2006年12月08日
ついでだから、カレンダーについても考えよう~天皇杯の話
おかげさまで、こないだの前編・後編に加えておまけまで書かせていただいたネタにはたくさんのコメントを戴きました(後編ばかりですが)。 あれは前々から書きたくて仕方がなかったネタなので、たくさんコメントを戴いたことは正直に嬉しく、またありがたいと思っています。 で、件のネタで言及した天皇杯のネタで、またしてもコメントを戴きたいというこの企画……。 件のネタで戴いたコメントにもあったように、天皇杯の日程面については様々な批判があります。 今季の場合、その日程のうち、4試合がリーグ戦が終わった後に組まれています。 この日程だと、天皇杯はカップ戦ですから、敗退したチームから順にシーズンを終えるということになります。 例えばJ1であれば、すでに敗退した京都、C大阪、千葉の3チームはシーズンを終えていることになります。 ところが、あと最大4試合を戦い、来年の元旦に行われる決勝戦に出るチームも2チームあるわけです。 オフの期間が、約1ヶ月も違うというのはやはり不公平な気がします。 そういうことで、コメントを戴いた方以外にも、天皇杯の元旦の決勝には反対という方は結構いらっしゃると思うのです。 私自身は、これは日本サッカーの伝統であると思っています。さらに個人的なことで言わせてもらうと、今は仕事でまともな(要するにグータラな)正月を過ごすことができなくなっていることもあって、この天皇杯決勝が正月のささやかな楽しみでもあるわけですが(しかも録画で観戦だ)、私自身の感傷にばかり浸るのも建設的ではないので、ここで妥協案なるものを考えてみました。 まず、Jリーグのカレンダーは現行のままであることが前提になります。 これを欧州に合わせて……という意見は多く聞きます。ですが他の方のブログ(リンクにあります)でこのカレンダーの話が出たところ、雪国の方ではやはり開催は困難なようで、当地の関係者やサポーターはそういうことは望んでいないだろうと思われます。 もし実施されたら、それこそ特定のチームにとっては阪神の長期ロードなんぞかわいく見えるくらいのアウェー続きにもなりかねませんし……。 ということで、Jリーグはやはり春開幕ということにさせてもらいました。 その上で、いつ終わるのかが問題になります。 ここで参考になるのが、イングランド、プレミアシップの日程です。 プレミアでは、FAカップのカップファイナルをリーグ戦終了よりも後に持ってきていますよね。 天皇杯はこのFAカップがモデルなのですから、いっそ日程面でもこのモデルを頂戴してもいいのではないかと思ったわけです。 ということで、私なりの妥協案を示しますと、 ■リーグ戦の日程を、現行よりも2週間程度遅らせる(12月中旬)。 ■その上で、天皇杯の決勝は12月23日の天皇誕生日にやる。 12月だと、札幌は既に雪の季節ではありますが、このスケジュールだと、夏~春終わりのリーグ戦開催などと比べても、雪の影響は最小限に食い止められるはずです。 また、リーグ戦終了から約1週間で天皇杯の決勝ですし、ほとんどのチームが同時にオフを向かえることができるので、日程による不公平感はかなり緩和されます。 また、元旦の決勝というインパクトがありましたが、この決勝戦の日程だとクリスマスと重なり、インパクトや観客動員の面でも大きな打撃にはならないと思われます。 ただし、日程が少しタイトになってしまうのが欠点です。 私が感傷に浸ったことでもわかるように、伝統を変えるということはなかなか難しいことだと思います。 しかし、このままでベストかと言われれば、やはり素直に「イェス」とは言いがたいのも事実です。 ということで、皆さんはこのカレンダー問題、どんな落としどころがあるとお考えでしょうか? コメントをお待ち申し上げております。
posted by bunchousann |20:40 |
サッカー |
コメント(9) |
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Re:ついでだから、カレンダーについても考えよう~天皇杯の話
bunchousannさん、こんにちは。
天皇杯優勝チームの翌年の不振を考えての日程変更の検討だと思いますが、ぶっちゃけ、天皇杯の日程前倒しによる期間の短縮は厳しいと思っています。
シーズン終了時期を揃えることを考えるなら、リーグ戦の日程を12月いっぱいまで延長すべきでしょう。
この辺に関しては、雪国のチームには厳しい日程が予想されますが・・・。
現実問題として、ACL制覇を全く念頭においていない日程だからです。
来年もナビスコカップ(Jリーグカップ)があるとした場合、ACLもほぼ同じ日程で進行されます。
ナビスコ杯予選を免除することで3~5月の日程の調整は出来るでしょうが、9~11月に関しては毎週2試合という日程になると思われます。
ちょうどその時期が天皇杯の進行時期だと思われますので、かなり厳しいのではないでしょうか。
クラブワールドカップに出ることになったら目も当てられないです。
厳しい日程だけにどこかで負ける可能性が高いですが、負けることを前提の日程はまずいんじゃないかなぁと思います。
現状、ACLは罰ゲームっぽいですよね。
posted by ゲッチュー | 2006-12-11 16:53
管理人より
ゲッチューさんへ
いやあ、コメントが来ないんでちょっと寂しかったんですよ。ありがとうございます。
そうですね。ナビスコ(リーグカップ)のことも念頭に置かないといけないですよね。
この大会も考えてみれば不思議な大会で、「カップ」を名乗りながらもグループリーグ方式が採られており、しかも準決勝まではH&Aで行われるので試合数が最大で13にもなってしまいます。
この大会を通常のカップ戦方式に直す必要性があるということも含めて考えなきゃいけないかもしれませんね。
かといって現状のカレンダーをそのままというのもどうかと思いますし……。
要するにクラブ側が単に試合数を確保したいがための現在の日程ということですよね。
ACLが現状では罰ゲームに感じてしまうのは、やはりお金の問題のせいだと思います。
優勝しても賞金がたった75万ドル。ナビスコの優勝賞金よりも少ないですから。
放映権や入場料収入も含めて、もっと収益の上がる構造を作らないといけないと思うのですが、そのためにも、Jのクラブが活躍して、せめて日本の市場だけでも発達させないと後が続かないような気がします。
そのためにも来季は経済的にゆとりがあり、国内外で注目度が高いレッズが出場しますから、大いに期待したいですね。
posted by bunchousann | 2006-12-11 20:52
Re:ついでだから、カレンダーについても考えよう~天皇杯の話
遅くなりましたが、おじゃまします。
リンク頂き大変感謝しておりますが、当方の方は玉砕気味ですね。根強い反対の気持ちも判るのでフクザツですが、試みはなされていいと思うこの頃です。
bunchousannさんの記事にやっとコメントに入りますが(笑)11,12月の雪国の厳しさ(新潟など)、スポナビのコラムの中田徹さんの記事を読むと、スタジアムの設計手法によっては厳寒も やや和む可能性を示唆されており、ビッグスワンがあと10年先の設計・工法で作られてたら...と、また反感を買いそうな思いも。
天皇杯の日程繰上げの穏やかな変化は、個人的にはアリだと思います。国立のラグビー等の他競技との重複も秩父宮ラグビー場のおかげで回避できそうですし。が、ナビスコ・ACLやA3との兼ね合いは、現在秘かにシミュレーションして頭を悩ませてます。レッズといえども、今年と同じ日程が組まれて、しかも7月アジアカップに多数選手を取られようものなら・・・そりゃ阿部も取りたくなる気持ちが判る。ターンオーバー制を敷かないと乗り切れない位かも。
やはりナビスコの日程・方式がカギですね。
posted by UJ | 2006-12-12 21:17
管理人より
UJさんへ
いや、「スケジュールの欧州化」へのこんなにも根強い反対があろうとは私も驚いた次第です。
地方の実情を見ずに無邪気に発言するジャーナリストや関係者の存在に、この国の「東京一極主義」を垣間見たような気がします。
そうですそうです、代表の活動日程も考慮せねばなりませんでした。
来年は来年でアジアカップがあり、今年までとはいかなくてもかなりタイトな日程になるでしょうね。
それにACLへの取り組み方によってもどの時期にどれくらいミッドウィークを活用するのかなどが変わってきますし……カレンダー作りも大変です。
ガンバとの最終戦を観て、レッズのベンチ入りメンバーが改めて豪華なことに気づかされました。ここに阿部が加わるんですよね。
欧州のビッグクラブでは当たり前のターンオーバーという概念が、果たして日本で受け入れられるのか(ブッフバルトは結局ほとんど使っていない)、実験的に観るという点では興味が湧きますね。
posted by bunchousann | 2006-12-12 21:49
Re:ついでだから、カレンダーについても考えよう~天皇杯の話
bunchousannさん、こんにちは。
そして、UJさん、こんにちは。
UJさんもされているようですが、私もシミュレートして(変な表現ですね)、うんざりしています。
予定通りリーグ戦を3月3日を開幕日で毎土曜開催とした場合、アジアカップ+オフィシャルデーを除くと、最終戦は12月22日になります。
その間、水曜日が42回あります。
オフィシャルデーが5日、フレンドリーデーが1日あり、いずれもオリンピック予選(2次予選2日、最終予選4日)。
その他にオリンピックの2次予選が3日(最終予選2日は土曜のオフィシャルデー)。
アジアカップ期間中が3日。
ACL:12試合、A3:3試合、ナビスコ決勝:5試合、天皇杯:4試合の24試合を30日でこなさなければなりません。
オリンピック予選日はフル代表メンバーには休養日ともいえますが、かなり厳しいです。
クラブワールドカップの期間中どうするかという問題もあり、アジア代表で出場なんてことになった時には、全日本メンバーをレンタル移籍で集めて出場なんてことになるのではないかと(笑)
夢のある話で楽しくはありますが、へこみます。
posted by ゲッチュー | 2006-12-13 10:37
管理人より
再びゲッチューさんへ
いや、すごいことをなさいますね。私のような根気のない人間にはとてもできません(笑)。
お話をうかがうと、このスケジュールでは天皇杯を早めようが現行のままやろうが、かなり厳しいスケジュールになりそうです。
JFAもJリーグも、大会方式も含めてカレンダーを検討し直す時期に来ているのではないでしょうか。
レッズやフロンターレの選手で、さらに代表にも選ばれた選手にとっては、文字通りの殺人的スケジュールが待っていることになりますね。
貴重なデータ、ありがとうございました。
posted by bunchousann | 2006-12-13 20:38
Re:ついでだから、カレンダーについても考えよう~天皇杯の話
札幌在住者として日程問題についてコメントさせて頂きます。
実のところ、12月半ばまでなら、札幌はまだそこまで寒くないし、雪も既に根雪(解けずに残り続ける状態)ではあるものの、まだ「週に一度の試合」ならなんとかやってやれないことはありません。
(1月2月は試合すら無理です)
ただ、問題は「週に一度の試合」ではなく、「毎日の練習場の確保」なんですね。
天皇杯でコンサドーレが勝ち上がっていることで全国紙の記事も結構触れていますが、積雪でまともな練習が出来ないというのが最も辛いです。
それでも今日辺りだと、メイン練習場である宮の沢白い恋人サッカー場は全面除雪で練習できたようですが、この寒冷化降雪下でのメンテナンスを考えると、やはり無理は出ます。それで来週はコンサドーレはJヴィレッジで合宿ということになっています。ただでさえ厳しい財政が勝ち上がることで圧迫されます。
正直、合宿費用は天皇杯で一戦勝ち上がるごとに出る強化費では全然足りない。ベスト4の2000万貰ってやっとトントンくらいだそうです。
なもんですから、負ければとっとと終わる天皇杯ならともかく、絶対に試合をこなさねばならない、そして最も重要な最終盤の試合を12月半ばまでやるというのは、正直勘弁だなあという感じです。
posted by マグナカルタ | 2006-12-14 00:16
Re:ついでだから、カレンダーについても考えよう~天皇杯の話
あと、ヨーロッパの冬は降雪よりも寒さによるピッチ凍結の方が問題だそうで、そういう点では人工芝は優れた解決法だとは思いますが、日本は寒さは正直大したことはないですが、雪が欧州とは比較にならないほど降るんですね。
人口50万以上の世界の都市で年間降雪量が3mを越えるのは世界で札幌とウクライナのキエフだけです。
td.ps-j.com/img/2005/050228wintercities.png
これを人口5万以上の都市と言うことにすると、青森が世界最高の降雪量だそうです。寒さがゆるいぶん雪が水分を多く含んで重いですから、これは大変なことです。
まあ、青森は今のところJのクラブはありませんし、新潟県でも真の豪雪地帯は中越で、アルビレックスの新潟市近辺はまだマシということは聞いておりますが、将来のクラブの加入を考えると、ということはありますね。
降雪量は正直大したことのない(スキーのW杯でも雪不足で中止になることが珍しくない)欧州と、寒さは大陸に比べれば全然大したことが無いけれど雪だけは世界屈指の日本とでは、条件が随分異なります。
さらに加えて、北海道と東北日本海側・北陸という世界最大級の降雪地を抱える一方で、熱帯の沖縄をも抱える日本という国の風土の多様性、これもまたなかなか世界に例のないことでもあります。
いや、カレンダーは難しい。
posted by マグナカルタ | 2006-12-14 00:36
管理人より
マグナカルタさんへ
いや、北国の方に直々にコメントを戴きました。ありがとうございます。
コンサドーレの練習場の話は私も聞きました。
せっかく天皇杯ではJ1勢を2チームも撃破したのに何とも皮肉な話です。
そうですか。
まして昇格なんぞかかってようものなら、ですよね。
雪の量はともかく、雪質の話は長野五輪の時にさんざん報道されたので知ってはいますが、こうなると、日本の気候の多様性も少々、恨めしく思えてきます。
誠に申し訳ないのですが、せっかく貴重なご意見をうかがいながらも、こっちの考えが上手くまとまらないので、またこの問題は改めて考えてみるということでご容赦ください。
posted by bunchousann | 2006-12-14 00:54


