2007年09月03日
幕間のF1界、チームを売ったり買ったり
トルコGPでのフェラーリの1・2フィニッシュで、ちょっとだけ混戦模様になってきたチャンピオン争いですが、今週末はGPの方はお休みでした。 そういうわけでレースの緊張感をお伝えすることはできないのですが、今月初めての更新に軽い(!?)話題を2つほど……。
まずはスパイカーの「チーム売却」の方から。 やはりプライベーターは近年のF1チームを運営するに際して、資金面で厳しいハンディを与えられるようですね。我が日本人もスーパーアグリの資金面におけるネガティブな話題が最近増えてきているだけに、何だか他人事とは思えません。 噂では一応新たにスポンサーに名乗りを上げる企業さんも出てきたようですが、それこそS.S.UNITEDの時の二の舞になるとも限りませんし、たとえ苦しくともここは亜久里代表も慎重に判断して欲しいところです。 で、話はスパイカーのチーム売却に戻ります。 買収したのがインドの資本家マーリャ氏とのこと。 2009年からはインドのニューデリーでもGPが開催されるそうですから、インドの人たちにとってはわかりやすいアイデンティティの対象ができることになり、さぞかし盛り上がるのだろうと今から想像できます。 これでインド系チームになったスパイカーですが(チーム名も変わると思いますが、ここからも暫定的にこの「スパイカー」という名前で書きます)、容易に想像がつくのは、スパイカーになる前のチーム、ミッドランドのそのもう1つ前の名前、今となってはもう懐かしささえ感じるジョーダンでのF1デビューという縁もありますし、同国人とうことでスポンサーの獲得も容易であることから、インド人ドライバー、ナレイン・カーティケヤンの起用はほぼ間違いないだろうと思われます。 彼がF1にデビューする前は、まだフォーミュラ・ニッポンも地上波で録画中継をやっていたので結構観ていたのですが、カーティケヤンはそのフォーミュラー・ニッポンでも大した活躍をしていたとは言えず、持参金持ち込みでジョーダンのシートを手にしてからも、やはりF1マシンをドライブする上での基本的な技術が備わっていない印象がありました。 あれから何年か経ち、インドのお坊ちゃまもテストドライバーとして何年か経験を積んだはずですが、果たしてどうでしょうか。 せっかくシートを手にした山本左近でしたが、もともと半年の契約である上に、来季の見通しはこれですっかり暗くなってしまいました。 それでも、巨大な人口を持ち、ポテンシャルを秘めているインドのF1ビジネス市場を大きく発展させるきっかけになるこの買収劇に、他のチームのスポンサーも、そして何より御大バーニー・エクレストンも基本的には喜んでいることでしょう。 そのバーニー・エクレストンが、“サッカーの”「チーム買収」を企図しているという話をちょっと前にもこのブログで書いたのですが、どうやら本当に買ってしまったようです。 ただし、実際に買収したのは既報のアーセナルではなく、クイーンズ・パーク・レンジャーズ(以下略:QPR)というチャンピオンシップ(と言っても2部相当)のクラブです。 このクラブに関しては、バーニーによるアーセナル買収の報道と前後して、ルノーのチーム代表、フラビオ・ブリアトーレによる買収があるのではないかという報道がされていました。 そしてそちらの報道は一部予測通りになり、どうやらブリアトーレとバーニーが共同で買収ということになったようです。 この2人、以前はアーセナルと同様にプレミアシップに所属するチェルシーの買収に乗り出そうとしたようですが、その際は結局断念したようです。 今回、率直に言って同じロンドンに本拠を置くチェルシーやアーセナルからはだいぶスケールが小さくなってしまいましたが(チェルシーやアーセナルならば、買収に数百億円の資金が必要ですが、今回のQPR買収は、チームが抱えている負債も込みで数十億円で済みました)、それでもサッカークラブの買収にこぎつけるあたり、やはりサッカーがお好きなことに間違いはないのでしょう。 QPRの方でも資金難に喘いでいたそうですから、今回の買収劇もまさに渡りに船といったところで、報道を見る限り、お互いに納得ずくの買収劇だったようです。 そんなQPR、上記の資金難の影響なのかどうかはわかりませんが、開幕したばかりで、消化試合数が他のチームよりも1試合少ないとは言え、9月3日現在、チャンピオンシップで24チーム中22位。未だ勝利はなく、苦しいシーズンのスタートとなっています。 そんなチームに対して2人の財力がカンフル剤となるのかにも注目したいところです。 バーニーのゴミ拾い、もしかしたらロフタス・ロードで見られるかも!?
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posted by bunchousann |22:10 |
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Re:幕間のF1界、チームを売ったり買ったり
コメント投稿者ID :
インド人はカーティケヤンも居ますが、個人的にはGP2で走っているカルン・チャンドックの方が乗る可能性は高いんじゃないかと思っています。カーティケヤンの力はちょっと知れちゃっていますし、そちらの方が面白いのではないでしょうか。新チームの共同オーナーの支援を受けているという話もありますし。
ただこれでジョーダンの頃から3年連続で買収されている、しかもその度に売却額が膨れ上がってきているという事で、この手の売却話は私はあんまり歓迎しませんね。インドというと東南アジア系ということで、あの異様なまでに胡散臭かったアジアテックを思い出してしまいますし。すぐに飽きなければ良いけどなぁ、と思います。
ミッドランドもロシア云々と言われながら1年限りでしたし、個人的には今回のインド人にも期待はしないですね(笑)
posted by Alan Hetarade | 2007-09-08 02:58
管理人より
コメント投稿者ID :
Alan Hetaradeさんへ
GP2を見る機会はないので、カルン・チャンドックという選手については最近名前を知ったばかりなのですが、どうなんでしょう?
カーティケヤンの実力についてはご指摘の通り、ちょっと……ですが、彼の実家はかなりのお金持ちだそうで、持参金の期待が大きいのだと思います。まあこのクラスのチームですから、もちろんチャンドック選手にもそういう期待があるのでしょうけど……。
売却額が上がっていることについては、このチームは投資目的の買収がほとんどだということですね。F1で儲けようなんて考え方自体がそもそもおかしいと思いますし、仰ること、ごもっともだと思います。
確かにこの調子だと、また来年か、その次の年にでもあっさり売却されちゃうかもしれませんね。今度はアブダビの石油王あたりか、韓国の何処かの財閥あたりが買いそうな気がします(笑)。
posted by bunchousann | 2007-09-08 20:51
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