2007年10月09日

ブラジルGPの楽しみが増えました~いよいよあの「2世」がF1に出陣

ネタバレにがっかりして中国GPを観なかった怠惰な管理人ですが、その分、最終戦は色々な意味で楽しみが増えたというものです。
ブラジルGPは日本のほとんどの皆さんにとってリアルタイムでの観戦が極めて困難(あるいは寝不足という苦痛を伴う)でしょうが、私はその日から例の「東欧時間」での生活に入るので、この日を非常に楽しみにしております。

不謹慎ながらも、アレクサンダー・ブルツの引退報道が流れた時から、これあるを予感しておりましたが……。

やっぱり、ということで、今しがた、中嶋一貴のF1デビューが決定した模様です!

ブルツには申し訳ないのですが、やはり日本人としては素直に嬉しいものです。
これで、最終戦のブラジルGPは全ドライバー22人中、何と3人が日本人ドライバーということになりました。
スポット参戦だろうが何だろうが、彼はまだ22歳ですし、未来があるドライバーです。今回の参戦はいい経験になると思います。

それにしてもウィリアムズはチームメイトのロズベルクも2世ドライバー(しかもこちらはワールドチャンピオンの息子)で、2世ドライバーには縁があるのかもしれませんね。

もちろん、今回の参戦が決まったことで、即現時点で来季以降にレギュラードライバーになる保障はありませんが、再来年以降にはレギュラードライバーになるチャンスもめぐってくるでしょう。
今年はGP2でランキング5位でしたが、このGP2での活躍が近年のF1デビューへの最短コースになっています。来季、優勝を含めて今季よりランキングを上げることができれば、きちんとしたオファーがやってくるかもしれません。

上位陣に目をやると、ハミルトンが前回中国で初のリタイヤを喫したことで、2位に入ったアロンソが4ポイント差まで詰め寄り、優勝したライコネンは7ポイント差ながら何とかチャンピオンの可能性を残しています。
両者共に自力でのタイトル獲得は叶わない状況で、ハミルトンが圧倒的に有利な状況には変わりませんが、インテルラゴスは過去に波乱のレースが幾度も起こっていますし、不確定要素という点で他のサーキットよりも大きいと思っております。

最終戦ということで、スーパーアグリにも悔いのない戦いを期待しましょう。
このままでは前半戦の活躍がちょっと色褪せてしまいますし……SCや雨などの波乱含みの展開になることが条件ですが、前半戦ではその展開を上手く活かしてポイントを獲ることができました。マシンの戦闘力がキツいのは重々承知していますが、もう1度「レース」に参加して欲しいものです。

う~ん、今から楽しみです。仕事終わりにビールでも飲みながら……夜中に興奮のあまり絶叫できれば(近所迷惑ですな)最高ですね!

posted by bunchousann |19:30 | F1 | コメント(2) | トラックバック(4)
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2007年10月09日

政治とスポーツの関係、2つの側面から見て~切り離せないものだからこそ

さて、リーグ戦の合間を縫っての国際Aマッチウィークがもうすぐやってくるわけで、またぞろ代表への関心も高まってくる頃です。

そんな中、ひっそりと、小さな扱いのニュースに思わず目を向けてしまいました。

セルビア領内にあるコソボ自治州。木村元彦さんの本によると、その代表チームは既に「セルビア・モンテネグロ」という連邦国家が未だ「ユーゴスラビア」と名乗っていた時代、すなわち90年代から活動をしていたわけですが、セルビアとしては今になってもなかなか存在そのものを認めることができないようです。

セルビアはコソボが事実上国連の管理下にある今となっても、無論その領土所有権を主張しているわけですが、こうした「自国の領土と主張しているが、未だ(あるいは、かつてはその影響下にありながら今は)その影響下に置くことが出来てない地域」に対する執着の一例は、サッカー界でも他国の例で見ることができます。

例えば、スペイン。

ご存知の方も多いとは思いますが、スペインにはカタルーニャ州選抜バスク選抜といった独立志向の強い地域の“選抜”チームが毎年のようにクリスマス休暇などを使って、FIFAやUEFAとは無縁のところで親善試合を行っているわけですが、イギリスとの間に領土問題を抱えるジブラルタル代表に対するスタンスは、スペインサッカー協会も前の二者とは正反対のようです。
この場合はセルビアとコソボの関係とは厳密な意味で異なり、もう一方の当事者として、(「国家」としての)イギリスが絡んでいるのですが、既に「自治州」としてその内部に存在する地域に対する考え方とは軌を一にしているわけではないようです。

ジブラルタルのように、コソボがFIFAやUEFAへの加盟を求めているのなら、まだしもセルビアの立場も理解できます。しかし、まだそこまでは求めてはいないでしょうし、チームの活動くらいは認めてもいいのではないかと個人的には思ってしまいます。

「政治とスポーツは切り離して考えるべきだ」とは多くの人の言ですが、それが理想に過ぎないことを、嫌が応にも痛感させられます。
いや、切り離さない方がいいということもあるからこそ、厄介な問題なのかもしれません。

セルビアとコソボのニュースとほぼ同時に入ってきたニュースによると、リーガ・エスパニョーラでは、アフリカ人選手に対して外国人枠の対象外にするとの決定が下ったようです。
このニュースの直前に、FIFAのブラッター会長が「クラブは自国選手を先発に6人試合に起用しなければいけない」云々の発言をしましたが、これに真っ向から逆らうような決定とも言えます。

スペインは比較的外国人枠に厳しい方ですが、この決定で、優秀なアフリカ人選手をEU国籍選手(という「枠」も政治の恩恵ですね)として使えるのですから、ビッグクラブだけでなく、あらゆるクラブにとって朗報と言えるでしょう。

そして、この決定が下った論拠というのが、何でも「コトヌ協定」というEU諸国とACP諸国(アフリカ・カリブ海・太平洋、計77か国のことだそうです)との貿易に関する協定だそうです。
ということで、協定の大まかな内容を見てみたのですが、管理人の乏しい頭では、どの部分がこの決定に関わっているのかがイマイチわかりませんでした(国際政治に詳しい方、管理人に優しくレクチャーして下さい)。
まあ、それはともかく、こうした協定は政治の世界で生まれるものですし、その点ではリーガのアフリカ人選手たちは政治の恩恵を受けたとも言えます。

これからも、サッカーに限らず、政治に翻弄される局面がたくさん出てくると思います。
切り離せないものだからこそ、スポーツと政治、なるべくなら上手く付き合っていきたいものです。

posted by bunchousann |00:00 | サッカー | コメント(8) | トラックバック(1)
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