2007年12月28日
2007年をざっと振り返る~サッカー編
今日はサッカーです。それではやはりざっと振り返ってみましょう。 ●鹿島、逆転でJリーグ制覇。10冠達成 Jリーグの優勝争いは、毎年最後までわかりません。2005年などは最終節まで5チームに優勝の可能性があったりしましたが、今年もそんな「荒れるJ」の典型とも言える逆転劇で、鹿島がJリーグを制覇しました。 11月初旬にはとっくに浦和が優勝に王手をかけていたはずだったのですが、過密日程の疲労もあったのか、ここから想定外の大失速。勝ちきれない試合が続き、最終節では最下位で降格も決まっていた横浜FCにまさかの敗戦。私も驚きました(そしてtoto的にも非常に困った結果になりました)。 ともあれこれで鹿島は主要タイトル(リーグ優勝、天皇杯優勝、ナビスコカップ優勝)10冠目。Jの創設以来リーグを牽引してきたクラブの見事な優勝に敬意を表したいと思います。 ●浦和、アジア制覇 広大なアジアを行き来する過酷な移動・日程、にもかかわらず賞金額も低く、リーグの後押しも少ない……これまでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)は「罰ゲーム」とまで呼ばれる大会でした。 その情熱のなさがJリーグ勢がグループリーグを突破できない原因となっていましたが、リーグのバックアップもあり、今季出場した浦和、川崎は見事にグループリーグを突破。 そして浦和はノックアウトステージでもしぶとく勝ち続け、ついにアジア王者へと上り詰めました。 そのご褒美は、クラブ・ワールドカップへの出場。 欧州王者・ACミランとの勝負は、結果こそ「惨敗」でしたが、今後のJリーグ、日本サッカーにとって大きな1ページとなりました。 ●カレンダーの見直しを そのACLに出場した川崎を襲ったベストメンバー規定問題。実際には違反はしていないのに「犬飼発言」等、お偉方の“苦言”が相次いだのは記憶に新しいと思います。 昨年よりJ1のチームが18チームに増え、リーグ戦の試合数が4試合増えたにも関わらず、試合数を稼ぐためにわざわざグループリーグ制がとられているナビスコカップの試合数は据え置きであり、さらにA3やパン・パシフィック選手権など、クラブレベルでの国際試合も増えてきています。 これに加えて、トップクラスの選手には代表の試合もあります。 こうした過密日程の事情は世界のどこの国でも同じですが、欧州では日本とは事情が異なるとは言え、既にトップリーグのチーム数を減らしたり、さらに今後減らそうとしている国も出てきています。 そろそろ大会方式も含めて、目に見える形でのカレンダーの見直しをすべき時が来ているのかもしれません。 2009年にはACLの方式がかなり変わるようですし、日本からの参加チームが増えるということになれば、その必要性はいっそう増すのかもしれません。 ●海外事情ざっくりと 05-06シーズンにリーガ、そしてCLを制し、賞賛の嵐に包まれていたはずのバルサが、たった1年半でここまで批判の嵐に包まれるとは……。築き上げたものが崩れるときの早さというものを実感せずにはいられません。 イタリアでは「カルチョ・スキャンダル」で降格したユーベが、他に2つの古豪を引き連れて順当に昇格し、セリエAはお馴染みの顔ぶれになりましたが、暴力沙汰が相次いで死者まで出るなど、相変わらずイメージの回復には時間がかかりそうです。 また、チェルシーを去った「スペシャル・ワン」の行方に世界中が注目しています。彼の就職希望先はスペインかイタリアのビッグクラブだそうですが、おあつらえ向きに、監督の座が空席になりそうなビッグクラブがあるというのもまた好都合でしょうか。ブラウグラナ? それともロッソネロ? 来年のユーロの予選ではイングランドが敗退するという波乱がおきました。そこで話題となったのがかの国の代表監督人事ですが、皆が望む「スペシャル・ワン」ではなく、イタリアの名将ファビオ・カペッロが就任することになりました。 イタリア・スペインでのクラブレベルでの実績にはケチのつけようもありませんが、懸念はイングランドにゆかりがないこと、英語が不得手なこと、そして代表の指揮はこれが初めてということでしょうか。 ちなみに日本はキリンカップでの対戦オファーを出しているそうですが、日本でカペッロ率いるスリーライオンズを観ることができるのでしょうか? 肝心の本選での組み合わせでは史上最高との呼び声高い「死の組」が誕生したということで、早くも話題になっていますね。6月が楽しみです。 南米では既にW杯予選がスタートし、欧州や北中米・カリブ海でも組み合わせが決定しました。来年は世界中で2010年に向けていよいよ本格始動ですね。 ●「三男坊」「四男坊」世界に挑む カナダで行われたU-20W杯。夏場の大会であるにもかかわらず、気候的に恵まれていたということもあって、日本は豊富な運動量をベースとした理想的なサッカーをしました。 決勝トーナメントでは後に準優勝するチェコに2点のリードをしながら、追いつかれてPK戦で敗退。ほんの一瞬、脆さを露呈すると取り返しのつかない結果になるということをこの試合で学習したのではないかと思います。本当に「いいサッカー」をしていたのでこのチームの戦いをもう少し観たかったという人は多いのではないかと思います。 韓国で行われたU-17W杯、こちらはU-20以上に事前の評判がよかったチームでしたが、世界のトップレベルの年少化の影響をまざまざと見せ付けられたような印象を受けました。柿谷の個人技など、光る場面もありましたが、残念ながらグループリーグ敗退に終わってしまいました。 ●心配された「次男坊」、何とか五輪出場権獲得 若者たちの「調子乗り」が好感を持って伝えられていたのとは対照的に、「ピチピチ感がない」などと自国の協会会長から言われてしまった五輪代表。 マスコミの妙な煽りも受けて一時は「絶体絶命」のような状況にもなりましたが、終わってみれば最低限のミッションである五輪出場権を獲得しました。 五輪の位置づけというのは非常に難しいもので、それは今となっては多くの人が認識していることでもありますが、利用できるものは何でも利用すべきでしょう。松井大輔のようにここをステップアップにできた選手もいるのですから、出場する選手にはいい意味で、サッカー選手として「がめつく」なって欲しいものです。 ●結果は残せず。しかし、形が見え始めた「長男」。だが…… マスコミはやたらと「3連覇!」とはやし立てましたが、そう簡単にはいかないものです。 7月、酷暑の東南アジアで行われたアジアカップで、日本はオーストラリアをPKの末に何とかやぶりましたが、準決勝ではサウジアラビアの個人技の前に屈し、さらに3位決定戦では韓国にやはりPK戦の末、敗れました。 1対1での勝負、シュート意識の欠如、単調な攻撃パターンなど、真新しいものではありませんが、課題が多く見つかった大会でした。 しかし、オシム監督の目指すサッカーの形が徐々に見えてきたという収穫もありました。 そして9月の欧州遠征でオーストリア、スイス相手に親善試合とはいえ、それなりの戦いぶりを見せ、いよいよ期待が膨らみかけたその時…… ●そして……岡田監督へ オシム監督が脳梗塞で倒れ、協会が速やかに選んだ後任は、かつて98年のフランスW杯で日本を率いた岡田武史監督でした。 岡田監督本人にも、そして協会の選考方法にも少なからぬ批判がありましたが、個人的な見解を述べさせてもらうと、監督の選考方法に対する疑問はありながらも、岡田監督本人に対しては、今では期待の方が大きくなってきています。 理由は……特にありませんが、やはり日本人だからでしょう。 今からああだこうだ言っても仕方がありません。まずはお手並み拝見といきましょう。 ●管理人は人生初体験! いや、そういうことではなくて……オフ会なるものの話です。 このブログを通じて、何人かの方とサッカーを肴にして同じ時間を共有させていただきました。非常に新鮮で貴重な体験をさせていただいたと思っております。 その節は本当にありがとうございました。またどこかでご縁があることを願っております。 繰り返しになりますが、来年はいよいよ南アフリカW杯予選がスタートします。 管理人がこのブログを始めたのはドイツW杯が終わってそう遠くない日からですので、そう考えると、時の経つのは早いものですね(単に年食っただけかも)。
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posted by bunchousann |05:10 |
サッカー |
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2007年をざっと振り返る~サッカー編
コメント投稿者ID :
その節はお世話になりました。
オフ会は自分にとっても有意義な時間でしたね。
その後もA君とは五輪予選の最終戦を国立で見る
こともでき、来年もそんな機会があればいいなぁ
と思っております。
代表ということで言えば
オシムサッカーの完成系(完成系自体あるのか分かりませんが^^;)を見たかっただけに病気による退任は残念ですが、順調に回復してきてるとの情報もあり一安心です。
岡田さん以下、選手にも「オシムサッカー」の
継承はできずとも、「日本人らしいサッカー」は
追求して欲しいなぁと個人的には思いますね。
カレンダー&ベストメンバー規定に関しては
早急に改善が必要だと思うのですがね。
posted by DGS | 2007-12-28 12:33
管理人より
コメント投稿者ID :
DGSさんへ
こちらこそありがとうございました。
五輪予選の最終戦というと1ヶ月半ほど前になりますが、A君は元気にしているのでしょうか。
オシム監督(とあえて呼ばせてもらいましょう)、かなり回復していて、病院でもサッカー漬けになっていて奥さんを困らせているとの報道もあり、ちょっと嬉しくなる今日この頃です。
オシム監督のサッカーはもう観られませんが、監督の教えはそれぞれの選手の中にきっと生きていると思います。
岡田監督の展開するサッカーのでもそれらを活かす場面がきっと出てくるはずです。
カレンダーに関しては、スポンサーの都合やクラブの既得権益があるのもわかります。しかし、そういったことはどこの国にもあるわけで、他国で「トップチームのチーム数減=試合数減」ということを真剣に検討しているところも出てきていますし、決してできないことではないと思います。
クラブに色々言うのもいいですが、お偉方からはそういったカレンダーの見直しについての発言が一切なされないのがちょっと残念ですね。
posted by bunchousann | 2007-12-28 12:53
2008年のJ1予想は。。。?
コメント投稿者ID :
来季の浦和の補強はスゴイですね。高原の移籍は本当なのでしょうか?
レッズ、恐るべし補強。。。
posted by kazugon | 2008-01-06 00:00
管理人より
コメント投稿者ID :
kazugonさんへ
報道ではどうやら本決まりのようですね。梅崎やエジミウソンも含め、レッズは今オフは攻撃的な選手ばかり補強しました。
ただ、財政力で全てが決するわけではないので、Jの予想となると難しいところです。
個人的には、今年はACLのない川崎は、かなり面白いと思うのですが……。
posted by bunchousann | 2008-01-06 21:19
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