2007年08月31日
感情的スポーツ論
おかげさまでかなり、冬眠(夏眠?)してました、虎吉です。
世界陸上も終盤にはいりました。男子400mリレーは、なんとか決勝に進出できたようですね。わが阪神タイガースもようやくAクラスにはいり、CS進出も見えてきました。ラグビーはワールドカップが来月、開幕しますし、暑さも峠を越え、スポーツの季節到来!を感じる今日この頃です。
世界陸上の結果に不満を覚える人は多いだろうと思います。私も正直その一人でしすが、当事者である選手の心中を慮るとますますつらく、この溜飲が下がる日がくるのを心待ちにしているところです。結局、この先で一番、チャンスがあるのは女子マラソンでしょうか?なんせ、ここで日本人最上位でメダルを獲得すれば、オリンピックの出場権が得られるわけですからね。特に、国際舞台での実績も十分あり、一度世界陸上でメダルを取っている土佐選手はベテランでもあり、長い準備期間をとってオリンピックに望みたいところ。高橋選手との東京国際での熱戦の後遺症がないか心配ですが、それ以上にオリンピックへの情熱が残っているか試されるレースになるでしょう。どうか万全の状態で持てる力を十分に発揮してほしいものです。
最高の舞台で持てる力をすべて発揮すること。それはスポーツをするものにとってひとつの憧れでもあります。ポテンシャルを発揮しきること、実力を出し切ること。これが、それこそ、自分が望んだ最高の舞台でできれば、最高ですよね。ジジィ虎吉は、そんなことを考えると、これまでに目にしてきた色んなものが脳裏に蘇ります。やるほうでも、年をとって、残念ながら、「最高の舞台にたつ」という目標は達成しづらくなってきましたが、時に、自分のプレイができた!と感じた瞬間の喜びは一種の麻薬ですね。
推測するしかないのですが、ベルリン・オリンピックで金メダルを獲得した前畑選手のレースの時の心境はどのようなものだったのでしょうか。他にも、実力を発揮しきったという点で興味があるケースは、それこそ際限なくありますが、私は第二次大戦の直前にベルリンで行われたこの大会で、レース直前にお守りを飲み込んで、勝負に臨んだという彼女の心境を考えると、具体的に言葉にすることもできず、ただただ凄みを感じます。 最高の精神力でプレッシャーに打ち勝って、重圧をはねのけ、自分の力を発揮したこと。自分の想像でしかない記憶の中で、前畑選手は今も強烈な光を放っています。
現実から逃げない、立ち向かって努力する。スポーツに限らず、人生ってそうなのでしょうね。 今回の記事の中で土佐選手について書きましたが、彼女については、もうひとつ注目したいところがあります。土佐選手のこれまでのレースには、高橋尚子選手との少なからぬ因縁があります。
高橋選手がシドニーの出場権を獲得した2000名古屋国際で2位になったのが、ほかならぬ土佐選手でした。このレースで優勝した高橋選手はオリンピック代表に選出されます。 そして4年後、再び名古屋の地で土佐選手は快走をみせ、優勝、東京国際で2位であった高橋選手を逆転して代表に選ばれ本番のアテネ・オリンピックでは5位入賞を果たしました。しかし、この時は前回大会金メダルの高橋選手が選ばれなかったことがさまざまな波紋をよんだこと、覚えている人も多いと思います。
そして、世界選手権の代表選考も兼ねた今年の東京。 ここで高橋選手を破り優勝した土佐選手は「今日ほど勝ちたいと思ったことはなかった」とレース後、告白しています。レース中、後ろ全く振り返らず走る土佐選手からは、殺気立つような気迫を感じたものです。
そんな土佐選手にとって今回のオリンピック代表選考を兼ねた世界陸上は、かなり異質なものではないでしょうか。なぜなら、初めて、高橋選手に関係なく自分の結果のみでオリンピック出場権が獲得できるというレースなのですから。おそらく、これまでの因縁が深かっただけに過去にないだけの重圧が土佐選手には押しかかるはずです。 女子マラソン、土佐選手はどんな表情で走るのでしょうか。注目ですね!
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posted by 虎吉 |23:24 |
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