2006年12月11日

韓国人4人目のドラ戦士~イ・ビョンギュ入団

今季限りで退団したアレックス・オチョア選手に代わる中日の新外国人選手として、かねてから噂に上っていた、韓国・LGツインズのイ・ビョンギュ選手が入団することになりました。

と、ここから先も実は昨日(12月10日)にすでに書いたのですが、リンクを貼ろうとしてマウスを操作中、誤って……この後に書いた数十行の文章を消してしまうという、ブロガーにとっては非常にヘコむアクシデントが発生したために、モチベーションをすっかり失ってしまい、この記事の公開は1日遅れとあいなりました(笑)。

で、このイ・ビョンギュのプロ10年の個人成績を見るべく本日わざわざ中スポを購入(そしたら今、室井さんのブログにご丁寧にも個人成績が出ているではないか、くそぅ)。

過去10シーズンの通算打率が.312、通算安打が1435本。これは素晴らしい数字です。
ただ、昨年首位打者を獲ったものの、全体としては成績が下降気味なのがちょっと気になります。
キャリアハイの成績が3年目の99年。この年は日本で言う「トリプル3」を達成しており、131試合で192安打、117得点とまさに非の打ち所がない成績だと思います。
まあ、まずはアレックスの代役としてのスタートなので、彼の残した数字が1つの目安にはなりますが、年俸は格安とはいかないまでも、アレックスよりはかなりお得なので、過去の韓国の選手が日本の野球に対して意外に適応するのに時間を要したということも考慮すると、アレックスと同等の数字を残せば及第点と言ってもいいと思います。

ところで、このイ・ビョンギュ、韓国ではどのように報道されているのかと思い、朝鮮日報の日本語版ウェブを見てみると、何とかつて中日でプレーした2人の韓国人プレーヤーのコメントを見つけることができました。

まずは99年の優勝に貢献したクローザー、ソン・ドンヨルですが、「野球より日本語を学ぶべし」と、チームに早く溶け込む方策を自身の経験談なども交えて述べています。
その上で、中日ファンには気になることも言っています。
ソン・ドンヨルは、イ・ビョンギュに対して「選球眼を磨け」とアドバイスしています。
敵方(サムスン)の監督を務めていることもあって、彼の弱点もよく見えるようです。
ソン・ドンヨルによれば、イ・ビョンギュは低めの変化球に弱いとのことで、日本の大半の投手がフォークを初めとする落ちる変化球を投げることからも、これらに適応するのが成功の鍵と言っています。
確かに、このコメントの記事を書いた記者も、「悪球打ちの名人」と褒めているのかけなしているのかわからないようなことを言っているので、ポジティブな解釈では「バットコントロールがいい」ということになり、ネガティブな解釈では、文字通り「ボール球にすぐ手を出す=選球眼が悪い」ということなのでしょう。
イ・ビョンギュの10年間の四球の数は405と平凡で、この2年間はともに30個台。粘って出塁するというよりも、「韓国のイチロー(!?)」の名の通り、打って出塁するタイプなのだということがおぼろげながら見えてきました。

もう1人の中日OBは、こちらは未だ現役のイ(登録名は確か“リ”だったはず)・ジョンボム。
「韓国での10年間の実績を忘れろ。イ・スンヨプでも3年かかった」と、こちらも中日時代、決して満足のいく成績を残せなかったが故の厳しいコメントを発しています。
イ・ビョンギュの弱点に関しても、ソン・ドンヨルと似た見方をしており、その上で「さあ、うまくいくかどうか」と何とも意味深なコメントを残しているのが不気味です。
タイプ的にはイ・ジョンボムも、イ・ビョンギュも同タイプの巧打者。
それゆえに、彼が今後対面するであろう苦難が見えているのかもしれません。

……何やら入団する前から暗い話題を提供してしまいましたが、ともあれ、そういったことも覚悟の上での来日であり、アジア大会での“惨敗”を受けて、韓国野球界は今、逆風の真っ只中にいます。
そんな中での挑戦に、素直にエールを贈りたいと思います。

ううむ、消してしまった文章とは全く違う記事になってしまいました。
本当はちょっと違ったテーマになるはずだったのですが……まあそれについては次のネタにしようかな、と今、思いました。
ってことでタイトルを直さないといけないな。よいしょ、っと……。

最後に朝鮮日報さん、ありがとうございました(何のこっちゃ)。っていうかほとんど引用ですな、これ。

posted by bunchousann |22:57 | 野球 | コメント(4) | トラックバック(0)
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