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LIFE。

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3連休中日のナイター、吹田の新スタジアム、前節の勝利が生む空気、etc.・・・。 様々な要因をしてアビスパサポーターは、近接のベアスタを除いての今期最多参戦者数をもってアウェイガンバ戦に乗り込んだ。
私もアウェイ磐田以来久々の生アビスパ。 そう毎回アウェイにもホームにも行けない岐阜県在住、この為に、日程発表時から時間と財布とを調整してきた。 サッカーが。 Jリーグが。 アビスパがある日常。 当たり前の生活が、スタジアムで蘇る。スタジアムはそういう場所であり、アビスパとはそういう存在だ。
一年前は大阪勤務だった。かつての職場近くに宿をとるというのは変な感覚だ。チェックインを済ませてから同様に家族旅行を大阪遠征と被せてきた兄一族と合流、万博へ。 仕事でこの近辺の道路はあらかた調査していて車でならどこにでも行ける自負があったが、そういえば電車移動はほとんどしたことがなかった。頼りにならないナビゲーターとして一行を振り回しながらモノレールを降りる。新スタまでの道のりは意外や意外でとても遠かった。これならレベスタから空港に行く方がよっぽど近い。次からは車を使おう。 散々歩いて辿り着いた吹田スタジアム、圧巻。 こりゃすげえ。 近い、観やすい、声の反響が半端ない。 まあそれでも、ゴール裏の傾斜や屋根・音響等を除けば、やはり私はレベスタの方がいい。スタジアム外の動線であったり駐車場の数と有料無料であったり屋台の有無であったり。福岡ドーム(ヤフオクドーム)と平和台球場の違いとも通ずる。ショーを観る劇場か、祭りに参加する会場か。 知人が「想像していたのとはイマイチ違かった。」と話していたのもおそらくはそういう点なんだろう。 でも、いいスタジアムだ。正直、羨ましい。 この日は23000を超える入場者。キャパも適度。そのうちの3000は確実にアビスパサポーター。 去年の長居に似た空気がそこにはあった。私が度々引用する石川啄木の詩のような、訛り懐かしゴール裏があり、人混みの中にそを聴きに行く自分がいる。吹田スタジアムのアウェイスタンドはこの時間だけ、まぎれもなく福岡。 久々の再会が多数、近況報告に話が弾む。通りもんと博多の女をお土産に頂いたりする。 これが日常だ。 アビスパのある生活。アビスパで繋がる人達との時間。


地域密着という言葉がある。 プロスポーツではよく使われる。Jクラブでも。 ただ、この言葉に対する私の認識は依然と多少変化している。 現状の地域密着とは、その地域に属さない別の物がくっついてきて地域に何かを施すことになってはいないか?やや上からの提供であり時には販促の営業活動。 気付かされたのは3ヶ月前、熊本を襲った大地震。 各界が被災地の支援に走る中、被災地そのものとして走り続けたクラブがある。ロアッソ熊本であり、震度7の直撃を受けた益城ルネサンス。 それまでも当然ロアッソとルネサンスは地元の看板を背負って闘っていた。 いざ地元が震災に襲われたとき、彼ら彼女らは地元そのものだった。サッカーの上手い兄ちゃん姉ちゃんで、結構有名な人もいて、避難所で一緒にボール蹴って、支援物資まで集めてきてくれるかっこいい人達。 衝撃映像の見込みがなくなり一斉にメディアが熊本から引き揚げたとしても、試合をすれば熊本の名前が日本中に流れる。熊本の魂を背負った地元の代表選手が闘っている姿を観ることができる。 先日、ロアッソは爪痕残るうまスタでようやくのホーム戦を開催し、セレッソに大敗した。 勝ち負けじゃない。 ロアッソが、熊本で、試合をする。 当たり前だった日常が、少しずつ戻ってきた、そのことに意味がある。 ルネサンスも芦北で久々のホーム戦を行い、こちらは7-0で勝利した。 どちらのチームのユニフォームにも、地元健康食品会社のロゴが光る。 熊本の名を背負った笑顔達がピッチや街を走り続けている。
勿論、災害なんてない方がいい。 そういう悲劇がなくても、地元にクラブがあることを喜びとし、勝ち負けを二の次に共に生きていく、それこそが本来のJ理念でありアビスパがサポーターとともに取り組んでいくべきことなんだろうと個人的に思う。 事あるごとに物議を醸す某専門紙アビスパ担当記者や、アビスパホーム戦のスカパー中継陣の姿勢が私と相容れないのもそういうところだろう。 LIVEとLIFE。 VとF。 都合よく言葉をチョイスすれば、VICTORY、VISUAL、VALUE、VOGUE、VAIN等が浮かび、対してFAMILY、FAIR、FIGHT、FOOTBALL、FUJIEDA、FUKUOKA等が並ぶ。 ・・・私はFの方がいい。


強豪ガンバに堂々と立ち向かったアビスパは、数度の危機を耐え、数度の好機を逃し、試合はスコアレスドローに終わった。 終了と同時に数人の選手はピッチに倒れ、私もスタミナ切れでへたりこみ、アビスパサポーターは最後まで走り抜いた仲間の奮闘に拍手をおくり、ガンバサポーターはスカパー実況アナウンサー同様の認識で年間最下位相手の取りこぼしとしてブーイングを浴びせた。
とある専門誌はこの日ターゲットマンとして空中戦を競り合い数度の決定機を作り攻守に走り抜いた城後に5点という低評価を与えていた。 やはりサッカーの専門家とサポーターでは、求めているものが違いすぎる。私なら7点以上は与えていた、それくらいに城後寿は闘っていた。 前述のアビスパ担当記者が複雑な文章で紹介していた神山は、1割減ったキック距離と3割増したキック精度で大きなミスもなく、「神セーブ神セーブ言うけど、あれくらいは神山なら当然でしょ?」的に安定したプレーで、最後方でガンバの攻撃を弾き返しきった。一応古巣への恩返し。 水輝はパトリックを抑えきり、ヒョヌンは走力で芽を摘んだ。前半は耐えていた両SB亀川實藤、後半の攻撃参加から幾度となくチャンスを作った。 三門というコントローラーは適応性が高く、体調管理にだけは気をつけてほしい。 冨安タケ。五輪帯同でタケが抜けるのは痛いな。5年後、フル代表にいるであろう逸材。ちなみに私が開幕戦前日に帰省した際の香椎線に乗っていたのがタケで、「ああ、開幕メンバーには入れなかったか。」と思ったのは今だから言える。 同じように5年後日の丸と去年の初練習時に感じた邦本は、あと4年どころかもっと早く呼ばれるかもしれない。モノが違う。タイプこそ違うが、高卒ルーキー中村俊輔が加入した時の横浜サポーターはこういう心境だったのではないだろうか? 金森はどこまでいくのか?後半のシュートは決めなければならないところだった。今期はこれまで以上にシュートコースを意識しているようにみえる。克服し続けるプリンス、そろそろ長期契約を結んでおかないと。 為田は米倉を意識してか守備にまわらされていた。ただ、バランスが取れていたからこそ後半ロスタイムまでプレーしていたんだろう。為田のそれがあったからこそわずか数分で勇太が活きた。 将生のランニングは前線を活性化させる。先発はこのまま将生でいいんじゃないか?後から坂田やウェリントン、タメを作れる選手で試合終盤の主導権は握りやすくなるだろう。 おい大輝、相手のユニ引っ張って倒してイエロー貰っておいて厚かましくも審判に抗議している7番に、ファールにならないディフェンスのやり方教えとけ! アビスパスクール出身の井手口、陽介コール聞こえたか?


勝てなかった悔しさは、闘い抜いた充実感が打ち消した。 吹田スタジアムからの長い長い帰路を、多くのアビスパサポーターは満足げに歩き、歩きに歩かされてちょっと不満を漏らしていた。 そのまま家路につく人もいれば、泊まりで翌日の大阪観光を楽しみにしている人もいる。 私はと言うと、観戦ブランクもありフラフラでホテルに戻り夜の大阪はキャンセル。翌日はグリコと食い倒れと通天閣と大阪城の弾丸ツアーで昼過ぎにはライフゲージが0、ヘロヘロになって岐阜に戻りバファリン飲んでとりあえず寝た。本当に疲れた・・・。
そうやってアビスパサポーターは休日を楽しみ、連休明けからは職場や学校やハッチなどで大阪話に華咲かせ、そうこうしているうちに次の試合がやってくる。 鳥栖戦には行けそうにない。仲間に託します。次の生アビスパは瑞穂だろう。 それでも、アビスパで繋がった人達がいて、アビスパを糧に遠く福岡を離れて生きている自分がいて、アビスパが福岡にある。 どんなに苦しい時でも、心の中にいつもある。 大好きなチャントの通りだ。

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