Sports Writing Report

ジェシーの50年

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ジェシーと検索したら、ジャニーズの俳優さんが出てきたんですが、そちらではありません。 書きたいのは関脇・高見山、元東関親方のジェシーのこと。 ここのところ相撲に話題が偏ってしまってますが。
11日付け朝日新聞朝刊に「50年 ジェシーの足跡」という特集記事(鈴木健輔記者)がありました。 ハワイ出身の高見山が外国人力士として初めて関取になって、春場所で50年だそうです。 時節を得た記事ですね。 外国勢隆盛の上位陣に新風を吹き込んだ和製横綱・稀勢の里の誕生。 モンゴル出身・旭天鵬の大島親方が友綱部屋を継承し、ブルガリア出身・琴欧洲の鳴戸親方が部屋を興すという話題が場所前に出ていたところですから。
で、記事は御年72歳になった元高見山の渡辺大五郎さんに話を聞いてきた内容。 現役時代のこと、師匠として外国人力士を育てたこと、角界とご自身の今について。 全体を貫くのは「これぞ、お相撲さん」というジェシーの「温かさ」「大らかさ」。ほっこりします。 同時に、大相撲という「日本」の中で奮闘する外国人力士は、いつも「力士とは何者か」「日本人にとっての大相撲とは何か」を問い掛けてきますよね。白鵬が引退後、日本国籍を取得して親方として相撲協会に残るのかを含め、現在、「大相撲と国籍」は大きなテーマだと捉えているので、色々と考えさせられました。
個人的に、記事の中で目を引いたのは「外国力士は1部屋1人」という申し合わせに関するジェシーの意見。 >私はいいことだと思います。一人は寂しいけど、頑張れます。
拡大路線には賛成しかねる、と。 現役時代、股割りが辛くて涙した際、「目から汗が出た」と言った人です。同じ国の同胞どころか外国力士自体ほとんどいなかった時代に異文化に融け込み、稽古に精進して身を立てた努力は並大抵ではなかったはず。なので説得力があります。 根底には相撲は人を磨く場だという哲学があるのでしょう。 非常に興味深い記事でした。



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