ジョルディのバルセロナ通信

対話による独立問題解決を求めるピケの会見全文

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スペイン代表はアルバニア、イスラエルとのワールドカップ予選を控えていますが、代表合宿初日の公開練習でカタルーニャの独立問題に関して観客からブーイングを受けたジェラール・ピケ(バルセロナ)が公式会見に姿を見せ30分にわたって報道陣の質問に答えています。以下はその会見の全文。

ジェラール・ピケ 「合宿の初日の公開練習は私にとって難しい状況だった。本来であれば自分たちを応援してくれるはずの観客が指笛やブーイングをしてくる状況は好ましいものではないからね。ただ、そういった状況を変えるために私はこの会見に出席している」

「スペイン、ここでいうスペインとは我々全てのことを指すが、私には私の考え方、意見があり、他の人にはその人のものがある。そういった事を認める尊重の心を持って話し合えば、意見が違う人々も解決策を見つけられるのではないかと信じている。まず代表に関しては、金曜日のアルバニア戦で勝利すればワールドカップへの出場がほぼ確定するから、その一戦で勝ち点3を得られるように全力を尽くしたい。」

Q:練習でブーイングをした観客はあなたの代表への忠誠に疑問を感じていたと思うが、彼らへのメッセージはあるか?

「私の代表への忠誠に疑問を投げかける余地はない。この15年間、代表にいてチームメイト、監督、トレーナー、ドクター、代表番の記者たちを家族のように感じてきた。その一員として参加することに誇りを感じてきたし、可能なタイトルを獲得するために全力を尽くしてきた。だから彼らへのメッセージは“疑問を感じる必要はない”ということに尽きる」

Q:日曜日の試合後に“自分が問題なら代表から退くこともあり得る”と発言したことに後悔はしていないか?

「後悔はしていない。この世界では皆いろいろな肩書を持って生活しているが、最終的に自分が生活している場所を基準に、得られた情報を元に自分で考えそれぞれの意見を持つもので、その意見は他人と違って当たり前だ。私はカタルーニャの独立に関して、住民は賛成、反対、無記載、いずれかの投票をするべきだと考える。一方でテニスプレーヤーのラファ・ナダルのように投票自体に否定的な人もいる。いろいろな考えがあって良い。話し合うべきなんだ。そうすれば解決策は見つかる。ただ、その取りまとめをするのはサッカー選手の私ではなく政治家たちだ。」

Q:違法な住民投票に投票した選手が、スペイン代表でプレーするべきではないという意見があります。

「私はカタルーニャの独立を支持する選手がスペイン代表でプレーすることに問題があるとは思っていない。第一にカタルーニャ代表はA代表として認められていないし、第2にカタルーニャの独立を望む人たちはスペインに対して敵意を持っているわけではないからだ。独立を求めている人たちは自分たちの国を持つことを望んでいるだけなんだ。カタルーニャの独立を望む選手も、ひとたびスペイン代表に招集されればスペインの勝利の為に戦ってきた。そこに何の問題があるんだい?」

Q:サッカー選手が政治について話すことは物議を醸すので好ましくないとは思いませんか?

「サッカー選手が政治について語ることはマイナス面が多いし、話さない選手のこともよく理解できる。しかしレストランのウエイターからスポーツジャーナリストのあなた方まで自分の職種を越えて政治について意見を持ちますよね。意見を持つこと、それを発言することはその人の自由だ。」

Q:ただ代表選手でありながら独立派の最前線で意見を言い続けるのは両立できないのではないですか?

「私は何も独立派の最前線にいるわけじゃない。独立を問う住民投票が行われることになって、賛成か、反対か、無記載か、住民はいずれかの意思を投票で表明するべきだという自分の考えを言っただけだよ」

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対話による独立問題解決を求めるピケの会見全文

国ごとに主張の仕方が違うのですが、主張が控えめな日本人と主張が強いスペイン人という状況の中で特に主張度が強いピケは日本の方にはすぐには理解されずらいパーソナリティなので、今回の会見内容が理解の助けになれば嬉しいです。

対話による独立問題解決を求めるピケの会見全文

はじめまして。マドリディスタの自分ですが、今回のブログは見てよかったと思いました。カタルーニャの独立問題について軽々しくコメントはできませんが、少なくともジェラール・ピケと言う人物を少し身近に感じる事ができました。ピケが反レアル・マドリーの狂犬みたいな男ではないという事、それが分かっただけでも自分には大きかったです。

対話による独立問題解決を求めるピケの会見全文

コメントありがとうございます。
翻訳に時間がかかりましたが、スペインで注目された内容だったので取り上げました。

対話による解決を求めるピケの会見(全文)

興味深い内容でした。ありがとうございます。

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