2007年02月26日
震災復興の象徴となった神戸を捨てることから始まって、中村紀洋の契約交渉、新社長の問題発言、球団愛称の変更(これはまだ未定ですが)など、このオフはオリックスの話題には事欠かず、かく言う私も今年になってから2回ほどネタにさせて戴きました。
●過去ログ1:現場に奮起を促すのは結構、でも本当に現場だけの問題か?(2007.1.6)
●過去ログ2:どうせ変えるなら、意義あるものに~愛称変更への雑感(2007.2.21)
この2つの記事で、それぞれたくさんのコメントを戴いたのですが、オリックスのファンの方々(じゃないのかもしれませんが)、ならびに近鉄や阪急といった前身球団のファンの方々、その悉くがオリックスフロントに対して批判的なコメントを残しています。
その他のブログを見ても、やはり同様の声が多いということを元に考えると、オリックスのフロント陣のとってきた行為というのはやはり多くの野球ファンの共感を得ていないのだと考えられるのではないでしょうか(もちろん、「一部の」共感しない人が集中的に批判コメントをネット上に流している、と考えることも理論上は可能ですが……)。
さて、各種掲示板やブログなど、個人メディアによって巻き起こるこれらの批判ですが、どういうわけかマスメディアにはほとんど流れてこないのが現状です。
新聞やテレビ(あるいはスポーツ雑誌)のこうした現状を評した言葉として「自民党の批判はするが、巨人の批判はしない」というものがあることをご存知の方もいらっしゃるでしょう。
いや、一部誤りがありました。「しない」のではなく「できない」と言うべきでした。
批判的なことを言えば、取材拒否という対抗措置をとる。
それがどんなに的を得た、建設的なものであっても。
したがって、大手スポーツ紙は基本的に提灯記事しか書かず、テレビは当たり障りのないコメントに終始し、議論というものに発展させず、曖昧なままに諸々の問題は忘れ去られていくのです。
そういった、批判精神を発揮できないマスコミに大きな問題があるのは事実ですが、それよりも、大手のマスコミからだけでなく、その他も含めて一切の批判を受け付けない側……すなわち球団の方により大きな問題があるような気がしてなりません。
だいたい、世の中の一般企業で、批判を受け付けない企業っていうのは存在するものなのでしょうか?
考えても見て下さい。
知名度の大きい企業であれば、普段から世間の厳しい目にさらされているわけです。
ネットなどの発達もあって、何か不祥事があれば、鬼の首を取ったかのように騒ぐ昨今ですが、そうでなくても、彼らは普段の企業活動の中で充分なプレッシャーを受けており、マスコミに叩かれることも日常茶飯事です。
その上、公共性の強い企業ともなれば尚更だと思います。
プロ野球の球団は、きわめて公共性が強いと思います。
にも関わらず、こうした批判に真摯に耳を傾けない姿勢というのはちょっと理解できかねるところがあります。
それはメディアからの批判だけではなく、直接ファンから向けられた批判的なメッセージに対しても同様です。
オリックスの例ではありませんが、例えば数年前、読売がビジターのユニフォームから「TOKYO」の文字を外し「YOMIURI」のロゴを入れた時、そのお披露目となった神宮球場の試合で、レフトスタンドのファンが批判的な横断幕を掲げたことがありました。
それを評して当時のオーナー氏は「あれはウチのファンではない。何処かの右翼がやったことだ」と全く受け止めようとはしませんでした。
あの横断幕はテレビにもわずかに映りましたが(わずかしか映せなかったのでしょう)、決して不真面目な内容ではなく、建設的な内容だったと記憶しています。
マスコミを介したものではない、ファンの生の声さえも簡単に無視をする、それゆえにやり場をなくしたファン、そしてマスコミは批判の矛先を結局全て現場へと向けてしまっているように見えます。
現場の選手はプレー上の判断をスポーツ紙上で糾弾され、監督やコーチは交代などの采配をテレビ中継の解説者に批判され、フロントもそれらを許容しているというのに、なぜフロントだけは「取材拒否」のカードをちらつかせ、一切の批判を受け入れ(あるいは聞く耳を持た)ないのでしょうか。
「隣の家の芝生は青く見える」とはよく言ったもので、他のプロスポーツではもう少し、健全な批判精神が生きていると見るべきエピソードがあります。
posted by bunchousann |23:36 |
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2007年02月23日
キャンプも佳境を迎えようというこの時期になって、ようやく契約更改に至った中日の福留孝介。
提示額は3億8500万円(庶民には最早わからない金銭感覚です)。これに「しぶしぶ」サインをしたそうです。
以前、「高額年俸選手には高ノルマを!」なる趣旨の記事を書かせてもらったのですが、ここ2シーズンのこの男に関しては正直なところ、ケチの付け所を探す方が難しいのではないでしょうか。
主な昨年の成績を列挙すると(一応こちらに詳細)、
試合数 130、打率.351、本塁打 31、打点 104、OPS.1091。
昨年は前半戦の最後で本塁クロスプレーの際に足を痛め、およそ1ヶ月の間戦線を離脱することになりましたが、それでもこの数字。
一昨年も打率.328、本塁打 28、打点 103、OPS.1020と充分な成績を残しましたが、ここで一番評価しなければいけないのは、やはりOPSが2年連続で.1000を超えていることでしょう。
OPSは.900を超えれば一流のスラッガーと言われますが、ここ2年連続で.1000を超えている選手はセ・パ両リーグで福留しかいません。
年齢も今年で30歳。走・攻・守をハイレベルで兼ね備え(盗塁だって2桁なんですから)、まさにプロ野球選手としてキャリアのピークに差し掛かっている彼ですが、本題はここからです。
福留は、故障などのアクシデントがなければ、今季中にもFAの資格を得ます。
冒頭で「しぶしぶ」サインをしたということをお伝えしましたが、契約交渉でもめたのはこれが最初ではなく、ここ数年毎年のように難航しています。
そんな福留をキャンプ中にマリナーズのスカウトが熱心に観察していたそうですし、しかもマリナーズもまた、イチローがFA権を獲得するということで、こうした状況を総合して「福留をイチローの後釜に」なんて噂までちらほら聞こえてきます。
マリナーズのスカウトは福留を「日本で1番の野手」と評していましたが、その言葉も先ほどの2年連続OPS.1000超えなどを評価してのことだと思います。
仮に福留が抜けたら、中日には大打撃となります。
それこそ日本ハムから小笠原が抜けた時以上のようなダメージを受けかねないでしょう。
さらに、今季はウッズも1年契約。しかも年齢的なこともあり、今後も継続的に活躍できるかは不分明です。
その保険として中村紀洋に白羽の矢が立ったという見方もあるようですが、こちらも正直なところ、どれだけやれるのかは不分明です。
その福留が年俸アップを抑えられた理由が「チーム内のバランス」だそうです。
その「バランス」の一方を担うのが福留と同期入団(ドラフト1位、2位の関係)の守護神・岩瀬仁紀。
ですから岩瀬もまた、当然FAの資格を得る今シーズン。こちらもMLBの間では随分話題になっているそうで……。
昨年の成績を見ると、
試合数 56、勝利 2、敗戦 2、セーブ 40、防御率 1.30
昨季も無難な(彼にとってはこれが「無難な」成績なのだ!)数字を残し、一昨年、日本記録となった46Sに続き、これまで日本では誰も為し得なかった2年連続40Sという活躍で優勝に大きく貢献しました。
と、こう書いたら阪神ファンなら「ウチには藤川がおるでぇ」と言いたくもなるでしょう。
しかし、彼の活躍はここ2シーズンの話。
岩瀬は99年の入団以来、8年間にわたって毎年50試合以上投げており、しかも通算の防御率が1点台という驚異的な安定感を誇っています。
彼の最大の武器は横に滑る“文字通りの”スライダーですが、そういう決め球もさることながら、最も評価すべきはこの安定感と大きな怪我をしないタフネスにあると言ってもいいでしょう。
大学3年までを主に外野手として過ごし(彼の大学時代の打撃力は地元の方ならご存知ですよね)、アマ時代に肩の消耗が少なかったことが今になって活きているのかもしれません。その点では、素質がありながらアマ時代の連投に次ぐ連投でその素質を開花させることなく潰されていった多くの投手が存在するということを考えると、非常に恵まれたケースとも言えます。
愛知県出身で愛知県育ち。まさに地元の野球少年があこがれるコースをたどってドラゴンズに入団しただけに、愛着もひとしおだとは思うのですが、メジャーからの高評価に心揺らぐことがあるとすれば、大変です。
何より野球というスポーツでは貴重な左腕投手。需要は間違いなくあるわけですし……。
しかも、現在の中日の場合、クローザーにこれといった代役が思い浮かびません。
これまでの中日の生え抜き選手で、FA移籍を果たしたのは昨季の野口ただ1人。
地方球団ということで、生え抜き選手は地元ではちょっとしたスターなんですが、これも色々な意味で人気球団の読売とは違って実にファンの目が温かいというのが生粋の名古屋人ではない私の印象です。
そんな環境ゆえに居心地の良さを感じる選手も多かったと思うのですが、ことMLBへの移籍に関してはこれまでクローズアップされたことがなかったこともあって、ドラゴンズファンには免疫ができていないのではないでしょうか。
これだけ日本人がMLBでプレーする時代に「黒船襲来」という言い方は最早時代錯誤以外の何者でもないのでしょうが、ドラファンの方々はこの問題に関してどう思っているのでしょう。
やはりファンとしては「メジャー」という極上のステージの上での躍動を願うのか。
それとも生え抜きとして「ミスタードラゴンズ」と言われる(例えば立浪のような)存在を目指して欲しいのか。
もうすぐオープン戦も始まり、シーズンが待ち遠しくなる一方で、ちょっと複雑な感じもする今日この頃だったりするのでした。
posted by bunchousann |06:45 |
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2007年02月21日
このオフは何かとお騒がせの感あるオリックス・バファローズですが、どうやらチームの愛称である「バファローズ」を別の愛称に変更することを考えているようです。
現在のオリックスは双方のフロント(親会社)以外おそらく誰も望まなかった合併によって無理矢理産まれたチームですが、3年目を迎えた今年いっぱいで合併前の旧球団である近鉄が出資をやめることから、その近鉄色を消さんがために、愛称を変えるということのようです。
結果としてオリックスはブレーブス、バファローズと伝統ある愛称を歴史の闇に葬り去ることになります。新しい愛称は公募で決めるそうですが、果たしてどうなるのでしょうか。
ということもあってか、今回のオリックスの一件は球団の愛称というものについてちょっと考えてみるいい機会になりました。
もともとこの「球団名(企業名や地域名)+愛称」という形はアメリカから輸入された形式のようです。
ということで、どうしても話題がアメリカのプロスポーツの方に行ってしまうのですが、アメリカの場合、愛称の多くはチームが本拠地(フランチャイズ)を置く都市(地域)に関係していることが多く、スポーツファンには既によく知られていると思います。
で、ここからは個々の愛称についてざっと見てみることにします(アメリカプロスポーツに詳しい方には今更見るまでもない内容になっていますので、よろしければここらでお引取り戴いて結構です)。
posted by bunchousann |03:50 |
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2007年02月15日
巷に語られる欧州サッカーの魅力は、単にその技術の高さだけでなく、連綿と受け継がれてきた歴史、伝統にもあるといっていいでしょう。
世界に聞こえしビッグクラブの創設年を見ると、母国イングランドのクラブは言うに及ばず、比較的サッカーが伝わるのが遅かったと言われる南欧のクラブでさえも創設から100年以上を閲しているということもざらではありません。
そして、長い歴史を持つ欧州に住まう人々であるからこそ、伝統には殊更こだわりがあるようです。
例えば、カズが所属したことでも知られるジェノア1893は現在、セリエBに属していますが、このクラブがいわゆる現在の3大クラブに次ぐ9回のスクデットを獲得していることをご存知の方もいらっしゃるでしょう。
そんなジェノアのあるジェノヴァの街には、現在セリエAに所属するサンプドリアというチームがありますが、2つのクラブが合併してできたこのクラブが現在の形になったのは「比較的最近の」1946年ということもあり、ジェノアのサポーターは、たとえ自分たちのひいきのクラブが実力的に劣っていても、その「伝統のなさ」を馬鹿にするといいます。
悪い言い方をすれば過去の栄光にすがっているようにも見えますが、Jができてまだ10数年の日本人には、何だかちょっと羨ましくも思えます。
さて、こうした古豪、名門と呼ばれるクラブも、時代の荒波に飲まれ、ジェノアや同じイタリアで言えばトリノのように現在では2部に沈んだり、エレベーターチームになってしまうクラブも存在します。あるいは、イングランドのノッティンガム・フォレストのように、かつて欧州を制覇しながら、約30年後の現在は2部にさえ顔を出すこともままならない(現在FL1:3部相当)というクラブさえ存在するのです。
そういう世界で、長年1部の座を守るということが、いかに困難かということがわかるのではないでしょうか。
そして、今シーズン、その長年1部の座を守り続けている各国の名門が苦しい戦いを強いられていることにお気づきの方もいらっしゃるでしょう。
今回は、そんな名門チームをいくつか取り上げてみたいと思います。
★ハンブルガーSV(ドイツ・ブンデスリーガ)
創設年:1887年
主なタイトル:リーグ優勝6回、チャンピオンズカップ優勝1回、カップウィーナーズカップ1回など
現在(21節終了時)の順位:最下位(18位、勝ち点18)
過去記事でも取り上げましたし、高原直泰が所属していたことで多くの人がご存知であろうハンブルガーSV。
昨季は久々に優勝争いに絡み、最終的に3位でCLの出場権を獲得したチームが、今季まさかの大不振で何と最下位に低迷しています。
どうやらCLの出場権獲得に際して大幅な選手の入れ替えがなされたことが原因の一端とされていますが、昨季は上位に進出しながら、シーズンの折り返し地点が過ぎてこの順位というのはJリーグならともかく、欧州ではあまり考えられないことです。
周知の通り、このクラブはプロリーグとして発足したブンデスリーガが誕生してから未だ2部への降格がないということでも知られています。80年代には欧州を制したこともあり、また日本人に馴染みの深いところでは「キャプテン翼」に登場するS・G・G・Kこと若林源三が所属するチーム(私も20年近く前にこれで覚えました)としても知られていると思います(実際、高原は「2人目の日本人」と現地で紹介されたそうですから……)。
個々の選手の実力はドイツでも屈指のはずなのですが……監督交代の大博打が成功するか、見守りたいと思います。
★ナント(フランス・リーグ1)
創設年:1943年
主なタイトル:リーグ優勝8回、フランスカップ3回
現在(24節終了時)の順位:19位(勝ち点21)
現在のリーグ1は今シーズンも含めてリヨンの1人横綱状態が6シーズンも続いていますが、そのリヨンが覇権を握る前の最後の優勝チームがこのナントです。
優勝回数8回は古豪サンテティエンヌの10回に次ぐもので、過去には若きディディエ・デシャンやマルセル・デサイーがこのクラブでプレーしました。
そんなナントもまた、1963年以来44シーズンをリーグ1で過ごし、リーグ2でシーズンを送ったことがないという輝かしい伝統を保持しています。
ところが今シーズンは、ここまで19位で降格の現実味を考えなければいけないポジションにまで到達しています。
冬のマーケットで所属先のなかった元フランス代表のバルテズを獲得するなどのてこ入れを図りましたが、前節ではホームでヴァランシエンヌに2―5の屈辱的な大敗を喫し、ついにエオ監督の更迭という荒療治を敢行することになりました。
ハンブルガーSVもそうですが、監督交代はギャンブルとも言えます。
ちなみにナントは監督2頭体制になるのだそうですが、少し前のスウェーデン代表のようになるわけですね。ただ、こういうケースでは責任の所在がどうなるのか、その辺がよくわかりませんが。
★アスレティック・ビルバオ(スペイン・リーガ・エスパニョーラ)
創設年:1898年
主なタイトル:リーグ優勝8回、国王杯優勝24回など
現在(22節終了時)の順位:17位(勝ち点22)
説明不要のバスクの雄も、ここ最近は苦しいシーズンを送ることが多いようです。
昨季もやっとこさ残留したといった感じでしたが、今シーズンもここまで降格圏の17位と、バスク人たちの歯痒さをよそに残留を目標とせざるを得ない日々が続いています。
タイトル獲得歴から見ても充分すぎるほどの歴史を持っているこのチームですが、それにしてもバスクには優秀な選手がいかに多いかということがわかります。
Jリーグでも過去にフリオ・サリナスやチキ・ベギリスタインといった選手がプレーしていました。彼らはバルサのOBとしても知られていますが、実はバスクの血を引いていることでも有名です(ちなみにフランシスコ・ザビエルもバスク人だそうです)。
バスク人のみで(厳密な意味では違うかもしれないが)これだけのタイトルを獲得し、レアル・マドリーやバルセロナを向こうに回して、プレミエールから1度も降格したことがないというのは本当にすごいことだと思います。
「純血主義がグローバリズムに屈した」というのは彼らバスク人が最も聞きたくない言葉でしょう。今がクラブの歴史上、何度目かの正念場なのかもしれません。
さて、翻って我がJリーグ。
「1993年の創設時からのクラブで、1度もJ2に落ちたことがない」のは鹿島、千葉、横浜FM、清水、名古屋、G大阪の6チーム。
さらに「J2の経験がない」という一項に限れば、磐田も挙げられます。
いずれも何らかのタイトルを持つ「現時点での名門候補」(レッズやヴェルディももちろん「名門」なんですが、ここでは一応本文の趣旨をご理解下さい)ですが、この中で30年後、50年後に上記の3チームの如く取り上げられるチームは何チーム出てくるのか?
ちょっと妄想してみるのも面白いかもしれません。
posted by bunchousann |15:30 |
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2007年02月13日
獲得を継続して検討すると表明していた日本ハムでもなければ、マイナー契約でありながら獲得を検討したミネソタ・ツインズでもありませんでした。
他の方も書いているのでもうご存知だとは思いますが、オリックスをごたごたの上に自由契約になった中村紀洋がキャンプ中に中日の入団テストを受けることになったそうです。
プロ野球選手の最低年俸(440万円)でも獲らないなんて言っていた落合監督のコメントを覚えているだけに、ちょっとびっくりですね。
と思ったら、何と育成選手枠での獲得をも検討しているとか……。
なるほど、これなら440万円出さなくてもいいわけですね。
しかしこの場合、ナゴヤ球場でなら存分に姿を見ることができますが、そもそも33歳の選手を2軍に飼い殺しにしておく理由などないのですから、それこそ無意味な出費というものです。
何だかんだで、一応戦力として考えているのでしょう。
それにしても中村の実績を考えると、これほど屈辱的な条件はないと思うのですが、その上テストまで受けさせられるというのです。これを書いている段階では本人のコメントが報道されていないのですが、果たして彼は本当にこんな条件を受け入れるつもりなのでしょうか。
しかも、よしんば受け入れたとしても、彼の居場所は本当にあるのでしょうか?
他の方も書いていましたし、私も過去記事で書きましたが、昨年サードのレギュラーには成長した森野が座り、そのバックアッパーにはベテランの立浪や渡辺がいつでも出れる状態にあります。さらに、若手の森岡や新井なども控えており、敢えてベテランの三塁手を獲得する必要があるのか、疑問を感じます。
また、打撃力を買って、代打や交流戦時のDH起用も考えられますが、これでは昨オフに右の代打の筆頭だった高橋光信を戦力外にした意味がわからなくなります。
ドラゴンズファンはどう思っているのでしょうね。私は正直中村の獲得の必要性を感じません。ドラファンならずとも、よろしければご意見をお聞かせ願いたいところです。
で、中村のニュースの影に隠れがちでしたが、「いてまえ」のもう1つの大砲だった男も再び日本にやってくるようです。
タフィ・ローズ。奇しくも中村が去っていったオリックスのテストを受けるそうです。
現在38歳。読売を退団したのが05年のオフでしたから、昨年は何をやっていたのかわからないのですが、10年間で360本のホームランを放った長打力はまだ健在なのでしょうか?
実績のある外国人選手がブランクを置いてやってくるというのは、かつてのデストラーデ(西武)と似通ったパターンですが、彼とて再来日後は全盛期のパフォーマンスを見せることはできませんでした。
唯一の救いは、仮に加入した場合、日本球界在籍11年目となるので、外国人枠には入らないということでしょうか。
かつての本拠地大阪ドーム(現:京セラドーム大阪)でやれるというのもメリットですが、彼もまた、チームに居場所があるのかが大いに気になりますね。
外野を守るには心もとないですし、DHには清原がいます。ファーストなんでしょうか?
ドラマチックなリーグ優勝で球界を華々しく彩った「いてまえ」の栄光の象徴。
そんな2人が支配下選手枠の残り少ない椅子を目指してテストを受けるという姿を見ると、時の流れの速さを思わずにはいられません。
posted by bunchousann |03:16 |
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2007年02月11日
さて、アディダスやキリンなどと巨額のスポンサー契約を結び、潤沢な予算を持つわが国のサッカー協会。
昨年のW杯の「惨敗」も含め、協会への批判は数あれど、そのお金の使い方までは国民は突っ込まないとでも思っているのでしょうか。
いや、ブログのタイトル通り、ちっちゃなニュースも見逃さないのが私の方針です。
そんなわが国のサッカー協会を(未だにしぶとく)束ねている川淵キャプテンの話では、佐賀に協会のNTC(ナショナル・トレーニング・センター)を作る構想があるそうです。
既に福島県に「Jビレッジ」と呼ばれる大層立派な施設がありますが、昨年には大阪の堺に新たなNTCを作る構想があると発表されたばかりのはずです。
なのに、またですか?
よくわかりませんね。他国では協会直轄のNTCが国内にそんなにあるものなのでしょうか?
ブラジルのような広大な国ならいざ知らず、ここは日本。
交通網も世界レベルでは充分過ぎるほど発達しており、さして移動にも不便はないはず。
なのに、またですか?
そもそも今回の施設構想は、佐賀県協会からの要望だそうです。
高校レベルでの活躍、地域リーグでありながら非常にハイレベルといわれる九州リーグなど、九州がサッカーどころだという事実を否定するつもりはありません。
ですが、それとこれとはまた別の問題。
莫大な予算があるからといって、日本中にそんなに豪華施設をつくる必要が本当にあるのでしょうか?
東のJビレッジ、そして西の堺(関空まで30分程度という交通の便の良さは魅力的だと思います)。ここまではまだ理解できなくもありません。
しかし、ここで九州に同様の施設を作れば、やがて他の地域の協会からも同様の要望が届くことになるでしょう。
そしてその要望にいちいち応えていては、予算がいくらあっても足らなくなります。
ハード面も大事ですが、ソフト面も大事です。
♪よ~く考えよう、お金は大事だよ~
今回は短めで。
posted by bunchousann |03:30 |
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2007年02月08日
いやあ、昨日書いたんですけどね。
またしてもリンクを貼ろうとしてマウスの右クリックと左クリックを間違える始末。
一気に書き上げた原稿は水泡に帰し、怒りと落胆のあまりそのままふて寝してしまいました(何とも幼稚な解決法だ)。
今日、明日はオフなのでこれからゆっくり書き直すことにします。
……個人的な前置きが長くなりましたが、イングランド・プレミアシップの名門、リバプールがアメリカ人の資本家たちによって買収されました。
新しい共同オーナーはジョージ・ジレット、トム・ヒックスの両氏。両氏はMLBやNHLなどのチームも所有していますが、この経歴を見ると、2003年にマンチェスター・ユナイテッドを買収したマルコム・グレーザー氏のことを思い出す方もいらっしゃるでしょう。
あの時はマンUサポーターやサー・アレックス・ファーガソン監督やらが反対の声を上げたりしてちょっとした騒動になりましたが、今回のリバプール買収劇には熱烈なレッズのサポーターからの反対の声は聞こえてきません。
歓迎、とまではいかないものの、まずは様子見というところではないでしょうか。
名門復活への資金も惜しまないということで、アンフィールドに代わる新スタジアムも含めて、今後に注目したいところですね。
ところで、今回のリバプール買収劇によって、プレミアシップ20クラブのうち、前述のマンUや説明不要のチェルシー、かつて稲本潤一が所属していたフラムなど、7つものクラブが外国人オーナーによる経営となりました。
もう1つ、欧州における外国人(企業)オーナーのクラブということで日本人に身近なクラブと言えば、今冬から伊藤翔、梅崎司という2人の日本人若手選手が加わることになったフランス、リーグ2のグルノーブルを思い出す人もいるでしょう。
日本企業がオーナーになることで、日本人選手とのパイプができ、またグルノーブルがフランスの2部というポジションにいることもあって、海外進出を目指す日本人選手にとって比較的試合出場の可能性が高いクラブへの移籍が望ましいというニーズが一致した結果、1年あまりで大黒将志も含めて3人もの選手の海外進出を助けることになりました。
チェルシーのような金満化には賛否の声もあると思いますが、タイトルを獲得できたということに対して賛同する声も少なからずあるでしょう。
このように、オーナーが外国人になることで、いろいろと個性的なクラブも誕生しています。
ところがJリーグでは、事実上、外国人(企業)が経営権を握ることができなくなっています。
Jリーグ規約19条に、以下のような規定があり、
「日本法に基づき設立された公益法人または発行済株式総数の過半数を日本国籍を有するものが保有する株式会社であること」
が、参入の条件になっているからです。
この規定を文字通り解釈すると、日本人が外国企業を保有しており、その企業がクラブ経営に参加するのであれば問題にならないようですが、この規定が外国人オーナーの排除を目的に作られたことは想像に難くありません。
これは、プロ野球でも同様であって、やはり野球協約の28条に同じような内容の規定が存在します。
外国人オーナーがいけない理由というのは、そもそも何なのでしょう?
確かに、出自のはっきりしない企業や、違法行為に手を染めている疑いのある企業、経営状態のよくない企業などが参入するリスクは大きくなりますが、リスクばかりとも言い切れないような気がします。
アブラモビッチのような金満オーナー、特定の国に強いコネクションを持つオーナー、経営に独自の発想を持つオーナーを迎え入れることでリーグが活性化するというメリットもあると思うのです。
もちろん、リーグとして厳しい審査を課すことが前提になると思いますが、このように条件をつけた上で外国人オーナーを認めるというのも面白いんじゃないかとふと思ったわけです。
Jリーグにおいて、選手の外国人枠をどうのという議論はかつて当ブログでも取り上げたくらいファンの間では日常的なものになっていると思うのですが、このような経営面での外国人排除についてもちょっと考えてみてもいいような気がします。
選手の外国人枠の問題があって、結局Jリーグでプレーするのは日本人が中心です。
ですが、監督、コーチは自由に外国から連れてくることができます。
これにフロントが自由になれば、それこそ欧州の名門がJリーグのクラブを買収し、サテライト化するということも可能でしょう。
一流クラブの育成、指導法、経営などがJリーグの舞台で実践され、さらに選手、指導者の交流が単なる業務提携よりも活発になることは間違いありません。
オシム監督も「リスクを恐れず」ということを口を酸っぱくして言っていると思いますが、それは選手だけではなく、Jリーグや日本サッカー全体についても言えることなのかもしれません。
posted by bunchousann |10:38 |
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2007年02月02日
最近めっきり更新の頻度が落ちてしまい、先月はたった9回しか更新できませんでした。
どうも、悩み多き頃(弱小ダイエー時代)の王監督のように眉間にシワを寄せてネタを考えすぎていたのかもしれません。
そのうち、更新することが義務ではないにも関わらず、更新が滞ると次第に焦りのようなものまで感じるようになっていた今日この頃。
でも本来、ブログというものは考えてみればもっと肩肘張らずにやるべきものですよね?
そんなブログというものの原点に立ち返って(極めたわけでもないのにまあ偉そうなこと)ゆる~く、軽く、いくつかの話で書いてみました(あら偶然、3つのネタ? 何か似たようなブログをお書きになっている方がいらっしゃいましたよね。でも色分けしていませんからパクリなんて言わないで下さいね)。
●totoが売れないらしい
で、totoを発行している天下り団体の方が、Jビレッジで研修中の新人選手に「家族・友人の皆さんに宣伝して下さい」とお願いに来たそうです。
totoの話は随分前に書いたのですが、お役人の商売が上手くいった前例はありません。こういったものは大胆に民間に業務委託をするとか、そういう考えはないんでしょうか。
私もtotoを買うこと数年になりますが、売り上げが下がるということは、すなわち当選金の額が下がるというわけで、非常に困るわけです。
Jリーグを愛する皆さん、スポーツ振興のためにも是非、totoを買いましょう!
……ってなぜ私が宣伝を?
▲今季で引退、ミランの#5
「ガゼッタ・デロ・スポルト」によれば、不惑を迎えながらもミランの高齢DF陣の一角としてチームを支え続けたコスタクルタが、ついに引退を決意したようです。
先のコッパ・イタリアでの敗戦に際しては随分とそのパフォーマンスを酷評されたようで、さしもの名ディフェンダーも潮時というのを悟ったのかもしれません。
マルディーニとともにミランの防波堤として数多くのタイトル獲得に貢献、近年でもベテランが多く、故障がちな最終ラインのバイプレーヤーとしてCB、時には過酷にもSBまでこなしていました(あれ? 彼自身が一番ベテランなんですが……)。
今後はプラティニを目指し、マネージメント(サッカー政治?)の世界に身を置くそうです。
ミラニスタのみならず、あとわずかな彼の現役生活に注目しましょう。
■ハンブルク、史上最大の危機?
一時は高原を重用してくれたハンブルガーSVのドル監督が解任の憂き目にあいました。
理由は単純明白。ブンデスリーガのファンもまさかハンブルクがここまで酷いとは思いもよらなかったでしょう。
ウィンターブレイクが明けてもどうやらエンジンがかからないようで……今季このチームがCLに出場していたことなんて忘れてしまいそうです。ちょっと前にCLに出場しながら降格してしまった(こっちはGLを突破するなど、少々CLで頑張りすぎたようですが)セルタのことを思い出します。
それ以上に気になるのが、若林源三も所属するこの名門が果たして1部に残留できるのか、ということです。
言わずもがな、ハンブルガーSVはプロ化されたブンデスリーガ発足後、最初のシーズンから一度たりとも2部に落ちたことのないクラブです。
そんなクラブが現在最下位。当然のことながら降格レースの先頭に立っているわけです。
私自身は、こういう時、サッカーファンというよりは1人の歴史好きであることのほうが先にたってしまう性分です。
大学で歴史を齧ったこともあって、「長い歴史の中で史上初」なんて事態が起きると、不謹慎にもそれを目撃してみたいという思いが沸々と湧いてきます。
まあ最後は何とか首の皮一枚て感じで残留しそうな感じですが(リーグ全体としてもその方がいいでしょう)、後半戦、ちょっと注目したいところです。
ウ~ン、これまでの記事に比べるとかなり軽薄な文体になってしまいましたね。
まあ今後、またいいネタが浮かべばそのときはど~んと真面目に書いてみたいと思っていますので、その時はまたよろしくお願いします。
posted by bunchousann |22:34 |
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