2007年01月12日
日程の打ち切りは、“やれるだけやって”からにして欲しい
今年からセ・パ両リーグでクライマックス・シリーズ(プレーオフ)が導入されることになっていますが、セリーグでは雨天中止などが続いて試合の消化が遅れた場合、プレーオフに間に合わせるために日程の打ち切りをすることを検討しているようです(こちら)。 日本ハム・西武・ソフトバンク・オリックスと4球団がドーム球場を本拠地とするパリーグに対して、セリーグの場合、ドーム球場を本拠地とするのは読売と中日の2球団のみで、日程消化の面で遅れをとる可能性はもともと高くなっています。 シーズンとプレーオフの間のインターバルなどの規定もあって、過去のデータから現実的に消化しきれないチームも確かに出そうな気がします。 この「日程打ち切り」に対してセリーグ各球団でも3対3に意見が真っ二つに分かれているようですし、さらに選手会や開催球場側の絡みもあって事態は複雑化しそうな気配があります。 そもそも「とにかくプレーオフをやろう」という“プレーオフありき”の問題が事態をややこしくしていると思うのですが、少なくともセリーグに対しては、パリーグがプレーオフをやっていた3年間もの間、いったいプレーオフ開催に際して何を検討していたのかと言いたい気分です。 この程度のことは既にクリアされているからこそ導入を決めたと思っていたのですが、どうやら行き当たりばったりで決めたとしか思えません。 まあもともとプレーオフにはあまり賛成ではないという私のスタンス上の問題がありますが……。 ところでこうした日程切り上げは、MLBでも行われていますし、過去にも「消化試合」を減らすために、日本のプロ野球にも導入するべきとの声が上がっていました。 同一リーグのチーム内で試合数が違うというのは勿論違和感がありますが、過去にも引き分け再試合方式を採っていた頃は各球団の試合数が違ったことがあります。そのために個人タイトルにケチをつけた(つけられた)という話も寡聞にして知りません。 ただ、公平、公正という観点からは、なるべく試合数は同じ方がいいと思います。 であるならば、“全力を尽くして”試合を消化して欲しいものです。 最近、見なくなりましたねえ、ダブルヘッダー。最後にやったのはいつなのか、誰かご存知ないでしょうか? MLBが日程を打ち切るのもやむなしとするのは、日本以上にはるかにタイトな日程に加え、「中止→翌日ダブルヘッダー」や、「悪天候→回復の見込みがあれば何時間も待つ」といったことをやった上でのことです。 翻って日本の場合、「シーズンとプレーオフの間のインターバルなどの規定もあって、過去のデータから現実的に消化しきれない」のは、昔は毎年のようにやっていたダブルヘッダーがなくなったからではないのでしょうか? あの「10.19」もダブルヘッダーが産んだドラマでしたが、今の若い人たち(20代の方々)はご存知なんでしょうか? 1試合の入場料で2試合楽しめるという、消化試合に対するファンサービスとしてはもってこいという利点もあります。 MLBとは移動や球場使用の問題が違うということもありますが、日程を打ち切る前に、やれるだけのことはやって欲しいと思います。 昔はダブルヘッダーをやっていましたし、試合数が今よりも多い時期がありました。 移動手段も、昔よりははるかに優れています。 できないことはないと思うのですが、どうでしょう。 たぶん、最近の選手会のスタンスからして強烈な反発がありそうですが……。
posted by bunchousann |19:34 |
野球 |
コメント(4) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/bunchousann/tb_ping/85
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
Re:日程の打ち切りは、“やれるだけやって”からにして欲しい
たびたびお邪魔します。おっしゃるとおりやるだけやればいいんですよ。やりながら、問題が生じたら変えていけばいい。またファンを失望させるようなことをせず、ファンが望むモデルを創っていけばいいんです。
僕はプレーオフには賛成なんですが、問題は方法をどうするか、今の状況だと2位3位の関係、特にゲーム差を考える必要がおるとは思ってますが、それ以前にプロ野球球団をもっと拡大する必要がありますね。
パリーグの成功例があるんだから、パリーグを見ていて3位以内に入ればモチベーションもあがる。シーズンの終盤盛り上がってくる。
posted by ソクラテス | 2007-01-12 23:18
管理人より
ソクラテスさんへ
たびたびありがとうございます。
「やりながら、問題が生じたら変えていけ」ればいいのですが、今のNPBにどこまで弾力的な対応が執れるかはちょっと疑問です。
でも、もう今更後には戻れないでしょうし、やるしかないでしょう。
ファンはおそらく1試合でも観たいというのが本音でしょう。だれの台詞かは忘れましたが「生涯のうちにこの1試合しか野球観戦に来られない人もいる」のですから、そういう人たちのためにも、なるべく多くの試合をやって欲しいですね。少なくともNPBや選手会が「ファンのため」と言うのならば。
posted by bunchousann | 2007-01-12 23:31
Re:日程の打ち切りは、“やれるだけやって”からにして欲しい
こんにちわ。ボクも試合打ち切りには大反対です。試合数がシーズン中に変わってしまえば、136試合して勝率1位のチームがリーグの優勝チームではなく、優勝の見込みのなくなったチームから(つまり最下位から)順位がきまる可能性があるということになるからです。ダブルヘッターをしてでも、日本シリーズと日程がかぶってもやるべきだと思います。ちなみにダブルヘッダーが最後に行われたのは1989年の近鉄×ロッテ戦ではないでしょうか?1988年には日本シリーズ期間中に西宮球場で阪急×ロッテのダブルヘッダーが行われ、2004年にも横浜×ヤクルト戦が行われています。
posted by えろもいくべ | 2007-01-30 04:55
管理人より
えろもいくべさんへ
なるほど、ダブルヘッダーは1989年が最後ですか……「10.19」の翌年ですね。
ってことはもう18年もお目にかかっていないということですね。
今回の場合、シリーズの前にプレーオフ(クライマックスシリーズ)があります。
ですが、場合によってはプレーオフ進出チームの日程が消化しきれないという事態も起こりうるわけでして、プレーオフの日程に公式戦の日程がかぶったとしても消化しきれるのかが微妙な感じです。
でも、消化できるのなら、なるべく多くの日程を消化して欲しいですね。
ちなみに、今シーズンの日程は両リーグとも144試合です。
posted by bunchousann | 2007-01-30 10:08


