2007年10月17日

☆アルペンスキー講座その4☆

第四回目の今日は『スタート順』について書いていきたいと思います。

アルペンスキーは自然相手のスポーツです。
同じコースを出場選手全員が滑るスキーにとっては、刻々とコース状況が変化していく有利、不利のあるスポーツです。
そんな自然相手のスポーツですが、スキーはトップの選手ほどコース条件のいい所を滑ると言う、とてもシビアなスポーツでもあります。

アルペンスキーは、スピード系種目と技術系種目のスタート順では少し異なります。
それぞれ説明していきたいと思います。

技術系(回転・大回転)種目
アルペンスキーは1人ずつ順番に滑ります。
そのスタート順の決め方は、基本的には世界ランキングです。
そのレースの出場選手の世界ランキングの若い順に、ランキングが低い人ほど後に滑ると言うようになります。

そして、1本目と2本目のスタート順には異なったルールがあります。

1本目には、先に述べたスタート順の1番~15番までの人をくじ引きで決めます。
その15番までを第1シードと呼びます。
16番以降の第2シードはそのまま世界ランキング順になります。

2本目のスタート順は、1本目ゴールした時点での順位の1位から30位までの人をそっくりひっくり返します。
どう言う事かと言いますと、1本目1位だった人は2本目は30番目にスタートします。
2位だった人は29番スタートと言うように、順を追って1本目30位の人が1番スタートとなります。
31位以降の人はそのまま1本目のゴール順位順にスタートします。

そしてその2本の合計タイムで順位が決まります。


スピード系(スーパー大回転・滑降)種目
スピード系種目では技術系とは違い1本勝負になります。
そして基本的なルールは技術系種目と同じです。

スピード系のスタート順はランキングの1番から30番までの人をくじ引きで決めます。
後はランキング順です。
滑降の場合はちょっと違い、ランキング順に30番までに自分の滑りたい順番を選ぶ事が出来ます。

そして1本勝負なので全員がゴールした順位がそのまま成績になります。


以上が一般的なスタート順のルール・決め方ですが、アルペンスキーはオリンピック、世界選手権、ワールドカップ、ヨーロッパカップ、FISレースと5つのレベルに分けてレースが区切られています。
その中で、ワールドカップ(WC)と、ヨーロッパカップ(EC)では、また少し異なったルールがあります。
WC、ECではシーズンを通してシリーズ大会となっていて、1レースごと30位までに入った人にはポイントが与えられます。
2レース目以降はその獲得ポイントが優先されるため、30番以内のスタート順はランキング関係なく、ポイント獲得者が優先されてスタート順が決まります。

以前、私が、『開幕戦はとても重要』と言う話をしていたと思いますが、理由はそこにもあるのです。
なかなか複雑なルールですが、見方を変えれば、WC、ECに関しては世界ランキングが悪くても開幕戦でポイントを獲得する事が出来れば、次のレースからは大幅にスタート順を早める事が出来ると言う訳です。

アルペンスキーはスタート順がとても重要となり大きく勝敗に関係してきます。
そのスタート順をあげる為には後ろから頑張って頑張って、自分よりランキングのいい選手を追い越して行くと言う地道な努力しかないのです。
世界の頂点を目指すには誰もが通る茨の道です。

posted by bt-mizue |19:03 | ☆アルペンスキー講座☆ | コメント(0) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加