2008年04月10日

つまり「たかが……」って程度なのでしょう~新しいリーダー(!?)の話

……色々ありまして更新がなかなかできていない管理人ですが、例え更新できなくても、スポナビ+の他の皆様のブログのうち、自分が書いているジャンルの記事はほぼ毎日目を通させてもらっています。

ということで「野球」、および最近新しくジャンル分けされた「プロ野球」の記事にもほぼ毎日目を通しているのですが、少なくともこれを書いている4月10日の午前4時頃の時点で、NPBの新しいコミッショナーに、駐米大使をこの度退任となる加藤良治氏の就任が濃厚となったというニュースに言及した記事には、全く出くわしませんでした。
最も、流し読みしている管理人が見逃している可能性もありますが……まあもしそうだとしても記事の中で目立っていないということは、贔屓チームの勝敗に一喜一憂する時季を楽しみ始めたばかりの皆さんにとっては大したニュースではないようです。

野球界の改革が叫ばれて久しく、それも遅々として進まず、結局何も変わらないだろうという諦念めいたものがファンの間にも定着している昨今ですから、それこそどこかの大新聞社グループ会長兼主筆氏の言葉を拝借させて頂くならば、全く「たかがコミッショナー」ということになるのでしょうが、これではあまりにも寂しいではないかと思った当ブログでは、ちょっとだけこの話題を取り上げてみようかと思います。

加藤氏は野球がお好きのようで、日米の野球界に知己が多いそうです。これは野球が嫌い、もしくは関心がないという人よりはまだマシなのかとは思いますが、確か根来氏就任の時も同じように「野球好き」なる報道がなされていたように思うので、新たにコミッショナーに就任する上でイメージを良くしておこうという戦略の1つに過ぎないのかもしれません。

そして、これまでNPBのコミッショナーと言えば、法曹界の出身者というイメージが強かった(現在の根来コミッショナー代行も検事出身)のですが、外交官出身のコミッショナーは下田コミッショナー以来2人目だそうです(最も下田氏も最高裁判事を歴任されていますが)。
この下田コミッショナー、その在任期間は管理人が幼少の頃なので当然リアルタイムでその業績を知っているわけではないのですが、後に得た知識としては、様々な改革を行い(あるいは行おうとし)、無為徒食の代名詞のように語られることの多いコミッショナーとしては比較的評価する声も多い方だと聞いております。
ただそれが災いしてか、当然オーナーたちとの対立を深めることにもなってしまったそうで、未だに野球殿堂入りしていない理由の1つがそういうことだといううがった見方もできそうです。

野球界の日米関係と言えば、いちいち列挙するのも大変な程、様々な問題が横たわっていますが、加藤氏の来歴からするに、こうした問題への取り組みも期待されるのだと思います。
最も、政治面での日米外交を評した言葉に「日本はアメリカの犬」などというものもあるわけで、野球界のそれにおいても「NPBはMLBの犬」なんて言われてしまう懸念がないわけではありませんが……。

ただ、今は外交官の先輩である下田コミッショナーが過去に発揮したスピリッツが加藤氏にも備わっていてくれることをほんのちょっとだけでも期待したいと思います。

posted by bunchousann |04:40 | 野球 | コメント(14) | トラックバック(1)
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2008-04-10 17:07 | 続きを読む
この記事に対するコメント一覧
つまり「たかが……」って程度なのでしょう~新しいリーダー(!?)の話

根来は野球好きではなく、ただの阪神ファン。
コミッショナーを、弁護士を引退した後の名誉職くらいにしか考えていなかったようで、合併問題からパウエル問題まで何一つ解決することのない人でした。
ドラフト問題だって、まだ何も解決してないですし。
加藤氏は野球の話題でブッシュ政権との外交をしたと公言するほどの野球好き。
実際、米国を訪れた野球人をワシントンに呼んで情報収集してたようですし。
豊田泰光氏もコラムで、アメリカに講演に行ったら加藤氏に呼ばれてワシントンで話をしたと書いてましたし。
こうした行動をみると、わりと期待できるんではないでしょうか。
すくなくとも、根来より悪くなるはずがないですから。

posted by 通りすがり | 2008-04-10 12:03

管理人より

通りすがりさんへ
「老後の名誉職」ってことで言えば、今までのコミッショナーや両リーグ会長に就いた人たちは、大抵そういう考え方だったのでしょうね。
野球の話題で外交をした、とのことですが、話のキッカケつくりというのは誠に大事で、その点、野球から入るというのはアメリカではすんなり受け入れられそうな気もします。

ともあれ、前評判が良いほど、それに見合わない成果しか上がらないようでは落胆も大きくなるのが道理ですが、仰る通り、人選の面ではまだマシなのではないかとも思います。

posted by bunchousann | 2008-04-10 13:08

つまり「たかが……」って程度なのでしょう~新しいリーダー(!?)の話

今まで、ずーと不在だったコミッショーナーがこの時期(北京五輪前)に
急転直下、決まった背景に何やら胡散臭さを感じます。

世間的には、コミッショナー職に星野仙一氏を望む声が大きいです。
選手・監督を経験し、リーダーシップ・カリスマ性があり、人気も絶大。
健康状態も良さそう。(代表監督をやってるくらいだから)
おそらく現在の日本で彼以上の適任者はいないでしょう。

もし、北京五輪で金メダルでも取れば、星野氏の人気・発言力は天井知らずでしょう。
そうなった時、長らく不在のコミッショナー職に世間やメディアは彼を後押しする。
星野氏が色気を見せれば、オーナーも拒否する事はできないでしょう。

星野氏がコミッショナー職に就けば、オーナー会議の制御が利かなくなる。
何せ、星野氏のバックには全ての野球ファンがついているから。
結局、球界改革のイニシアティブを彼に握られ、ファンやメディアの圧倒的支持の下、オーナーの望まない改革が断行される。

こんな未来予想図をオーナー達は立てたのではないでしょうか?
そして、星野氏をコミッショナーにしないように先手を打ったのではないでしょうか?
この加藤さんという傀儡政権を数年もたせれば、
星野氏の健康状態もどうなっているかわからない。

全ては私の妄想ですが。。なぜこの時期に!?ってな感じがあったので。

posted by リッキー | 2008-04-10 14:04

Re:つまり「たかが……」って程度なのでしょう~新しいリーダー(!?)の話

↑の人が言ってる星野さんは今確かまだ阪神のSDだしコミッショナーになるならまず阪神を辞めないとダメですね。

posted by あ〜〜 | 2008-04-10 16:05

管理人より

リッキーさんへ
う~ん、そこまで深読みはできませんでしたが、星野さんをはじめとして、元選手(ないしは現場をよく知る人)をコミッショナーに押す声はファンの間で根強いものがありますね。
長嶋さんが病気になる前にも、「長嶋茂雄コミッショナー」を待望する声がありましたし、その頃は私も、コミッショナーは現場出身者にやらせるべきだと思っておりました。

しかし、今はその考えに必ずしも積極的になれません。

野球界の人たちというのは、いい意味でも悪い意味でも「野球バカ」的なところがあります。
つまり、現場に精通しているのは無論間違いありませんが、それ以外の面に精通しているかと言えば、むしろ一般の人たちよりも劣る面が多々あるのではないかと思うのです。

星野さんに監督、あるいはリーダーの資質が備わっていることは間違いありませんが、それはコミッショナーの資質とはちょっと異なるものだと思っております。
私としては、球界に精通していることは無論、そろそろビジネス界で実績を積んだ人をあてがうというのも面白いと感じています。

ややもすると、日本の野球市場は現状のルール、あるいはやり方では飽和状態のような感じがしています。
それを打破してくれる人物がいいのではないかと思うのですが……。

あ~~さんへ
星野さんくらい影響力のある人は、彼の存在に頼らなくても十分人気のある阪神のような球団ではなく、もっと必要とされるべき球団があるような気がします。
同じ関西でも、パリーグのチームなんかに移って、喝を入れて欲しいものですね。

posted by bunchousann | 2008-04-11 01:31

つまり「たかが……」って程度なのでしょう~新しいリーダー(!?)の話

お邪魔します。

 実は、昨年(?)にブンさんが紹介していた新書『スポーツと国力』を読んだのですが、あの本で取り上げられていた問題が、いまだに解決していないのだろうなという感覚があります。

 野球に関しては中の下くらいの知識しかないのですが、個人的には、完全ウェーバー方式に進むのか、自由競争の方向に進むのか、それとも折衷案を採用するのか、NPBがどこに行くのかはっきりとさせていないのが問題だと思っています。

 日本野球界から見たら、MLBは成功していると映るわけですが、そうだとしてもMLBをマネする必要はないですし、無理に違う道を進む必要もないわけですよね。
 そうなると、じゃあ日本はプロ野球としてどう進むのかというビジョンを明確にしてくれる人が必要ですし、それができるポジションなのがコミッショナーなんじゃないのかなと思います。

 しかし、野球界と関係のない人物がポッと出のような形でコミッショナーに就任するのは、私から見たら「ファンがトップに昇格する」ような、何ともいえない異様な現象に映るんですよね。
 もちろん、「利権まみれの中から他者を蹴落として就任する」状況よりもマシ、ということかもしれませんが……。
 ただ、極論したら「オレでもコミッショナーになれる」ってことになりそうな。それは私の浅はかな考えなのでしょうか?(笑)

posted by Nori Aihara | 2008-04-11 10:06

つまり「たかが……」って程度なのでしょう~新しいリーダー(!?)の話

コミッショナーになってほしいのは星野SDではなく古田前ヤクルト監督でしょ!
この人なら異論を唱える人は少ないと思いますね。

1リーグ問題のときを見れば最適と考えますが、どうでしょうか。

読売・阪神などのワガママ会社に物申せるのは、この人しかいない!

posted by ちょっと一言! | 2008-04-11 13:12

管理人より

Nori Aiharaさんへ
新人獲得の方法に関しては、やはり閉鎖されたリーグである以上、自由競争という選択肢は難しいと思うのです。
だからといって、完全ウェーバー方式にも問題がないわけではありません。
ただ、どちらがよりベターか、と言えば、私は後者であるような気がしています。

>野球界と関係のない人物がポッと出のような形でコミッショナーに就任するのは、私から見たら「ファンがトップに昇格する」ような、何ともいえない異様な現象に映るんですよね。

上記のリッキーさんへのレスにも書きましたが、現場の人間、あるいは野球界に携わってきた人間をコミッショナーに、という声は非常に多く、Aiharaさんの仰ることもごもっともだと思います。
理想を言うならば、元選手が球団のフロントに入り、球団運営、組織運営のスキルを身につけ、ビジネスの素養を持ってコミッショナーへ、なんてのがいいのかな、と思ったりします。
その意味では、Jリーグのチェアマンやサッカー協会の会長職にある人たちは、そういったスキル、素養を持っているとも言えるわけですし、野球界よりは幸せなのかもしれません(色々異論があるとは思いますが)。

いずれにせよ、今回就任する加藤氏が、ご指摘の「ビジョン」を示してくれれば、野球ファンとしてもある程度納得できるのではないかと思います。

posted by bunchousann | 2008-04-11 13:22

管理人より

ちょっと一言!さんへ
プロ野球選手会の会長としての古田氏の活躍ぶりは否定しませんが、監督としての古田氏には随分異論があったものです。
いや、現場で実績を積むことが必ずしもコミッショナーに必要なわけではないのですが……。

ただ、彼のカリスマ性を活かすのならば、強力な補佐役をつけるということでやってもらいたいとも感じています。
残念ながら石井一久、高津臣吾の両氏ではありませんが(笑)。

私が密かに期待しているのは、古田氏の立命館大学の後輩である長谷川滋利氏。
日米の野球事情に精通し、また現役中からビジネスの勉強をするなど、普通の野球選手とは一歩かけ離れた素養を持っていると思います。
この二頭立て体制はなかなか面白いと思いますが、やっぱり「なかよし軍団」なんて言われてしまいそうな気もして……。

posted by bunchousann | 2008-04-11 13:32

つまり「たかが……」って程度なのでしょう~新しいリーダー(!?)の話

一言で終わらなくなってしまいました。。

ご意見ありがとうございます。

bunchousannのおっしゃるとおり、サブとして十分な知識を持った方を協力者とするのは言うまでもありません。

補佐役にはセ・リーグのあり方しか知らない人より、パ・リーグも知ってる人がなってほしいですね。

気になっているのは、人気のセと言われているセ・リーグのヤクルト、横浜、広島で、パ・リーグと比較しても情けないくらい集客ボロボロということ。今だに巨人、阪神の人気にあやかろうとしている始末。
欲を言えば、球団経営そのものにすら物申せる方にコミッショナーになっていただきたいですね。ファンがかわいそうでなりません。






posted by ちょっと一言! | 2008-04-11 14:37

つまり「たかが……」って程度なのでしょう~新しいリーダー(!?)の話

日本のプロ野球界ではコミッショナーよりオーナー会議の方が遥かに力を持っています。
(規約を厳密に読んでみるとコミッショーナーの力も相当なものですが、
やはり任命権者であるオーナー会議には逆らえないでしょう。)

さて、管理人さんはコミッショナーに「ビジネス界で実績を上げた人物」を推薦されていますが、
私は反対なのです。むしろ野球バカこそ、現在の日本野球の救世主となると考えています。
すでにオーナー会議には、孫さん、三木谷さん、宮内さんといった日本のトップビジネスマンがいます。
ナベツネさんも政財界に太いパイプをもつ力のある人物でした。
コミッショナーより実質的に力を持つオーナー会議のビジネスマン達は、
球界改革に寄与したでしょうか?今後、期待できるでしょうか?
孫さんや三木谷さんには期待しましたが、オーナー会議にもあまり出席してないし、
ここ数年で、変革の兆しはありませんでした。

野球バカは、たしかに野球の現場以外のことに関しては、常識を知らないかもしれませんが、
そういう非常識な人間こそ変革を行えるのではないでしょうか?
小泉さんも変人でしたし、信長もうつけものでした。

元老院たるオーナー会議に対する護民官コミッショナーは現場の叩き上げが良いと思います。
グラックスになれるのは星野さんだと思うのですが・・・。
(まあ、グラックスはやられちゃうんですがね・・・)
でも、星野さんは案外、政財界にもパイプがあって、いろいろな「政治力」があると噂で聞きますよ。
良い意味でも悪い意味でも。

posted by リッキー | 2008-04-11 23:03

管理人より

ちょっと一言! さんへ
パリーグはこのところ、一致協力して利益を産み出していこうとする協力体制が徐々に整いつつあります。
その点、セリーグはご指摘の通り、いつまでも旧態依然とする「読売頼み」の姿勢から脱却しきれていないように感じます。

ヤクルト、横浜、広島は色々な意味で確かにひどいと思います。
彼らは一生懸命営業努力しているというかもしれませんが、長年のツケがたまりにたまって今の惨状となっていることを理解すべきでしょうね。

リッキーさんへ
孫さんや三木谷さんには、オーナー就任後には球界改革の遂行に対する大きな期待が寄せられたものですが、確かにトーンダウンしてしまった観は否めません。
まあ、オーナーが現場に余計な口出しをしなくなったことで楽天は強くなったのかもしれませんが……。

彼ら2人の例を見ても、やはり「朱に交われば赤くなる」ということなのだと思います。
ですからビジネス界の方といっても、彼らオーナーたちとはなるべく縁の薄い方、しがらみのない方であるべきなのだと思います。

ただ、現場からのたたき上げをコミッショナーに据えるということに積極的ではないとはいえ、一度そういう機会を作ってみるのもいいのではないかと思います。
星野氏でも古田氏でも、いっそ「我こそは!」という方がマスコミを上手く使って意思表明しないものかと思います。

posted by bunchousann | 2008-04-12 02:08

つまり「たかが……」って程度なのでしょう~新しいリーダー(!?)の話

 巨人が来年、広島のルイスを獲っている?こういうことがもし、毎年起こると営業努力の仕様がないとおもうのですが。

posted by T | 2008-04-13 09:31

管理人より

Tさんへ
強くなることも営業努力だとは思います。そして管理人もカープの問題点、疑問点について、過去ログにも書いたことがあります。
補強というのは、何も選手ばかりではありません。頂いたコメントを見るとファンもそう感じているようで、そういう発想の転換ができていないとファンも感じています。
ですから、やるべきことをやっているように思えないのです。

posted by bunchousann | 2008-04-13 13:04

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