2007年03月01日
たまには? いや、初か? オープン戦観戦記~ソフトバンクvs中日
このブログもまもなく100回目の更新となるわけですが、たまには慣れないことをやってみようと思い(そして少ない休日にも関わらず無聊に苦しんでいたこともあって)、今日はマッチレポート的なものを書くことにした次第です。 で、選んだ題材が、さっきまでインターネット中継されていたプロ野球のオープン戦、ソフトバンクvs中日。 え、「この時期のオープン戦にどれだけの意味があるのか」ですって? まあ、そういう突っ込みはナシにして頂いて……。 あんまり中日のオープン戦を取り上げたブログもないものですから。 それにしても、メモを取りながら試合を観るというのは意外に大変なものです。サッカーのマッチレポートはもっと大変なんでしょうね。 ■試合結果:ソフトバンク2-0中日 ■試合経過:ソフトバンクが3回、多村の併殺打の間に先制。4回には本多の内野安打の間に追加点を挙げ、この2点のリードを神内、新垣、柳瀬の3投手で守りきる。中日はわずか4安打、14三振を喫し手も足も出ず。 ……何か共同通信や時事通信みたいな記事ですね。 ■投手陣短評:ソフトバンク 先発陣充実度はおそらく12球団No.1のソフトバンクにあっては昨年6勝を挙げた左腕・神内もようやく6番手に滑り込めるかどうかというところ。 その先発・神内は5イニングを2安打、8奪三振、無四球に抑え、アピールに成功。ストレートは左右にきちんとコントロールされ、変化球も比較的低めにコントロールされていた。 先発陣の陣容からいって、左右3枚ずつというのは最も理想だろう。今の時点で即合格というのは早計だが、ローテ入りに前進したことは疑いない。 2番手の新垣は「4本柱」の1人。必死にアピールをしなければならない神内とは違い、ピッチングにも試験的、実験的なものが感じられる。パリーグで今年から広くなると言われる外角のストライクゾーンを意識した、左打者の外から巻いてくるスライダーが非常によく、中日の左バッターもかなり戸惑っていた。ただし習得中のシュートは自信がないのか、荒木の頭上に大きく外した後はほとんど見られなかった。ストレートの最速は145キロ。3イニングを無失点で無難に投げきり、調整はまずまずといったところ。 3番手の柳瀬は昨季終盤にチャンスを掴み、今年は飛躍が期待される。ストレートに力があるようだが、時折上ずっている印象もあった。フォークでストライクを取れていたのは好材料。1イニングを無失点。 ■投手陣短評:中日 先発の朝倉は2イニングということで、まずは試運転の段階。2安打はされたが、昨年とは立場が違うこともあってか、全体的に余裕が感じられた。 2番手の石井は当落選上の選手だけにアピールが欲しかったが、2イニングで2失点。しかも3・4回とも四球を絡めての失点であり、中継ぎを任せるには何とも心もとない結果となってしまった。両イニングとも併殺に救われた感があり、もっと大量失点していた可能性もある。次のチャンスがあればいいのだが……。 3番手、鈴木は2年間で順調に成長。落合が引退し、平井が先発に回る今季は中継ぎの柱、セットアッパーへの期待も高まる。やってくれないと困る選手だが、どうやら杞憂のよう。 4番手は2番手の石井同様、当落選上の左腕・小林。7回からの登板。3者凡退で切り抜ける。この時点ではソフトバンクの主力は全て交代していた上に、打順も下位だったこともあって、石井と単純に比べられないが、次に繋がるピッチングというところか。 5番手はドラファンの期待大きい中里。ストレートは相変わらず力があり、江川から三振を奪った146キロの高めは圧巻。ただし、課題である変化球のコントロールが悪く、ストライクがなかなか取れない。無失点ではあったが、ファンの期待するセットアッパーへはまだ時間がかかりそう。 ■野手陣短評:ソフトバンク 先発オーダーは、大村、川崎、多村、松中、ブキャナン、柴原、松田、本多、的場。5回に大村→城所、多村→江川となったのを皮切りに、続々とオーダーを切り替える。 3・4回の得点はいずれも主力選手がきっちり結果を出したことによって生まれたもので、まずレギュラークラスの調整は現時点での中日より順調と言える。開幕がセリーグよりも1週間早いのだから当然だろう。 捕手のポジション争いが注目だが、この試合では先発マスクがエース・斉藤和巳との相性がいい的場、その後を昨年105試合に出場した山崎が受け継いだ。的場は1安打を放ったものの、2つの盗塁を許す結果に。このうちの1つはお世辞にも俊足とは言えない森野だっただけにちょっと残念。一方の山崎は1打席しか回らず、バッティングでアピールすることはかなわなかった。 気になったのは走塁のミス。セカンドランナーであったブキャナンが正面のショートゴロで飛び出してしまったり、本多、城所といった俊足の若手選手がけん制に引っかかり飛び出すなど、計3つ。俊足選手が足をアピールしたいのはわかるが、公式戦では許されないミスだけに気をつけておきたい。それでも次の打席で出塁した城所は見事に盗塁成功。若手らしい、なかなかのチャレンジングスピリッツ。中日の若手にも見習って欲しいものだ。 今日の交代の仕方を見る限り、ソフトバンクはまだ若手にもチャンスがあると思われる。今後に期待したいところだ。 それと松田。アライバの好守でヒットを2本損した。ちょっと可哀想。 ■野手陣短評:中日 先発オーダーは、イ・ビョンギュ、荒木、井端、福留、中村一、森野、英智、清水、渡辺。 DHが採用されなければ、谷繁とウッズを除いてほぼベストな陣容である。 井端を除く主力は、今日から本格的にオープン戦に出場することになる。2月は若手にチャンスを与えるということだったようだが、この試合ではレギュラーの試合勘を取り戻させることが優先されたようで、主力は3打席きっちり立つことになった。 で、短評ということだが、はっきり言ってあまり言うべきことがない。あまりにも三振が多すぎて、バットにまともに当たらないのだから。この時期は投手が有利であり、またセリーグの方がパリーグよりも開幕が1週間遅いということを割り引いても、この結果は少々寂しいもの。それでもイ・ビョンギュ、井端、福留、森野といったレギュラークラスはそれぞれ1本ずつヒットを放っている。 ドラファン注目のイ・ビョンギュだが、当ブログでも紹介した韓国時代の弱点の克服がカギだろう。2打席目の三振を見ると、低めの変化球への対応はやはり難しいようだ。ただし、神内のコントロールがよかったことも挙げておかねばならないが。 先のソフトバンクの項でも触れたが、アライバコンビの守備に関しては今季も今のところ万全のようで、この試合でも安打性の当たりを何度か止めていた。本多の適時内野安打も、本来ならばセンターに抜けていた当たりを井端が追いついたのだが、残念ながら本多の俊足が勝ってしまったという印象だった。 ソフトバンクと違って野手の陣容がほぼ固まっている中日だけに、若手にはわずかなチャンスしかないのだが、残念ながらそういうアピールのできた選手はいなかったようだ。特に9回の澤井、鎌田はともに見逃しの三振と、わずかに与えられた1打席で非常に消極的だったのが残念。DHスタメンで4打席チャンスをもらった中村一も最後に10球粘って四球を選んだことくらいで、1軍クラスの投手の変化球にはほとんど対応できなかった。 普段の記事と口調を変えて書いてみましたが、こういうのはほとんど主観なので、なかなか共感を得るのは難しいと思うんですよね。 野球に限らず、サッカーなど、他の競技でも批判覚悟でいつも詳細なレポートを書いている人を改めて尊敬する管理人でした。 とか言いながら、サッカーのマッチレポもちょっと書いてみたりしたくなってたりして……。
posted by bunchousann |22:58 |
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