2010年03月05日

心の目で観る…

昨日の体験の続きを話そう。

影さえ見えない真っ暗闇の中を杖と手探りだけで、進んで行く。
たぶん・・・・一人では怖いかも知れない。けれど知ってる人、初めての人・・・ひとグループ8人が時にはぶつかり、時には声を掛け合い、目以外の全ての触覚を自然につかう。

木や土の匂い、枯葉、砂、でこぼこ、足に伝わる地べたの感触。
冷たさ、暖かさ、風がやってきて通り過ぎて行く。
さわって感じること。確かめること。想像すること。
そして、気配・・・・

「ボールを私の方に向かって転がして下さい」

促されるままに、サッカーボールみたいなボールを、案内人の声のする方向に向かって転がす・・・・

「どんぴしゃ、私の真ん中に来ました・・・!!」

と言われ、自分でビックリ。

そこには、道があり、トンネルがあり、広場や公園があり、誰かのお家があり、カフェがあり、音楽があり、川があり丸太の橋があった。。。
公園で乗ったベンチ形のブランコ、いくつもの玩具、暖かいコタツとみかんの匂い・・・・

私はいつの間にか、自分が子供の頃に感じていた感触を思い出していた。

現実には地下室の真っ暗闇の限られた空間は・・・・果てしなく広がる、慣れ親しんでいた遠い昔の、安心できる場所になっていた。

むじゃきだった頃の自分・・・・感性はどこまでも広がり、好奇心がムクムク・・・・周りの人は優しく暖かく皆友達で見方だった。

何か、忘れかけていた大切なもの・・・・暖かいもの。
人と寄り添うことの安心感、心地よさ、感性の無限な広がりと可能性。
そして、心の目で観る、感じる。ということ。
ごまかしはきかない。気配はほんもののまま伝わる。

このプロジェクトに力を注ぐ、金井さん、きよえちゃんの想いが伝わった。
ほんとに・・・・たくさんの人に体験してもらいたいと思う。
暗闇のエキスパートである、視覚障害者の皆さんの、研ぎ澄まされた感覚の能力と心配りに満ちた案内は、絶対的な安心感があった。

ステキな体験をありがとう。

DIALOG IN THE DARK
www.dialoginthadark.com




〓〜meg

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posted by bt-meg |12:20 | メディア | コメント(0) | トラックバック(0)
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