2007年07月31日
続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
まずは前回の記事で、たくさんのご意見をありがとうございました。 そしてタイトルに釣られてやってきた挙句、「何だ、つまらん記事書きやがって」と思われた方にはこの場を借りてお詫び申し上げます。 それにしても、アップした日だけであれほどの反響があるとは、拙ブログではかつて大変な思いをしてコメントへのレスをしたあの話題以来といってもいいでしょう。 アジアカップの残念な結果があるだけに、尚更皆さんの関心を引くことになったわけですが、ここで、今まで頂いたご意見を全てではありませんが、私の感想も交えてちょっと紹介してみたいと思います。
その前に、野球の例えを引用したことに関してですが、これはご指摘の通り、確かに少し問題があると思いました。 プレーヤーの意識と見ている側の意識が混同されていたことが、大前提として問題であり、わかりにくくしていたと思います。 ということで、あくまでサッカー的に考えてみたいと思います。 まず、技術云々ではなくトライする姿勢そのものに問題があると断ったわけですが、それでもなお、このような意見がありました。 ■シュート力が低いからトライしない ■(ミドルシュートが)何の脅威にもならない つまり、打つべき人間に「自らの技術が足らない=失敗する可能性が高い」という認識があるからこそ、打たないのではないか、ということなのだと解釈しました。 これに関しては、結局のところ、既に多くの人が指摘している日本の国民性の問題とリンクしてきますよね。今回のコメントにも、 ■人(この場合チームメイト)に迷惑をかけてはいけないと(幼少より)教わる ■失敗を避けたがる日本人の問題 なるご意見も頂戴しました。 なるほど、確かに日本という国は「失敗」に対する寛容さには乏しい国だと思います。だからわざわざ政策として「再チャレンジ」なる造語までつくらねばならないのでしょう。 ■正しいプレーを選択する能力の問題 ゲームの最中には当然、瞬間的な判断が求められます。その状況判断がおかしいがゆえにシュートに繋がらないということです。 このコメントを下さった方は、この状況判断の悪さを改善するためにはサッカーの経験を重ねていけばいい、という趣旨のことを書いていらっしゃったと思います。 しかし、ここで管理人が少し意地悪をさせてもらうと、サッカーでのことに限らず、「瞬時に主体的判断をする」という行為そのものに、日本人は少々不慣れなのかもしれません。 これも国民性、そしてそれを築き上げてきた歴史とも重なってくるのですが、日本人という国民性の形成を語るに当たって「お上」を無視することはできないと思います。 外国のように、社会の底辺、すなわち庶民が主体的判断の元に勢力として結集し、政権を転覆させ、王朝を崩壊させた例が、日本にはほとんどありません。 歴史を紐解いても、改革は「お上」か、それに近いところから行われてきたのが常でした。 後藤健生さんの名著から言葉を借りるなら、日本人は、安定した社会の中で有利な状況を与えられた「順境」には強いが、自分の責任と自分の能力においてそれぞれの個人が決定を行わなければならない「逆境」には弱い、ということなのでしょうか。 話をサッカーに引き戻しましょう。 ■要はミックス、バランスの問題 非常にサッカー的な話です。 つまり、シュートとはもちろん得点に直結するものでもありますが、もちろん闇雲に打てばいいというものではありません。その得点をより有利な状況で獲るための手段としてのシュートが不足しているから全体として少ない印象を与えてしまうのではないか、ということです。 アジアカップならではとも言えますが、日本相手に、アジア各国の相手チームはドン引きしてくることが多いわけですが、そんな相手を前に引き出すためのミドルシュート、というのがわかりやすい例だと思います。 そのような戦術の基本ともいうべきものが不足していたのではないかという意見は他にも見受けられました。 重ねて、このような意見もありました。 ■ミドルシュートが日本の中で珍しいことになっているのが問題 複数の選手がコメントとして「ミドルシュートを積極的に狙っていきたい」と盛んに言っていましたが、確かにこういうコメントはクラブチームの試合でもナショナルチームの試合でも、海外の選手からはあまり聞かない印象がありますね。 筋力に優れない日本人にはミドルシュートは向かないのかもしれませんが、そこで議論を終わらせては思考停止、問題は一生解決しないような気がします。もちろん、現場の人たちはそんなことを思っているわけもありませんが。 それから、オシム監督の戦術に関係したコメントも頂戴しました。 ■(下手に枠に飛ばしてこぼれ球を拾われ)カウンターを喰らうのが嫌だから 一理ありますが、相手のバイタルエリアで細かいパスを繋ぐことも、同種の危険を伴うような気がします。いや、むしろよりカウンターに直結しやすいのではないかと思います。そして結局、シュート意識の問題には繋がらないのではないかと思います。 オシム監督がカウンターを嫌っている(というより、どんな監督や選手だって嫌でしょう)というご指摘もたくさんありましたが、彼が会見で連発している「リスクを伴ったサッカーをしている」ことと無関係ではないでしょう。 個人の身体能力がお世辞にも高いとはいい難い日本で、2枚のセンターバック+アンカー(的な選手)の3枚で中央の守備をするというのは、これまで代表ではあまりお目にかかったことはありません。 千葉時代、マンマークが基本と言われてきた守備も、ここに来てどちらかと言えばゾーンに近い守備を採っています。 重ねて言いますが、カウンターを喰らいたくないならば、やはりシュートの方がいいような気がします。 ただ、オシム監督は「宇宙開発(最近流行りですか?)」もお嫌いのようで(これも誰だって嫌ですね)、そのことを指摘されている方もいらっしゃいましたが、カウンターを確実に防ぐ方法の1つは、皮肉なことにこの「宇宙開発」であるのもまた事実です。 ■日本のチームでは「王様」はストライカーではなくパサー これが直接の理由になるということではないと思うのですが、今回のアジアカップの代表チームの中盤の構成で言えば、「王様」ではないにしろ、敢えて分類するならばパサータイプが多かったとは思います。 ただ、日本のチームの「王様」=パサーというのは少し偏ったものの見方のような気がしますし、Jリーグでもパサータイプが中盤を占領するチームばかりということはないと思います。 ■ゲームであれ、とにかく理想の(攻撃の)形を作ろうとする練習としか感じられなかった これは前回、私も若年層の指導でかつてこのようなことが行われていたのではないか、と書かせてもらいました。 実際にサッカーをやっておられる方からのご意見と思われますが、こうした話は、それこそ前述の後藤健生さんも指摘されています。 私もサッカーではありませんが、こうした「手段の目的化」の具体例を知っています。 実は公務員試験や教員採用試験の通信教育の添削なる仕事をこっそりとやっていたことがあります。いわば大人に対する赤ペン先生です。 こうした課題を白紙で平気で提出する人が、結構いるんです。 私は、こういう人には「これは練習なのだから、わからないならわからないで自分で調べるなりして、もっと有効に活用しなさい」と必ず釘を刺していました。 つまり、課題の提出が試験に合格するための手段であるはずなのに、提出することそのものが目的化してしまっているわけです。 こういうのはちょっと厄介です。手段を目的化してしまっている人というのは、多くはそのことに自分で気付かないものだからです。 サッカーにおいても、もしそういう指導者がいるのならば、気付いた外部の人間なりがきっちり指摘できればいいのですが。 日本ではそういう指導が最近まで行われていたのに対し、海外の少年サッカーでの意識の違いを指摘された方もいらっしゃいました。 ■ドイツの国民性「シュート=結論」から逆算してプレイを判断する資質が、伝統的に養われている(のに対し、日本人にはそうした資質が欠けている) 私の勝手なイメージとして、ドイツというと論理的、合理的に物事をすすめそうなイメージがあります。それが堅苦し過ぎるのではなく、いい方面に発揮されればこのようなわかりやすい理論となって現れるのでしょう。 ドイツ生活も4年半となった高原が、代表にもその個人能力を還元してくれましたが、ドイツ人のこうした考え方が、少しずつ彼にも浸透しているのかもしれませんね。 そんなこんなで、さんざんだらだら書いてきましたが、やはりこういうご意見もありました。 ■シュートが少ない、シュート意識がないと見えるのは錯覚である これに関しては個人の主観ですから、そのように映った方にはそのように見えるのだと思います。 最後に、このブログのコメントではありませんが、スポナビ+のブログを斜め読みしていたところ、面白いことを書いていらっしゃる方を発見しました。 ■オシム監督の戦術的縛りで、わざとシュートを打たなかった なる趣旨のことだと私は認識しております。興味のある方はこちらへ。 ここに挙げた意見、どれも正解であるかもしれませんし、あるいは誤解か曲解かもしれません。それにサッカーのために国民性を変えるというのは現実的でさえありません。 しかし、様々な意見から、結論と言えるほどのものではないにせよ、何らかのアイデアを産み出せるかもしれませんし、そういうアイデアを産み出す思考活動が、現状をベストではなく、よりベターなものへと導くような気がします。 少しは生産的な記事になっていればいいのですが、とりあえずこんなところで。
posted by bunchousann |12:15 |
サッカー |
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Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
非常に興味深い記事でした。
日本人の王様はパサーが多いと書いてありましたが、これにも日本人の国民性が多く関係しているのでしょう。(恥の文化や他人を引き立たせることに美徳を感じる、など)
そういえば日本のサッカー漫画などは「ストライカー」よりも「司令塔」をかっこよく描いてますよね。(漫画の中ではその司令塔がいいパス出したときは必ずFwが点を決めるんですが・・。)
posted by N | 2007-07-31 12:51
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
全く論点がずれますが、日本人のシュートは、何故浮くのでしょう?
海外の選手は、低い弾道かゴロで逆サイドのサイドネットを揺らすのが良く見られます。
日本人のシュート練習は、どうしてもゴールネット上部に打ち、ふわっと、ネットが揺れるようなものが多いです。
海外の試合をよく見ているものとすると、シュートの弾道ひとつとっても、日本人は非常に物足りないです。。。
posted by よいよい | 2007-07-31 12:57
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
>全く論点がずれますが、日本人のシュートは、何故浮くのでしょう?
日本では天然芝のグラウンドが少なく、芝の上でのプレー・練習を小さい頃からやっておらず、慣れていないためと推測されます。芝の上では土と比べてボールが浮いており、けり足が下に入りやすいのです。
posted by spurs | 2007-07-31 13:28
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
前回も書き込んだものです。
おもしろい記事でした。
安易に日本を卑下したくはないんですけど、
フォワードって、
もう心の形からしてフォワードって人がなってる場合が多いですよね、
海外の優れたプレイヤーをみていると。
日本人の場合は、
決めるスキルとか背格好だけで単純にその場所に配置されている、
という感じがします。
トゥーリオなんかが攻めのポジションにいると、
ガンガンミドル打ちそうですよね。
ああいうメンタリティの選手を生むサッカー教育にシフトしていってほしーです。
posted by ひよっち | 2007-07-31 13:35
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
たしかロマーリオかだれかが
「3試合以上ゴールしていないと精神状態がおかしくなってくる」とか言ってました。
巻にこういう気持ちはあるのでしょうか?
あ、個人的に巻は好きです。いろんな意味でチームへの貢献度は高いし。でも「ゴールだけがFWの仕事じゃない」という言葉に逃げてほしくはないです。
posted by N | 2007-07-31 13:49
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
練習とかで1回は見てみたい布陣。
2トップ……闘莉王、中澤
シュートもゴールも増えてしまったら、
本気でコンバートする?
posted by デコ | 2007-07-31 14:01
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
シュートコースが無かったという人がいるが、
シュートコースは作るものでは??
posted by anti-foot | 2007-07-31 14:36
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
日本代表の理想としては、ある程度高い位置でプレスをかけ奪って速攻がベストではないでしょうか。
ローラインだと、優秀なポストプレイヤーもしくは、2~3人でフィニッシュまで行けるくらいのスピードとテクニックが必要だと思います。
posted by 速攻 | 2007-07-31 14:46
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
>「3試合以上ゴールしていないと精神状態がおかしくなってくる」
こういうのストライカーっていうんだろうなー。きっと。
posted by あたたた | 2007-07-31 14:48
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
よくいわれる「自由」とはこの辺なのかも知れませんね。
失敗の責任をとるのを避けるために、誰かが「こうやっていいよ」と言ってあげないと、失敗しそうなことはやれない。
なので、指示通りにしか動けない。
よって、「自由」に動けない。
ミドルシュートなんかは、オシムが日本国民全員に「失敗してもいいから打てと言ってる」と三回ぐらい言わないと、ついつい自信なくて、責任とりたくなくて、避けてしまう、そんな代表例なのかも知れませんね。
posted by oku | 2007-07-31 15:07
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
・シュートする前の段階におけるトラップがまずい。→シュートするときの体勢が悪い。
・シュート力がない(下半身の力が弱いのか押さえが利いてない)。→ボールをふかすことが多い。
・シュートするときの足の振りが遅いor振りのモーションが大きい。→相手にシュートをブロックされやすい。
以上のようなことを日本代表の試合を見てると相変わらず改善されてないなと思いました。(例外だったのは高原くらいです)
個の力に対して組織で対抗するという夢物語を追いかけてるうちは日本はいつまでたっても世界では戦えないと思います。
韓国に負けたのは精神力の問題かもしれません。しかしサウジに負けたのは圧倒的な個の力に蹂躙されたという感じです。
メッシやロナウジーニョを生み出すのは無理にしても今回のサウジの2トップのような選手をどうやって育成していくか日本は真剣に考えたほうがいいと思います。
posted by サウジとイラクは強かった | 2007-07-31 15:16
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
色んな見方がありますね。どれもこれもある程度は納得!でも今回ミドルが少なかったことに関しては選手達本人にしか分からないですね^^;
ホントにシュートコースがなかったかもしれないし、パスの方が確率が高いと判断し続けたのかもしれないし、連動するサッカーをやり切ろうと決めてたかもしれないし、・・・。
個人的にす~んごい納得する答えは、オシムの方針というかチーム全体で
「今回のアジア杯ではパスサッカー・人もボールも動くサッカー・連動するサッカーがどこまで通じるか?を試す大会にする。相手がどこでもコンディションがどうであってもこれをやり切る!すべてはW杯予選の為(布石だったりする)交替選手をある程度固定したのも余計な情報を与えない為」
「ミドル&ドリブル禁止」って言わないまでも、こういうことが徹底されてたなら「すげぇ~!」って思っちゃうんですけどね(笑)
posted by DGS | 2007-07-31 18:26
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
私もこのブログ読ませて頂きました。
で、これが真実であれば相当凄いことやってるなと思いました。
敢えてパスで崩すことのみにチャレンジし、ある程度引いた相手に有効とされるミドルシュートを撃たないで継続して続けるということは簡単なことじゃないですよね。
中村俊輔も確か敢えて撃たずにパスで崩すことを意識したとか言ってたような記事を見た憶えがあります。
少なくとも今回のこういう意図で6試合こなせたというのは大きいですね。
いや~、ホントにそうだったらやっぱり凄いですね。
今までのサッカー観総崩れするぐらいですよ。
posted by tiny punx | 2007-07-31 19:42
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に関して、私は皆さんと異なる考えを持っているので一言。これはシュートの問題ではなく、相手との距離の問題です。
日本の特徴はエレガントなパス回しのようですが、相手が近付く前にパスを出しています。恐らく、リスクを避けるためでしょう。しかし、優秀なサッカー選手は、相手が近付く前にパスを出すのではなく、なるべくたくさんの相手を引き寄せてから、パスを出したりドリブルで抜いたりするのです。このように相手との距離が近い局地戦で勝つことが、サッカーにおいて非常に重要な技術になります。ところが、この技術を日本の選手は磨いていません。バイタルエリアには当然、相手がたくさんいてフリーになることは考えられません。つまり、日本の中盤の選手は相手が近くにいるからシュートをしないのでしょう。
posted by ボウヤ | 2007-08-01 02:04
管理人より
相変わらず、たくさんのコメントありがとうございます。今回は個別にレスさせてもらいます。
Nさんへ
私の中ではサッカー漫画と言えばやはり「キャプテン翼」。で、翼といえば小学生時代FWだったこともあり、非常に攻撃的でシュート力も高いはずです。
この漫画には他にも必殺シュートを持った選手が国内外にごろごろいるので、シュートへの意識は高いはずなんですけどね。パサーというイメージのキャラはあまり思い浮かびません。
ロマーリオのような意識を持つ選手って日本にいるんでしょうか。個人的にはワルなところが大久保嘉人とだぶるんですけどね。プレースタイルが違うから何とも言えませんが。
よいよいさん、spursさんへ
グラウンドの弊害は確かにあるのでしょうね。ただ、現在は以前と比べて芝のグラウンドも増えてきましたし、それこそクラブユースの選手は小さい時から芝のグラウンドに慣れているはずです。
今後はシュートを上手く打てる選手が増えるかもしれませんね。
ひよっちさんへ
この子は大きいからDFやGkにコンバートする、またはFWは海外の大きなDFに体格で負ける(つまり指導する側に体格へのコンプレックスがある)ので「小さくてすばしっこい系」の選手にする、など若年層の指導者にそういう安易な発想があったのではないか、という意見を聞いたことがあります。
闘莉王の場合はやはりルーツがブラジルなので、そういう勝負にかける情熱に関しては、おそらく日本人離れしたものがあるのでしょうね。向こうの人は、たとえ草サッカーでも真剣だといいますからね。
デコさんへ
おお、ツインタワーですか。面白いとは思いますが、その時だれがセンターバックをやるのでしょうね。
anti-footさんへ
仰る通りだと思います。それが「目的」にならなければいいんですけどね。
速攻さんへ
オシム監督が目指すサッカーにとっても、おそらくはその方がいいと思います。
あたたたさんへ
そうですね。ストライカーには何か独特の雰囲気みたいなものを感じます。
okuさんへ
管理教育世代にとって、学生の頃は「自由」と言う言葉の甘美な響きに憧れたものですが、「自由」と「責任」は表裏一体のものですからね。
30過ぎた今となっては、先に「責任」の方が頭をもたげてくるのは、私とて同じです。
サウジとイラクは強かったさんへ
「個の力」の重要性を説いていた選手、確か1年前までは日本のサッカー界にいましたね。
欧州でプレーする松井大輔や中田浩二のコメントを聞いても、攻撃にしろ、守備にしろ、求められるのは局面を個人で打開する能力だそうです。
日本にそういう個人で打開できる選手がいないわけではないと思うんですけどね。今回の代表にはそういう選手が少なかったとは思いますが……。
DGSさんへ
そうですね。あれだけメンバーを固定したのは1つのパターンでどこまでやれるのかという壮大な実験だったのかもしれません。
後に書く予定なのですが、今回のメンバーの年齢構成上、このスタメン11人の多くは今後の3年間でメンバーから消えていくことになると考えています。そう考えると、最大限好意的に解釈すれば、情報隠しともとれないこともないかもしれませんね。
tiny punxさんへ
これには賛否両論あるのでしょうが、解釈によっては「W杯予選突破のためにアジアカップを捨石にする」とも取れるわけですから、もし件のブログに書かれているようなことが事実だとするならば、オシムという人はそうとう豪胆な人なのだと思います。
まあ、あのオシムさんのことですから、真相が明らかになることはなさそうですが。
posted by bunchousann | 2007-08-01 02:45
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
>「今回のアジア杯ではパスサッカー・人もボールも動くサッカー・連動するサッカーがどこまで通じるか?を試す大会にする。相手がどこでもコンディションがどうであってもこれをやり切る!
自分は、これをやろうとしてたと思います。
じゃないと、前目の中盤が遠藤、俊輔で、中盤守備者が鈴木だけで、両SBが高い位置を取らせないと思います。
ドリブルやランニング、ミドルで強引に仕掛けるなら、そういう事が出来る選手を選ぶでしょう。
オシムは恐ろしいほどに理想を目指してます。
自分は、どうも理想的過ぎて実現する気はしないんですが、出来るんだったら面白いので、もうちょい付き合います。
posted by negro | 2007-08-01 02:47
管理人より
ボウヤさんへ
ということは、「シュートを打たない」というよりも「シュートを打てない」ということなのですね。
仰る通り、相手をなるべく引き付けることでスペースができたり、フリーの味方ができるのは道理です。そしてこれは距離の問題であり、やはりその距離の詰まった状態で適切な判断ができないという判断力の問題とも言えるでしょう。
negroさんへ
アジアカップの最中のオシム監督のコメントにも理想を追求したい姿勢が色濃く出ていると思います。
細かいパス交換は、パスカットの危険性を高めるという点でリスクの高い戦術とも言えますし、彼の言っていることが理解できなくもありません。
今後、このアジアカップの戦い方を変えるのか、継続するのか、その辺にも注目したいですね。
posted by bunchousann | 2007-08-01 03:50
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
結局のところ攻めの駒が無いためパスを回していたという印象があります
オシム監督が理想とする形が見えてきている以上完成形に近づけていければと思います
ただ今回のアジアカップを見ていて感じたのは攻めにバリエーションがあまりなかったことですね…
サイドを崩してシュートしかなかったように感じます
羽生選手や佐藤選手が入った際にスルーパスでみたいな攻撃もあまり無く更にはドリブル突破でシュートみたいな場面もあまり無く一貫してサイド攻撃に終始した感じでした
これでは崩せるものも崩せないな…と感じた次第です
相手を崩す手段はパス以外にいくらでもあると思います
リスクを承知でそういったプレーをするのも局面では大事だと思います
試合の出来だけを見ればU-20の方が良かった印象です
A代表なのだからA代表らしいプレーをもっと見たかった気がします
これはたらればになりますが闘莉王選手がいれば状況は変っていたように思います
また同じ浦和の田中選手のパフォーマンスが向上して代表入りしていればなどなど尽きないように感じます
因みに松井大輔選手はどうなんでしょうか?
持ちすぎるという印象は否めませんがオシムサッカーには溶け込める選手だと思うのですが…
なんならフォワードとして使うのも手かと…
あくまでも例えばの話ですが…
posted by のーちらす | 2007-08-01 10:48
管理人より
のーちらすさんへ
少し選手たちを弁護するならば、アジアの場合、相手チームが日本相手にはどうしても中央の守備を固めがちになるので。サイド攻撃がメインになるのは致し方ないと思います。今回はオーストラリアや韓国という対等かそれ以上の相手でさえ、退場者が出たことでどうしてもガッチリと守られてしまいました。
闘莉王がいれば、確かに違うパターンの攻撃もあったでしょうし、中盤もまた違うメンバー構成になったでしょう。
個人的には、今回の結果だけを見て「ドリブラー待望論」が巻き起こっているような気がするのが気になるのですが、松井大輔などは見てみたい選手の1人でもあります。ルマンは結構中盤から前線の補強に力を入れたので、松井のレギュラー獲得は不可能ではないとはいえ、大変だとは思いますが、そういう中でレギュラーを獲り、コンディションがよければ9月の欧州遠征で招集されることもあるかもしれませんね。
posted by bunchousann | 2007-08-01 14:41
管理人さんへ
いつもコメント返して頂きありがとうございます
因みにぜひこの選手は見てみたいという選手っていますか?
僕は小野選手に復活して欲しいですかね…
以前ほどパフォーマンスは戻っていない感じはしますが気持ちでプレーできる選手だと思います
そういった選手って少なくなってきてしまったような気がします…
(ドーハ世代には多かった気がします)
そういった意味で闘莉王選手がいなかった今回の大会は残念でした…
結局イラクはそういった気持ちの部分で勝っていた為優勝できたように感じます
いい意味でのナショナリズムは大切ではないかと改めて実感しました
posted by のーちらす | 2007-08-01 17:13
管理人より
のーちらすさんへ
小野伸二……う~ん、ものすごく期待していたんですけどね。ホップ、ステップのジャンプができなかったのがつくづく残念です。今は浦和の選手ですが、今後どうなるのかはちょっと注目です。
精神力の問題ですが、これに関しては判断するのが難しい問題です。一生懸命やらない選手などいませんからね。
でも絶対に何とかしてやろうという気魄が伝わる時と伝わらない時というのは確かに存在するんですよね。不思議なものです。
posted by bunchousann | 2007-08-01 23:06
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
確か2,3年前くらいに某サッカー雑誌で
「日本にはなぜストライカーが育たないのか」
みたいなテーマの特集があって、そのなかで釜本
のインタビュー記事があったんですけど、日本人
FWはなんであんなにシュートをふかすのかってい
う問い掛けに、釜本は「腹筋が弱いから」って答
えてました。
posted by お茶 | 2007-08-07 20:53
管理人より
お茶さんへ
日本人がミドルシュートが苦手な理由として筋力の問題を理由に挙げる人は多いですね。ちゃんとした科学的根拠は聞いたことがないのですが、それほど的を外れた意見でもないのでしょう。
ただ、仮に筋力が弱いとしても、シュートを打つ姿勢など、それを改善する方法もあるので、普段のシュート練習から1本1本気をつかって欲しいですね。
posted by bunchousann | 2007-08-07 21:22
Re:続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
日本がわずかな期間に大きく成長したことを忘れてはなりません。国民性から伸びやすい能力、伸びにくい能力があるのは当然です。日本ではそれがパスやテクニック・チームワークであり、判断力やフィジカル・個人技であっただけです。そもそも合理的にシュートとパスを判断できる選手は世界トップクラスです。シュートの判断の合理性ほど難しい問題はありません。
また、個性の問題もあります。とにかくシュートを打つ選手がいる一方で、チャンスの場面でパスを出すのも一つの個性です。問題なのは日本が短期間で成長したため、人為的な成長が著しく、結果として同じような個性が数多く生まれてしまったことです。サッカーの歴史が深まれば自然といろいろな個性が生まれ、いろんな個性を持つ選手達を見た子供達がそれらの選手をまねすることで、個性の幅が広がっていくモノです。
シュートを打たない原因としては湯浅さんのいうことが大でしょう。しかしそれ以前に考えて欲しいのは、こんな短期間にこれだけ強くなって何の問題もなかったとしたら、世界中が強豪だらけになっていると思いませんか。
短期間だからこそ私たちによくなじむ能力や個性が出てきているにすぎません。まだまだこれから、なれないところは少しずつ。
posted by kumeta | 2007-08-16 00:39
管理人より
kumetaさんへ
プロフにもあるように私は「キャプつば」世代です。したがって日本のサッカーがわずかな期間に大きく成長したことを自らの成長とともに見てきたつもりです。
20年前のことを思えば、今我々が対峙している問題というのは贅沢な悩みなのかもしれません。
ご指摘の通り、まず日本は日本人らしさを活かした、長所を伸ばすやり方でその実力を上げたのだと思います。
今後は短所をいかに埋めていくか、そのためにもこの「シュート意識」というのは重要なのだと思います。
posted by bunchousann | 2007-08-16 22:41
続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
ずーっと前にアップされた話題なのに、今さら頃投稿して申し訳ございません。前回の書き込みも含めてどれも納得です。いろんな要素があるから、ここまでの問題になっているのでしょうね。
アジアカップを総括するジャーナリスト達の意見の大半は、ほぼオシム監督が目指すサッカーを前向きに捉えていて、シュートへの意識が欠如していることに対して批判していた記述はかなり少なかったように覚えています。(違いますかね?)
僕が住んでるオーストラリアのジャーナリストでさえ日本のサッカーをべた褒めしていて、「日本のサッカーが抜けている。一番の優勝候補」と予選が終わった時点でいってました。
精神論好きな人間だと思われるのは嫌なんですけど、周りで見ている僕らがまずできることは、選手達にたいして「もっとシュート打てよ」と強く思わさせることではないでしょうか?厳しいことを敢えて言えば「そこで打つ能力や気持ちが無いのなら応援しないよ」「交代したほうがいいよ」と思わせるくらいの気持ちと言ってはなんですが。
だって俊輔や遠藤は日本の中でトップレベルの精度をもつキッカーなのですから。
特に周りのサポーターの意見は選手に大きな影響力があると僕は信じています。僕が見た例として、スペインの選手ならリードしている試合終盤、時間稼ぎをすることは当たり前だと思うのですが、アンフィールドでは最後まで得点を狙うサポーターに押されて、スペインの選手が無理にボールを前に供給しているシーンを見かけたことがあったからです。
僕は時間稼ぎをするプレイのほうが勝つためには筋が通っていると思うのですが、それすらもサポーターは変えてしまうと感じました。
僕自身サッカーを見ているとき、きれいな攻撃、美しいゴールを目指すチームのサッカーにチャンネルを合わせてしまいます。ただそれと同時にどんな形でもゴールはゴールということも自分につよく言い聞かせています。
今の日本の選手およびファンには、汚くても1点という意識がサッカーの内容を求める意識に比べて大きく欠如しているように感じます。
posted by k | 2008-01-05 01:48
管理人より
kさんへ
わざわざ過去ログまで読んで下さっているようですね。ありがとうございます。それにしてもオーストラリア在住だということですね。驚きました。
この問題はアジアカップをきっかけにして書いたのですが、つい最近にも、今スポナビで高校サッカーを取材している某スペイン在住のライターさんが、携帯サイトのコラムでも指摘されていました。
また、先日の天皇杯の決勝の終了間際の柳沢のプレーにおいても、また同種の議論が起こっていました。
アジアカップの際には、日本が「三連覇ならずに」4位に「終わった」こともあって、日本ではこの種の批判がわりと多かったと思います(私も含めて)。もう「今更ながら」という気もしますし、実際にJリーグでは外国人のFWと日本人のFWとの間には一試合あたりの平均シュート数に大きな差があるという具体的なデータも出ています。
サポーターの意識ということで言えば、シュートを打つべき(あるいは打って欲しい)場面で打たなかった選手に対して、もう少しブーイングが必要なのかもしれませんね。もしかしたら、この問題は、私たち全体の問題なのかもしれません。
posted by bunchousann | 2008-01-05 21:57
続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
>あまりおすすめできません。
おっしゃるとおりでした。が、せっかくの忠告にもかかわらず、読んでしまいました。
>答えのようなものも、一応書いていらっしゃいます。
>理不尽なほど高い確率とはどういうことなのでしょう?
>例えば時刻表の通りに駅にやってくる電車などが好例
釣られるタイトルですが、それについてはたったあれだけ。中身が一致していない。
時流に乗せて売ろうということだったでしょうか。
なかなかうまくできている構成だとは思いました。
著者はご自身の体験談をアレンジすることで、読者に追体験するように工夫しています。それは成功していると感じました。
サッカーに詳しくない方には、ひとつの視点が養われる本であるとはいえるでしょう。
が、「目新しさが無い」のは、思考方法にブレ無いからではなく、突き詰めたものを提示する気がないからだと考えたくなります。
「サッカー論を超えた画期的日本人論」とは笑止でした。
同じ言葉、キーワードの反復の多さ、これは論理的に理解を求めるものではなく、感覚でわかって欲しいということなのでしょうか。
たしかに理屈がすべてでもないですが、宣伝的刷り込み効果が強すぎます。
「日本人の精神」を語る際、狩猟民族・農耕民族という対比をちらつかせるが、ヨーロッパの農耕史は日本列島以上に古いのではないでしょうか?
かたや、縄文時代の日本、狩猟・漁撈人口がほとんどだったのでは?
よく口にされることだから、そのまま記しているのでしょうか。それも、ちらつかせるだけでまったく考察されてません。
日本の社会生活でイメージ目標になっている安定性・確実性などへの要求レベルが、欧米フットボールネーションより高く設定されているのが確かな事実。
これは本当にそうか?
どのような手法で検証された事実か?
これは以前書いたとき以上に、欠格を感じました。
スポーツに関しても浅い。たとえば常なる主張。
「サッカーの場合は、不確実な要素の集約度が違う。だから、心理的なファクターがプレーに与える影響は、他と比べものにならないほど大きい」
他と比べものにならないとは、どのような競技と、どうやって詳細な比較検討をしたのでしょうか。
「キーワード」なるもの、思考停止を迫る呪文かもしれません。
買わずに、図書館から借りたことだけが救いでした。
遅ればせながら御礼を。
私たち日本人全体の問題であるのなら、今、話題が沈静化してるとき、日本人はなぜシュートを打たないのかを、多角的にきちんと検証できる方がいるといいですね。
posted by たぶん | 2008-02-03 08:28
管理人より
たぶんさんへ
最初に言っておきますが、「あまりおすすめできない」と書いたのは、あくまで過去に湯浅さんの本を読んだことがある方に対してであって、本の内容云々ということではありません。
ただし、感じ方は人それぞれなので、こちらからは何とも申し上げられませんが……。
ご指摘の「主張に対する検証が不徹底」な点に関していえば確かにそうかもしれません。
検証するには膨大な政治学、経済学、民俗(民族)学、言語学、etc.からのアプローチが必要ですし、サッカーからの視点だけではもしかしたら永久に解決しないものなのかもしれません。
そういった点で言えば、政治学の修士号を持つ後藤健生さんあたりにもう少し踏み込んでもらえると面白くなるのかな、と思います。
毎年年末にサッカー版「朝まで生テレビ」的なものが関東でやっていると思うのですが(残念ながら名古屋では観れません)、こういう場でこそ、一度議論してもらいたいものですね。
posted by bunchousann | 2008-02-03 20:39
続・「日本人はなぜシュートを打たないのか?」に思う~皆さんのご意見を軽くまとめてみました
読むのがたいへんです・・
多様な見方があるものだと感心します。
チャールズ・ヒューズの指導ぶりがあちらに寄せられましたが、イングランド・アマチュア代表もシュートを打たなかったようです。
これを島国気質の問題として発展させることも可能でしょうかね。
posted by コリバノフ | 2008-06-09 21:18
管理人より
コリバノフさんへ
う~ん、これは昨年のアジアカップの直後で、ちょうどそういう(シュート打つ云々)がメディアやここのスポナビ+などで話題になっていた頃の話しです。それゆえ多くの人が関心を持ったのだと思います。
島国根性ってことで言えば、イングランドやスコットランドなんかもそうなのでしょうか。
私には難しくてちょっとわかりませんね(笑)。
posted by bunchousann | 2008-06-09 21:33


