいのであれば、アマ側と話し合って、せめてこの程度の罰則は規定してもらいたいものです。
できないということであれば、もう裏金は存在するものだという認識は、金輪際変わらないと思います。
「契約金の上限を撤廃して」なる声も一部の球団幹部にはあるようですが、そもそもプロとしての実績がないアマチュア選手にそれだけの大金を積むことへの疑問を感じないということが私には不思議に思われます。
今回は、生産的ではない記事を書きましたが、結局のところ、希望枠撤廃への流れはできつつあるのかな、と思います。
この件に関しては、是非、皆さんのご意見を頂戴したいと思います。
(本当は朝の5時ごろ投稿する予定だったんですけどね。5時になると管理画面が白濁するのは何故でしょうか。どなたかご存知ですか?)
posted by bunchousann |13:29 |
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