2007年01月07日

東海頑張ったね

一息ついてもう一試合、観戦レポ。
昭和60年の日体大以来、20年ぶりにベスト4に名乗りをあげ、昭和49年、優勝した明治大学以来、久々の決勝進出を狙う東海大学。今日は現在、スーパーリーグ戦首位を走るトヨタ自動車との対決でした。


高橋マイケルの個人技を中心に、序盤、攻撃してくるトヨタに対し、東海大学は第1Q終盤、石崎・井上・竹内の3本柱が連続得点するなどリードを奪う。会場はトヨタ応援団の力強い声援があるにもかかわらず会場は、やはり圧倒的に東海ムード。一挙手一投足に会場が沸く。トヨタはそんな雰囲気を背にうけていまひとつ、ペースを握れない展開であった。そんな中、第1Q終盤、ファウルのコールを受けた東海大学・井上が不満の表情を見せ、それを見た東海ベンチが交代させる一幕があった。個人的に思うのだが、あそこで井上が審判のジャッジに抗議する意思表示を見せたことで、審判の笛が東海に辛くなったように思ったが、気のせいか。


東海リードで1Q終了しながら、トヨタには、そんな状況を打破できる選手がベンチに控えていることも強みである。日本代表・桜井選手が連続得点し2Q早々に逆転する。また、ディフェンスでは、東海大学の攻撃の原動力となっている石崎選手にマッチアップ、石崎選手は、サイズの差もあってか、明らかにやりにくそうな様子を見せる。ここで、トヨタはまだ前半戦ということもあってか、桜井をベンチにさげ、ドイツ・ブンデスリーガでキャリアをつんだ斉藤をコートに送る。しかし、その斉藤がいまひとつ。竹内にバスケットカウントを与えるファウルを喫するなど、いまひとつの出来であった。フリースローもきまり8点差(35対27)となったところで、斉藤にかえて再び桜井がコートへ。前半最後は若干、トヨタが盛り返し、36対39、東海リードでの折り返しとなる。


後半、東海・竹内、トヨタ・折茂が交互に得点したあと、再び折茂がエンドの3P付近でボールを持つ。このときのマークは竹内。ここで折茂はフェイクをいれ竹内のファウルを誘う動き。竹内まんまとひっかかり折茂にフリースローが与えられる。竹内悔しい表情をみせるが、社会人はやはりこの辺が老獪だ。フリースローが2本きまり一点差、えてしてこういうものだが、ここで東海がオフェンスをミス、するとトヨタが次の攻撃の際、渡辺の3Pであっさり逆転する。ここから試合はトヨタがわずかにリードして進むが、第3Q最後に再び渡辺が3Pをきめ61対56とトヨタがリードしてQ終了となる。この試合渡辺はチームトップの25得点もさることながら逆転の場面、Qの終盤と重要な節目のところでの3Pが光った。それにしても東海は、第3Qのこり10秒きってから石崎がファウルをしたため、交代させざるをえなくなったことが痛い(このファウルでトータル4ファウルとなった。)


最終Q、東海大を後押しする会場の雰囲気をあざ笑うかのように、トヨタは渡辺・桜井と連続で得点する。高橋マイケルの速攻も決まったところで、東海は4ファウルでベンチに下がっていた石崎をコートへ送る。まさにおいつめられた状況だ。東海は竹内もこのQ開始早々に4ファウルとなり、完全にファウルトラブルだ。トヨタはそんな東海大にたいし、ここからスパーク、のこり4分を切って、トヨタ・渡辺の3Pが決まった時点で76対60とほぼ勝負あった。その後、ファウルゲームに持ち込むも、東海は渡辺・宮田といったシュート力のある選手にファウルを繰り返し、なかなか点差を縮められずゲームセット。高橋にファウルするチャンスなど(高橋はフリースローが苦手)十分あったように思ったが、頼みの石崎も最後はファウルアウトしており、焦ったか。また、勝負ごとにタラレバは禁物だが、第1Qでの井上の審判に抗議するジェスチャーがその後の判定に影響した部分はなかったか総じて、個人能力の差はともかく、色んな部分でトヨタの方が老獪、いいかえれば東海は若かったといえるだろうか。試合後、井上選手の泣きはらした表情が印象的であった。

思えば10年ほど前、日本大学がものすごいリクルート作戦を展開して、それこそ高校の有力選手を根こそぎ獲得したような時期があった。実際試合も見に行ったが、ベンチ入りした12人全員がウォーミングアップでダンクするのは、まさに圧巻であった。
その当時の日本大学でさえなし得なかった、天皇杯での4強。まさに快挙だ。日立を破った慶応大もすばらしかった。今年の大学バスケット界を牽引した両チームに対して、一ファンとして、心からその健闘をたたえたい。

  • 共通ジャンル:

posted by 虎吉 |00:44 | バスケット | コメント(5) | トラックバック(2)
このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/bubusprts/tb_ping/30
この記事に対するトラックバック一覧
インターンシップ(7)スイートルームに潜入! 【NBA、インターンシップ挑戦記】

またまた遡って26日。まずい、なかなか追いつかないぞ。。。今日はホーネッツとの試合。今日はUniversity of Washington Huskies女子バスケットボールプレーヤーの昨季インターン、Jillと一緒に働くことに。いつもどおりオークションをセッティングし、ご飯を食べ終えると...

2007-01-07 04:28 | 続きを読む
皇后杯は富士通へ。明日はいよいよ男子決勝戦。 【ちいさんとバスケと】

オールジャパン 女子決勝戦 ○富士通 87 × 79 シャンソン化粧品● 今日はTVでの観戦です。富士通・矢野選手の3Pがすごかった印象です。特に前半は4/5と驚異的でした。私は女子のゲームは男子ほど見ないのですが、男子のゲームと違ってきめ細やかで丁寧に決めてくるのが印象的ですね。今日はTVからでも観客がすごい入っていたのがわかりました。さすが決勝戦。明日のトヨタ自動車×アイシンもかなりの観客が入るんでしょうね。楽しみです。 ボクは、その涙を忘れない。 SportsNaviの「高校選抜」&「天皇杯・皇后杯

2007-01-07 23:12 | 続きを読む
この記事に対するコメント一覧
(事務局では、サービス全体の雰囲気醸成の為、全コメントをフィルター/目視チェックし、削除等しております。見逃し等も有りますので、ご不快な思いをされた場合は、事務局宛 support@plus-blog.sportsnavi.com にご意見頂けると幸いです。)
Re:東海頑張ったね

コメント投稿者ID :

おはようございます。

観戦記拝見させていただきました。

ブログによる実際に観戦した方々の情報はほんとうにありがたいです。

遥か昔の明治大学vs住友金属の決勝戦を観戦(もちろんテレビですが)した(中年~老年)の者ですが、できれば、このような試合を全国のバスケファンに見てもらう手立てはなかったものかと改めて思います。

posted by r-0505 r-0505 | 2007-01-07 08:16

トラックバックさせて頂きました

コメント投稿者ID :

私も東海にばかりホイッスルが多かったのは気になっていました。私が観戦していた場所からではわかりにくいファールが多かったので、厳しすぎたのかどうかについてはわかりません(多少、つまらないホイッスルを吹くレフェリーであった印象はありますが)。ただ、東海大の選手達に最後までのびのびとプレーさせてあげたかったと強く感じました。学生最後のゲームがファールトラブルで苦しんだゲームになってしまったのは、いささかかわいそうな気がしますので。私も東海大、慶應義塾大共に本当によいチームだったと思います。

posted by ちいさん ちいさん | 2007-01-07 23:24

Re:東海頑張ったね

コメント投稿者ID :

> r-0505様
確かに。いくら文章で表現したところで、現実にまさるとは思えません。ちなみに試合のチケットは3500円(高い!!)。せめて2階席は2000円で開放するくらいの心意気があっても良いでしょう。伝統ある天皇・皇后杯が決勝以外はテレビ放映もなく、チケットもこの値段。もうちょっと頑張ってほしいと思うのが正直なところです。
>ちいさん様
トラバありがとうございます。
正直、興ざめする笛もありましたね。これからバスケがプロ化するに当たっては審判育成の問題も当然出てくるでしょう。それにしても、「東海大の選手達に最後までのびのびとプレーさせてあげたかった」という意見、同感です。

posted by 虎吉 | 2007-01-08 00:56

Re:東海頑張ったね

コメント投稿者ID :

東海の試合に関してでなくてすいません。10年前の日大のコメントですが、ベンチメンバー全員ダンクは17年前の平成元年当時もしくは平成5年当時の長谷川選手の時代だと思います。たしかにあの頃の日大のアップは凄まじかった。バスケットはダンクが全てでないのは百も承知ですが、実際にスタンド前列で見た、あの全員ダンクがものすごく盛り上がり、今も鮮明に記憶に残る出来事でした。

posted by 高木HCカムバック願う | 2007-01-29 20:58

Re:東海頑張ったね

コメント投稿者ID :

>高木HCカムバック願う様
いや、ちょっと年代のところにずれがあったかもしれませんね~。ご指摘サンクスです。ちなみに私は、そのころ某大学でバスケをしており、オフィシャルの席で(1年だったので)アップを見たことがあります。
ものすごいインパクトでした。

posted by 虎吉 | 2007-01-30 20:05

コメントする

「他サービスID/メールアドレス」で投稿する場合は、そのID/メールアドレスは表示されず、当サービス専用の固定のコメント投稿者ID「英数+連番」に変換され表示します。

※コメント投稿手順
(1)上記リストから希望のIDを選択する。
  例: Yahoo! JAPAN IDでコメント投稿
(2)Yahoo! JAPAN上の本人確認画面でIDとパスワードを入力する。
(3)スポーツナビ+blog側のコメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」

※コメント投稿手順
(1)上記リストからログイン/メールアドレスのどちらかを選択する。
  例: ログインしてコメント投稿
(2)plus-blogのアカウントとパスワード/メールアドレスを入力する。
(3)コメント入力画面が表示される。
(4)コメント本文を記入し、投稿ボタンをクリックする。
(5)コメント投稿者IDとコメントが表示される。

詳しくは以下2ページをご覧下さい
【仕様変更】PCからのコメント投稿について
ブログ利用マニュアル「コメント投稿方法」