欧州サッカーを紐解いていくブログ

日本対イタリア~日本の守備を中心に~

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 久々ブログ。もうほんと久々です。一年以上経ったのかな? 
 社会人になり、サッカー見る時間が大幅に減ってしまったのですが、ちょっとアウトプットしたくなったので突然のブログ更新となりました。(笑)

 ほんと気まぐれですいません。


 と、いうわけで(?)早速コンフェデレーションズカップ、日本対イタリアの試合を振り返ってみようと思います。
 正直悔しい試合でしたが、その思いはあえて封印して、システムのギャップに焦点を当ててみようかなと。

 スタメンはこんな感じ。なお、アクイラーニは前半でジョヴィンコと交代となりました。
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■日本の守備  ザックはイタリアに対し、どんな守備のメソッドをしいたのでしょうか。コンセプトは非常に明確だったと思います。ビルドアップに参加するMF(主にピルロとデロッシ)にプレッシャーを与え、ゲームの主導権を奪う。これに尽きるでしょう。  まず、日本の守備の起点となる本田と前田は、ピルロへのマークを最重要任務としていました。都合上、本田がピルロをチェックするシーンが多かったですね。また、下がってボールを受けたがるデロッシに対して、前田がパスコースを防ぐシーンも目立ちました。  イタリアの心臓にボールが渡るのを防いだうえで、本田と前田のどちらかは相手最終ラインにもプレッシャーを与える。一方がピルロをチェックし、もう一方がボール持ったDFにチェック、といったシーンは度々見られました。  ただ、これだけではちょっと無理があります。理由は簡単で、人数不足。バルザッリ、キエッリーニ、ピルロ、デロッシに対し本田と前田だけでは、日本の前プレは層の薄いものになってしまいます。  ここで注目してほしいのが、前半31分のシーンなんです↓
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 都合上、前田の守備が遅れ、本田はピルロを警戒。ではボールを持ったデロッシに対して誰が行くのかといえば、遠藤がプレスを仕掛けているんです。  日本のボランチはバイタルを空けることを恐れず、果敢に前に飛び出していく。前プレにリスクを冒して人数を割くことで、日本は数的不利問題を緩和しようとしました。前半38分にも、長谷部がボールを持ったピルロにプレッシャーを与えてます。  ただし、距離の関係もあり日本のボランチが相手セントラルMFにプレッシャーをかけるのは厳しいケースが。そんな時は、サイドMF(香川と岡崎)がイタリアのセントラルMFに詰め寄っていきます。この場合相手サイドバックを解放してしまうというリスク(下図参照)が生じるのですが、逆に日本の守備の優先順位がはっきりしていた、といえるでしょう。
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 前半39分のシーン。結局、ピルロがマッジョに素晴らしいロングパスを通し、日本の前プレはかわされてしまいました。最終ラインまで下がったピルロに対し、日本は疲れもありどうしてもプレッシャーをかけきれませんでしたね。    まとめると、、、  世界屈指の指揮者を擁するイタリアに対し、リスクを冒した積極守備を行う・・・。ここに日本代表の“勇気”があったと思います。  ただし、 イタリアは最終ラインが大きくひらいて日本のプレッシャーを避けたり、キエッリーニが積極的にボールを運んで組み立てに参加することで日本のプレスをかいくぐっていたかな、とも。日本はリスクを背負いましたが、それでもビルドアップにおいてイタリアが数的有利であることには変わりありませんでした。イタリアが日本のプレスをかいくぐって支配率を高めていくのか、それとも日本のハードワークが勝るのか、というような状況だったと言えるでしょう。 ■イタリアのねらいどころは?  さて、前述したように、日本のボランチはDFの前のスペースを空けることを恐れず、積極的に飛び出していきました。遠藤はよくデロッシにプレスをかけに行っていたし、モントリーヴォがサイドに流れた時なんかも、必要とあらば長谷部が追っていっていました。  というわけで、日本のDF陣の前にはボランチ一人だけなんてことがよく見られるようになります。イタリアは、層の薄いこの箇所を突こうとしました。バロテッリとジャッケリーニは度々侵入していたし、バイタルエリアへの縦パスも多かった印象です。
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 ただ、結論からいうと日本がよく守っていた。イタリアの攻撃陣をきちっと捕まえて楽にボールを触らせませんでした。ジャッケリーニなんか度々バイタルに侵入してきましたが、日本のDFはしっかりプレッシャーを与え、自由を与えなかったですね。バロテッリには手を焼きましたが、今野あたりがしっかりチェックしていた印象です。中央に移動したジャッケリーニ対して内田が、サイドに流れたバロテッリに対して今野が、それぞれ深くまで追っていくシーンがあったのは印象的でした。 ■イタリアの守備と日本の攻撃についてさくっと  ではイタリアの守備はどうだったのか?  結論からいうと、日本に比べれば消極的な守備をしていたと言えるでしょう。  前線はジャッケリーニが積極的に日本のDFにプレスをかけにいきます。ただ、バロテッリが守備に消極的で、イタリアのセントラルMFもリスクを冒して前にプレスをかけにいくことは少なかった。アクイラーニの守備もよくわかりません。ですので、どうしてもイタリアの前プレは薄っぺらいものになってしまいます。  また、日本の攻撃においては香川のポジション取りが良かったかな、と思います。  具体的に言うと、香川は度々デロッシの背後を狙っていたのですがかなり効果的でした。  仮にデロッシが前に出てプレッシャーをかけにいこうものなら、日本はデロッシの背後に侵入した香川までボールを運べば、一気にチャンスになる。こうなると、デロッシも香川を警戒して、積極守備ができなくなります。その結果、日本のボランチへのプレッシャーが弱まる。  また、日本はボールの避難先も把握していたかなと。この試合、日本代表はサイドチェンジを高く意識していました。理由は簡単で、イタリアの布陣だと逆サイドにスペースが空きやすいからです。  ほかにも、 ・香川は必要なら下りてきてビルドアップに参加してくれる。 ・イタリアの前線が遠藤と長谷部をチェックするならサイドバックへのプレッシャーが弱まるので、内田か長友を利用すればいい。 ・日本の前線にはキープ力がある、 などといった理由もあり、だからこそ、日本は支配率を高めることができたと言えるでしょう。 ■まとめ  というわけで、得点とかガン無視して、イタリアが逆転するまでの両者の攻守について書きました。  イタリアは、逆転した後ジャッケリーニを右サイドMFにして4-4ブロックをしいてカテナチオしてましたね。ただ、ひきこもったイタリアから、日本が同点弾を挙げたのは素晴らしいことだと思います。それだけでなく、前半では2得点奪って試合を優勢に進めるなど、日本代表は確実に前進しているのかな、とも。      ただ、、、 勝ちたかったですね。悔しい限り。  メキシコ戦で、日本が世界の脅威に成り得る存在であることを改めて証明してほしいところです。 ■今後の更新について  今後のブログについて、更新はあまり期待しないでください(”期待”なんておこがましい発言ですが。。)  サッカーに割ける時間も限られてきましたので、なんか情熱が膨れ上がった かつ 時間がある時に書きます。(笑)    要するに、気まぐれです。気まぐれブログ。ごめんなさい。。    さて、チェルシーはモウリーニョが復帰しました。早速移籍に関して色んな(飛ばし)記事が出回ってますね。  今夏はチェルシーが大きな注目を集めることは間違いないでしょう。  個人的には、来シーズンはオスカルに期待してたりします。。




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チェルシーとジョー・コールが大好きな新社会人。

サッカーライターを目指していたのだけれど、色々考えるところもあり今はIT系の会社で働いております。
社会人になってサッカーに割く時間が減ってしまいましたが、何とかチェルシーと日本代表は追っていきたいなあと考えているところです。


なお、こちら気まぐれブログとなっております。ご了承ください。
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