2006年11月07日
2つのプレッシャーに打ち勝つ~バンガロールにて
このネタを書くタイミングとしては、すっかり遅きに失した感がありますが、U-19日本代表が来年のU-20W杯(従来のワールドユース)への出場を決めました。 今回の出場権獲得によって、日本はU-20W杯に7大会連続の出場となるわけですが、それだけ連続出場が続いているということは、我々サッカーファンの間にも「出場するのが義務」という空気が漂っていたことは否定できそうにもありません。 FIFAの恩恵(!?)によるものなのでしょうか、オリンピックを初め、年齢別世界大会の大陸別出場国枠という点でアジアはA代表に比べて恵まれています。この恩恵を最大限に活かさない限り、日本サッカーの進歩はないと言ってもいいでしょう。 「出場するのが義務」という周囲の空気、そういった意味で、彼らU-19代表は1つのプレッシャーに打ち勝ったわけです。 しかし、プレッシャーはおそらくそれだけではなかったでしょう。 私の過去記事にも書きましたが、ほぼ2ヶ月前に行われたU-17アジアユースでU-16日本代表が見事に優勝を果たし、そしてU-17W杯への出場を決めたことが、1つ上のカテゴリーに相当する彼らの頭の中にあったことは想像に難くありません。 何故なら、2年前のU-16代表はアジアの壁を突破できなかったからです。 しかも、2年前のU-17アジアユースは日本での開催でした。 ホームアドバンテージというどの国も羨む最高の条件を持ちながら、2年前のU-16代表は何とグループリーグ敗退を余儀なくされました。 今回のグループリーグで対戦した北朝鮮(2-0で勝利)に、その時は完敗を喫しました。 今回のU-19代表に当時のメンバーはほとんど残っていませんが、U-17W杯に久しぶりに、しかもアジア王者として出場する彼らに対する期待を考えると、ここでU-19代表がU-20W杯への出場権を逃すことになっていたりすれば、それこそいつぞやの世代につけられた「谷間」なる汚名を今後、背負っていくことになっていたかもしれません。 そのような心配は幸い杞憂に終わりましたが、戦っている彼らには、そういうプレッシャーもあったのではないかと思います。 ともあれ年齢的にいって国際大会に乏しい世代でありながら、最低限の結果を出せたことは評価に値すると思います。 来年のU-20W杯、再来年の北京五輪、そして2010年W杯(予選も含めて)と短期間で大きなステップアップを果たすことも可能なこの世代。 A代表のオシム監督が若手の抜擢に積極的な監督なので、大きなモチベーションを保ったまま突き進んで欲しいものです。
posted by bunchousann |22:24 |
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