2007年06月01日
またしても“高級パートタイマー”出現か?~今度はアメリカから
今週は代表ウィークでお休みですが、ほとんどの国でリーグ戦が終了した欧州にあって、スペインだけは未だ熱戦が繰り広げられています。 その優勝争いが混沌としてきた要因の1つにマドリーの復活が挙げられますが、そのマドリーの復活とともにグンと評価を上げたのが、デヴィッド・ベッカム。 それゆえにこの度スリーライオンズにも復帰し、EURO予選でふがいない戦いを続けるイングランドの救世主となるべく、大きな期待をされているはずです。 こんなことを書いておきながら今更言うのもなんですが、このブログを始めてかなり最初の頃、ドイツW杯後にベッカムがイングランド代表から落選した際には「世代交代の波に飲まれた」なる趣旨の記事を書いたりもしました。 はっきり言ってこれは軽率でしたね。いやいや、同い年の選手、本当はもっと応援しなければイカンと反省しきりです。 そういうわけで、未だ最高レベルのフットボールシーンで好パフォーマンスを見せられることを証明した彼ですが、周知の通り、この夏から「サッカー後進国」アメリカMLS・LAギャラクシーに移籍するということで、どうもそれを名残惜しむ声もあるようなんです。 で、出てきたのがMLSシーズン終了後の短期間のレンタル移籍話。 MLSの今シーズンが終わるのは11月18日。来季がいつ始まるのかはわかりませんが、今季の開幕が4月初旬だったことを考えるとそれに準じたタイムテーブルになるのだと思います。 ということで、3ヶ月程度なら欧州でプレーできるんじゃないか、と。 こんな話、どこかで聞いたことがありますよね。 そう、今季プレミアのタイトルを奪還したマンチェスター・ユナイテッドのサポーターは決して忘れてはいけません。 苦しい台所事情を救ってくれた、ヘンリク・ラーションのことを。 3ヶ月間、リーグ、カップ、CLなど合わせて13試合で3ゴール。決して大きな足跡を残したわけではありませんが、あの時のマンUは前線に怪我人続出でしたから、まさにラーションの加入は渡りに船だったはずです。 そして短期間ながらすぐにチームにフィットし、ほぼ期待通りの働きをしました。 その働き振りをサー・アレックス・ファーガソンも惜しみ、ラーションがシーズン終了まで残留することを望んだと思うのですが、本来の所属先であるヘルシンボリIFへの義理も忘れず、「ミッション・コンプリート」と言わんばかりにスウェーデンへと帰っていきました。 そして何事もなかったかのように4月に開幕した今季のスウェーデンリーグ(アールスヴェンスカンと言うそうです)で既に6試合に出場、2ゴールを挙げています(6月1日現在。HPがスウェーデン語なので「多分」ってことで)。 この短期間でのラーションの素晴らしい働きを「史上最高のパートタイマー」と評したメディアもありました。 気の早い人は「来季はどこの助っ人に馳せ参じるのか?」なんて思っているとか何とか。 それと同じことをベッカムにも期待しているわけですね。 実際にベッカムの「短期間レンタル」が可能であれば、ウィンターブレイクのないプレミアのチームなどにはもっけの幸いとなるのではないかと思われます。何でもとあるクラブは可能かどうか既に検討しているそうですが……。 LAギャラクシーのGMは当初、こうしたオファーに対してまんざらでもないといった感じでしたが、現場の監督が反対していることや、ベッカムがレンタル期間中に怪我をした時のリスク(=収入減)を考えたのでしょうか、会長ともども慌てて否定的な見解を出すようになりました。 一方、肝心のベッカムサイドからのコメントはまだ聞かれません。 オフが減ってしまうなどのリスクはありますが、仮にEURO(出場が決まったわけではありませんが)のイングランド代表に選ばれることを望むのであれば、ハイレベルでのプレーも可能だということを見せておいた方がいいような気がします。 インテルから残留を望まれたこともあり、ルイス・フィーゴがここに来てサウジアラビアのアル・イデハドへの移籍を取りやめにしようとしているそうですが、やはり一流選手は望まれればハイレベルの環境に身を置きたくなるものなんでしょうね。 まだまだ噂の域を出ませんが、今冬、ベッカムの動向にちょっとだけ注目するのもいいんじゃないでしょうか。
posted by bunchousann |11:00 |
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