2009年12月08日

森陽介の話題を三つ 〜ホペイロの憂鬱 JFL篇〜

■ひとつめの森陽介

  • 11月のヤマザキナビスコ・カップ決勝後の表彰式問題で川崎DF森勇介(29)クラブから出場自粛処分を受け、来季の契約延長は微妙な情勢だった。クラブ側は同問題後、森の態度などに改善が見られ、今後は社会貢献活動にかかわりたい意向を持っていることも評価。主力選手では異例の半年契約を提示した。取材に対し、森は「(表彰式問題は)反省しています。ありがたい提示だし、前向きに考えさせていただきたい」とコメントした。1*

た、確かに、、前節川崎vs新潟戦での森は「お前、そんなタマとちゃうやろ」って言いたくなるくらい生まれ変わった品行方正プレーヤーでしたけど。。。う〜む
半年契約というところが何とも微妙な契約ですね。。。。

■ふたつめの森陽介

  • J1広島MF柏木陽介(21)がJ1浦和に完全移籍することが7日、決定的となった。近日中に浦和から正式発表される。今季限りで広島との契約が満了する柏木は浦和からオファーを受け、複数年契約を提示するなど慰留に努める広島残留か、浦和移籍かの決断を迫られていた。2*

今季リーグ戦4位になった広島。もしかしてACL出場の可能性があるのに、無冠の浦和へですか。う〜む
これは二転三転ありそう。どっちにしても決断はかなり遅くなりそうですね。。。。。

■みっつめの森陽介

ホペイロ最近読んだ本が面白かったので紹介します。
タイトルは『ホペイロの憂鬱 JFL篇』井上 尚登 (著) 。3*
織田裕二主演で映画化された『T.R.Y』の作者が書いた本。作者はサッカー大好きの人みたい。スポーツ通でコラムも書いてるとか。

舞台はJFLに所属する架空のプロフットボールチーム『ビックカイト相模原』。
そこでホペイロ兼何でも係の青年・坂上栄作という主人公が、いろいろ起こるトラブルを解決するという、ほのぼのフットボール系ミステリー小説。

登場人物たちがとてもユーモラスでクスっと笑えるエピソード満載。
例えば
茶髪でチャラ男と呼ばれるお水系姉さんたちに人気の選手の名前が『森陽介』(笑)。たぶんあの人とあの人の名前を組み合わせたんだろうなとすぐに予想できるキャラクターが登場してたりだとか、
浦和の坪井慶介は多摩出身だがサッカーがやりたくて町田の少年サッカークラブに所属してたとか、そういう物語の本筋とは別のどうでもいいネタがそこここに転がっていて、そこが面白いっていうか。騒霊のツボに嵌った感じです。

  • カンガルーの足
  • ヤム芋ストライカー
  • 迷惑フラッグ
  • 忘れ物リング
  • 盗まれポスター
  • 行方不明ベア

の6編連作のショートストーリー。中でも騒霊の気に入った話は練習着のポッケに忘れられた指輪の持ち主を探す「忘れ物リング」とJ2昇格がかかった大一番の前に勝利のジンクスのテディベアが失くなった話「行方不明ベア」。じわっとくるよ。
たぶん読み終わったあと、あなたはビッグカイト相模原のサポーターになってみてもいいかなって思いますよ、きっと。

一応ライトノベル。昔でいうジュブナイル。子供向けの本。なのでお話は基本ベタ、子供騙しみたいなとこはありますが、あだち充の漫画が好きな人はたぶん面白いと思う。漫画みたいにキャラたちが立ってるし、ほのぼのまったり系好みの人にお薦め。これからのオフシーズンの合間に一読してみてはいかがでしょうか。


関連記事

  1. 来季の戦力外選手なし、森に半年契約提示/フロンターレ(カナコロ)
  2. 広島MF柏木 浦和への完全移籍決定的(デイリースポーツ)
  3. ホペイロの憂鬱 JFL篇 /井上 尚登 (著)  (東京創元社)

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2009年12月06日

新潟は「ギャフン」とも言わなかったし「けちょんけちょん」にもされなかった。

ついに最終戦がやってきました。
リーグ戦34試合。長かったシーズンがこれで終わると思うとやっぱり寂しいです。

今日の対戦相手はFC東京。
開幕戦に快勝したチームです。
それなのに今何故か新潟より上位の順位にいます。う〜ん、なぜだろう、、考えたくない。思い出したくない。(苦笑)
試合前に長友君から「ギャフンと言わせる1*」と挑発されるし。権田君からも「けちょんけちょんにしたい2*」と上から目線で発言されるし。さすがナビスコ王者になるということが違います。(悔しい〜)

試合はというと、雨まじりでいかにも冬が来る前の天気。
序盤は新潟ペースだったんですけどね。あれ?って感じで中村北斗に先制点を入れられて、もう流れは完全に東京ペース。特に後半は東京イケイケで新潟タジタジ。危ないって叫んだ人も多かったんじゃないかな。でも実はそんな中でも新潟のGK北野が当たってたんですよね。
決定的なゴールを何本か止めてて、後半35分の平山のシュートを止めたとこ辺りからかな。
たぶん東京の運動量が落ちたせいもあるんでしょうけど、新潟が息を吹き返し始めた。
美しい攻めって訳じゃないんだけど相手のアタッキングサードでボールを展開できるようになって
で後半44分の松尾のゴール3*ですよ。
もーーーー。超ーーーサプライズ。。って感じで、超盛り上がり。残念ながら逆転とまではならなかったんですが、まあそれも仕方ありません。今の実力ですから。

考えてみれば昨日の試合は、新潟の主力のマルシオ。大島。本間がケガや出場停止で不在。ある意味別のチーム。対して東京は一応今現在のベストメンバーとも言える布陣。そんな相手に1−1の引き分けで終われた4*ことは、よくやったと考えるべきかなと思いますね。


 
【今年の新潟の戦績】

  1. aF東京 4○1 2(3)
  2. h鹿島 2○1 2(6)
  3. a大分 0△0 1(7)
  4. h横浜FM 2○1 1(10)
  5. a京都 0●1 3(10)
  6. h広島 3△3 3(11)
  7. a大宮 1○0 2(14)
  8. h千葉 2△2 3(15)
  9. a浦和 0●1 6(15)
  10. h磐田 3△3 5(16)
  11. a山形 1○0 4(19)
  12. h神戸 2○0 3(22)
  13. h清水 0●1 3(22)
  14. aG大阪 2○0 2(25)
  15. h名古屋 2○1 2(28)
  16. a柏 4○0 2(31)
  17. h川崎F 2△2 3(32)
  18. a横浜FM 1△1 3(33)
  19. h山形 1△1 2(34)
  20. h大宮 0△0 3(35)
  21. a清水 1△1 3(36)
  22. hG大阪 1●2 3(36)
  23. h京都 1●2 5(36)  ←PJ移籍
  24. a名古屋 0●1 6(36)
  25. a千葉 1○0 6(39)
  26. h大分 0△0 6(40)
  27. a広島 2○1 5(43)
  28. a鹿島 1○0 5(46)
  29. h浦和 0●1 5(46)
  30. a神戸 0●1 6(46)
  31. a磐田 2○0 5(49)
  32. h柏 0●1 7(49)
  33. a川崎F 0●1 8(49)
  34. h東京 1△1 8(50)

○勝 ●敗 △引分 h:ホーム a:アウェイ 順位(勝点) 


戦績を見てもらえば分かる通り
結局PJが移籍の23節以降。
引き分けが1回しかない。
得点も2点までだし失点も2点まで。
つまり新潟の選出は失点しないこと負けないことを狙ってる訳で
勝ちを落とす引き分けもなければ負け試合を引き分けに取り戻す反発力もないというのが前節川崎戦までの流れでした。
それが引き分けとはいえラスト土壇場で同点に追いつく、これはある意味ひとつの壁を乗り越えたと思ってもいいんじゃないかな。いや多分そうです。そうだと信じましょう。

PJが移籍して以降の勝ち試合は4試合の千葉戦、広島戦、鹿島戦、磐田戦にしても、けして新潟が強いというより相手が低調の時に戦って勝てたともいえる訳で、トレンド的にはPJが抜けたあとの新潟は弱いチームであると思うべきなのです。
だからこそ、昨日の引き分けはとても大きなことだと騒霊は思うのですよ。

まあ東京は5位で新潟は8位。順位としては負けですが
対東京でいえば今年の対戦成績は1勝1分けの負けなし。
06年は2勝。07年は2勝。08年2敗。
トータルとして5勝2敗1分けと鈴木淳アルビでは圧倒的にカモにしてる訳ですし、それに長友君や権田君の鼻を少しへし折ってやれたのではないかと(笑)。

7位以内の賞金をゲットできなかったのは残念ですが、
まだ新潟は天皇杯もあるわけで、そっちに切り替えましょう。
天皇杯でタイトルを取る。夢は大きく持たなくっちゃね。ポジティブ、ポジティブ。

それから
東京サポさんには遠路はるばる新潟までたくさんの方に来ていただいてありがとうございました。
すごいですね。浦和には及ばないですがそれに近いくらいの数でした。東京サポおそるべし。
勝ち点3というおもてなしは出来ませんでしたが、まあ新米の季節ですし、今年は野菜も果物も豊作とか聞きます。きっとグルメの方で満喫してもらえたのではないかと思うのですが。またぜひ新潟にいらしてくださいね。
来年のJリーグでまた会いましょう。


関連記事

  1. 東京長友が新潟戦へ「ギャフンと言わす」(日刊スポーツ)
  2. GK権田“ロンドン前哨戦”で雪辱誓う(スポニチ)
  3. 東京 涙の終了間際同点被弾 5位で終了 ACLも消えた J1第34節 12月5日(土)vs.新潟(中日スポーツ)
  4. スコア速報 新潟対東京(日刊スポーツ)

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2009年12月01日

フランスの歴史からギラヴァンツ北九州を想ふ

太く短く生きるのと
細く長く生きるのはどっちがいいですか?

細く長くと思った人たちにお薦めの本。

佐藤賢一の「カペー朝」1*(講談社現代新書)。学生時代は日本史選択だったのでフランスの歴史って門外漢なんですけど、まじ面白かったです。

cape簡単に説明すると、
10世紀 西フランク王国が崩壊してから、それを継承した形となったのがフランスのカペー朝。
フランスが国として伸びてきたのはちょっと後からの5代目のルイ6世の頃からなんだけど、カペー朝の始祖ユーグカペーを含めて最初の4代は王たちの統治はとくに可もなく不可もなくって感じだったという。
それでもあえて彼らの功績をあげるなら彼らが『長生きした』ことなんだとか。
ユングカペー後の、ロベール2世の在位が35年。アンリ1世が29年。フィリップ1世が48年。それぞれ存命中に息子の戴冠式を行い父王と子供の王とで共同統治の形で長期にわたって治世を安定させたという。

中世という過酷な時代の中で凡庸とはいえ長く続くというのはやはり凄いことだと言わざる負えない。たぶんそれぞれの王には失敗も成功もあったはずだ。それなのに
カペー朝の家系が15代341年と後世まで長く続いたことを考えれば、ある意味この創成期の時期の普通の王たちが新興国家を普通に運営したことこそ、もっとも大きな功績だったのでないかと筆者は評している。

日本的に言えば信長が桶狭間で勝って天下布武が言えたのも父信秀がいたらばこそという。
簡単に言うとそんな感じの本です。

閑話休題。

ギラヴァンツ北九州がJ2に昇格しました。
で昨日会見があってその中2*で北九州の社長さんがこんなことをいっていた。

『今後のクラブ運営については、経営的には地域密着型の経営をしていきたいと思っています。そしてもうひとつは身の丈経営ということです。収入の範囲内で費用を使っていく、絶対に赤字にはしない、しかし、身の丈は毎年、毎年、大きくしていく、そういう経営をしていきたいと思っています』

まあ今年Jリーグでは『あってはならないこと3*』とまで言われた大分のような粉飾経営が発覚したばかりだから
そう言うのも当然ですよね。くどいかもしれないけど、やっぱり身の丈でコツコツやっていくのは大事だと思う。
小さなミスはしても根幹を揺るがす博打のようなことまでする必要はない。
少なくても基盤が安定した頃に次の世代でジャンプすればいいのだ。
フランスの「カペー朝」のように。

北九州の社長はこんなこともいってます。
『(ギラヴァンツの)そのモデルとしているのはアルビレックス新潟です4*。新潟には4月に市役所の方と一緒に2日間、視察に行ってまいりました。新潟は地域密着型のクラブですし、総合型スポーツクラブとしてやっていますし、我々が目指す方向は新潟だと思います。しかし、一足飛びに新潟のようなクラブをつくることはできませんので、10年位時間をかけまして、じわり、じわりと近づいていこうと思っています。』

いち新潟サポから言わせてもらうとちょっと新潟を買いかぶり過ぎですって、、つい言いたくなってしまう。
Jには鹿島とか浦和とか川崎とか、もっともっと目標にすべき強いチームがいっぱいあるのに、なんかとても恐縮ですよ。

なんか新潟もギラヴァンツに追いつかれないように、その歩みを止めないようにがんばりたいなと思います。。ちょっと勇気を貰えました。

最後になりましたが
ようこそJリーグへ。よろしくギラヴァンツ北九州。


関連記事

  1. 佐藤賢一 (著) 『カペー朝―フランス王朝史1』 (講談社現代新書)
  2. 【ニューウェーブ北九州:Jリーグ入会おめでとう!】Jリーグ入会記者会見での横手敏夫社長コメント(09.11.30)(J'sGOAL)
  3. Jが大分に6億円を融資…返済期限なし(スポニチ)
  4. 北九州クラブづくりは新潟がモデル(日刊スポーツ)

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