2007年09月08日

これこそが、「粋な計らい」というものだ~「鈴鹿は最後」じゃなかった

昨夜のサッカー日本代表のオーストリア戦の録画観戦のために、携帯も含めてネット断ちをしていたのですが、録画を観終わってネットを立ち上げたところ、何とも嬉しいニュースが飛び込んできました。

昨年の今頃は、日本GPに近づくにつれて「最後の鈴鹿」がやたらと喧伝されるようになりました。
確かに、日本におけるF1の開催権については、これまで保持していた鈴鹿サーキットとの契約が昨年限りで切れ、新たに今年2007年からの5年間は富士スピードウェイが開催権を持ちましたが、当然それは未来永劫富士で開催するという契約でもありませんし、やたらと「最後」やら「ラスト」やらという形容表現をすることに随分違和感を覚えたものです。
そのため、世間が「最後」と繰り返す昨年の日本GPの際、私は記事に「しばしの別れ」と題したものです。

その中で、ドイツのように、ホッケンハイムとニュルブルクリンクの隔年開催になるような落とし処はないものかというようなことを書いたのですが、まさかこんなに早くその「落とし処」が見つかるなんて思いませんでした。

F1はレギュレーションを初め、いい意味でも悪い意味でも毎年(どころかシーズン中にさえ)ルールがころころと、しかも迅速に変わるのですが、今回ばかりはファンにとって“いい面”で発揮されたのではないでしょうか。
タイプの異なる2つのサーキットでF1を楽しめる国は、世界広しと言えども、現行のカレンダーではイタリアとドイツ(こちらも来年からは隔年開催)くらいであり、チャンピオン・アロンソを輩出したスペインでさえ、かろうじてバレンシアという「噂」が立ち上っているくらいです。

オールドサーキットの鈴鹿は確かに安全面での懸念や老朽化した設備面の問題がありますが、来るべき再開の時まで改修の時間はたっぷりあります。
富士は富士で、F1を開催するのは現行のコースになって以来、今年が初めてではありますが、やはり長いストレートやそのストレート・エンドでのオーバーテイクシーンなどの期待に胸が膨らみます。

こうした隔年開催ですが、最近当ブログにも登場回数の多いバーニー・エクレストンの「トヨタに対するちょっとした圧力&見返り」のようなものでもあったのでしょうか、悲願のF1開催にこぎつけたはずの富士スピードウェイ(そしてトヨタ)があっさりと隔年開催に合意したのには驚きましたが、ファンにとって、そしてとりわけ鈴鹿での開催を熱心に支持していた人たちにとって、「粋な計らい」であることには間違いありません。

今回の決定だけは、素直に喜びたいと思います。

posted by bunchousann |22:50 | F1 | コメント(12) | トラックバック(1)
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2007-09-10 18:59 | 続きを読む
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Re:これこそが、「粋な計らい」というものだ~「鈴鹿は最後」じゃなかった

いや~三重県民としては本当に良いことだと思いますね
ただ部外者から見れば…
日本GPの時にその周辺のホテルが全く取れなくなることに怒りすら感じます…
一年前から予約が入ってますってどういうこと?とふてくされた時期もあります
仕事で三重に行っている人間としてはとても辛かった…
しかしながら世界レベルのサーキットを2個持っている日本ていうのはすごいことですよね!!
(茂木入れると3個ですが…)
維持もばかにならないでしょうしいい感じで収まったことには感謝しないといけないですね~
よかったよかった!!
後は日本のチームが活躍してくれることを願うのみ!!

posted by のーちらす | 2007-09-09 14:28

管理人より

のーちらすさんへ
スイマセン。お返事遅くなりました。

そうですね。私も半年間ですが、仕事の関係上過去に三重県民だったことがあります。
彼らにしてみればやはり経済効果を考えても死活問題だったと思うので、よかったのでしょうね。

富士へのF1招致運動は企業(トヨタ)中心で行われたのに対し、鈴鹿へのF1復帰運動はサーキット周辺の住民も参加した形で行われた印象があり、その辺がFOAの幹部たちの琴線に触れたのかもしれませんね。

日本の企業がエンジンサプライヤーとして活躍したことは過去にもありましたが、ワークスチームとしては確かにまだまだですね。そして日本人ドライバーも……。
昨日のイタリアGPでのトヨタのラルフ・シューマッハのパフォーマンスを見て、BARにおけるビルヌーヴの最終年を思い出しました。もしかしたら、富士であの2世がスポット参戦なんてことにならないものかとちょっと期待しております。

posted by bunchousann | 2007-09-10 10:02

トヨタって…

モータースポーツに関して良い印象ないですね…
富士スピードウェイもトヨタ主体とは…
そういう意味ではホンダは結構公平性を保っている企業といえるのではないでしょうか
カートでチームチップガナッシュ(名前合ってるかな?)でホンダが優勝した次の年にトヨタがチームごと買収したなんて話もありましたからね…
そういった企業の姿勢ってどうなんだろう?と考えさせられます
でも原点に戻るとやはり観客ありきだと思います
いいパフォーマンスを見せてくれることを願っております
ちなみにNさんのお子さんはすごいんですかね?
最近ドライバーは疎いもので…

posted by のーちらす | 2007-09-10 11:15

管理人より

のーちらすさんへ
Nさんの息子さんは、現在、F1の1つしたのカテゴリーのGP2で総合5位(だったかな)。まだ優勝はありませんが、表彰台にはのっています。
そして重要な事実はトヨタがエンジンを供給しているウィリアムズのテストドライバーであるということです。

トヨタは今季、ラルフが不調なのですが(とにかく予選で遅すぎです)、そのラルフ、僚友のトゥルーリよりもはるかにギャラがいいこと、またはラルフとの契約が今季で切れることから、来季のドライバーにはラルフ以外の色々なドライバーの名前が挙がっているわけで……その中の1人にあのNさんの息子さんの名前もあるというわけです。
ビルヌーヴがBARを追われたシーズンにも、最終戦の鈴鹿でテストドライバーの琢磨が急遽抜擢されましたが、何となくそれを思い出しました。
最も、Nさんはトヨタではなく、今はウィリアムズのドライバーですから、チームが違うので難しいかもしれませんね。

posted by bunchousann | 2007-09-10 12:16

ラルフは…

お兄さんが抜けてモチベーションダウンしたんですかね?
首だなんだ色々情報は出ているのは知っています
確かにギャラに見合う働きをしていないと…
それにしてもウィリアムズのエンジントヨタなの…
しばらくチェックしないとこうも変るもんなんですね…
ルノー時代のほうがはるかにパフォーマンスよさそうですね…
来シーズンはきちんとチェックしておきます!!
それにしても時代の流れが速く感じるのは年のせいでしょうか…
齢30目前ですと考えるものがありますね…

最近気になることがあるんです!!
タイヤ交換の際にハードとソフト交互にする決まりになったのでしょうか?
それっていつごろの話でしょうか?
前まではハードを選択したら最後までハードでしたよね?
いつの間に…と感じております

posted by のーちらす | 2007-09-10 13:59

管理人より

のーちらすさんへ
ウィリアムズ・ルノー……懐かしいですね。
最近では2年前までのBMWエンジンもなかなか強力でした。ラルフもこの車での実績で今のギャラがあるわけです。
ただ、BMWは昨季からザウバーを買収してワークスチームとして参戦しているので、大きな後ろ盾を失ったウィリアムズは、一プライベーターとしてチームの規模を縮小しなくてはいけなくなりました。

ちなみにソフト・ハード両方のタイヤを1レースで必ず1回は使用しなくてはいけないというタイヤ交換のレギュレーションは今年からのルールです。
ミシュランが撤退し、ブリジストンのワンメークになったことと関係がありそうです。

posted by bunchousann | 2007-09-10 14:18

そうなってくると

今の情勢が少し分かってきた気がします
(って今更かよって感じですが…)
今現状3強状態になっているのはそういった原因があるわけですね…
つまり今のF1を3強状態にしてしまったのは日本のメーカー(ホンダとトヨタ)に原因がありそうですね…
もうちょっと頑張っていれば!!
(去年結構がんばりましたよね?ホンダは…)
ホンダに関しては今シーズン初め本当にダメダメマシーンでした…
そういった影響が3強状態に拍車をかけてしまったのでしょう…
日本グランプリぐらいは頑張ってもらわねば!!
個人的にアグリに頑張ってもらいたいけど…

posted by のーちらす | 2007-09-10 15:07

管理人より

のーちらすさんへ
ホンダは、確かに昨年久々の(そしてF1活動3期目の初)優勝を飾りましたが、コンストラクターズランキングは4位。
近年だと3年前、まだBARの名を冠していた時にコンストラクターズランキング2位になっています(この年はフェラーリのダントツ1人勝ちでしたが)。
ただ、日本のワークス勢2チームが共にエンジン供給しているいわば「弟」たちにそれぞれポイントで負けているのは情けない限りです。
潤沢な資金をもう少し有効につかってもらいたいですね。このままでは世界の笑いものになってしまいそうです(もうなっているか?)

posted by bunchousann | 2007-09-10 19:33

まぁホンダの場合…

今年初めの新車お披露目の段階で笑い物?
(正直ダサい!!)
う~んこういうのはどういう状況なのでしょうか?
空力担当のエンジニアの力の問題なのでしょうか?
エンジン同じで全く違う成績ということはシャーシや足回りの問題はたまたドライバーやセッティングの問題ということになります…
でも一概に誰かのせいにするのって難しいですよね…
(簡単なのはドライバーのせいにする!!)
後半になれば成績は上向きだろうと楽観視していましたが今シーズンはこのまま沈みそうですよね…
う~ん残念です…
タイヤの問題というのもあるんですかね?
アロンソも苦しんでいるみたいですし
スーパールーキーハミルトンは慣れているみたいですが
F1はどれだけレギュレーションに柔軟に対応できるかにかかっているってことなんですね…
裕福な企業じゃないと対応できないのも納得できます
しかしながらJAPANパワーには頑張っていただかねば!!
日本GPがある限り!!

蛇足ですが2輪のロッシ君は4輪に来るという噂ありましたが(2年くらい前)実際のところどうなんでしょうかね?
もう諦めましたよね?

posted by のーちらす | 2007-09-11 11:02

管理人より

のーちらすさんへ
仄聞したところによると、今季のホンダの不振は、風洞の設計ミスによって空力データの数値に誤りがあったことによるようです。
最近ではデータを直して、少しずつ改善はされていますが、いかんせん遅すぎました。来年に向けて頑張ってもらいましょう。

ロッシの噂は……最近聞かないですね。
いくら何でもいきなりF1はキツイと思いますし、もうないと思います。

posted by bunchousann | 2007-09-11 20:47

Re:bunchousannさん

ご無沙汰しています。

鈴鹿と富士の隔年開催、うれしいですねえ!
私は、滋賀在住なのですが、県庁所在地の大津より
鈴鹿のほうが近いくらい、三重県よりに住んでいますので
そういう意味でも、想いいれがあるのです。

ご存知でしょうが、’94~’95には、岡山のTIサーキットにて
パシフィックGPが行われています。
’94には、倉敷に住んでいたので、英田まで足を運びました。
アイルトン・セナが事故死したのは、
この岡山(リタイヤ)の、次のレースだったんですよ。。

posted by くーまん | 2007-09-12 00:03

管理人より

くーまんさんへ
こちらこそご無沙汰しています。
滋賀県民で三重寄りの場所にお住みでしたか。確かに一山超えればすぐですしね。
私は三重で営業をやっていたのですが、仕事をサボってドライブしていたら、いつの間に滋賀県にいたということもありました(笑)。

岡山のTIサーキット英田、最近ではあまり聞かないなと思っていたら、今は名前が変わって岡山国際サーキットという名前だそうです。
意外にもフォーミュラ・ニッポンがこのサーキットで行われるのは今年が初めてだったようです(GTとかはやっていたようです)。

セナの甥っ子、ブルーノが現在GP2で頑張っています。彼、甥っ子にしては叔父さんの面影をよく残しているように思います。
時の流れの速さを何となく感じてしまいますね。

posted by bunchousann | 2007-09-12 06:35

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