2009年06月19日
日本代表の目標:それはWCで戦えるチーム(その1)
タシケントでのウズベキスタン戦後に、岡田監督はWC出場が決まって「きのうの試合終了のホイッスルは、新たなチャレンジのスタート。ベスト4へ、闘志を出して向かってほしい」と言った。しかし、新たなチャレンジはドイツでブラジルに負けたときにすでに始まっていた。岡田監督が掲げた目標は「ベスト4」だが、無理な目標を掲げることは管理者として非常に無責任だ。なぜなら、目標を与えられた選手からすると、現実と目標とのギャップが大きすぎて、何をどうしたらよいのか分からなくなるからだ。たとえば、ウズベキスタン戦をどのように戦うかを考えてみよう。ベスト4を狙うチームがWCに出場したこともないチームと戦うのだから、ゲームを支配して最低でも3対0ぐらいで勝たなければならないと考えるだろう。しかし、両者の今の力を比較すれば、誰しもが無理だと分かる。管理者が目標を掲げるのは当然だが、その目標を間違えれば、結果として何も得ることができなくなる。この問題はすでにジーコ氏が見せてくれたのに、再び同じ過ちを繰り返そうとしている。 もう少し具体的に言うと、岡田監督は「予選突破」と「ベスト4」という2つの目標を立てた。ウズベキスタン戦の勝利で1番目の目標を達成した。この1番目の目標は2番目の目標の必須条件だが、2番目の目標の達成度には貢献しない。2番目の目標を達成するためには、南アフリカでの初戦までにどれだけ代表を強くするかということを具体的な数値で表さなければならない。ドイツからすでに4分の3が過ぎてしまった。つまり、現時点で目標の4分の3を達成していなければならないのだ。たとえば、ドイツ組より「1.4倍強くする」という目標を設定すれば、現時点でドイツ組より1.3倍強くなっていなければならない。そして、ウズベキスタン戦とカタール戦は、その目標が達成できたかどうかを確かめるための試合だったのだ。結果は1対0の勝利と1対1の引き分けだったが、内容は散々だった。結局、残りの1年でいくら頑張っても、目標を達成することはもう不可能だということ日本中に示してしまった。この2試合を見れば、高い目標が何の効果もなかったことが分かる。小さな目標を立てて、それを一つ一つ達成することで、その結果として最終的な目標に至るというのが管理者の仕事だ。勝負ごとだから、そんなことは無理だという人がいるかもしれないが、そういう低次元な考えではいいチームを作れない。 代表のチーム作りが難しいのは、真剣勝負の場が少なすぎることだ。結局、カタール戦が最後の真剣勝負の場になってしまうかもしれない。日本代表は今後、アジアカップの予選ラウンドを戦うが、相手が香港、イエメン、バーレーンなので、目標の達成度を測るのは難しい。ただ、相手に攻撃させてそれを跳ね返すような試合ができれば、有意義な試合になるかもしれない。協会は、オランダ、ガーナ、スコットランド、ポルトガルとの試合を計画しているようだが、あくまでも親善試合なので相手がどこまで本気でやるか分からない。ただ、相手を本気にさせるような攻撃ができれば、成果を得ることができるかもしれない。当然、選手はクラブで成長するのだが、代表で真剣勝負の試合を経験することも非常に重要だ。WC開幕まで1年しかないが、その1年で選手の成長を望むのはかなり難しい状況になってしまった。 目標を数値で表すことが重要と言ったが、今の日本サッカーの現状を考えると、数値は掲げにくい。ただ、今までの試合で1つだけ褒められる試合があった。それはキリンカップのチリ戦だ。だから、目標をすべての試合でチリ戦のようなパフォーマンスを見せることにすれば、非常に現実的な目標になる。もう少し具体的に言うと、ニハトに代表されるテクニックとアジリティを特徴とするトルコのようなサッカーである。もちろん、サッカーは相手次第で変わるが、その姿勢を見せたか見せなかったは確実に評価できる。この目標が達成できれば、ドイツ組より強くなるだろう。 そのためには、岡田監督が選んだ選手では残念ながら無理だ。方法は、代表のメンバーを大幅に変えるしかない。最初に目標をいう言葉を使ったが、「目標」は英語で「ゴール」という。サッカーもゴールを取るスポーツだ。だから、ゴールに向かうプレーができる選手を選ばなければ、目標は達成できない。ただ、これは勝てるチームを目指すのではなく、WCで戦えるチームを目指すことになる。ジーコ氏、オシム氏、そして岡田監督が日本代表のサッカーに空白の7年間を作ってしまったが、それを打ち破る突破口にするのだ。この目標が達成できれば、次の高い目標にチャレンジできるようになるだろう。 今回はここまでとし、次回は、上述した目標を達成できる可能性がある選手と可能性がない選手について具体的に述べたいと思う。
posted by ボウヤ |00:28 |
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Re:日本代表の目標:それはWCで戦えるチーム(その1)
コメント投稿者ID :
もういい加減、「ベスト4問題」はいいんじゃないかな。それを持ち出して議論すると、本質からどんどん離れていくような…。今の代表のサッカーでベスト4に行けるかも…なんて思ってる人はいないわけで、でも目標、というか「スローガン」的なもんは、高い方がいいっていう、小学生でもわかるようなシンプルな考え方で、目くじら立てて、否定するようなもんじゃないと思うんだが…。
posted by gus | 2009-06-19 01:10
日本代表の目標:それはWCで戦えるチーム(その1)
コメント投稿者ID :
なんか毎回揚げ足とりみたいですいません。おはよーございます。
今回も笑わせていただきました^^
>小さな目標を立てて、それを一つ一つ達成することで、
>その結果として最終的な目標に至るというのが管理者の仕事だ。
この部分だけ肯定できます。
目標に至るというか 導くって方がしっくりきますが。
ただし、これはサッカーに限ったことでは無いですよね・・・
あとgusさん・・・
ベスト4は「スローガン」的なもんでは 無いと思います。
達成は確かに難しいですが、
これをスローガンと言ってしまっては代表の成長はありえません。
突っ込みどころ満載ですが、あとの人に任せますw
次回の(その2)が楽しみです^^
posted by ふらっと訪問 | 2009-06-19 06:13
日本代表の目標:それはWCで戦えるチーム(その1)
コメント投稿者ID :
このブログは突っ込みどころ満載だから、何度か訪問しています。
gusさんや「ふらっと訪問」さんのように、「ベスト4」に関して、議論(口論?)してるのを、他のブログでも見かけるけど、「そんなのどっちでも良い」と思います。
そんなことよりも、日本代表がW杯でグループリーグ突破するためにどうすれば良いか、などについて議論したほうが良いと思いませんか?
posted by リアリスト | 2009-06-21 19:21
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