2008年08月11日
アメリカ戦に続いて、ナイジェリアにも敗れ、五輪サッカー男子代表は早々と敗退が決まってしまいました。
結果を残せなかったということで、反町監督に対するものを中心に、非常に厳しい批判が巻き起こっておりますが、前回の記事にも書いた通り、批判ではなく、非難ですらなく、単なる中傷のようなコメントも多いのがやはり残念です。
システムに最適なメンバー選考、A代表との兼ね合いを考えた強化のアプローチ、これらをバックアップする協会のスタンスといった戦略的な要因。
選手個人個人の局面における状況判断、守備面での約束事、1つ1つのプレーにおける基本技術といった戦術的な要因。
批判の具体例は他の方がたくさん挙げておられますが、管理人もいくつか「あれ?」と思ったことがあります。
では、それらを解決するには?
お金のかかること、お金のかからないこと。
時間のかかること、時間のかからないこと。
たくさんありますね。
厳密に言えば、五輪サッカー=日本サッカーとは必ずしも言い切れないのかもしれませんが、ここでは大まかにイコールということで話を進めます。
日本のサッカーが強くなるために取り組むべき課題はたくさんあると思いますが、枝葉末葉について議論するのだけでなく、日本サッカー界がこの先、五輪代表というものをどう位置づけるのかを考えるいい機会になったのかもしれません。
(あら、じゃあ「五輪サッカー≠日本サッカー」ってことになりますが、それでは話が進みませんので……)
負けたからどうこうと言ってしまえばそれこそ「後付け」ではありますが、たとえそうであってもこのように冷静に振り返るのが大事なのだと思います。
最も、実際に戦った選手たちは、帰国してすぐにJリーグでの戦いに身を置く選手が大半なので、ゆっくり振り返る暇もないのでしょうけど……
さて、言っている当人がどれだけ意識しているのかわかりませんが、ありがたいことに日本サッカーが「谷間」だとか「谷底」だとか言う人たちがいます。
つまりこれは、「今が最悪」であることを示しています。
意地悪な言い方をすれば、日本サッカーは谷底に落ちたのではなく、実はまだ崖を下に向かって転がっている途中なのかもしれないわけです。
あるいは、目の前に這い上がる崖などなく、単に崖下にやってきて、目の前には茫漠たる草原が広がっているだけかもしれません。
だが、どうやらそうではないらしい。
願わくは、日本サッカー界が「谷間」や「谷底」であらんことを。
目の前に、上るべき崖があらんことを。
オランダ戦が、そんな希望が抱ける試合であらんことを。
posted by bunchousann |23:35 |
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2008年08月06日
あれだけ盛り上がったEUROですが、今は昔、はるか遠くになりにけり、ということで、欧州では既に新しいシーズンの戦いに興味がシフトしているように思われます。
そのEUROで、大躍進といってもいい結果を残したロシア。
名将ヒディンクはまたしても予想を上回る結果を残したといってもいいでしょう。
その原因としては、名将を擁していたこと以外にも、オイルマネーの流入によるロシア・プレミアリーグの近年の隆盛や、代表の選手たちのほとんどがそのロシア・プレミアリーグの選手たちで構成されており、コンディション調整がしやすかったことなど、様々な要因が挙げられると思います。
07-08シーズンのUEFAカップを昨季ロシア王者のゼニトが制し、そのリーグのレベルの高さもうかがい知れようというものですが、そんなロシアにて奮闘するあるクラブを、拙ブログでは昨年末より勝手にフィーチャーしております。
過去ログその1 過去ログその2 過去ログその3 過去ログその4
長い前置きのドサクサにまぎれて、まあ色々紹介させていただいたのですが、何よりもこのクラブの特殊性を物語るに雄弁なのはこの地図↓を見ていただくことだと思います(お手数ですがコピペして下さい)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Russian_Premier_League_2008_map.png
夏の暑い盛り、Jのクラブもアウェーへの遠征は大変だと思いますが、果たしてこのクラブときたら……
ありがたいことで、こうした草の根的(?)な啓蒙活動の成果は意外に身近なところにも現れまして、ガンバ大阪とその他いくつかのJクラブしか知らないであろうウチのおかん(注:吹田市民です)にさえその存在が知れ渡ることになったわけですが、この度、何とウィキの日本語版にもこのクラブの記事ができていたことを発見しました(春まではなかったのです)。
ってなわけで、こちらがウィキの記事です。
いったいどなたが書いて下さったのかわかりませんが、なかなか面白いエピソードも載っているではありませんか。
CSKAモスクワのキーパーの気持ちがよくわかります(笑)。Jのクラブとも過去に交流があったようなので(過去ログその2参照)、今後も続けていただきたいものです。
さて、そんな極東で奮闘する彼らですが、今季も厳しい戦いを強いられているようです。
ここまで16節を終えて、勝ち点13、暫定14位。ロシア・プレミアリーグは16チーム中2チームが降格するので、かなり厳しい状況です。
しかも、現在勝ち点2差の最下位のシンニクは消化試合が1試合少ないので、実質的には降格圏内にどっぷり浸かっていると言えるでしょう。
過去ログその1のコメント欄にもあるように、昨季は「武士の情け」というか、このクラブの特殊性を考慮したホーム、アウェーでの連戦がいくつかあったのですが、今季はEUROのためにおよそ1ヵ月リーグ戦が中断されたことで日程がタイトであるばかりか、ここまで連戦が1度しかなく、他のクラブ同様にホーム戦とアウェー戦が交互にやってくるという厳しいカレンダーになっています。
おそらく毎週毎週時差ボケに悩まされる選手もいるのでしょうが、一体どんな気分なのか、管理人には想像もできません。
そんなわけで、もともとアウェーではからきし弱い分、ホームでめっぽう強い彼らが、今季はどうも遠征疲れを引きずってホームで戦わなければならないためか、ホームでも2勝4分け2敗と、どうも勝ちきれないようです。
ちなみにアウェーでの弱さは今季も折り紙つきで、何と2分け5敗(笑)。
降格の危機に立たされる彼らですが、次節では最下位シンニクを直接叩くチャンス。しかし苦手のアウェーということで、あまり期待できないかもしれません。
プレミアリーグから脱落してしまうと、表立って情報も流れてこないものですから、何とか残留してもらいたいものです。
ちなみに今日8月6日はウチのおかんの誕生日です。おめでとう。
posted by bunchousann |00:00 |
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2008年08月04日
JFAの会長が犬飼さんになったことが関係しているせいか、ここのところJリーグの様々な改革案に関する報道が多いように思います。
ちょっと前にJリーグがシーズン開催期間を欧州各国の大部分が採用している秋~春制にすることを検討していることが報道され、このスポナビ+の各ブログでも様々な意見が交換されていたように思います。
拙ブログでも随分前ではありますがこれに関する記事を書き、色々意見を戴きましたので、ここでは詳しく書きませんが、冬の寒さもさることながら、降雪に対する根本的な解決策がない限り、個人的には実現は難しいように感じています。
どうしても無理やり実現にこぎつけるのならば、シーズンオフ期間よりも、ウィンターブレイクを長くするくらいの覚悟がいるでしょう。
そんなシーズン開催時期をめぐる論争が一段落したところ、今日はこのような報道がありました。
Jリーグの移籍制度に関する疑問は常々持っていて、管理人も過去に移籍係数の話や、今回問題となっている通称「30ヶ月制度」について書いたことがあります。
その記事を読み返してみたのですが、これはあくまで一個人(某有名選手)の移籍に関する記事として書いたために、どうしても移籍制度の改変に関する自らの主張が偏りすぎた感じがします。
各クラブのサポの皆様も気になる今回の話、改めてメリット、デメリットをいくつか挙げてみたいと思います。
まず、メリットとして考えられるのは次の点です。
●契約期間の切れた大物選手の移籍金がかからず、移籍が活発化すると思われる
●上に関係することだが、移籍金がかからないために、財政力の低いクラブでも、ボスマンプレーヤーであるならば大物選手が獲れる可能性が増すと思われる
●情報開示が進み、選手の契約期間等がよりクリアになり、クラブ経営の透明性が増すと考えられる
●契約期間がはっきりしているために、ボスマンプレーヤーになって離脱することを防ぐ契約延長交渉の能力や、移籍金の獲得を目指す効果的なタイミングでのリリース等がフロントに求められるので、長期的にはフロント能力の向上を促すと考えられる
この程度しか列挙できませんでしたが……他にあれば教えて下さい。
一方のデメリットはどうでしょう。
●長期にわたって選手を契約しなければならず、一部の有力選手の年俸高騰を招き、チーム運営が困難になると考えられる
●仮にこれまでのように「契約期間内の移籍金=契約クラブが任意で定められる」とした場合は、移籍金も高騰すると思われる
●上記2つによって、欧州のように一部の富裕なクラブとその他のクラブによる二極化が進むと思われる
●長期契約・高額年俸によって移籍金が高額に設定されてしまった有力選手が監督交代等でチームの構想外になったとき、かつてのサビオラのように飼い殺しになる可能性があり、このようなケースでは選手・クラブ双方にとってダメージとなりうる
この他にもまだまだあるのでしょうが、Jリーグがここのところ矢継ぎ早に改革案をリークしているのは、ひとえにJリーグを「世界標準」に近づけることを念頭においているからでしょう。
実際に多くの海外移籍の際に、Jのクラブはボスマンプレーヤーとなって去り行く選手たちを食い止められなかったのであり、それは国内・海外の移籍制度にダブルスタンダードが存在していることと決して無関係ではないように思います。そしてアジア枠導入が検討されていることや、ACLの大規模化による国際試合の増加などによって急速に世界に開かれつつあるJリーグの周辺環境もあって、リーグそのものの世界標準化の流れというものは、究極のところ、長期的に見れば変えることはできないのかもしれません。
ただし、今までこうした「30ヶ月制度」のような制度がなぜ設定されてきたか、ということにも考えをめぐらせるべきであって、その上で議論を深めるべきでしょう。
何事もバランスが大事だと思います。J2やさらにその下のディビジョンからJ1の有力クラブが選手を獲得するケースなどにおいても、果たして同様でいいのか、と感じることもあります。
現在プレシーズンの欧州では、おのおののクラブのファンがメルカートについて熱く語っていますが、移籍制度の改変がもし行われれば、Jリーグでもより多くの議論が行われることになるでしょう。
しかし、気楽に酒の肴にするサポたちと違って、フロント側に求められる能力は今よりずっと高くなりそうです。JリーグはGMの育成に力を入れていますが、果たしてどれだけ有能なGMが生まれるのかにも注目ですね。
posted by bunchousann |16:10 |
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2008年05月30日
お久しぶりです。
プロフを注意深くご覧戴いた方であれば、管理人が今どういう状況に置かれているのかよくおわかりだと思うのですが、そういったゴタゴタでどうも肉体以上に精神の方がややグロッキー気味になっています。
ということで時間がたっぷりできたのに全然更新しなかったわけですが、ちょっと今話題の我那覇選手の問題について、いくつか簡単に雑感を述べたいと思います。
と、言いましても、例のCASの裁定文の翻訳をするような英語力はちょっと私にはありませんので、「様々な意見を参考にさせていただく」(翻訳すれば「他人のふんどしで相撲をとる」、または単に「パクる」ともいうようです)ことにして、ちょっと話を進めてみようと思います。
今回のCASの裁定文の訳がJリーグのHPで紹介されておりまして、私も一応それを拝見させていただいたのですが、どうもわかりにくいですね。
こちらの国語力、読解力の問題だと言われれば全く返す言葉もないのですが、わかったこともいくつかあります。
まず、それは既に多くの人に指摘されていることですが、Jリーグ自らリリースしたニュースの中にもある、
Jリーグは、何が正当な医療行為であるかを判断するための詳細な条件を、実体的にも手続的にも、具体的に示す十分な措置をとっていなかった
ことだと思います。
これは、すなわちJリーグが定めた「Jリーグ規約 ドーピング規定」の不備、およびその運用に問題があったという解釈が妥当だと思います。
私は当初この問題に関してほとんど関心を持たなかったのですが、思い返してみると、昨年の時点でこのことを既に指摘されている方がいらっしゃることに気づきました。
この記事は、Jリーグのチームドクターの要請によって、WADAが我那覇選手の静脈注射に関する判断を下す前に書かれたものです。
1人のファンの視点でこのように問題提起されているのもかかわらず、ここまで問題が大きくなってしまったわけです。これだけでも充分に問題になると思います。
このような裁定文がリリースされたにも関わらず、Jリーグ側の反応には多くの方が不満を持っています。Jリーグ側は「ドーピング行為であったか否か」の裁定がなされなかったことにひどく不満を持っているようですが、自らの規約、そしてその運用に不備があったことをこのような形で指摘されているのですから、まずはその点に関して何らかのコメントを出すべきだと思うのです。
こうして、不満を持つサポーターの声を受けた途端に川崎フロンターレ側も強気になり、Jリーグ側が返却しないと主張している制裁金1000万円の返却をリーグ側に求め始めました。
その行為自体は当然と思うのですが、この我那覇選手の問題にクラブ側が協力的でないとの批判もあったわけで、その理由がこの裁定文を読めば、さもありなん、とも思えるのです。
裁定文の「認定事実」を一部抜粋すると、
27. 2007年5月2日、「相手方(管理人注:Jリーグ)」は、Eメールにて、武田氏宛てに、ドーピングコントロール委員会においてなされた決定の結果として、2007年5月7日火曜日にアンチ・ドーピング特別委員会の会議が開かれることを通知した。当該書簡は、ドーピングコントロール委員会での会合の反訳録が正確であることの確認を求め、また、2007年5月7日に「制裁案はJリーグアンチ・ドーピング特別委員会によって決定される[ことになる]」と記載していた。この書簡と内容は、我那覇選手に対しては宛てられておらず、また、渡されることもなかった。川崎フロンターレのCEOとして、武田氏は、2007年5月2日付書簡により返信し、議事録の正確さを確認し、また、「Jリーグアンチ・ドーピング特別委員会での弁明の機会も行使しないことをお伝え致します。」と通知した。
28. 2007年5月7日、アンチ・ドーピング特別委員会の会議が開かれた。川崎フロンターレ及び我那覇選手は出席しなかった(同選手は同会議について知らなかった)。当該会議は、川崎フロンターレと我那覇選手の両者に制裁を課すことを決めた。2007年5月8日、Jリーグの臨時理事会が招集され、制裁を課すためにアンチ・ドーピング特別委員会において採択された決定が承認された。それから川崎フロンターレは口頭で決定の通知を受けた(太字:管理人)。
先に挙げた「Jリーグ規約 ドーピング規定」の18条を一部抜粋すると、
「(略)……選手・Jクラブ等に対して科される制裁の内容・程度については、アンチ・ドーピング特別委員会において、制裁の対象となる者に弁明の機会を与えた上で決定する(以下略)」
とあるので、この裁定文の翻訳が正しく、かつ認定事実そのものに誤りがないとすれば、川崎フロンターレというクラブの、我那覇選手に対する非協力的な行動も理解できるように思います。
それにしても、こういう事態になったとき、選手は誰に救いを求めればいいのでしょうか。
クラブ側はもうちょっと選手の主張を聞く、ということくらいはできたように思うのですが……。
(追記:上記のように書いたのですが、先程戴いたコメントから思うところもありまして、5月2日に5月7日に行われるアンチ・ドーピング委員会の通知が送られてきたわけですが、当然のようにこの時期はGWの過密日程の中にあります。2007年、J1は5月3日に9節、5月6日に10節が組まれていて、ご指摘の通り充分に検討する時間がなかったかもしれません。前例がないということで難しい判断をしなければならないのですし、それはJリーグ側も同じだと思います。Jリーグ側も、もうちょっと適当なタイミングで委員会を開くなどの措置をとるべきだったのではないか、とも思いました)
先に挙げた記事と関連して、このような記事も同じブログから見つけたのですが(こちらのブロガーさんはただいま一時休業中です)、いずれにせよ、このように複合的な要因で、1人のサッカー選手の真っ当な活動が阻害され、そしてそれが直接の原因でないにせよ、パフォーマンスにも何らかの影響を及ぼしてしまったわけですから、川崎サポのみならず、サッカーファンとしてはこれほど残念なことはありません。
日本代表が苦しい戦いを続ける中、優秀な選手、とりわけ優秀なFWは1人でも多い方がいいに決まっています。
また、我那覇選手はグッドコンディションであれば代表に選ばれる能力のある選手であり、ここまで川崎一筋のキャリアということを考えると、クラブにとっても大切な選手であるはずです。
にもかかわらず、この裁定文に書いてあることが事実だとすれば、何とも悲しいではありませんか。
昨年はベストメンバー規定などなど色々ありましたが、問題のアンチ・ドーピング特別委員会はそれよりも前に行われているので、それを理由にゴタゴタ言われる必要はないわけで、Jリーグ側の制裁を受け入れる前に、少しでも選手の言い分を信じることができなかったのか、と、サポではないにせよ思ってしまうのです。
久しぶりの更新ですが、ちょっと重い話題になってしまいました。
次の更新は……意外に早いかもしれません(笑)。
posted by bunchousann |01:30 |
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2008年05月02日
そう、前回、誰も取り上げていないということで、今回も当ブログで独占できると思い、ちゃんと観戦に備えていた(はずな)のです。
ところが、間抜けな管理人は……
試合開始時間間違えてしまいましたorz
そういえば、最近試合開始時間を間違って遅刻をしてしまい、罰金20万円ほど支払ったプロ野球選手がいましたっけ……
この時期の欧州カップ戦と言えばAM3:45キックオフという先入観が日本人サッカーファンには染み付いていると思うのですが、この試合はロシア(サンクトペテルブルク)で行われるということでどうもイレギュラーなスケジュールになっていたようでして、UEFAのHPに飛んだ時にはデカデカとこの試合の結果が出ておりました……。
しかも、二重の衝撃……な、何と、
ゼニト4-0バイエルン
(2戦合計でゼニト5-1バイエルンで、ゼニトが決勝進出)
準々決勝の対レバークーゼンに続いて、またしてもドイツ勢を粉砕。
UEFAカップに出るにはいささか豪華すぎるメンバーを擁し、加えて国内での戦いにはほぼ目処がついたバイエルン。先週末には主力の一部をこの試合のために温存し、しかも1stレグで出場停止だったトーニが復活、怪我をしたカーンやクローゼまでが出場可能(そして実際にスタメン)だったことから、1stレグがアウェーゴールを許しての引き分けだったとしても、やはり地力、そして個々の能力で優るドイツの横綱に分があると私は見ておりました。
ただ、ゼニトはガタガタだった今季の国内リーグ戦において、先週末の試合が7月に延期になるという優遇措置を受けており、怪我人や出場停止が相次いでいたチーム事情を考えると、休養充分でこの試合に臨めたことがよかったのかなあと思いました。
それにホームです。ロシアのピッチ状態は非常に悪いそうなので、綺麗な芝に慣れていたであろうバイエルンの面々は戸惑ったのかもしれません。
試合を観ていないので何ともいえないのですが(ホンマに情けないorz)、ボールポゼッションやシュート数はバイエルンが圧倒していました。
何となく試合内容が想像できそうですが、それだけに観たかったですね。
ゼニトはこれで、04-05シーズンのCSKAに続くロシア勢によるUEFAカップのタイトルを目指します。
相手は今現在試合中のフィオレンティーナvsレンジャーズ。
先程ちょっと覗いてまいりましたが、やはり興味が沸かず、今こうしてブログの更新にいそしんでいるわけです。
バイエルンが負けてただでさえ地味な印象のあるUEFAカップの決勝がより地味なものになってしまったとする見方もあるのでしょうが、ここは素直にゼニトの健闘を讃えたいと思います。
そして管理人は以前の記事で、「ゼニトが決勝進出するのは厳しい」などとのたまったことを深く反省したいと思います……。
おお、そうです。
ゼニトがUEFAカップの決勝進出を果たしたことで、5月11日に行われるはずだったリーグ戦が延期になってしまいました。
そう、“我らが”ルチ・エネルギアの貴重なホームゲームです!
先週末は勝ち点を獲るべきホームで強豪CSKAに敗れ、現在暫定15位に沈むわけですが、このホームゲームがなくなり、夏場のどこかに組み込まれるので、その際はルチ・エネルギアにとっては非常にキツイ移動が待っているのではないかと思われます。
もちろんゼニトからすれば、ありがたいどころか、大事なタイトルを目前にしてウラジオストクくんだりまで遠征なんぞやっていられるか、ってところでしょう。
ただ、UEFAカップに気持ちが集中し、ルチ・エネルギアとの勝負に気持ちが向かないばかりか、無論長距離遠征でヘロヘロになっているので、ルチにとっては強豪ゼニトをぶっ叩くタイミングとしては最高のはずですし、紫か青かはわかりません(追記:レンジャーズがPK戦で勝利し、決勝進出)が、UEFAカップ決勝の対戦相手からすれば、直前のリーグ戦でロシア以外の国ではありえない(味わえない)長距離遠征を相手に強いることができるわけでして、やはりヘロヘロの相手をマンチェスターに迎え撃つことができるメリットというものを考えると、このロシアにおける日程延期というものがゼニト以外の各クラブにとってはちょっと残念なのかもしれません。
んで、決勝は5月14日。時間は……「“いつもの”欧州カップ戦時間」でよさそうですね。
posted by bunchousann |05:00 |
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2008年04月26日
ひょんなところからUEFAカップが準々決勝以降、UEFAの日本語サイトではタダで観られるということを知ったので、せっかくの機会、表題にあるカードを観戦させて頂くことにしました。
仕事の疲労による居眠りやストリーミングの調子がイマイチで(昔、チャンピオンズリーグをネット動画でよく観ましたが、その時はストレスなく観られたのに……)、キチンと観たとは言い難いのですが、どなたもマッチレポートらしきものを書いていらっしゃらないようなので、雑感程度ですが、書かせてもらいます。
バイエルンはDFBカップを制し、ブンデスリーガの優勝もほぼ決まりかけで、残るタイトルであるこのUEFAカップに集中したいところ。ただし、この試合ではチームの得点源であるトーニを累積警告による出場停止で欠き、2トップはクローゼとポドルスキーのドイツ代表コンビ。
一方のゼニト、昨シーズンのロシア王者でありながら、この春開幕したロシア・プレミアリーグでは引き分け試合の連続で勝ち点を上乗せできず、第6節消化時で16チーム中10位に甘んじる有様。アドフォカート監督は、この時期のロシア国内のピッチ状態の悪さを言い訳にしていましたが、それは他のクラブも同じはず。まさかUEFAカップに勝ち残っている間は国内リーグはおざなりにするというわけでもないのでしょうが……。
■前半
試合開始直後から、ホームのバイエルンが猛攻を仕掛けます。
ドイツW杯では左サイドでコンビを組んでいたシュバイニーとラームが右サイドで息のあったプレーをたびたび魅せます。しかし、ラームのお膳立てをシュバイニーが悉く活かせず。
ゼニトは立ち上がりは防戦一方。バイエルンが高いディフェンスラインを保ち、中盤で厳しいプレスを強いてきたこともあり、時折ロングボールを前線に放り込むだけでほとんどなすすべなく、そのまま15分程経過。
試合開始からファウルの際、ホームのバイエルン寄りの判定が続き、そして18分にペナルティエリアでバイエルンにPKが与えられます。
最初に足を振り上げたのはゼ・ロベルトだったのですが、その後にゼニトのリクセンが振り上げた足がゼ・ロベルトに当たってしまったので、彼がハイキックを犯したということになったようです。
このPKをリベリーが蹴り、一度はキーパーが正面にはじきますが、それを再びリベリーが左足で押し込みバイエルンが先制。
リベリーは小さい体ですが、体の使い方が上手く、大柄なロシアの選手にも全く当たり負けしません。鋭いドリブルで、左サイドを幾度となく切り裂いていました。
この後もしばらくバイエルンは攻め立てますが、どうもフィニッシュが上手くいきません。特にクローゼ、ゼ・ロベルトへのスルーパス以外は一体どこにいるのかわからないくらい消えていたような気がします。
加えてCKのチャンスも6回ありましたが、いずれのCKも精度が悪く、得点の入る予感はせず。
ゼニトは少しずつ立ち上がりのどうにもならない状態からは立ち直りつつありましたが、全般にバイエルンペースで試合が進みました。
前半は1-0でバイエルンリードで折り返し。
■後半
後半になると、どうしたことか、バイエルンのディフェンスラインがえらく引き気味。アウェーゴールを許さず、まずはこの1点を守ろうとしたのでしょうか。
しかしこうなると当然のことながら中盤にスペースが生まれ、ゼニトにもようやく攻撃の機会が訪れるように。
中盤で余裕のサイドチェンジをかましつつ、ゼニトの攻撃も次第に有効なものが増えてきました。
そして、バイエルンが前半決定機を逃し続けたツケが、67分に訪れます。
ゼニトのファイズリンが左サイドから入れた何でもないクロスに、(もちろんノーマークの)ルシオがドンピシャヘッド。これがバイエルンのゴールに突き刺さり、思わぬ形でゼニトが同点に。
この後はホームのバイエルンが猛攻……となるはずも、どうにも迫力不足。
やはり最終ラインの押上げが足りない印象がありました。
セットプレーのチャンスもゼニトよりも多かったはずですが、これも活かすことができません。
オウンゴールをしてしまったルシオは相変わらず狂ったように前線までドリブルでボールを持ち込んでいましたが……。
ラームに代わって投入された期待の新星、トーニ・クロースもほぼ何もできず。
一方のゼニトは同点に追いついて俄然やる気になった模様。この後も決して引くことなく、攻撃の姿勢を緩めません。アウェーでバイエルン相手ならば、同点になってドン引きになっても臆病との謗りは受けなさそうですが、アドフォカート監督は「あれ」以来、守りきることに懲りたのかもしれません。
バイエルンは同点に追いつかれる前にカーンがおかしな仕草をしているな(ゴールキックを蹴らなかった)と思ったのですが、やはりアクシデントがあったようで(首? 背中? まあそのあたりを痛めたとのことです)、何とレンシングに交代。この交代はバイエルンにとって痛かったのかも。
終盤にはゼニトのファイズリンがゴール前での混戦の中からつま先で蹴ったボールがあと一息でゴールに吸い込まれそうになりましたが、これはバイエルンのゼ・ロベルトが何とか寸前でクリア。
結局1-1で試合終了。
バイエルンにとってはアウェーゴールを許しての引き分けということで、準々決勝のヘタフェ戦の1stレグと同じ結果になってしまいました。負けに等しい引き分けですが、2ndレグにはエース・トーニが帰ってくるということで、ヒッツフェルト監督もわりと楽観視しているようです。ちなみにこの日出場したクローゼは鼻骨骨折。カーンの怪我の具合も現時点では不明とあって、不安材料も結構あります。
一方のゼニト、バイエルンを相手にしてのアウェーゲームとしては上々の結果と言えそうです。同点に追いついてからも比較的積極的に攻めていた姿が印象的でした。
ただし、2ndレグではこの日PKを与えてしまったリクセンら3選手が累積警告で出場停止となるため、厳しい戦いが予想されます。それでなくても怪我人続出のようですし……。この日キャプテンマークをつけていたティモシェクのカバーがよかったですね。
2ndレグは5月1日。観戦できるかな?
posted by bunchousann |05:45 |
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2008年04月04日
ジーコ監督率いるフェネルバフチェがホームという地の利を活かしたとはいえチェルシーを2-1で撃破し、CL準々決勝の1stレグに見事に勝利しました。
アウェーゴールを許しているので喜びもそこそこだと思うのですが、まずは1つ結果を出したということで、(特に日本の)マスコミは大はしゃぎ。
トルコでは屈指の資金力があるとはいえ、やはり欧州の真のビッグクラブに伍していくのはなかなか大変なことです。
そういったCLでの快進撃(と言っていいでしょう)を受けて、ジーコ監督の評価は様々な媒体で見る限り、随分上がっているように見受けられます。
2006年W杯での日本代表の惨敗を受けて、私も大いに失望した1人です。
当然、その怒りややるせなさの矛先は、不甲斐ない選手たちとともに彼らをまとめる指揮官にも向かっていきました。
日本のサッカー界ではかつて「神様」とあがめれれた人物が、一気にA級戦犯に祭り上げられたあの夏。
「日本代表の失われた4年間」という声さえ起こるほどに、彼の率いた代表チームは貶められたものです。
そんな当時の指揮官は、W杯終了と同時にそそくさとイスタンブールへ。
母国ブラジルのクラブを率いるのかと思いきや、欧州での監督業を希望していることについて、「ブラジルのクラブではすぐに監督のクビが飛ぶのでじっくりと仕事ができない」なるコメントを聞いたような気がします。
確かにそうかもしれませんが、やる前からそんな弱気でどうするんだと思った記憶があります。欧州でだって、日本でだって、クビになるときはクビになります。
それに率いるクラブがフェネルバフチェと聞いて、随分プレッシャーのかかるクラブでやるものだと思ったものです。
1シーズン目、CLの予備戦で早々に敗退し、UEFAカップでもいいとこなしで、国内でリーグ優勝を果たしながらも色々と采配やチーム作りに対する批判があったようです。
それが、今季はCLではトルコのクラブとして初のベスト8に進出、国内リーグでも28節現在、ガラタサライやベジクタシュといったライバルたちを抑えて首位に立っています。
このように結果を残しているジーコ監督ですが、監督業未経験のまま就任した日本代表時代と比べて、フェネルバフチェではその監督としてのスキルに成長が見られるとの声をよく聞きます。
代表チームとクラブチームとの特性の違い、選手個人個人のスキルの違いなど、比較するには難しい面もありますが、少なくとも、日本代表を率いていた時の経験を何らかの形で活かしていることは間違いないでしょう。
そして、ドイツでのあの惨敗も、現在の彼にとって、きっと監督業をやる上での糧となっているのかもしれません。
一流選手として築き上げたキャリアを持ちながら、監督業のスタートでは何らインパクトを残すことができなかった指揮官。
それと同様に、何らインパクトを残すことができなかった日本代表というチーム。
観る側の知識・理解の不足、および協会やサッカー関係者の国民への啓蒙の不足という事態もあいまって、日本代表は自国開催というアドバンテージがあってもたらされた結果の継続、あるいは発展を無邪気に求められた挙句、その「甘い期待」に応えられなかったことで猛烈な批判を受けざるを得ませんでした。こういった外的要因は一応エクスキューズとして考慮すべきなのかもしれません。
ただ、協会が世界のサッカー界において高い目標を掲げてしまっている以上、その目標に向かって前進しているのかを私たちファンは注視しています。
監督業のキャリアのスタートが思わぬ蹉跌となったジーコは、その蹉跌を「高い授業料」へと変化させようとしています。
日本代表(あるいは日本サッカー協会)は果たしてあの惨敗を「高い授業料」にすることができるのでしょうか。現状ではまだまだのようですが……。
posted by bunchousann |22:45 |
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2008年03月15日
昨年末より一部の方々に好評を頂いている「ルチ・エネルギア」の話ですが、前回久しぶりに取り上げさせて頂いて、改めて一部の皆さんの関心と好奇心が高いということが判明いたしました。
色々コメントを頂いた結果、やはり私自身ももう少し面白い話はないものかと思い、このクラブの啓蒙活動の意味も込め(何のこっちゃ)、さらに話を膨らませようとロシアサッカー関係のサイトを色々見ていたのですが、案の定キリル文字ばかり。
英語サイトを持っているところも非常に少なく、情報入手が非常に難しいということが判明しました。
(ちなみに、まだ「ルチ・エネルギア」をご存知ない方はこちらとこちらへどうぞ)
そんな中で、ロシア語に堪能な方が個人でやっていらっしゃるサイトを発見し、誠に勝手ながらこちらから情報を頂戴することにしました(一応先方にはご挨拶させて頂きました)。
こちらのサイトでは、今季(2008年)のロシア・プレミアリーグの全チームの公式サイトへのリンクが張られていたのですが、よく見ると、その下部に当たるディビジョン1(なのに実質2部というのは「プレミア」を冠するリーグではよくある話)の各チームの公式サイトへのリンクまで用意されているではありませんか。
何しろチーム名さえ調べるのに一苦労だったのに、こんなにあっさり判明してしまっては申し訳ないように思うのですが、管理人はキリル文字を読めませんので、ここは甘えさせて頂きます。
チーム名の横に、ご丁寧にホームタウンまで書かれています。
軽く調べてみたのですがやはり大雑把に言ってロシア西部が多いですね。コメントで頂いたカリーニングラードという飛び地のチームもこのディビジョンに在籍しています。中には極寒の都市として管理人の記憶の片隅にあったイルクーツクのチームもあります。
カタカナ表記はありがたいのですが、それゆえに、検索しても結果が出ないという弊害があっていくつかのチームのホームタウンの位置がわからなかったのですが、確かに判明したこともあります。
おお、ハバロフスクですか……まさしく極東。
ロシアのサッカーはトップリーグのプレミアリーグ(16チーム)、その下のディビジョン1(22チーム)までが全国リーグ。
その下のディビジョン2からは地域別(といっても十分広いのですが)のリーグになります。
すなわち、このスカ・エネルギア(当ブログでは「ア」で表記します)は、やはりウラジオストクのルチ・エネルギア同様の過酷な戦いを強いられているということになります。
しかも、ディビジョン1は22チームありますから、単純なH&A方式だとするとリーグ戦は日本のJ2と同じ42試合になってしまいます。これはロシア・プレミアリーグよりも何と12試合も多い!
もしかしたら変則3回戦式のスコットランド方式なのかもしれませんが、それにしてもやはりプレミアリーグよりも試合数が多く、より移動&時差の負担が大きそうです。
(おまけ情報:1)
まあ、アウェー戦での移動時間(+時差)が半端ないということで、厳しい戦いを強いられるわけですが、ウラジオストク~モスクワの飛行時間、9時間40分を、成田発の国際線旅客便で置き換えると、
成田~L.A 9時間30分(最も速い便)
成田~シドニー 9時間30分(最も速い便)
ということで、例えるならば、ジェフ千葉があのベッカム率いるロサンゼルス・ギャラクシーや、かつてジェフでプレーしたリティが監督をしたこともあるシドニーFCと「国内リーグ」をするようなものなわけでして、改めて敬意を表したくなるのでした(でもシドニーならほとんど時差はありませんが)。
(おまけ情報:2)
昨季のロシア王者、ゼニト・サンクトペテルブルクがフランスの人気チーム・マルセイユを下し、UEFAカップベスト8進出を決めました。
そのベスト8の組み合わせが昨日行われ、ゼニトはレバークーゼンと対戦することになりました。ここを勝ち上がると、いよいよ大本命・バイエルンとスペインのヘタフェとの勝者と対戦することになります。
勝ち上がるには非常に厳しい戦いになると思いますが、やはりカップ戦だけに何があるかわかりません。
ロシアからは04-05シーズンにCSKAモスクワが優勝した例もあります。
で、これがルチ・エネルギアにどう絡んでくるのかというと、UEFAカップの決勝(イングランド・マンチェスター)が行われる5月14日(水)の直前、5月11日(日)にルチ・エネルギアはホームでのゼニト戦があり、ゼニトがUEFAカップの決勝に進出した場合はこの試合が延期になるらしいのです(そりゃそうでしょうな)。
6月はEUROがありますから、それ以後のいつかになるわけでして、疲労のたまった夏場のどこかで強豪がらみの連戦という可能性が出てきました。
まあゼニトが決勝まで進むのはかなり厳しいとは思いますが……。
posted by bunchousann |05:40 |
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2008年03月11日
この土日は、名古屋のみならず、全国的に名古屋国際女子マラソンの話題も大きかったと思いますが(何せ管理人の職場はマラソンコース沿いにあるので、極端な入客にすっかり振り回されました)、やはり個人的にはJの開幕も気になるところでした。
ありがたいことに、名古屋ではJの開幕カードが3試合もNHKの地上波放送で放送されたので、ちょっと疲れましたが全て観戦(両日とも仕事だったので全て録画でしたが)させていただくことにしました。
まずは土曜日、ピクシー新監督率いる名古屋と、今年こそエレベータークラブとの不名誉な呼称を返上したい京都との一戦。
開始早々に新加入のバヤリツァがPKを与えてしまい、ビハインドを背負った名古屋でしたが、その後は新監督の標榜する「美しいサッカー」を敢行。
特に得点にはならなかったものの、前半31分の右サイドからのハイテンポな攻撃は、まさに美しいの一言でした。
後半追いつき、結果は1-1の引き分けでしたが、納得とはいかないまでも、今後が楽しみな感じがします。
次は日曜日、関東では川崎対東京Vの一戦が中継されている枠で、名古屋ではJ2デビューのFC岐阜の試合が中継されておりました。
相手は昨年はJ1だった甲府。しかも岐阜にとってアウェーということで厳しい戦いが予想されました。
得点こそセットプレーからでしたが、後半途中までは概ね甲府ペース。苦しい岐阜でしたが、徐々に相手に疲れが見え始め、途中出場の小島が同点ゴール。
懐かしい名前を耳にしたなあと思ったら、その後ゴリさんまで登場。
同点に追いついてからはすっかりイケイケの岐阜。ゴリさんも試合終了間際に惜しいシュートがありましたが、こちらも1-1で終了。
勝ち越しこそなりませんでしたが、アウェーで「格上」相手に引き分けなら御の字ではないでしょうか。
最後に、その川崎と東京Vの試合が深夜に録画で放送されていたので、こちらも頑張って観戦。
う~ん、例の3トップ、今のところ、ちょっとガッカリしたのは私だけではないはずです。個人個人の力は物凄く、たぶん調子が好ければ3人でも局面を打開できてしまうのでしょうが、この日はめいめい勝手にプレーしている印象を受けました。
森のゴールで先制されましたが、むしろヴェルディの方がいいサッカーをしていましたね。前半にオフサイド判定で2つの惜しい場面がありましたが、そのお返しを頂戴しますとばかりに試合終了間際に劇的なPKゲット。これを決めて、1-1……。
偶然にも、観戦した3試合、全て同じスコアになりました。
仕事を普通にしながら3試合観るのはなかなか大変でしたが、サッカーの季節って感じがしますね。
まあ詳しい観戦記は他の方も書いていらっしゃると思いますので、そちらを参照された方がよろしいかと思います。
ところで、当ブログでは、むしろここからが本題と言ってもいいのですが(それにしては長~い前フリでスイマセン)、春に開幕するサッカーのリーグは、何もJリーグだけではありません。
韓国のKリーグ、中国のCリーグなど東アジアのリーグもそうですし、冬は雪と氷に閉ざされる北欧などのリーグも、春になったら開幕の季節を迎えます。
そして、ロシア・プレミアリーグも3月14日に開幕を迎えます。
ここまでの話題の振り方で、この後管理人が何を書こうとしているかを読めた方は、当ブログの「コアなサポーター」ということができるかもしれません。
そう、「あのチーム」も新しいシーズンに入ります。
何のことかわからない方は、こちらの記事(1つ目と2つ目)をご覧頂ければおわかりになるかと思います。
いつの間にかウィキの「ロシア・プレミアリーグ」の項も更新されていて、今年のバージョンになっておりました。
ちなみに今年のロシア・プレミアリーグの勢力図はこんな感じ↓です(スイマセン。何故かリンクが貼れません。お手数ですがコピペして下さい)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Russian_Premier_League_2008_map.png
いやはや、今季も相変わらず見事なアウトサイダーっぷりです。
その過酷さに敬意を表してか、ウィキの「ロシア・プレミアリーグ」の項には、「ロシアプレミアリーグは世界一時差の大きなトップリーグとなっている(1部リーグでは東西8時間の時差がある)」 なる文言が付け加えられました。
今週からはJのクラブも参戦するACLが始まり、それはそれで相手チームだけでなく、厳しい移動との戦いもあるわけですが、彼らの移動もそれと同様か、あるいはそれ以上に厳しいものとも言えます。
UEFAのサイトでロシア・プレミアリーグのカレンダーを見たのですが、今季はロシア代表も出場するEUROがある影響で、6月に試合が消化できず、日程が昨季と比べてはるかにタイトになっています。しかも、彼らの地理的状況を考慮してか、昨季はホームやアウェーでの連戦が多く組まれていましたが、シーズンが終わる11月までざっとカレンダーを見たところ、今季はほとんどそのような「彼らに対する特例措置」がありません。
つまり、ほとんど毎週毎週、彼らは飛行機で激しい時差を伴う移動をこなしながら国内リーグの戦いに臨まなければなりません。
昨季も大変だと思いましたが、今季はその比ではないようです。
J2の広島にシーズン直前に加入したユキッチ選手にはこのチームからもオファーがあったと聞きましたが、彼個人のことを考えると、行かなくてよかったのではないかとさえ思います。
彼らにとってかなり過酷なシーズンが、いよいよ始まろうとしています。
スポナビ+でおそらく唯一彼らの話題を取り上げているブログとして、今年も折に触れて話題を取り上げていきたいと思っています。
posted by bunchousann |03:15 |
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2008年03月03日
久しぶりにサッカーの記事を書こうと思います。
東アジア選手権、怪我人続出で苦しい台所事情の中で、日本はそれなりに健闘しましたが、残念ながら2位に終わってしまいました。
この大会が終わって、日本代表は岡田監督に代わってから6試合をこなしたわけですが、どうもその内容に関してはネガティブな意見が多いようです。中には監督を代えろなんて極端な意見も散見できました。
まあ内容ということで言えば、残念ながらまだまだ岡田監督の思い通りになっていない側面はあると思うので、同情の余地はあるかもしれません。ただし、選手起用や選手交代に関しては、東アジア選手権を観た限り、管理人もちょっと首をかしげるところがあるので、皆さんが抱く不満もわからないわけではありません。
だからと言って、現実的には後戻りをするのは非常に困難な時期だと思います。
既にアジアではW杯3次予選がスタートしています。日本は3月26日にアウェイでバーレーンと対戦しますが、3次予選ではおそらく最も実力的に高い相手であり、油断はならないと思います。
そんなアジアでは、昨年のアジアカップ以来、代表監督が不在の強豪国が多数ありました。
日本でも11月末にオシム監督が不幸にも病床に臥し、まさにチーム作りがこれからという時期に代表監督を交代する必要に迫られてしまったわけですが、実はこの時点で、2006年のW杯に出場したアジア各国のうち、日本、韓国、イランと、オセアニアから転籍したオーストラリアの代表監督が未定ということで、その人事が注目されていました。
その後、ビッグネームに悉くふられ続けた韓国は、結局自国から許丁茂(ホ・ジョンム)監督を迎え、そしてオーストラリアは、昨年のアジアカップまでその韓国で指揮をとっていたピム・ファーベーク監督に決定しました。
ちょっと話が横道にそれますが、最近「韓国経由オーストラリア行き」って多いですよね。
2006年W杯ではヒディンクが指揮をとりましたし、今回のファーベークで2例目なのですが、確かオーストラリアはファーベークにオファーする前にはディック・アドフォカート(現在ゼニト・サンクトペテルブルク監督)にオファーを出して、契約寸前でドタキャンされたように記憶しております。実質的にはここ数年で今回が3例目の「韓国→オーストラリア」とも言えそうです。
……本筋に話を戻します。
韓国、オーストラリアと監督が決まっていく中で、先日ようやく代表監督が決まったのが西アジアの雄とも言うべきイラン。
その監督が、あのアリ・ダエイ氏ということで、ちょっとした驚きを持っている方もいらっしゃるかもしれません。
アリ・ダエイは世代的には日本で言うところの「ドーハ世代」にあたるわけで、既にほとんど現役を退いたこの世代では、多数の指導者がJリーグで活躍しています。ですから、彼が指導者をしていても一向におかしくないのですが、ついこの間までは現役だったということで、少々違和感を感じています。
全盛期の彼と言えば、やはり1997年のジョホールバルを思い出さずにはいられません。
当時、まだサッカーにそれほど詳しくなかった私でさえ、彼の名前は知っておりました。警戒すべき選手としてさんざん取り上げられながらもゴールを奪ってしまうあたりは、さすがはアジア屈指の選手だとしみじみ感じたものです。
その後もイラン代表の中心選手としてキャリアを重ね、Aマッチ出場148試合、そして何より109ゴールは世界記録としても認知されています。
欧州や南米の選手ではないだけに、対戦相手云々という指摘はどうしても避けられないと思いますし、その指摘は理解できることでもありますが、それでもイランにとってはまさに国家を代表する英雄と言えるでしょう。
ただ、すっかり選手としての能力が衰えたキャリアの晩年は、その巨大すぎる存在が足かせになり、どの代表監督も彼を外すことを躊躇したそうです。アリ・ダエイはイラン国内ではサッカー選手のレベルを超える政治的、経済的影響力を持っているとも言われており、誰もがその脅威から逃れられなかったのだと思います。
イラン代表のユニフォームサプライヤーは、国際的なスポーツメーカーではなく、彼の経営するファッションブランドのものですし、もうこれだけでその影響力の強さが伺い知れるというものです。
今回の就任にもそういったイラン国内のサッカー政治の状況がたぶんに絡んでいるとは思いますが、果たして上手くいくでしょうか。
監督である以上、現場の最高責任者になるわけです。意地の悪い言い方をさせてもらうと、これまでのように誰かが責任をとってくれるわけではありません。
指導者としての実績がほとんどないのも、ネガティブな要因として見られるのではないでしょうか。それに追いうちをかけるように「名選手、名監督ならず」という言葉も想起されます。
ただし、指導暦に乏しい名選手が、カリスマ性を発揮して、好チームを作り、好結果を残した例もたくさんあります。イランのサッカー界はこちらに期待したのでしょう。
ということで、日本もそうですが、最終予選で対戦が予想されるアジアの各国も、まだチーム作りはこれからということができます。
今回のアジア予選では、これらの強豪国が最終予選までにどれだけチームの連携面を高められるのか、そういった点にも注目が集まりそうですね。
posted by bunchousann |16:35 |
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