2007年12月14日

邂逅と妄想~全てはここから始まる

せっかくテンプレを変えたのに何も書かないというのもちょっとアレなのですが、予想通りこの試合にはたくさんのエントリーがあって、何をどう書いていいやらわからぬまま他のエントリーを読んでいたりしました。

今しがた、宇都宮徹壱さんのコラムを読んでみたところ、私の言いたかったことを上手く言ってくれているようなので、もう書くのはやめようかと思ったのですが、基本的にポジティブな管理人は、さらに底抜けに妄想してしまったりするのでした。

昨日の試合を1つの邂逅と捉えるとするならば、そこから妄想の翼を広げていくのも悪くないはず。

「キャプテン翼」を読んで育った私たちの年代のほとんどが、幼少時代に日本がワールドカップに出られるとは思えなかったように、実現不可能と思われることがこの20年ほどで叶えられてきているのが日本サッカーの現状だと思うのです。

確かに、今は大きな実力差があると思います。
わかっていても止められないドリブルを見せられましたし、ゴール前で、冷静にフリーの味方を発見し、やさしいパスを送る技術も相手の方が上かもしれません。ほんの一瞬のことでしたが、それが命取りになるというのが彼我の「実力差」なのでしょう。

ただ、この差が未来永劫続くとは限りません。もちろん、そのためには多くの経験が必要だとは思いますが……。
レッズの戦いぶりに、可能性を感じた人たちも多かったのではないかと思うのです。
特に、レッズ以外のJチームのサポーターの方々はどうでしょう?
「欧州王者をCWCで初めて破るJクラブ」の称号を得るチャンスは、今のところ、全てのクラブに残されています。

あるいは、そんな一瞬の破壊力で全てを決めてしまうような選手が、もしかしたら日本人である可能性だってあるわけです。
CLでビッグイヤーを掲げ、欧州王者の一員としてアジア王者(願わくはJのクラブであって欲しい)と対戦し、実力を見せつける日本人が、いつか生まれてもいいのではないか、と。

1つの邂逅が、こうして無数の妄想を生み出すのなら、それこそが日本のサッカーが強くなる原動力になるのだと思います。
もちろん、そのために何ができるのか、何をすべきかが重要ですが、とかくこうした「惨敗」の後に、ネガティブというよりも自虐的になる人々があまりにも多いということを昨年のドイツW杯で思い知らされた身としては、今回こそはそうなって欲しくないと思うのです。

弱いから期待しない、でも期待しなければ、おそらく強くはならない。

前にも書いたのですが、これが管理人が応援する者に対するスタンスとしていつも心掛けていることです。

5年後か、10年後か、それともやっぱり何十年後かになるのかもしれませんが、「その瞬間」に、昨日の試合が出発点だったと言える日がくることを願います。

posted by bunchousann |14:15 | サッカー | コメント(5) | トラックバック(2)
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邂逅と妄想~全てはここから始まる

CLでビッグイヤーを掲げ、欧州王者の一員としてアジア王者(願わくはJのクラブであって欲しい)と対戦し、実力を見せつける日本人が、いつか生まれてもいいのではないか、と。
できればついでにアジア王者から出て行った選手がCL王者として・・・ん?
なんか南米と欧州みたいになってしまいました。
アジアこそサッカー最強っていう時代になってほしい。
とにかくエトワに負けたらサッカー見なくなるかも

posted by miranVS横浜FM | 2007-12-14 15:08

邂逅と妄想~全てはここから始まる

自虐的になる人は、見捨てておけばいい。
日本代表もJクラブも、いまは欧州に比べたら弱い。
それは事実だ。
事実をきちんと把握して、前を向くことが大事だと思う。

だけど、日本人は「自虐」か「期待」のどちらか極端に走る人が多い。

bunchousannさんの仰るような「期待」ではなくて、事実を把握せずに「期待」する、という意味ですが。

オシムが就任直後に言ったように「(ドイツW杯で)『期待』しすぎたから、がっかりしたのではないですか?」という言葉を思い出すのがいいと思う。

浦和が、セリエAの10位付近でうろうろしているミランと試合をしても、これだけの差があるのは事実。

だけど、じゃあ、日本人に一切可能性がないか、と言うとそれは違う。
中田英はセリエAで優勝に貢献し、小野伸二はUEFAカップを取った過去もある。
最近では、オシムジャパンが、ほぼアウェイで強豪スイスに勝った。
親善試合とは言え、欧州で試合して勝つなんて凄いことだ。

いまは弱い。
でも、少しずつ進化することはできる。

そう考えられる日本人が増えれば、日本サッカーは強くなっていくと思う。

posted by ジダ | 2007-12-14 15:54

管理人より

miranVS横浜FMさんへ(スイマセン。“Milan”だと思います)
例えば、今シーズンで言うなら、もうすぐ大怪我から復帰すると言われるお隣韓国のパク・チソンにはそういう可能性があるわけですよね。もし来季のACLで韓国勢が優勝し、今季のCLでマンUが優勝すれば……。
3位決定戦も、決して意味がないわけではないと思いますので、ここで勝って、まずは「サッカー界における2大勢力」の次にくることが大事かと。少なくともホームですから。

ジダさんへ
>日本人は「自虐」か「期待」のどちらか極端に走る人が多い

のは、私も含めて、おそらく自ら思考して意見を出すという作業に乏しい日本人らしい性向なのかもしれません。
スポーツマスコミ(特に「スポーツ新聞」)の記事にも、そういった性向が如実にあらわれているような気がします。

今回は、少しだけ日本人も進化したのか、ドイツの時と違って、比較的冷静に事実を受け入れているような気がします。その上で、何が足りないのかを具体的に指摘する声もあります。
仰る通り、本当にどうしょうもないのなら、こうした意見は出てこないわけですし、また意見を出す必要もないわけです。

Jリーグができて15年。
イタリア・セリエAはその5倍以上の年数を経ています。

まだまだこれから、Jリーグも日本のサッカー界もいろいろな経験をしていくわけですし、その中で自然と進化することもあるでしょうし、あるいは能動的に進化しなければならない局面を迎えることもあるでしょう。
これからの私の人生で、そういった場面を数多く目撃できればこれに勝るものはないと思います。

posted by bunchousann | 2007-12-14 17:42

邂逅と妄想~全てはここから始まる

>今回は、少しだけ日本人も進化したのか、ドイツの時と違って、比較的冷静に事実を受け入れているような気がします。その上で、何が足りないのかを具体的に指摘する声もあります。

ホント、自分を含め、サポやファンの目が肥えてきたことを感じますね。メディアに左右されず、客観的に見ている人が多くなったと思う。
一試合だけで判断するのは危険かもしれないが、この試合はJと欧州の実力を計るいい物差しになったんじゃないッスか。
絶望に近い差は感じたけれど、何が足りないかわかったところが収穫なんでしょ。サポやファンの目も今以上に厳しくないとダメなのかな。
いやあ、考えさせられる試合でした。

posted by ブランク | 2007-12-14 18:48

管理人より

ブランクさんへ
幸いなことにスポナビ+では主だった試合のマッチレポートは、それこそたくさんの方が書かれていますので、それだけ取り上げても自分も含めて十人十色の見方があるものだと実感させられます。
おこがましいようですが、自分でもちょっとだけ観る目が変わってきたのかなとも思います。
そして、その上で、愛情を持った上で厳しい目を向けるのはもちろん、何より自分の意見を持てることが大切なのだと思います。

posted by bunchousann | 2007-12-14 19:36

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