Halos In Another Sky

転機を得た、パーカー・ブリッドウェルのメイクアップ

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<エンジェルス選手紹介>

パーカー・ブリッドウェル

現在25歳。2010年のMLBドラフト9巡目(全体268位)でボルティモア・オリオールズから指名され、プロ入り。

ブリッドウェルは高校時代、フットボールとバスケットボール、ベースボールを中心に活動し、フットボール選手として奨学金を得ることで大学に進学することができました。

オリオールズにプロ野球選手としてドラフトされた時、彼は他の2つのスポーツに比べてベースボールに力を入れていませんでした。「ファストボールの握り方もあんまりよくわからなかったかも」とジョークを言うほど。

そんな選手のマイナーでのスタートは想像の通りうまくいくはずがなく、初めてのフルシーズンは5.26ERA。その翌年は5.98ERA。

ブリッドウェルはアスリートとしての人生で何度も挫折を味わってきました。自分が決して諦めるような男ではないと思っていた2年前、彼は自分の父に絶望に打ちひしがれる中で電話をしました。

マイナーでの辛い生活、何度やっても打ち込まれ結果を残せずいる日々の中で、野球選手をやめ、もう一つの夢、地元テキサスでクォーターバックとしてプレーする準備をしようと思い立ちます。

「それはやめたほうがいい選択だ。みんながお前は良い武器を持っていると言っている。他のどんな奴とだってお前は張り合える、って説得しようとしたんだ」と父キース・ブリッドウェル。

父の言葉もあり思いとどまり、ようやく結果を出せたのはプロ入りから5年後の2015年2Aに昇格して3.99ERAという成績を残した時でした。

そして去年はオリオールズでリリーバーとして念願のメジャーリーグデビューも13.50ERAと滅多打ち。

今年の4月にDFAされエンジェルスとの金銭トレードで移籍して来ました。

2017年シーズンも、マイナーにブリッドウェルが来た時、ほとんどの首脳陣が彼に何も期待していませんでした。

マイナーでの今シーズン成績も5.13ERA。今年のエンジェルスが計6人の先発の故障者を出さなければ、おそらくもう後がない彼のキャリアはそのまま終わっていたかもしれません。

ボルティモアでは先発での芽は出ないと評価をされリリーバーに回されましたが、エンジェルスでは先発起用だったことも流れを変えました。

エンジェルス今季8人目のスターターとして昇格して以降、防御率2.88。リリーバーとして出場した1試合以外の11試合の先発で、7勝1敗、チームはその間10勝。

ランナーを出しても大きく崩れず、小さく息を吐き、淡々と投げる姿は、昨年までいたエンジェルス不動のエース、ジェレッド・ウィーバーを彷彿とさせます。制球力はマイナー時代から改善され、今季は2.1BB/9。

実際に7回途中を投げ1失点、8Kと好投したレイズ戦では、敵将キャッシュ監督が「ウィーバーのようだった。うちの打撃陣は彼を攻略する糸口を見つけられなかった」という旨のコメント。

今でこそ先発ローテーションの一角としてクラブハウスにいますが、当時を振り返りブリッドウェルは「自分が必要なほどに強い精神を持ち合わせていなかったんだ」と語ります。父が崖っぷちの自分に対して必死に勇気を与えてくれたことを転機に新たな考え方にシフトし、態度も変えることができたことで、「初めて自分が何者かを知ることができた」

エンジェルスに移籍直後、チームは彼を再び先発にするため2Aで数試合調整させ、すぐに3Aへ。ソルトレイク・ビーズは彼をテキサスでのラウンドロック戦に送り込みます。一度もブリッドウェルの投げる姿をみたことのなかった、彼の祖父が住む場所でした。そして祖父は無事に孫の登板試合を観戦することができましたが、その翌日、心臓発作でこの世を去ることになりました。

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メジャーリーグのロサンゼルス・エンジェルスを応援しています。好きな選手はジェレッド・ウィーバー(移籍)、マイク・トラウト、アンドレトン・シモンズ、コール・カルフーン。
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(09月18日現在)

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