2007年05月02日
拝啓、日本高等学校野球連盟様~奨学制度記事へのコメントから:後編
前編の続きです。もう少しお付き合い下さい。 4.ここまで放置したことが、社会問題化した要因だという認識はあるのか 実際に奨学制度を利用した、あるいはしているとされるコメントをいくつも頂きましたが、ここまで来るともはや野球界だけの問題でもなさそうな気がします。 そもそも、こうしたスポーツ奨学制度の有無は、各高校のHPを見ればすぐに発見できます。 愛媛県の済美高校や新田高校はスポーツ奨学制度の実施を認めましたが、私もHPですぐに発見できました。 また、学生野球憲章が出来たのは、昭和21年のことです。何度か改正が行われていますが、13条の規定とてつい最近出来たというわけではありません。 つまり「今まで放置、黙認していたのに、何故今更憲章の取り締まりを厳格にしなければいけないのか」という疑問は、奨学制度に賛成、反対の立場を超えておそらく万人に共通のものだと思います。 実際に現場からはそういう声が多数上がっていますし、私の記事にもこの点に関しては多数のコメントが寄せられました。 ここまで放置したからこそ問題が大きくなり、結局高野連の側が処分に困ってしまったような印象を受けます。 高野連の理念には、もちろん納得できる部分もあります。 頂いたコメントにも、中学生の青田買いに繋がる奨学制度は撤廃するべきであるというものもありましたし、そのことをもっと世間は強調してもいいのではないかという意見もありました。 それならば、前項で述べたように、なおのこと憲章を改定して具体的な違反行為まではっきりとさせ、違反者への罰則を明確に定めておけば、あなた方の言うところの「憲章違反」も減るのではないかと思います。 5.上記の「放置、黙認」に関する混乱の責任はとらないのか わざわざ4番目の項と分ける必要もなかったかなとは思うのですが、最も言いたいことでもあるので、敢えて別枠を設けました。 私がしたように、普通にHPを覗けば、その高校のスポーツ奨学制度の有無はわかるはずです。 HPに載っていないなら、ちょっと電話で問い合わせれば済むだけの話でしょう。 それを大げさに「全国調査」「徹底調査」などとは噴飯ものというものです。 挙句、それすら面倒になったのか、結局高校側に「自己申告」させるという形をとることにしたようです。 これを高野連の職務怠慢と言わずして何と言うのでしょうか。 何のために各都道府県に高等学校野球連盟があるのでしょう。 高野連が、各都道府県連盟に言ってちょっと調べれば、たった数日で決着がつくはずです。 しかも、何十年も前から行われている制度を「把握できていない」と堂々と言い放っていますが、そんな惨めな言い訳が通用するとでも思っているのでしょうか。 そもそも高野連の幹部の皆様の中には、現場出身の方もいらっしゃるわけですよね。 都道府県連盟レベルになると、その割合はぐんと増えることでしょう。 にも関わらず「現場の事を把握できていない」のはどういうことでしょう。 もうこれ以上は皆さんのご想像にお任せいたしますが、きな臭いものを感じるのは、おそらく私だけではないはずです。 そしてこうした「職務怠慢」とも言うべき高野連が、この問題に関してまともに責任をとろうとしないのはどういうことでしょうか。 ここまで放置したことが、問題を大きくしているのは間違いありません。 高校側もそのことが不満なのでしょう。唯々諾々と従う高校がある反面、先程も言及したように“精一杯の解釈”によって、高野連に反対とも取れる意思を示している高校もあります。 全ての責任が現場の高校、そしてその高校に在籍する学生に押し付けられるのは、何だか納得できかねますね。 奨学制度に対する「職務怠慢」の「連帯責任」をとるということを、高野連の皆さんに真剣にご検討頂きたいものです。 職を辞すもよし、あるいはアマチュアが報酬を得ているとは思えませんが仮に俸給を得ているのであれば、そういう人はそれを返上するもよし。 美しい連帯責任のとり方というものを、幹部自らが現場に示すのも、それはそれであなた方が主張する立派な「教育」というものだと思いますがいかがでしょうか。 高野連の批判をすれば、はっきり言ってきりがありません。 が、おかしいものはおかしいと言わねばなりません。 毎度話題に上る大会日程の問題といい、今回の騒動といい、本当にこの団体は現場(特にプレーする選手たち)の利益を代弁しているのかと疑わしく思います。 この問題に関しては、一紙を除き、高野連の姿勢に概ね批判的です。 自分たちの哲学を貫くのも結構ですが、批判に耳を傾け、時代に即して、変えるべきところは変える勇気を持つことも大切なのではないかと思います。
posted by bunchousann |00:05 |
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