2008年02月01日
ロマンは現実に屈するのか~スーパーアグリ、3年目の危機
シーズンオフのF1も各チーム新車が発表され、いよいよ春の開幕が楽しみになってきました。 そんな中で、何かと暗い話題が続いているのが我らがスーパーアグリ。 昨年の後半から、資金難に関する報道が目に付きましたが、ここのところその手の報道がさらに増えてきており、情報が錯綜していることもあって、管理人もすっかり踊らされています。 スーパーアグリは鈴木亜久里代表がほとんど裸一貫から立ち上げたチーム。その資金力はF1では最弱といってもよく、つねにギリギリの中で参戦を続けているのだと思います。 実際、チーム立ち上げの段階から、ちょっとでもF1をご存知の方であれば、まず最初に頭に思い浮かんだのが「亜久里代表はどうやって資金を調達するのだろう」ということだと思います。 昨年は頼みのスポンサーにも裏切られ、ついに株の売却に踏み切ったようですが、その比率が増せば、結局チームを乗っ取られることになってしまいます。 で、その「未来の買収相手」として噂が上がっているのがスペイン系企業と、インド系企業だそうです。 特に後者の方は今季からフォース・インディアが参戦することもあってか熱心なような気がします。 アグリ株の購入=資金注入をしてくれるのはいいのですが、その見返りとして、インド人ドライバーの起用を求めてくるのではないかとも言われています。 そう、あのナレイン・カーティケヤンです(笑)。 スーパーアグリのFIAのエントリーリストには、一応昨年と同様、佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンの名前がありますが、彼らはチームの将来に不安を感じ、未だ正式に契約書にサインしていない模様。 いや、正式に契約していようがいまいが、何があるのかわからないのがこの世界ですから、開幕戦のグリッドでこの2人以外のドライバーがシートを得ている可能性だって大いにあり得るのです。 スーパーアグリとしては昨季4ポイントをもたらした琢磨はチームの象徴であり、またデビッドソンはホンダとの修好親善大使も兼ねており、この両名を外すわけにはいかないのですが、ここに実力を度外視した強力な持参金ドライバーが現れたりしたら、果たしてどうなるのか……。 以前にもちょっと書いたのですが、管理人はナレイン・カーティケヤンにドライバーとしての魅力(というより能力)はほとんど感じておらず、おそらくまともに走りきることすら困難ではないかと思っております。 ただ、優秀なドライバーだけが参戦できる世界ではないこともまた事実。カーティケヤン始め、過去にそういった例がたくさんありました。 報道に踊らされてはいけないのですが、亜久里代表の「ロマン」という名の船も、「現実」という名の荒波にもまれ、その船体はかなり損傷が進んでいるようにも思われます。その懸念は私たち日本のF1ファンだけでなく、かのマックス・モズレーも持っているようです。 昨年はシーズン序盤を大いに沸かせ、今年もワークス勢がもたつく前半戦は、その間隙をぬっての躍進が期待されるだけに、また、琢磨もそうですが、今年こそはデビッドソンにももうちょっと運のいいシーズンになって欲しいだけに、彼ら2人揃って、メルボルンのスタートグリッドに現れてくれることを願いたいものです。
posted by bunchousann |15:20 |
F1 |
コメント(4) |
トラックバック(1)


